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今を生きるのが辛い。
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(あぁ、また朝が来た)
朝日が薄いカーテンに白い光を落とす。朝なんて来なければいいのに。なんだそう思っただろう。だが朝は、世界中の誰も残さずやってくる。布団から出たくない。私を守ってくれる、温かく不安など微塵もないこの場所に閉じこもってしまいたい。だが、そんなことは許される訳がない。私は布団から出た。
12月の寒さが足を刺す。今の私には気温さえも私をいじめてるのか、と思ってしまった。
「おはよ、お母さん」キッチンで洗い物をしている母に声をかけた。だが返事はない。きっと昨日のことをまだ怒っているのだろう。テストの点数で揉めたのだ。平均点ギリギリだったから。だが昨日は、ものすごく大事なことだと思っていたのに、今はもうどうでもいいことだと思っている。本当にそんなことで揉めたのかと思うくらいに。叩かれた背中のアザと痛みが物語っているが。
パンを焼き、テレビを垂れ流しながら食べる。揉めた後の沈黙は苦手なジェットコースターより辛い。なんとなくスマホを開き、ニュースサイトを見る。
そこに並ぶ事故や事件の記事を見ては、なんで私じゃないんだろうかと考えてしまう。それがすっかり習慣になっていた。
番組がCMに切替わり、陽気な音楽と楽しそうな子供の声が流れてくる。それとは裏腹に、部屋の中の空気は重い。空気に耐えられなくなった私はもう学校に行くことにした。
「行ってきます」一応母に声をかけて家を出た。
『ガシャン』と大きな音を立ててドアが閉まる。ちょっと乱暴だったかな、と思う気持ちとは反対にその音を聞いてほっとした。腕時計の針は6時41分を指している。校門が開くのは7時だ。学校まではそこまでかからないので、暇を潰すことにした。少し歩いたところにあるコンビニに向かうことにした。財布をさぐると468円が出てきた。それでスナック菓子とココアを買うことにした。会計を済ませ、近くの公園に行き、ブランコに座った。ココアを一口飲むと温かさが体を包んだ。だがスカートから露出した足は寒い。コンビニにイートインスペースがあったらいいのに。
朝日が薄いカーテンに白い光を落とす。朝なんて来なければいいのに。なんだそう思っただろう。だが朝は、世界中の誰も残さずやってくる。布団から出たくない。私を守ってくれる、温かく不安など微塵もないこの場所に閉じこもってしまいたい。だが、そんなことは許される訳がない。私は布団から出た。
12月の寒さが足を刺す。今の私には気温さえも私をいじめてるのか、と思ってしまった。
「おはよ、お母さん」キッチンで洗い物をしている母に声をかけた。だが返事はない。きっと昨日のことをまだ怒っているのだろう。テストの点数で揉めたのだ。平均点ギリギリだったから。だが昨日は、ものすごく大事なことだと思っていたのに、今はもうどうでもいいことだと思っている。本当にそんなことで揉めたのかと思うくらいに。叩かれた背中のアザと痛みが物語っているが。
パンを焼き、テレビを垂れ流しながら食べる。揉めた後の沈黙は苦手なジェットコースターより辛い。なんとなくスマホを開き、ニュースサイトを見る。
そこに並ぶ事故や事件の記事を見ては、なんで私じゃないんだろうかと考えてしまう。それがすっかり習慣になっていた。
番組がCMに切替わり、陽気な音楽と楽しそうな子供の声が流れてくる。それとは裏腹に、部屋の中の空気は重い。空気に耐えられなくなった私はもう学校に行くことにした。
「行ってきます」一応母に声をかけて家を出た。
『ガシャン』と大きな音を立ててドアが閉まる。ちょっと乱暴だったかな、と思う気持ちとは反対にその音を聞いてほっとした。腕時計の針は6時41分を指している。校門が開くのは7時だ。学校まではそこまでかからないので、暇を潰すことにした。少し歩いたところにあるコンビニに向かうことにした。財布をさぐると468円が出てきた。それでスナック菓子とココアを買うことにした。会計を済ませ、近くの公園に行き、ブランコに座った。ココアを一口飲むと温かさが体を包んだ。だがスカートから露出した足は寒い。コンビニにイートインスペースがあったらいいのに。
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