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『公園の出来事』
しおりを挟む冬馬君は学校の後、親友の慎司とクラスメートの三郎君と公園で遊んでいた。
「また太っちゃった」と三郎君。
ぽっちゃり体型の三郎君はお腹をポンポン叩いて笑う。 えへへ。
平和な日常風景。
この平凡で何気ない一日が、また幸せなのだ。
「今日は何しようか?」冬馬君は長期の休みがもうすぐ始まるこの時期は、やはりテンションがあがっている。あーもうすぐ冬休みワクワクワクワク。
「隠れんぼやろう」と慎司
その時だった。
「この公園は俺らの遊び場だよ」
びっくりする三人。「えっ」
目の前に立つのは中学生の二人組
「邪魔だから帰れよ」
「公園はみんなのものですよ」慎司が怯まずに言った。
「生意気だなぁ」
冬馬君は恐がりながら思う、前にもこんなシチュエーションあったような?
でも、とにかくこんなこと言われると、すごく嫌な気分になる。こーゆう、自分より小さくて弱い者に偉そうにする人たちが冬馬君は嫌いだった。
自分達は何も悪い事してない。
睨まれた三人、すると三郎君が「ねぇ、もう行こう」
冬馬君は何にも言えない自分にも腹が立った。
前も何にも言えなかった、僕らが一体何したんだ?
冬馬君は震える足を隠し、勇気を振り絞り言う。
僕たちは何も間違ってない、謝る必要なんてないんだ。勇気を出せ自分。
えいっ
「あっ、あのう、ここはみんなの遊び場ですよ」
「あっ?」
「いいよ、冬馬君行こうよ」三郎君が冬馬君を引っ張る。
「ガキがなんか文句あるのかよ」
その時だった、慎司は結構短気なのである。
「うっせーハゲ」と言い残し一人全力で走って逃げて行ったのだ。
「おいっ、てめぇ待て」
二人組は走って逃げる慎司を追うのをあきらめて「なぁ、お前らあいつの友達だろ、あいつ連れてこいよ」
冬馬君はビクつきながら言った「やです」
三郎君はよっぽど恐かったのだろう、足がガクガク震えている。
「いやじゃねーよ、呼んでこいって言ってんだろ」怒鳴る二人組。
恐いよう。
こーゆう時、周りにいる大人が知らんぷりして何も言ってくれないのにも悲しくなる。
自分には関係ない事だから。 サッ サッ 見て見ぬ振りをして公園を去る人もいる。
その時だった。
あっ!!冬馬君は声をあげる。このパターンは?
なんと、公園の前を歩いていたのは、きみ子。
その姿を見て三郎君は更に足を震わせる。
何故なら前回、きみ子を見て、あまりの恐怖に失禁してしまった三郎君は覚えていた、あのお方を。
「あれっ、冬馬君じゃん 何してるの?」
冬馬君は助けてとは言えず、困っている。
「みんなで遊んでんの?良いね」
きみ子、この状況を見て何か気づいてくれ。冬馬君は思う。
「仲よさそうに遊んでるなぁ」(どこがじゃ、からまれとるんじゃい)
その時だった。
「はっ!」突然、声をあげたのは中学生の二人組。
なんと、きみ子の後ろからとんでもない者がくっついて来たからだ。
「よぉ、諸君 たわむれとんのぅ!!」
蛇鰐美ちゃんである。
二人組は思う、なんぢゃこの半端ない威圧感を持つ女?怪物はー。んぱねぇ(半端ない)
まさか、この子たちの知り合い?それともこの地域を支配しているお方か?
「なんじゃ、随分沢山で遊んどるじゃきに」
じゃきに?一体この方は何者なんだ。
「蛇鰐美ちゃん、ほら冬馬君」
蛇鰐美?二人はその強烈な名前にストレートパンチをくらった。いや、もう一人 三郎君もである。
三人の足はこの時、ガクガク震え始める。
蛇鰐美?ニックネームか?
