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~ 迫りくる危機 ~
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目の前に立つその光景は、漆黒の闇を表すような 不気味な部屋だった。
真堂丸が刀で黒い襖を斬ろうと構えた瞬間
部屋の中から発っせられた異様な殺気
その殺気に一瞬躊躇した。
すぐに分かった、この部屋の中にいる者の只ならぬ強さを。
だが、もはや何者も真堂丸を止めることは出来なかった 黒い襖は直ぐさま真っ二つに叩き斬られる。
襖は斬り開かれ、中の光景が斬り開かれた間から、ゆっくり ゆっくり、はっきりと真堂丸の視界に入りはじめた。
真っ黒の部屋
それは天井から床まで、全て黒に塗りたくられた不気味な部屋
天井には全裸の女たちが殺されぶらさげられている
その奥に女がいた。
狐の面をかぶり、キセルを口に加え
勢いよく煙を吐き出し、何やらブツブツ言っている
常人ならこの時点で、恐怖におののき腰が抜けてしまうだろう
いや修羅場をくぐった屈強な男達ですら、その女の醸し出す重苦しく気味の悪い空気感に心底震えあがり何も出来なくなるだろう。
だが真堂丸は一瞬たりとも動揺せず、すでにその女に刀を向けていた。
「貴様、何をしたか分かるか?妾の大切な部屋を傷つける奴がこの世にいるとはなぁ フフフ 千回殺しても気がすまないねぇ」
「扉を開けいきなり妾を目にし、この光景を見て微動だにせず、大した男じゃないかい、貴様が真堂丸という男かい」
狐の面をかぶる女は立ち上がった。
凄まじい威圧感
「あー腹正しいねぇ」
殺され吊るされている女の身体を何度も斬りつけはじめた。
「こんなものですむと思うな」
口元は不気味な笑みを浮かべた。
ニヤリ
城の中の兵隊達は全力で駆け回っている、まさかたった一人の男に。
こんなにかき乱される事があろうなど、誰一人思っていなかった。
「奴はどこだ探せ 探せ」
そこは、城全体を見渡せる場所
「で、どこのどいつらだい?」
秀峰は答えた
「一人の男ですよ骸さん」
骸の血はそれを聞き突然騒ぎだす。今や、その好奇心はもうおさまえられなくなっていた。
「誰だよ?」
「真堂丸」
「きいた名だ、俺の少し後、ずいぶん世間を騒がせた男じゃねえか 生きてやがったのか」
「骸さん、一緒に」
秀峰がそう言い終わる前に、骸の刀は秀峰の首一ミリと離れぬところに突きつけられていた。
「手を出したら殺す」
「フッ、そう言うと思ってましたよ」
秀峰もまた、何の驚きも見せず、ピクリとも動かずそこに立っていた。
真堂丸の居る場所は炎に包まれ、腕は斬られ血を流し、視界はぼやけていた。
この女、想像以上の手練れだ。
燃えさかる炎
女狐は部屋に火を放ち、見事な刀さばきを見せていた。
闘いながら真堂丸はここに文太が居ないことを見極めていた
一瞬の隙をつき、この場を離れようとしたがそう甘くはなかった。
女狐に隙がなかったのだ、そして思うように動かぬ身体
突然真堂丸の刀は床に落ち、その場に倒れ込んだ
「?」
燃えさかる炎の中
女狐は真堂丸の首を掴み片手で持ち上げる
「なんだい?手負いかい」
「まずは、死にな」
その瞬間だった、床に落ちた刀を足で上にはじき、すかさず手に掴んだ真堂丸
「貴様わざとかい」
「うおおおおおおおっ」
スパアアン
それは刀が空を斬る音
「甘いねぇ」女狐は刀をかわしていた
そして、直ぐさま凄まじい速さで己の刀の柄の部分を真堂丸のみぞおちに打ち込んだ
真堂丸は、炎を突き抜け壁を破り吹き飛んでいく
「さて、首をはねに行くかい」
真堂丸が吹き飛んでいった方に歩いて向かった女狐は驚いた
「いない」
その時、はじめて気がつく
「奴の狙いは最初からこれだったのかい」あまりの怒りで口元は噛み締められ血がしたたりおちていた。
「待っていろ文太」
思った以上に傷をおった。
身体を持ちあげるよう、再び城を走りはじめる真堂丸
その頃、城の入り口には
「道来さん 目の前の光景見てますよね」
「ああ」
二人には信じられない様な、今まで抑えてた気持ちがこみ上げていた。
あの大帝国の本拠地が煙をあげている、こんな光景を目にすることを誰が思い描けたろうか?
