エリザベスの野望

ピンクのコンドーム

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第6話

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 週刊誌にスクープが載った。

「インテリのCPUは精子が計算をしている‼︎」

 インテリの株価は暴落し、遂にバイオコアCPUは製造中止になった。

「悪いけど、君の精子はもういらない」

 俺はインテリのため、世界のために射精し続けた。オナニーからセックスに変わり、身体も心も健康になって社会奉仕も出来ていたのに。

 マンションでエリザベスに週刊誌を見せながら言った。

「もう俺の精子はいらないって言われた」
「私はあなたの精子が欲しいわ。セックスのあと、コンドームを保存していたの。コッソリお肌につけているんだけど、すっごく調子がいいの。ねぇ、あなたの精子は人の役に立つの。これで美容液を作って商売をしようと思っているの」
「美容液に精子が入っているとなると、CPUどころの騒ぎじゃ済まないぞ。インテリみたいに業績悪化どころか、倒産で無一文になるかもしれない」
「私はあなたを愛している。世の中のためにやりましょう。早速、研究用にエッチしましょう」

 俺のペニスはエリザベスのバギナに包まれた。

 エリザベスは起業して、精子やその他の美容成分を配合した美容液を発売した。エリザベスは精子が入っていることを全面に押し出して売り出そうとしていたが、製造工場の役員に、評価が定まるまで秘密にしては、と勧められて従うことにした。エリザベス美容液はアマゾンで美容部門1位になった。

 健人は、美容液のために毎日2回、エリザベスと肌を重ねた。中出しをすると、さらに1回、セックスまたはオナニーをしないといけないのが大変ではあった。

 健人が悩んだのは、美容液に使うためには、精子が健康であること、つまり、性病検査にパスしないといけないことだ。だから、エリザベスは、健人が風俗に行ったり、他の女性と関係を持って、性病にかかることを心配し、これを固く禁じた。

 月日が経ち、二人は結婚式を挙げた。エリザベスはマクドナルドのクルーやハイスクールの同級生を招待した。俺は語学教室で知り合った仲間や、日本から知人を招いた。

 エリザベスが「小さな家でいい」というので、こじんまりとした家を建てた。その代わり、地下には思いっきりお金をかけた。そこにはセックス・ルームがあり、キングサイズのベッドが置いてある。完全防水・防音構造の部屋で、100インチのスクリーンと洗面所、バス、トイレ、各種SM装置がある。壁と天井は鏡張り。シャンデリアが吊り下がっている。棚には大人のおもちゃがズラリと並んでいる。

 精子を観察するための本格的な顕微鏡もある。薬品類も揃っている。

 エリザベス美容液は揺るがない地位を築いていた。

 エリザベスは美容液に精子が入っていることを公表したかった。製造工場の役員は相変わらず反対している。そんな中、例の週刊誌がスクープを出した。「エリザベス美容液に精子が入っている‼︎」
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