157 / 794
学院編 1 魔力測定で危機一髪
14 少年剣士は友情に惑う
しおりを挟む
【アレックス視点】
「アレックスも話に加わったら?」
騒がしい剣技科の教室は、休み時間には魔法科の女子の話題でもちきりだ。エミリーのスカートから見える脚の話で、何人かの生徒が盛り上がっている。
「いや。俺は別に……」
エミリーの脚には興味がない。本当だ。
「エミリーは脚綺麗だからねえ。ね、そう思うでしょ?」
いちいち見ていない。だって、ジュリアの脚が気になって仕方がないのだから。
「俺に聞くなよ。お前だって脚出てるだろうが」
腿の途中までの長さのズボン、膝上までのソックス。脚は隠れているようでいて、白い腿は結構見えている。普通の令嬢ならばドレスの中に隠れている部分なのだ。
「私は動きやすいからこれでいいの」
お前はよくても。
「俺はよくない」
「何で?」
他の奴らにお前が値踏みされてるのを知らないだろう?
エミリーの脚の話をしている奴らは、ジュリアがいないところでジュリアの脚の話をしている。
「なあなあ、俺も話に混ぜてよ」
俺の肩を叩いて、レナード・ネオブリーが声をかけてきた。
「……誰?」
ジュリアは全く覚えていないらしい。自己紹介の時、半分寝てたもんな。入学式の前の日は興奮して寝られなかったって言う割に、マリナからはジュリアが寝坊したって聞いたけど。
「誰ってひどいなー、ジュリアちゃん」
ジュリア、ちゃん?
ジュリアにちゃんをつけて呼べるのは、妹のアリッサだけだろ?何でお前が呼ぶんだよ!
レナードの兄達は騎士団に所属していて、うちにも出入りしていたらしい。エレノアの話題になって話が変な方向へ行ってしまった。
「まあまあアレックス。エレノアがモテてるのは前からじゃない。ここはひとつ、共通の話題が見つかったってことで、レナードと仲良くしようよ」
バシッ。
「何か納得いかない……」
エレノアに手を出そうとしているのも問題だが、ジュリアに馴れ馴れしいのが気になる。
「いやあ、流石ジュリアちゃんだねえ。話が分かる。エレノアっていうんだ、そのコ」
「レナードは年上が好きなの?」
「んー、どっちでもいいかな。年上は年上でオトし甲斐があるっていうか」
こいつ、恋愛をゲームだと思っている奴だな。
騎士になんかなったら、片っ端から若い女に声をかけて遊び歩くタイプだ。
「うちの侍女をオトそうとするなよ」
俺はエレノアを姉のような存在だと思っている。いい加減な奴に捕まって泣かされる姿を見たくない。
「じゃあ、ジュリアちゃんでいいや」
「私!?」
「はあっ!?」
どうしてそうなる?
ジュリアに目をつけるなよ!にやにやしているのも気に食わないな。
「君達婚約してないんでしょ?ジュリアちゃんの隣はまだ空席ってことだもんね」
ああそうだよ。婚約者じゃなくて親友だよ、悪いか?
セドリック殿下の誕生会や、その後の舞踏会では何度か一緒に踊ってはいるが、告白したことも覚えていないジュリアは俺を親友だと思っている。
何と言っても上げ足を取られそうだ。俺は俯いた。
と。
急に腕が引かれた。
「悪いけど、婚約者の席はもう埋まってるの。諦めてもらえる?」
――え?
埋まってる、って俺の腕を引いたよな?
婚約者の席にいるのは、俺なのか?
