勇者科でたての40代は使えない

重土 浄

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第三話 西日暮里駅 「おじさん、美女軍団の下働きをする」

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 闇の動物園の通路に動物たちの死体が並ぶ。焼け焦げ、凍りつき、電流に引き裂かれた死体。死体は徐々に風化してメモリーの粒子へと分解されていく。その黄色い残り火が一筋の道となって残っていた。



 メモリー消費を無視した強行突破。今回のミッションが「ボス討伐オンリー」であるため道行きの戦闘は省略したい、と言った結果がこの大殺戮だった。全員が魔法使いというビーパイスがその攻撃力を全開にして突き抜けた結果だ。

 本来なら冒険者の絶対的目的でもある「敵の死体からメモリーを回収する」という行為すらしていない。すべてその場に捨ててきた。

 「いやー派手にやったね」

 賢者の一人であるイクミは食べ放題の高級レストランで食いまくったかのような感想を述べた。

 「自分の体が煙臭い…」

 海岸で花火を打ちまくったみないな感想を言うのは、火炎魔法を撃ちまくった賢者のユイ。

 通常の冒険では絶対にやらないメモリーの大消費。メモリーをバラ撒きながらダンジョンを進んでいるようなものだ。

 採算度外視の大突撃、これもビーパイスが全員魔法使いという特殊なパーティーだからできることだ。



 「じゃあここで、四時間休憩ね」

 リーダーのサヤカは髪についたホコリを払いながら宣言する。

 動物園を抜け、シノバズノイケ寸前にある小さな建物。ここは何組も冒険者たちが安全を確認して、休憩場所としてマップにも登録されている安全地帯だ。その部屋に入り、ようやく一行は気を抜くことが出来た。つい先程まで爆音のライブを行ってきたかのように、みなの衣服は乱れて汗にまみれている。

 魔法戦士のサキなどは早々に持ってきた寝袋を広げて寝る準備に入っている。西日暮里からダンジョンに潜って八時間の強行軍でここまで来た。さらに最後の大花火大会でさすがに全員疲労している。ボス戦を前に体力を回復させる必要がある。

 みなそれぞれにアーマーを外し、上着を脱いで汗や汚れを拭い取っている。ほぼ半裸の女性たちを見ないように、尾地は部屋のドアから外に出ようとした時。

 「いいよ、おじさん、外にはセンサーをいくつも置いてきたから見張りはいらないから」

 とサヤカは外に出る必要はないと伝えた。休憩場所の周囲三〇メートル範囲にセンサーを仕掛けた。何かが近づいてきたとしても対応する時間は作れる。積極的に部屋から出る理由を無くした尾地は部屋の隅に座りこむ。

 うすくらい部屋の中は、埃の匂いと混じって、女性たちの汗を匂いを抑える制汗剤の香りが漂っていた。

 部屋に設置された明かりが弱められ、みなが寝袋に入り、短い休息を取ろうとしている。尾地だけはアーマーを装着したまま部屋の隅に座り、唯一のドアを見張っていた。

 「もう、おじさんもいいよ、休んでも」

 サヤカの優しげな言葉に尾地は特に反応せず。薄暗闇のなかに座っていた。

 「おじさん……、尾地さん…

 どうして私達を雇ったの?」

 サヤカは雇い主に質問した。



 暗闇の中、尾地の顔の輪郭だけが見える。

 「尾地さんが…先生がわざわざ私達に依頼するなんて今まで一度もなかった。何度も見かけたのに声もかけてくれなかったのに」

 サヤカの質問にシルエットの尾地が答える。顔は見えないが優しい声だ。

 「君たちはすっかり有名人になったからね。声をかけるの、ははばかれるよ」

 「必要なかったんでしょ、今日まで。だから声もかけてくれなかった」

 サヤカは寝袋の中ですねた様に言った。他の寝袋内のメンバーも暗闇の中で会話に聞き耳を立ている。彼女たちのリーダーが彼女たちに変わって質問してくれている。

 「そんなにシノバズノイケのボスを倒したかったの?私達を雇ってまで?」

 「思っていたよりも停滞してしまっていたからね。シノバズノイケのボスが普通の冒険者の手に余っている…というのは不遜な言い方だけど。攻略法が見つかってないみたいだったから、ちょとやってみようかなって思ったんだよ。思いつきを試してみたいってだけ。