「真の兄貴、やっぱ兄貴はスゲえです」
太一は黒い煙をあげ、騒がしく叫んでいる城の様子を前に叫んだ。
「覚悟はいいか、太一?」
「もちろんです」
道来、太一、二人は城にいる大切な仲間のもと、命を懸け全力で向かう。
その頃、文太は牢を壊そうと必死にもがき、手は血まみれになっていた。
「貴様なぜそこまで奴を・・・聞いただろ、奴は手負い、ここまで来れねえよ」
「真堂丸は必ず来ます、だから少しでもこの牢を壊しやすく出来る限りのことをする」
「馬鹿かおめぇは、かりに来た所で俺がいるんだ、どうやってお前を救うって言うんだ」
文太の返事はなく、ひたすら木の牢に己の拳を打ち込んでいた。
雷獣は実に気に食わなかった
何故なら、己が見て来た世界とは異質な関係がそこにはあったからだ。
裏切り、騙し 疑い 生きてきた。
あいつも、そうだったはずだ。
少なくとも俺の知っていた奴はそうだった。
だが、どういうことだ
信頼 明らかにこの二人の関係はそれを基盤に成り立っていた。
大事なもの?
「あー気に食わねえ 気に喰わねえ 気に食わねぇ 気に喰わねえ」
雷獣は叫んだ
「ぶっ壊してやるよ、全部」
その時、またしても兵隊がなにかを報告に部屋に
「新たな情報が」
「なんだ?」
「侵入者が女狐様の部屋を叩き斬り、一戦交えたとの報告が、それに骸様が城に先ほど到着致しました」
「女狐さんの部屋を叩き斬っただと?あの野郎相変わらずイかれてやがるな。それでどうなった?」
「侵入者を取り逃がした女狐様が怒りに暴れ、手がつけられない状態で我々の兵隊が次々に斬られています」
「お前も、女狐さんを なだめにすぐ向かえ」
「はっ、はい」
「小童きけ、お前らはもうダメだ、骸さんが到着した。あの人が来て侵入者を取り逃がすことはない あの男は本物の化け物だ」
僕はひたすら牢を全力で殴りつづけていた
ハアハア
真堂丸は、依然走り続け文太を探している
だが、ある廊下 突然足をとめたのだ
なぜなら、目の前に全身を白で包む存在が立っていたからだ。
「見ィツケタ」
その声の主の名は骸といった。
野獣のような男はすでに刀を抜き真堂丸に刃を向けている
真堂丸もまた すでに刃をその男に向け立っていた。
二人は睨みあい
不穏な空気が辺りを包んでいた
真堂丸が刀で黒い襖を斬ろうと構えた瞬間
部屋の中から発っせられた異様な殺気
その殺気に一瞬躊躇した。
すぐに分かった、この部屋の中にいる者の只ならぬ強さを。
だが、もはや何者も真堂丸を止めることは出来なかった 黒い襖は直ぐさま真っ二つに叩き斬られる。
襖は斬り開かれ、中の光景が斬り開かれた間から、ゆっくり ゆっくり、はっきりと真堂丸の視界に入りはじめた。
真っ黒の部屋
それは天井から床まで、全て黒に塗りたくられた不気味な部屋
天井には全裸の女たちが殺されぶらさげられている
その奥に女がいた。
狐の面をかぶり、キセルを口に加え
勢いよく煙を吐き出し、何やらブツブツ言っている
常人ならこの時点で、恐怖におののき腰が抜けてしまうだろう
いや修羅場をくぐった屈強な男達ですら、その女の醸し出す重苦しく気味の悪い空気感に心底震えあがり何も出来なくなるだろう。
だが真堂丸は一瞬たりとも動揺せず、すでにその女に刀を向けていた。
「貴様、何をしたか分かるか?妾の大切な部屋を傷つける奴がこの世にいるとはなぁ フフフ 千回殺しても気がすまないねぇ」
「扉を開けいきなり妾を目にし、この光景を見て微動だにせず、大した男じゃないかい、貴様が真堂丸という男かい」
狐の面をかぶる女は立ち上がった。
凄まじい威圧感
「あー腹正しいねぇ」
殺され吊るされている女の身体を何度も斬りつけはじめた。
「こんなものですむと思うな」
口元は不気味な笑みを浮かべた。
ニヤリ
城の中の兵隊達は全力で駆け回っている、まさかたった一人の男に。
こんなにかき乱される事があろうなど、誰一人思っていなかった。
「奴はどこだ探せ 探せ」
そこは、城全体を見渡せる場所
「で、どこのどいつらだい?」
秀峰は答えた
「一人の男ですよ骸さん」
骸の血はそれを聞き突然騒ぎだす。今や、その好奇心はもうおさまえられなくなっていた。
「誰だよ?」
「真堂丸」
