226 / 794
学院編 3 初めてのキスと恐怖の勉強会
75 悪役令嬢は膝枕をする
しおりを挟む
図書室で適当な本を手に取ったジュリアとアレックスは、外が一望できる窓の傍の長椅子に座り、読書を始め……たのだが五分ともたなかった。
「眠い……」
とうとうアレックスが本を閉じ、椅子の背もたれに身体を預けた。
「まだ少ししか読んでないじゃん」
『はじめに』の次の次のページで挫折している。ジュリアも第一章の二ページ目から挿絵だけを見ていた。彼を批判できるほど読んでいない。
「『剣術偉人伝』っていうくらいだから、技の数々が載ってるかと思ったのに、歴史の本みたいなんだよな。俺、歴史の時間は眠くなるんだよ」
「学院長先生の授業、いつも寝てるもんね。一番前で」
「ああ。一番前でも眠いものは眠いんだ!ジュリアは読んだのかよ」
「『世界の宝剣』は、絵がいっぱいで面白いよ。解説は読んでないけど」
「ページめくってるだけだろ」
「バレたか」
「……なあ、このまま昼寝させて」
アレックスはジュリアの膝に頭を乗せて長椅子に身体を横たえた。
「ずるい。私が寝られないじゃん」
「早いモン勝ちだろ」
金色の瞳が悪戯そうに笑う。最近の彼は時々色気のある顔をするようになった。ジュリアの胸が高鳴った。
――ま、いいか……。たまにはこういうのも悪くない。
「少し経ったら起こすからね?」
「優しく頼む」
「うん」
読書にも飽きたジュリアは、本を傍らのテーブルに置いて窓の外を眺めた。図書室は三階にあり、遠くの山々が秋の色に染まっているのが見える。夕焼けと相まって美しい。
――また、ここに来ようかな……。
ぼんやりと考えているうちに、瞼が重くなってきた。下校のチャイムには気づくだろう。
――少しだけなら寝てもいいよね?
熟睡しているアレックスの赤い髪を撫で、ジュリアは目を閉じた。
◆◆◆
「お嬢様、お嬢様!」
「ん……」
――誰だっけ、この声……。
寮の部屋のベッドで寝てしまったのか。エミリーは薄く目を開けた。
「お嬢様、起きてください」
ぼんやりと視界に入った男は、リリーの夫で従僕のロイドだ。寝室に起こしに来るのはリリーの役目なのに、と回らない頭で考える。
――あ、そっか。マリナの支度に行ったんだ。
『自分はマリナ様のお支度に参りますので、エミリー様はどうぞお休みになっていてください』と言われた気がする。しかし、リリーがいない間にロイドが起こしに来る理由が分からない。
「リリーは寝てていいって言ってた……」
再び寝具に潜りこもうとするエミリーの背後で、ロイドと誰かが会話している。誰でも構わない。事故でファーストキスを奪われてしまったショックで、今日はもう寝ることに決めたのだ。
ドアの音がする。寝室からロイド達が出ていったようだ。
「起きろ」
耳元に低い声が聞こえた。今、一番聞きたくない声だった。
――空耳、よね?
「起きろと言っているのが聞こえないか?」
声をかけている人物に背を向けていたが、肩を掴んで仰向けにされる。
「……っ!」
目の前には黒と赤の瞳。こちらを見つめる視線には微熱を感じる。エミリーは真っ赤になった……ただし、自分しか分からない程度に。
「目は覚めていたようだな。どうして急に帰ったんだ」
「どうして……って、あのままいられるほど、私は鈍感じゃないわ」
「そうか」
敬語を使わなかったエミリーにマシューは目を細めベッドに腰掛けた。医務室でのキスを思い出し、エミリーは身体をずらしてマシューから離れようとする。リリーがローブと制服の上着を脱がせてくれたので比較的身軽だった。
「あの後、ロンとジュリアに責められた。俺は、事故だったなどと言い逃れをするつもりはない」
「……はあ」
何と相槌を打ったらいいのだろう。天井を見つめたまま、エミリーは混乱していた。
「お前が望むなら、魔法で記憶を封印してもいい。……どうだ?」
「封印……」
最悪ではあったが、あの時感じた胸の高鳴りを忘れてしまうのは勿体ない気がする。
向こうを向いている彼の表情は分からないが、耳まで赤くなっているのが見える。
――もしかして、照れてるの?
「後から聞いたが、ロンが先に浄化の魔法をかけていた。魔力を一気に放出したから疲れただろうが、体調には問題ないだろう。記憶を封印しても生活に支障は……」
「後悔してる?」
「なっ……」
びくりと肩を震わせ、マシューはエミリーを見た。
「私にキスしたこと、後悔しているから……封印したいの?」
起き上がって膝をついて座り、マシューの腕に触れた。辺りにミントの香りが漂い、彼の魔力が漏れている気配がする。動揺しているのだ。
「……後悔は、した」
「……」
エミリーの胸が痛んだ。彼には不本意なキスだったのだ。
「そう……」
事故でキスした相手に覚えていられるのも不快だろう。彼の提案に従い、記憶を封印してもらおうか。
「ジュリアが……その……お前は初めての口づけだったと言っていたが、本当か」
「今さら何の確認?」
「本当なんだな?」
「初めてだったら何?覚えていられるのが迷惑なら、さっさと記憶を……」
バサッ。
――え?