俺は驚いてジュリアを見た。俺の腕に腕を絡ませて、レナードに何か言っている。
話の内容が耳に入らない。
俺はジュリアが怯むことなくはきはきと話す姿を横から見ていた。
銀色の睫毛、アメジストの瞳、化粧をしていないのに赤い唇。男だと思っていた彼女が女だと分かってから、この二年でジュリアの女らしさが増しているような気がする。
ジュリアの手をいつまでも握っているレナードを睨み、俺は自分の席に着いた。
◆◆◆
練習試合で実力を見ると、ロディアス先生は言った。父上も先生に学んだことがあると言っていた。素晴らしい先生だと。
力で押してくるジェレミーを躱し、そろそろ終わろうかと思い、試合を終えた。早くに決着をつけられたが、視界の隅にジュリアが応援してくれているのが見えて、もっと応援してほしいと思った。
「わざと負けてくれと言われちゃ、負けてやるしかねえよな」
ジェレミーがありもしないことを言い出した。昨日の入学式から、今朝もそうだが、こいつと親しく話した覚えはない。
「待ってください!」
良く通る声がし、ジュリアが壁を乗り越えて闘技場の中へ入ってきた。
俺の無実を証明しようと、懸命に先生に訴えている。
――嬉しい。
ジェレミーへの怒りが吹き飛んだ。俺を信用してかばってくれるジュリアが愛しい。
――愛しい?何だ、この気持ちは。
「どうも俺に叩き潰されてえみたいだな?ああ?」
口喧嘩で勝てないと思ったのか、ジェレミーはジュリアの服を掴んだ。
「やめろ!」
太い腕を払い落とすと、ジェレミーは軽く俺を睨んだ。
――ジュリアに手を上げるな。次にやったら……。
自分が貶められた時には感じなかった殺意が湧いた。
◆◆◆
「エレノアは、騎士のネオブリーと知り合いなのか?」
寮の自室に戻り、俺はさりげなく聞いてみた。
「知り合い、ですか?」
エレノアは顎に指先を当て、少し考えるようなそぶりをしてから、水溜りに嵌ったときのような嫌そうな顔をした。
「存じておりますよ。三兄弟とも明るめの茶色い髪、青い瞳の騎士の方で」
「多分それだ。その三人の騎士の弟が、俺の同級生なんだ」
「そうですか。お兄様方は揃いも揃って軽薄ですから、感化されていないといいですけど」
「エレノアは言い寄られたのか?」
一度持ち上げたティーポットをテーブルに置き、エレノアは溜息をついた。
「言い寄る?……なんて簡単に片づけられるレベルではございません」
「な、そんな……一体何をされたんだ?」
「アレックス様はなさったことがないような手口ですとしか申し上げられません」
手口?
犯罪のようなものだったのか?
犯罪でなくても、俺は誰かに言い寄るなんてしたことはないが。
「犯罪、なのか……?」
俺は表情を失くした。
身近な、姉のような侍女が、同級生の兄に……。考えたくない。
「ええ。邪魔だったら、邪魔だったら、ありませんわよ!」
紅茶をカップに注ぎいれ、エレノアは俺の前に置く。
「お部屋の掃除をしている時も、厨房から旦那様の軽食を運んできた時も、奥様のお部屋から洗濯物を運んできた時も、とーにーかーく付きまとってくるんですのよ」
「え……」
「仕事の邪魔なんです。ずーっと傍でへらへら笑いながら、自分の手柄の話をしたり、筋肉自慢をしたり」
「筋肉自慢……」
それは父上の影響だろうな。
「私には効果がございませんでしたけれどね。私は騎士には興味がありませんので」
そう言って美しい侍女は笑った。
「じゃあ、エレノアはどんな人が好きなの?レナードが……あ、同じクラスの奴がネオブリーの四男で、レナードって言うんだけど。年上も好きだって」
「年下は無理です」
「む、無理……」
思わず顔が引きつった。
「どんな感じの人が好みなの?」
「従者のアリステアさんですね」
「えっ……」
本日何度目かの驚きが襲う。