「きいた名だ、俺の少し後、ずいぶん世間を騒がせた男じゃねえか 生きてやがったのか」
「骸さん、一緒に」
秀峰がそう言い終わる前に、骸の刀は秀峰の首一ミリと離れぬところに突きつけられていた。
「手を出したら殺す」
「フッ、そう言うと思ってましたよ」
秀峰もまた、何の驚きも見せず、ピクリとも動かずそこに立っていた。
真堂丸の居る場所は炎に包まれ、腕は斬られ血を流し、視界はぼやけていた。
この女、想像以上の手練れだ。
燃えさかる炎
女狐は部屋に火を放ち、見事な刀さばきを見せていた。
闘いながら真堂丸はここに文太が居ないことを見極めていた
一瞬の隙をつき、この場を離れようとしたがそう甘くはなかった。
女狐に隙がなかったのだ、そして思うように動かぬ身体
突然真堂丸の刀は床に落ち、その場に倒れ込んだ
「?」
燃えさかる炎の中
女狐は真堂丸の首を掴み片手で持ち上げる
「なんだい?手負いかい」
「まずは、死にな」
その瞬間だった、床に落ちた刀を足で上にはじき、すかさず手に掴んだ真堂丸
「貴様わざとかい」
「うおおおおおおおっ」
スパアアン
それは刀が空を斬る音
「甘いねぇ」女狐は刀をかわしていた
そして、直ぐさま凄まじい速さで己の刀の柄の部分を真堂丸のみぞおちに打ち込んだ
真堂丸は、炎を突き抜け壁を破り吹き飛んでいく
「さて、首をはねに行くかい」
真堂丸が吹き飛んでいった方に歩いて向かった女狐は驚いた
「いない」
その時、はじめて気がつく
「奴の狙いは最初からこれだったのかい」あまりの怒りで口元は噛み締められ血がしたたりおちていた。
「待っていろ文太」
思った以上に傷をおった。
身体を持ちあげるよう、再び城を走りはじめる真堂丸
その頃、城の入り口には
「道来さん 目の前の光景見てますよね」
「ああ」
二人には信じられない様な、今まで抑えてた気持ちがこみ上げていた。
あの大帝国の本拠地が煙をあげている、こんな光景を目にすることを誰が思い描けたろうか?
「真の兄貴、やっぱ兄貴はスゲえです」
太一は黒い煙をあげ、騒がしく叫んでいる城の様子を前に叫んだ。
「覚悟はいいか、太一?」
「もちろんです」
道来、太一、二人は城にいる大切な仲間のもと、命を懸け全力で向かう。
その頃、文太は牢を壊そうと必死にもがき、手は血まみれになっていた。
「貴様なぜそこまで奴を・・・聞いただろ、奴は手負い、ここまで来れねえよ」
「真堂丸は必ず来ます、だから少しでもこの牢を壊しやすく出来る限りのことをする」
「馬鹿かおめぇは、かりに来た所で俺がいるんだ、どうやってお前を救うって言うんだ」
文太の返事はなく、ひたすら木の牢に己の拳を打ち込んでいた。
雷獣は実に気に食わなかった
何故なら、己が見て来た世界とは異質な関係がそこにはあったからだ。
裏切り、騙し 疑い 生きてきた。
あいつも、そうだったはずだ。
少なくとも俺の知っていた奴はそうだった。
だが、どういうことだ
信頼 明らかにこの二人の関係はそれを基盤に成り立っていた。
大事なもの?
「あー気に食わねえ 気に喰わねえ 気に食わねぇ 気に喰わねえ」
雷獣は叫んだ
「ぶっ壊してやるよ、全部」
その時、またしても兵隊がなにかを報告に部屋に
「新たな情報が」
「なんだ?」
「侵入者が女狐様の部屋を叩き斬り、一戦交えたとの報告が、それに骸様が城に先ほど到着致しました」
「女狐さんの部屋を叩き斬っただと?あの野郎相変わらずイかれてやがるな。それでどうなった?」
「侵入者を取り逃がした女狐様が怒りに暴れ、手がつけられない状態で我々の兵隊が次々に斬られています」
「お前も、女狐さんを なだめにすぐ向かえ」
「はっ、はい」
「小童きけ、お前らはもうダメだ、骸さんが到着した。あの人が来て侵入者を取り逃がすことはない あの男は本物の化け物だ」
僕はひたすら牢を全力で殴りつづけていた
ハアハア
真堂丸は、依然走り続け文太を探している
だが、ある廊下 突然足をとめたのだ
なぜなら、目の前に全身を白で包む存在が立っていたからだ。
「見ィツケタ」
その声の主の名は骸といった。
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