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『キャンプとパンツのクマさん』
しおりを挟むミーン ミン ミン ミン
「あーここ ここ なんだか懐かしい」
冬馬君懐かしの場所ににんまり。
「うわーっ この川」大喜も興奮中。
「さて、みんな準備を開始しよう」
「おーっ!!!」
「まずは、住まいのテント テント」
大喜は去年もやったので、得意気 嬉しそう。
多網もきみ子も大喜に教えてもらってやっている。
冬馬君はスーパーで買った、スイカを川にいれ水で冷やしていた。
去年も僕がやったなぁ。
「何だか、これは楽しくなりそうだ」
冬馬君はスイカに水をかけながらまたニンマリ笑った。
ふぅーっこれから清香達が来る。
胸の興奮とドキドキは高まる一方である。
冬馬君も走って、みんなのテント作りの場所に。
ズボンの後ろから顔を出してるクマちゃんは深呼吸をしている、きっとこう言っている事だろう。
「ああ、空気うめっ」
自然の中にいると、何だか心地良い なんか、落ちつく。
きっと自然は優しいんだ。冬馬君は自然に触れるといつもそんなふうに感じる。
「ねえ、二人共 今緊張してるんじゃない?」と きみ子
「えっ?」
「もうすぐ二人来るよ」
きみ子のその発言に、あーもう心臓がバクバク 大きくなり縮んだり おいっちに さんし と言って運動をしはじめた。
クマちゃんまで赤面していた。
きっと奴は「初披露だぁーしゃー」
と喜んでいる。
「こっちまで、緊張伝わる」とポツリ多網
「うっ、嘘?」
「それじゃあ、女の子も分かっちゃう」ときみ子の鋭い指摘
「リラックス、リラックス」
この二人意外にすごい・・・・・
のか?この二人に分かるのなら誰にでも分かるのかは謎だったが。
リラックスと言われても、なかなか出来なかったが、
その言葉に前回の映画デートの時を思い出した二人。
そう、テンパりすぎて何も出来ない、楽しくない、空回り。
そうだ、楽しもう いつもの僕らだ。
二人はニッコリ笑い 気持ちが少し落ちついた。
ブゥーッ ぶぶぅーっ。
多網ときみ子が突然こいた。
「そう、そう それそれ」
この二人ヤバし。
屁の入れるタイミング、音の長さまで正確にあっていた。
そのうち、ハモり出すんじゃないかと笑ってしまった。
クマちゃんは不快だったのだろうか?
眉間にシワがよっているような?
気のせい、気のせい 気のせいさ。
しかし、冬馬君と大喜にある心配が
それは、二人がこんなにブリブリこいたら
清香達にドン引きされて嫌われてしまうんではなかろうか?
そんな心配。
ブゥーウン
「あっ、まさか?」
一同はいっせいに離れた車道のほうに目をやった。
「確か、あの車ではない」と大喜。
ふぅーっ
「まっ、ムードつくりは私達に任せてよ」きみ子はピースした。
たっ頼むから屁はこかないでくれと内心思う二人だった。
「夜は肝試しやって、あのスーパーで買った人魂の花火私達二人が先回りしてだすわ」
「あっ、そうだそんな計画をたててたんだった」
ぷウップー
んっ?これは屁の音じゃない、クラクションだ。
まっまさか?
一同に緊張が走る。
道路のほうを見ると一台の車が
あっ清香達だ!!!
あまりにビックリした冬馬君は石につまずき転んでしまった。
ビリッ ああなんと言うことだろうこの時、顔までだったクマちゃんは身体まで出現させた。
パパーンッ
完全体!!!
だが、誰も冬馬君のズボンが破けてるのに気づかなかった。
「ついに来た」
「えーっ、どんな人」きみ子は興味津々。
「あわわわわわわ 」やはりテンパる冬馬君と大喜。
「落ちつこう大喜」
「うっ、うん」
会うのに日が、空いたし余計テンパる二人
車が止まり中から人影が見える
この瞬間やはり、緊張する
「会うの、ひっ久しぶりだね大喜」
「うっ、うん確かに なに話そうか?」
その様子を見たきみ子と多網は心配そう。
きみ子が多網に
「私たちの出番ね」
多網は頷き
鼻くそを食べ
プッ
ついでにこいた。
そして遂に
「久しぶり、冬馬君 大喜」
あーっ、この声は幾度となく待ちわびた清香の声
「やっ、やあ かは」
きみ子はずっこけた
「大丈夫かーっ」
そして遂に奴を発見してしまう
「あっ、あれっ」
多網も指差すほうを
「くはっ」
なんとっ、二人は見てしまった。
冬馬君のズボンが破れ中からクマさんが顔だしてる姿を。
いや顔だけじゃない、全身である。
だが、
「凄い、お洒落 最近の流行りみたい」多網はウンウン一人納得して頷いてる。
「えっあっ、(流行りだったのね、ただの変態かと思った)
ああ最近の流行り 何言ってるの私も知ってたわ、知らなかった訳ないじゃない」
知ったかぶるきみ子。
嘘つけーッ
二人はそう思い、あそこからクマを出すファッションと言う芸術性の奥深さに感動していた。
再び野放しにされたクマちゃん。
気分は野生の森を自由に走り回っている気分
きっとこう言ってるだろう!
「見よ私の姿を、普段ズボンとやらに覆われて目立たないが、
我らこそお洒落、お洒落を語る上で我らパンツこそが最後の砦 全パンツよ立ち上がれ、たいまつを燃やせ、革命を起こせ、顔を出せ」
彼はパンツ界のチェゲバラ
ああ名前忘れた、そんな感じのパンツ革命家の様な熊だった。
なんてたくましい、パンツを身につけてしまったんだ冬馬よ。
よりによって今日。
彼はいやクマは あっいや、パンツは燃えていた!!
その時、運良く大喜もそのクマを見つけた。
心の中
あーっ、冬馬パンツ見えてるヤバイよ
彼だけは唯一、人間界で言うところの常識人で助かった。
何とか、ばれるまえに知らせなきゃ。
「大喜久しぶり」
あっ、この声はアミ
「やっ、やあ」
顔を真っ赤にした大喜
すでにパンツの事など頭の片隅にもなかった。
クマは喜び叫ぶ
「シャー 我が勝利は近い、私をみんなに見せびらかせ~ 我こそお洒落、この超いけてるクマちゃんパンツを皆に見せびらかせ~ははははっ」
ちょうどパンツが立つ視界の前に大喜が立っていてそのせいで自身は隠されている
クマは怒った。
「どけ、そこをどけ」
「くそう、噛みついてやる」
もちろんただのパンツである。
むろん歯などないのです。
もどかしいクマちゃん。
そんな時、多網の一言
「川 川~」
どうやら泳ぎたいらしい。
「みんなで入ろう」
「おーっ」
「えっ、あっ 嘘ーっ」
かくして クマは脱ぎ捨てられた。
皆が集まり
キャンプの盛り上がりは ましている。
「ようし川遊び開始」
「おーっ」
テンションのあがる子供達
ミーン ミン ミン
蝉が元気に鳴いている。
みんなのキャンプは始まった!!
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