アリステアって、数字に弱い父上の代わりに経理を任されている男じゃないか。確か、三十歳は越えていたような気がする。エレノアは二十歳にもなっていないのだから、随分年上が好きなんだな。
……ああ、そうか。アリステアは鍛えてもいるが細身で、筋肉自慢をするようなタイプじゃないし、使用人達の話をよく聞いて的確な答えをくれると聞いた。
「ネオブリー家の弟さんなら、お兄様方と同じような方なのでしょう?アレックス様の友情に水を差すようで申し訳ございませんが、私をその方に紹介なさったりしないでくださいませね」
エレノアにはっきりと釘を刺され、俺は苦笑いを浮かべて頷いた。
「アレックスも話に加わったら?」
騒がしい剣技科の教室は、休み時間には魔法科の女子の話題でもちきりだ。エミリーのスカートから見える脚の話で、何人かの生徒が盛り上がっている。
「いや。俺は別に……」
エミリーの脚には興味がない。本当だ。
「エミリーは脚綺麗だからねえ。ね、そう思うでしょ?」
いちいち見ていない。だって、ジュリアの脚が気になって仕方がないのだから。
「俺に聞くなよ。お前だって脚出てるだろうが」
腿の途中までの長さのズボン、膝上までのソックス。脚は隠れているようでいて、白い腿は結構見えている。普通の令嬢ならばドレスの中に隠れている部分なのだ。
「私は動きやすいからこれでいいの」
お前はよくても。
「俺はよくない」
「何で?」
他の奴らにお前が値踏みされてるのを知らないだろう?
エミリーの脚の話をしている奴らは、ジュリアがいないところでジュリアの脚の話をしている。
「なあなあ、俺も話に混ぜてよ」
俺の肩を叩いて、レナード・ネオブリーが声をかけてきた。
「……誰?」
ジュリアは全く覚えていないらしい。自己紹介の時、半分寝てたもんな。入学式の前の日は興奮して寝られなかったって言う割に、マリナからはジュリアが寝坊したって聞いたけど。
「誰ってひどいなー、ジュリアちゃん」
ジュリア、ちゃん?
ジュリアにちゃんをつけて呼べるのは、妹のアリッサだけだろ?何でお前が呼ぶんだよ!
レナードの兄達は騎士団に所属していて、うちにも出入りしていたらしい。エレノアの話題になって話が変な方向へ行ってしまった。
「まあまあアレックス。エレノアがモテてるのは前からじゃない。ここはひとつ、共通の話題が見つかったってことで、レナードと仲良くしようよ」
バシッ。
「何か納得いかない……」
エレノアに手を出そうとしているのも問題だが、ジュリアに馴れ馴れしいのが気になる。
「いやあ、流石ジュリアちゃんだねえ。話が分かる。エレノアっていうんだ、そのコ」
「レナードは年上が好きなの?」
「んー、どっちでもいいかな。年上は年上でオトし甲斐があるっていうか」
こいつ、恋愛をゲームだと思っている奴だな。
騎士になんかなったら、片っ端から若い女に声をかけて遊び歩くタイプだ。
「うちの侍女をオトそうとするなよ」
俺はエレノアを姉のような存在だと思っている。いい加減な奴に捕まって泣かされる姿を見たくない。
「じゃあ、ジュリアちゃんでいいや」
「私!?」
「はあっ!?」
どうしてそうなる?
ジュリアに目をつけるなよ!にやにやしているのも気に食わないな。
「君達婚約してないんでしょ?ジュリアちゃんの隣はまだ空席ってことだもんね」
ああそうだよ。婚約者じゃなくて親友だよ、悪いか?
セドリック殿下の誕生会や、その後の舞踏会では何度か一緒に踊ってはいるが、告白したことも覚えていないジュリアは俺を親友だと思っている。
何と言っても上げ足を取られそうだ。俺は俯いた。
と。
急に腕が引かれた。
「悪いけど、婚約者の席はもう埋まってるの。諦めてもらえる?」
――え?
埋まってる、って俺の腕を引いたよな?
婚約者の席にいるのは、俺なのか?