 君たちを雇ったのは…昔なじみの可愛い子たちの顔を久々に見たくなった、そんな理由…ダメ?」

 尾地の返答にサヤカは寝袋の中で体をグネグネとさせて。

 「ダメじゃない。私達しか先生を助けられないなら」

 「今回は君たちが絶対に必要だった」

 他の寝袋から意見が出る。

 「じゃあ違う作戦だったら私達を呼ばなかったっこと?」

 スミレがすねて文句を言う。

 「まあ、残念ながらね。でも今回は君たちが必要、僕に付き合ってくれて助かったよ」

 「まあ、メモリーは全部先生持ちで魔法撃ち放題なんて仕事、断らないよね、普通」

 寝袋の一つ、賢者のユイの発言。

 「ああ、赤字覚悟、というか実際大赤字な作戦だよ、コレは。ギルドの連中も驚いてたね。ボス戦にしてもメモリーの持ち出しが大量すぎるって」

 尾地の姿勢が変わったためか、灯りの暖色の光が彼の顔に届いている。柔らかい表情だ。

 ビーパイスの五人はそれぞれにその横顔に懐かしさを感じた。

 「先生にはほんとに感謝してる。これだけはちゃんと覚えておいてね」

 寝袋に隠れてサヤカが本音を言った。

 「もう何年も前のこと、駄目になりかけていた私達を導いてくれた。今の私達があるのは全部、先生のおかげだよ」

 顔を表に出して尾地の顔を見ながらサヤカは告げた。

 「たまたま出会っただけ、たまたま教師のマネごとをしただけだよ。成功したのはすべて君たちの努力の結果だよ。偉いのはいつだって生徒であって教師ではないよ」

 尾地はそういったが、サヤカは起き上がって反論する。

 「女の子だけでなんとか生きていこうと思ってた。だけどそんなことは出来ないんだって諦めかけていた。先生はそこに現れて、私達に生きる技術を叩き込んでくれた。何よりも私達に敬意と自信を与えてくれた。それが今でも私達を作ってくれているんだよ」

 サヤカの言葉から尾地は逃れる様に返す。

 「戦い方、逃げ方、武器の使い方、魔法を使うタイミング。知ってるダンジョンの知識、教えたのはそんな程度だよ。人生を変えるほどのものじゃなかったはずだ。黒魔法に関しては僕はほとんど教えていない。知人の魔法使いを何人か紹介したくらいだ。今君たちがあるのは君たち自身のおかげだ」

 別の寝袋の、魔法剣士のサキが答える。

 「連れてきたのは全部すごい人ばかりだったじゃない。あれで私達がどれだけ成長できたか。あなたは他の男達とは違った。私達にも尊敬される人格があると接してくれた。あなたは私達の手も握らなかった」

 「教える時に、肩にも触ったし手も取った、腰にだって触っただろ」

 尾地はやや軽めに言葉を返したがサキは真剣に返してきた。

 「でも他の男のように腰を押し付けてはこなかった。私達を奪おうともしてこなかった」

 尾地は押し黙った。暗い部屋の中の視線は全て尾地に集中していた。彼女たちが言ったように尾地は彼女たちとの関係を絶っていた。歳を取り陰に消えていく自分と、年を取り光に昇っていく彼女たち。彼には彼女たちとの関係性を維持しようとする気力がなかった。

 しかし今、関係性を復活させなければならない時のようだ。関係性がない、信頼関係がないパーティーが勝利することはない。尾地は自分の過去を思い出し語る。



 「あの頃のまだ若かった私は…三十路を過ぎてたけど、まだなにか自分にもできると思ってたんだ。自分は世界をよくできる、みんなのために仕事ができる。そう思いたかった。そんな頃に君達に出会った。ひと目で才能の豊かさは判った。でも自信を完全に喪失し、社会に対しても自分たちに対しても失望していた…ごめんね、こんなこと言って」

 尾地は謝ったが、みなから非難の言葉はなかった。尾地は続けた。

 「だから君たちに気づいてほしかった。君たちには未来がある。その才能こそ輝ける未来への鍵だ。教えたのは当たり前のことばかりだ。誰にだって教えられることだって今でも思ってる。だけど…それ以外に教えたことはあった。私がその当時まだ持っていた未来への希望ってやつは、全部君たちに教えたつもりだ」

 その希望の成果が、ここにいる君たちだ。

 尾地はその言葉はさすがに言えず、胸にしまった。

 「じゃあ、その希望の成果が私達だね」

 サヤカのその言葉に、尾地は自分の心を盗まれたかのようにドキリとした。

 「あーー、すっとした!先生は私達が必要で、私達は先生が好き。ウィンウィンってやつだね!」

 五つの寝袋がバタバタと暴れだす。

 尾地は照れながら

 「あの頃も中年だったけど、今じゃもっと中年になっちゃったけどね」

 尾地は薄暗闇の中、薄くなった頭髪をなでた。

 「ほら、皆さんもう寝てください。仕事はまだ途中ですよ。休憩の時間です」

 思い出ばなしの終わりを告げた。

 素直に静かになる一同。尾地も座ったまま壁に持たれて休息しようとする。

 サヤカは尾地の顔を見て、寝袋を大きく開く。下着姿の彼女の豊かな体が闇の中に輝く。

 「先生、一緒に寝る?」

 「体力を取っておいてください、お互いに」

 冗談に見せかけての僅かな願いを、尾地は冷淡に断った。

 灯りは消されて、部屋は暗闇となった。





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