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第4話
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後日。治験会社からメールが来た。家に来てもいいか書いてある。何だろう。空いている日を指定して、返事を出した。
治験会社から営業マンが来た。話によると、俺の精子を欲しがっている企業がアメリカにあって、そこで精子の提供と、清掃のバイトをしないかと誘われた。この二つで年俸2000万円でどうですか、と言われた。2000万円。ゴクリと唾を飲んだ。
契約書に目を通し、判をついた。
そうして、俺はアメリカ企業で働くことになった。
渡米して、会社に行った。インテリというあの有名なメーカーだ。通訳の話を聴くと、こうだ。
まず、朝4時に起床し、軽くジョギング。その後、筋トレをして寮に戻る。そこで1回目の精子採取。昼食後、出社して清掃の仕事をして、17時に終業。夕食を食べて、自由時間を過ごし、2回目の採取をして就寝。これで年俸2000万円なのだ。
しかし、分からないことがある。どうして俺の精子が欲しいのか。何に使うのか。契約書には書いていなかった。通訳を通して質問した。
「それについては社長の方から説明いたします」
社長室に行って話を聴いた。
「どうして私の精子がいるんですか? 何のためですか?」
「いずれ分かることだから説明します。あなたの精子は飛び抜けて優秀なんです。これを我が社のCPUに使いたい」
「CPU⁉︎」
「バイオコアという名前で新しいCPUの開発をしています。表向きはバイオテクノロジーを応用したCPU、ということにしますが、実際は回路の中を精子が流れて計算する『精子CPU』です。3mlの精子から1日30万個の精子CPUが作れます。あなたには毎日2回、精子を採取して頂いて、一日60万個の精子CPUを製造する予定です」
(俺の精子が世の中の役に立つのか。悪い話じゃないな)
「話は分かりました。会社のために頑張ります」
「ありがとう!」
寮に入って健康的な暮らしをして、射精して、仕事をして、報酬をもらう。こんなにいい話はない!
健人は毎日射精に勤しんだ。そしてバイオコアCPUが発売された。世界中で俺の精子が活躍している‼︎
しかし、職場では情報が漏れているらしく、特に女子からは冷たい目で見られた。
「ねぇ、私のパソコンにもあの人の精子が入っているのかな」
「気持ち悪いわねぇ」
治験会社から営業マンが来た。話によると、俺の精子を欲しがっている企業がアメリカにあって、そこで精子の提供と、清掃のバイトをしないかと誘われた。この二つで年俸2000万円でどうですか、と言われた。2000万円。ゴクリと唾を飲んだ。
契約書に目を通し、判をついた。
そうして、俺はアメリカ企業で働くことになった。
渡米して、会社に行った。インテリというあの有名なメーカーだ。通訳の話を聴くと、こうだ。
まず、朝4時に起床し、軽くジョギング。その後、筋トレをして寮に戻る。そこで1回目の精子採取。昼食後、出社して清掃の仕事をして、17時に終業。夕食を食べて、自由時間を過ごし、2回目の採取をして就寝。これで年俸2000万円なのだ。
しかし、分からないことがある。どうして俺の精子が欲しいのか。何に使うのか。契約書には書いていなかった。通訳を通して質問した。
「それについては社長の方から説明いたします」
社長室に行って話を聴いた。
「どうして私の精子がいるんですか? 何のためですか?」
「いずれ分かることだから説明します。あなたの精子は飛び抜けて優秀なんです。これを我が社のCPUに使いたい」
「CPU⁉︎」
「バイオコアという名前で新しいCPUの開発をしています。表向きはバイオテクノロジーを応用したCPU、ということにしますが、実際は回路の中を精子が流れて計算する『精子CPU』です。3mlの精子から1日30万個の精子CPUが作れます。あなたには毎日2回、精子を採取して頂いて、一日60万個の精子CPUを製造する予定です」
(俺の精子が世の中の役に立つのか。悪い話じゃないな)
「話は分かりました。会社のために頑張ります」
「ありがとう!」
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健人は毎日射精に勤しんだ。そしてバイオコアCPUが発売された。世界中で俺の精子が活躍している‼︎
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