俺は驚いてジュリアを見た。俺の腕に腕を絡ませて、レナードに何か言っている。
話の内容が耳に入らない。
俺はジュリアが怯むことなくはきはきと話す姿を横から見ていた。
銀色の睫毛、アメジストの瞳、化粧をしていないのに赤い唇。男だと思っていた彼女が女だと分かってから、この二年でジュリアの女らしさが増しているような気がする。
ジュリアの手をいつまでも握っているレナードを睨み、俺は自分の席に着いた。
◆◆◆
練習試合で実力を見ると、ロディアス先生は言った。父上も先生に学んだことがあると言っていた。素晴らしい先生だと。
力で押してくるジェレミーを躱し、そろそろ終わろうかと思い、試合を終えた。早くに決着をつけられたが、視界の隅にジュリアが応援してくれているのが見えて、もっと応援してほしいと思った。
「わざと負けてくれと言われちゃ、負けてやるしかねえよな」
ジェレミーがありもしないことを言い出した。昨日の入学式から、今朝もそうだが、こいつと親しく話した覚えはない。
「待ってください!」
良く通る声がし、ジュリアが壁を乗り越えて闘技場の中へ入ってきた。
俺の無実を証明しようと、懸命に先生に訴えている。
――嬉しい。
ジェレミーへの怒りが吹き飛んだ。俺を信用してかばってくれるジュリアが愛しい。
――愛しい?何だ、この気持ちは。
「どうも俺に叩き潰されてえみたいだな?ああ?」
口喧嘩で勝てないと思ったのか、ジェレミーはジュリアの服を掴んだ。
「やめろ!」
太い腕を払い落とすと、ジェレミーは軽く俺を睨んだ。
――ジュリアに手を上げるな。次にやったら……。
自分が貶められた時には感じなかった殺意が湧いた。
◆◆◆
「エレノアは、騎士のネオブリーと知り合いなのか?」
寮の自室に戻り、俺はさりげなく聞いてみた。
「知り合い、ですか?」
エレノアは顎に指先を当て、少し考えるようなそぶりをしてから、水溜りに嵌ったときのような嫌そうな顔をした。
「存じておりますよ。三兄弟とも明るめの茶色い髪、青い瞳の騎士の方で」
「多分それだ。その三人の騎士の弟が、俺の同級生なんだ」
「そうですか。お兄様方は揃いも揃って軽薄ですから、感化されていないといいですけど」
「エレノアは言い寄られたのか?」
一度持ち上げたティーポットをテーブルに置き、エレノアは溜息をついた。
「言い寄る?……なんて簡単に片づけられるレベルではございません」
「な、そんな……一体何をされたんだ?」
「アレックス様はなさったことがないような手口ですとしか申し上げられません」
手口?
犯罪のようなものだったのか?
犯罪でなくても、俺は誰かに言い寄るなんてしたことはないが。
「犯罪、なのか……?」
俺は表情を失くした。
身近な、姉のような侍女が、同級生の兄に……。考えたくない。
「ええ。邪魔だったら、邪魔だったら、ありませんわよ!」
紅茶をカップに注ぎいれ、エレノアは俺の前に置く。
「お部屋の掃除をしている時も、厨房から旦那様の軽食を運んできた時も、奥様のお部屋から洗濯物を運んできた時も、とーにーかーく付きまとってくるんですのよ」
「え……」
「仕事の邪魔なんです。ずーっと傍でへらへら笑いながら、自分の手柄の話をしたり、筋肉自慢をしたり」
「筋肉自慢……」
それは父上の影響だろうな。
「私には効果がございませんでしたけれどね。私は騎士には興味がありませんので」
そう言って美しい侍女は笑った。
「じゃあ、エレノアはどんな人が好きなの?レナードが……あ、同じクラスの奴がネオブリーの四男で、レナードって言うんだけど。年上も好きだって」
「年下は無理です」
「む、無理……」
思わず顔が引きつった。
「どんな感じの人が好みなの?」
「従者のアリステアさんですね」
「えっ……」
本日何度目かの驚きが襲う。
アリステアって、数字に弱い父上の代わりに経理を任されている男じゃないか。確か、三十歳は越えていたような気がする。エレノアは二十歳にもなっていないのだから、随分年上が好きなんだな。