「おぅ、冬馬か!こないだ世話になったのぅ。あのジョーカーとか言う族トランプのカードのジョーカー
次こそは滅多打ちにしてやるけーのぅ」
ヒィィィィーーーー 三人の男根からチッチが三滴飛び出す。
あーもぅ帰りたい(三人の心の声)
「あれ以来あたいはなぁ、ジョーカーの顔見るだけでハラワタが煮え切りかえるんじゃ」
ぎゃああああああああああああっ殺される(三人の心の中)
「それより冬馬、この隣の坊ちゃんは誰や?」
「クラスメートの三郎君だよ」
ギロリ 蛇鰐美ちゃんに睨まれただけで、三郎君の男根から噴水が吹き出しそうになる、が、もしここでこのお方にひっかけたら命は無いと思い必死に耐えた。
「あっ あっ あ っああああ、クラスメートのさっ三郎です」
冬馬君は思う、三郎君が凄い恐がっている。
まぁ、初めて見たら確かにこの威圧感は半端ないだろう。
「三郎かっ、中々鋭い名前じゃのぅ(よー分からん)」
「まっ、よろしく頼むわ」
「はっ、はいっ」ビシッ背筋が伸びる。
「じゃ、お前らは?」
ひぃぃいーーっっ
二人組は冬馬君にアイコンタクトで何か訴えてから言った「彼らとは友達で」
冬馬君は本当の事を言おうとしたが、ここまで恐がる彼らが可哀想になりやめておいた。
すると、突如 蛇鰐美ちゃんが豹変する。
「なんぢゃーわれぇーボケかスゥー」
ひいっひぎゃああああああああっ ばっバレた?
焦りまくる二人組。
蛇鰐美ちゃん変貌理由、それは地面に落ちるトランプのジョーカーカードを見つけた事によるものだった。
「貴様、そこで何しとったんじゃー」
「スパイか?スパイ」
「ひぃっっっっっいっーーーーーーっ」
何故か二人組以上に驚いているのは、何も悪い事してない三郎君。
「すっ、すいません実は」二人組は、このお方に嘘はまずいと思い、本当の事を言って謝ろうとしたが、全く二人の声が耳に入っていない、蛇鰐美ちゃん。
「聞いとんじゃ そこで何しとるわれぇー」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっー」
一番最初に謝ったのは三郎君「すっすみません、僕たちは、ここで中学生に公園追い出されそうになってましたー」
それのどこに謝る理由があるのか、よー分からんかったが彼はひたすら謝り続けた。
「すいません、もう二度とされません」テンパりすぎじゃい。
二人組も「すみません、もう二度としませんから」
その時、風でジョーカーが宙を舞う
ハッ
ビックリする蛇鰐美ちゃん。
「じゃかしー、貴様っ許さんぞボケかスゥー」
そのロックスターもタジタジになる程の強烈なシャウトに、二人組は一目散に走って逃げて行く。
三郎君は失禁していたそうな。
恐るべし蛇鰐美ちゃん。
きみ子は出番があまりなかったからか、強烈な一発をぶっこいた。
ブファン~~~~。
すると「大人連れて来たよ」慎司が大人の人を連れて戻って来た。
何故か連れて来られたのは、あの犬おじさん。
犬おじさんは唖然とした。
目の前には、冬馬君、見た事ない強烈な女子、そして何より失禁してる男の子。
一体ワシはどうすればいいんじゃ?
辺りは静寂に包まれた。
チーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
ちんっ(やめんか)
冬馬君は三郎君の失禁には気づいていない振りをした。
まさか言えまい「三郎君漏らしてるよ」なんて。
もし言うなら、そっとデリケートに触れないとまずい気がする。
「あっ、三郎君 液体こぼしてるよ」それじゃあ爆発する。
こうだろうか「三郎君、男根解放しちゃったね」
そんなこと言えない。
「ションベン出しちゃったな」
うんっ、やはり黙っていよう。
すると、蛇鰐美ちゃん
「なんだ若造、漏らしてるみたいにズボンビチョビチョやな、運動し過ぎじゃな」
すっ、すごい さりげなく触れた、いや、全くさり気なくなんかない、直球ストレートや!
まあだが、蛇鰐美ちゃんはマジで汗だと思っていたのだろう。
すると三郎君は言った、小さき声で言った。
「うっ、運動しずきてしまいました」
そんな、冬のある日の出来事
その日の夜。
やはりあーゆう事があると、過ぎてからも何度も思い出しては考えてしまう。
本当にあの二人組は、今思い返しても腹が立つなぁ。
でも、恐かったなぁ。
三郎君また失禁しちゃったなぁ?
それにしても、蛇鰐美ちゃんインパクトあり過ぎだよ。
あの二人組、凄いスピードで逃げて行ったなぁ。
冬馬君は思い返しては笑ってしまった。
あっ、そうだ、今日は宿題やらないと。
冬の夜はこうして更けてゆく。
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