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『キャンプの準備は楽しいな』
しおりを挟む「あー、この夏休み始まる前夜最高の時だね」とにっこり冬馬君。
「確かにこの夜がたまらないんだよ
今日の夜は布団の中で夏休み前夜祭を祝おう」大喜も大ご機嫌。
「もちろん」三人は顔を見合わせ
「夜中の語り合いだー」
「ああーいいなぁ、明日から夏休み。一ヶ月休みか」と隆は子供達を羨ましがっていた。
三人は夕食後、すぐさま冬馬君の部屋へ 布団を敷いて、ゴローんと横に。
「ああ、この瞬間たまりませんなぁ」
と冬馬君
そして久しぶり部屋に敷布団が三つ並び嬉しくてたまらない気分。
「あっ、そう言えば多網 今年キャンプもみんなで行くみたいだよ、きみ子も誘って行こうよ」
多網は急に立ち上がり、何故か右手を天にかざし、くるくる回っている。
どうやら、嬉しいと言ってるらしい。
「冬馬と大喜の好きな人来る?」と、突然の多網の質問に胸がドキッとした。
ああ、これだけで胸が切ないようなドキドキするような不思議な気持ち自分は本当に清香が好きなんだなぁと冬馬君は思った。
「もちろんきっとそうなる」と大喜
二人は少し心配になった。
「本当に来るかな?」
「早く予定聞く為に、誘ったほうがいいよ」大喜が言った。
「たっ確かに」
なんだか、嬉しい はやく はやく会いたい 会いたい、思いが勝手につのり始めた。
今どうしてるんだろう?
あの冬休み以来会ってないな。
ずいぶん会ってない。
ハァー何だろうこの胸の感じは。
「しかし、あのキャンプから一年たったんだね」冬馬君は何だか一年前のキャンプを思い返した。
「今年はグアム旅行にも行けるし最高だね」にっこり大喜
「ひゃー ひやっひゃっ」
三人は興奮して寝付けそうにもない。
三人で語り合いながら寝れる夜はやはり最高だ。
いつまでも起きていたくなる。
最高の時間のひとつ
「よしっ、明日清香に電話する」
突然の冬馬君の発言に二人は驚いた。
もう、思ったらはやく声がききたくなってしまったのだった。
しかし、今から緊張する。
その夜、暫くは三人で話ていたが
大喜が眠りにつき、多網も寝てしまった。
一人目が覚めてる冬馬君。
まだ清香が冬馬君のこころを占めていた。
フゥー 胸が不思議な気持ち。
ずっと、いつまでも一緒にいれたらいい 向こうは僕をどう思ってるんだろうか?
いつかは向こうに好きなひとが出来たら会えなくなってしまうんだろうか。
そんなことを考えると胸が切なくなってしまう。
あんなに可愛いんだもん、向こうはもてるだろうな。
冬馬君は窓の外を見つめた。
夏の夜空
いつまでも、いつまでも みんなで一緒にいたい。
時が止まり、いつまでもここに居座りたい、そんなことを考えた夜だった。
一人目をあけおきていた、ああ今日は眠れそうにない、ワクワクやらドキドキやらが止まらない。
ついに始まったんだ、僕らの夏休みが。
ミーン ミン ミーン ミン
これだよ、これ これ この音。
夏だ。
それは、雲のない 海の様な青空
三人は飛び起き
「しゃーしゃーしゃーファイ ファイ」
とにかく嬉しい三人。
朝は冷やしそうめんだった。
すかさず、冬馬君は正子にきいた
「ねえ、キャンプいつ行くの?」
「えっ、行ってなかったっけ?今週の土曜日よ」
「えっ、そんな後二日しかない」
冬馬君、大喜は焦った、そんな急じゃもしかしたら清香とアミこれない・・・そしたら、冬馬君は何とかしてでも日にちを変えようとしてやると思った。
この機会を逃せばいつ会えるか分からなくなる、そんなのは嫌だ。
「ちなみに、清香ちゃん達の家族にはもう言ってあるから」
冬馬君の気持ちを察した正子が言った。
ひょーーーーーーーーーーーーっ
冬馬君の目はハートになり
宇宙に吹き飛んだ。
ビックバンが起こり
今は両手を天使と握り合いコサックダンスをかましてる所だ。
どうでもいいことだが天使は全裸だ。
しかし、大喜は不安だった、アミは来るかな?
「そういえば、友達も来るって」
うきょーーーーーーーーーーーーー
大喜は嬉しさのあまり凄い速度で地中深くに潜り込み地底国に行ってしまった。
今や地底国でモグラの様な異星人と
コサックダンスをかましていた。
ちなみにどうでもいいことだが、モグラはお洒落だった。
その真ん中に多網が入り手を繋ぎ
天と地を繋げ 輪になってコサックダンスをかましている。
ははははっ
あははははっ。
「ブリブリブリー」
多網の突然のけたたましい屁により見事現実世界に戻ってきた三人
ひゃっほー キャンプのしおりつくろう
「待って」突然の多網のセリフ
「どうしたの?」
「きみ子がまだ」
「そうだった」
さっそく、受話器に向かいかけだした多網
プルルるるルッ
「もしもし」それはきみ子の声
「キャンプ、土曜 行く?」
「えっ?」きみ子は興奮と嬉しさあいまって こいてしまった。
ブッ これまたどうでもいいが単発だった。
「行く」
多網はそれを聴き 嬉しさと興奮のあまりこいてしまった。
ブリッ
どうでもいいが臭かった。
何だこれ
何だこれ
二人は思った。
とにかく、やったー三人は大喜び。
「よしっ、キャンプのしおりつくろう」冬馬君は飛び跳ねた
「そうだ、絶対雨降ったらやだから去年見たいにテルテル坊主つくろう」
大喜もジャンプ
「おーっ!!!」
ついで三人大ジャンプ。
「ひやっほー」三人は二階の冬馬君の部屋にかけあがっていった。
あまりの三人のはしゃぎっぷりに正子は笑っていた。
「何持ってくー?」
「怖い話の本」と多網
これが、一番最初に出るあたりさすがである多網よ。
「後は?」
「トランプ」
「忘れちゃいけないのが、海水パンツ」三人の声は重なった。
次々に思い浮かぶものを書きこみ、今はしおりの表紙の絵をそれぞれ描き色鉛筆で塗っている。
こういうことしてる時、楽しい。
旅行の準備は気持ちをワクワクさせる。
旅の前っていいなぁ。
そして、三人はテルテル坊主をつくった
が 三匹のうち一匹がとてつもないオーラを醸し出してるのに冬馬君と大喜は気づいた。
なんだ、この坊主は?
間違いなくこいつ、ヤバイでしょ。
絶対雨降らせるよ こいつ 二人は思う。
多網は一人ゲラゲラ笑っている、何故か彼はテルテル坊主がツボに入るらしい、一人腹をかかえて笑っている。
しかし、多網のつくった不気味なテルテル坊主、形はう○こみたいで不気味な目がくっついている。
正直これはテルテル坊主ではない。
ただの糞である。
多網は一人ゲラゲラ笑っている。
「どうする?大喜」
「かざる?」
一応外にぶら下げた、みる人が見たら一体何をぶら下げてるんだと思うだろう。
ぶら下がるそれを見て 多網のゲラゲラ笑いはもはや収集がつかない。
「て る てる ぼう ずー」
もはや名前にまで、うけていた。
その夜
外は嵐の様な雨だった。
多網はゲラゲラ笑っている。
「これ、まずいよ当日は間違いなくあの糞坊主は外したほうがいい」と冬馬君
「うん、絶対外す」
人糞はぶら下がり、ニヤリ
「雨ふらしてやる」と言ってるようだった。
もはや名前に坊主すら取り除かれ
人糞になっている事に奴は怒っていた。
その夜雨はますます激しくなったとさ。
キャンプは近い
今回は清香達にきみ子も合流。
一体どんなキャンプになる事か。
何が起こるやら。
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