……ああ、そうか。アリステアは鍛えてもいるが細身で、筋肉自慢をするようなタイプじゃないし、使用人達の話をよく聞いて的確な答えをくれると聞いた。
「ネオブリー家の弟さんなら、お兄様方と同じような方なのでしょう?アレックス様の友情に水を差すようで申し訳ございませんが、私をその方に紹介なさったりしないでくださいませね」
エレノアにはっきりと釘を刺され、俺は苦笑いを浮かべて頷いた。
0
あなたにおすすめの小説
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
生まれ変わりも楽じゃない ~生まれ変わっても私はわたし~
こひな
恋愛
市川みのり 31歳。
成り行きで、なぜかバリバリのキャリアウーマンをやっていた私。
彼氏なし・趣味は食べることと読書という仕事以外は引きこもり気味な私が、とばっちりで異世界転生。
貴族令嬢となり、四苦八苦しつつ異世界を生き抜くお話です。
※いつも読んで頂きありがとうございます。誤字脱字のご指摘ありがとうございます。
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
【完結】転生したので悪役令嬢かと思ったらヒロインの妹でした
果実果音
恋愛
まあ、ラノベとかでよくある話、転生ですね。
そういう類のものは結構読んでたから嬉しいなーと思ったけど、
あれあれ??私ってもしかしても物語にあまり関係の無いというか、全くないモブでは??だって、一度もこんな子出てこなかったもの。
じゃあ、気楽にいきますか。
*『小説家になろう』様でも公開を始めましたが、修正してから公開しているため、こちらよりも遅いです。また、こちらでも、『小説家になろう』様の方で完結しましたら修正していこうと考えています。
【完結】溺愛?執着?転生悪役令嬢は皇太子から逃げ出したい~絶世の美女の悪役令嬢はオカメを被るが、独占しやすくて皇太子にとって好都合な模様~
うり北 うりこ@ざまされ2巻発売中
恋愛
平安のお姫様が悪役令嬢イザベルへと転生した。平安の記憶を思い出したとき、彼女は絶望することになる。
絶世の美女と言われた切れ長の細い目、ふっくらとした頬、豊かな黒髪……いわゆるオカメ顔ではなくなり、目鼻立ちがハッキリとし、ふくよかな頬はなくなり、金の髪がうねるというオニのような見た目(西洋美女)になっていたからだ。
今世での絶世の美女でも、美意識は平安。どうにか、この顔を見られない方法をイザベルは考え……、それは『オカメ』を装備することだった。
オカメ狂の悪役令嬢イザベルと、
婚約解消をしたくない溺愛・執着・イザベル至上主義の皇太子ルイスのオカメラブコメディー。
※執着溺愛皇太子と平安乙女のオカメな悪役令嬢とのラブコメです。
※主人公のイザベルの思考と話す言葉の口調が違います。分かりにくかったら、すみません。
※途中からダブルヒロインになります。
イラストはMasquer様に描いて頂きました。
お人好しの悪役令嬢は悪役になりきれない
あーもんど
恋愛
ある日、悪役令嬢に憑依してしまった主人公。
困惑するものの、わりとすんなり状況を受け入れ、『必ず幸せになる!』と決意。
さあ、第二の人生の幕開けよ!────と意気込むものの、人生そう上手くいかず……
────えっ?悪役令嬢って、家族と不仲だったの?
────ヒロインに『悪役になりきれ』って言われたけど、どうすれば……?
などと悩みながらも、真っ向から人と向き合い、自分なりの道を模索していく。
そんな主人公に惹かれたのか、皆だんだん優しくなっていき……?
ついには、主人公を溺愛するように!
────これは孤独だった悪役令嬢が家族に、攻略対象者に、ヒロインに愛されまくるお語。
◆小説家になろう様にて、先行公開中◆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる