食事前のミステリー

ルドベキア

文字の大きさ
上 下
3 / 4
いただきます

第3話 -解明-

しおりを挟む

「この紙は、どう言う意味だ……」

(ふっ…そんなこと分かるに決まっている)

「人生」と言うのは、この紙のこと
実際に、紙に題名として人生と書かれている。
真っ直ぐじゃない。と言うのは真っ直ぐに読むだけが文章じゃ無いということ。
つまり、ななめと言うのはななめに読めという事になる。
そして四方向から見ると、一方向だけ文章になった。

「壁をなでろ」

僕は、壁にひたすら触った。
そうすると、不可解な部分を見つけた。
一部分だけ、素材が違うのだ。

「うぃーん…」

何かが作動した。

「プログラムを開始します。」

僕は、何が起きているのかさっぱり分からない。

「画面をタッチして指紋認証をしてください。」

僕は、そう言われたので触ってみた。

「認証しました。直ちに転送します。」

僕は、理解が出来なかった。
なぜ、僕の指紋で作動したのか…

「て…転送!?」

目の前が真っ白に光った。
光によって、視界が阻まれ眩し過ぎて目を閉じてしまった。

「転送完了」

僕は、この声を聞いたと同時に目を開けた。
そこには、人が居た……
しおりを挟む

処理中です...