ローブの衣擦れの音がし、エミリーは温かい腕に包まれた。
◆◆◆
「遅いぞ」
更衣室からいくらも進まないうちに、レイモンドが仁王立ちで待っていた。
「申し訳ございません」
「謝らなくてもいいよ、マリナ。時間を取らせたのは僕なんだから」
「……無事、済んだのか?」
マリナの髪飾りを見たレイモンドが口の端を上げて問う。セドリックは深く頷いた。
「うん。ありがとう。レイのおかげだよ」
「それにしても……これ見よがしにサファイアがついているな。金の装飾も見事だ」
「うちに出入りしている宝石商に作らせたんだ。学院入学前に届くはずだったんだけど、遅れてしまって」
うちに出入り、とは即ち王家御用達の宝石商なのだろう。職人の腕も良く一級品しか扱わない。とんでもない品物をもらってしまったとマリナは思った。
「……嬉しい」
車寄せへ向かう途中、ピアノ室の前の廊下でセドリックはふにゃりと笑って呟いた。
「は?」
「マリナに、セドリック様って呼ばれるのが」
「セドリック様がご自分でそうしてくれとおっしゃったではありませんか」
――『王太子様』とか『殿下』と呼んだら返事しない、って拗ねたのは誰よ。
会話中に名前で呼びかけると、彼は心から嬉しそうに笑う。王太子である彼を名前で呼ぶのは、両親である国王夫妻と腹心のレイモンドくらいなものなのだろう。
「うん。マリナには王太子としての僕じゃなく、素のままのセドリックを見ていてほしいから。……ずっと、僕の隣で」
「……えっと……」
――何かのメーターが振り切れたのかしら。こっちを見てる、じっと見てる。何なの?
今日は二人にとっていろいろな事件があった。二時間目と三時間目の間の休み時間には、マリナの正直な気持ちを話し、保留にしていた婚約も元通りになった(?)かもしれない。放課後はハロルドと三人で勉強会をして、結果的にセドリックの独占欲を煽ってしまったようだ。マリナの髪に自分の色の髪飾りをつけて気持ちが満たされたのか、セドリックはハイテンションのままだった。
「マリナ……」
海の色の瞳がキラキラとして、かすかに上気した頬も、半開きの口も……。
――この顔、見覚えがある!
マリナは一歩後退しようとしたが、強く掴まれている手を振り払えなかった。
「僕の心は未来永劫君のものだよ。今ここで、君だけを愛し続けると誓うよ!」
キラキラキラーン。
セドリックの背後に煌めくオーラが見えた……気がした。
――この台詞って、好感度がMAXになった証だわ!
道理で見覚えがあったはずだ。しかし、こういう台詞が囁かれるのはもっと終盤だ。校内で何度か二人きりのデートを重ね、中庭の噴水に行くとBGMが変わってこの展開になるのではなかったか。
――廊下で何をやってるのかしら。
しかもセドリックは通行人を気にせずに跪いているのだ。王子を跪かせたマリナを、下校する生徒達がじろじろと見ては何かヒソヒソと話している。
「あ、あの、セドリック様。人目がありますので、立ち上がっていただけますか」
「そうだ、邪魔だ。いい加減にしろ、セドリック」
レイモンドが冷たい視線を注ぎ、セドリックの脇に手を入れて立ち上がらせた。
「邪魔なのはどっちだよ、レイ。折角いいところだったのに……」
唇を尖らせたセドリックの耳元にレイモンドが呟く。
「マリナが悪く言われかねないぞ。自重しろと言っただろうが」
「はっ……ご、ごめん。つい気持ちが昂ってしまって」
泣きそうな顔でマリナを見る。身体は大きくなっても、泣きべそ顔は子供時代の面影がある。強くは言えない気がした。
「いえ、……お気持ちは嬉し……キャッ」
嬉しかったです、と言いかけたところでセドリックが抱きしめ、マリナはまたしても通行人にヒソヒソ噂されることとなった。
「眠い……」
とうとうアレックスが本を閉じ、椅子の背もたれに身体を預けた。
「まだ少ししか読んでないじゃん」
『はじめに』の次の次のページで挫折している。ジュリアも第一章の二ページ目から挿絵だけを見ていた。彼を批判できるほど読んでいない。
「『剣術偉人伝』っていうくらいだから、技の数々が載ってるかと思ったのに、歴史の本みたいなんだよな。俺、歴史の時間は眠くなるんだよ」
「学院長先生の授業、いつも寝てるもんね。一番前で」
「ああ。一番前でも眠いものは眠いんだ!ジュリアは読んだのかよ」
「『世界の宝剣』は、絵がいっぱいで面白いよ。解説は読んでないけど」
「ページめくってるだけだろ」
「バレたか」
「……なあ、このまま昼寝させて」
アレックスはジュリアの膝に頭を乗せて長椅子に身体を横たえた。
「ずるい。私が寝られないじゃん」
「早いモン勝ちだろ」
金色の瞳が悪戯そうに笑う。最近の彼は時々色気のある顔をするようになった。ジュリアの胸が高鳴った。
――ま、いいか……。たまにはこういうのも悪くない。
「少し経ったら起こすからね?」
「優しく頼む」
「うん」
読書にも飽きたジュリアは、本を傍らのテーブルに置いて窓の外を眺めた。図書室は三階にあり、遠くの山々が秋の色に染まっているのが見える。夕焼けと相まって美しい。
――また、ここに来ようかな……。
ぼんやりと考えているうちに、瞼が重くなってきた。下校のチャイムには気づくだろう。
――少しだけなら寝てもいいよね?
熟睡しているアレックスの赤い髪を撫で、ジュリアは目を閉じた。
◆◆◆
「お嬢様、お嬢様!」
「ん……」
――誰だっけ、この声……。
寮の部屋のベッドで寝てしまったのか。エミリーは薄く目を開けた。
「お嬢様、起きてください」
ぼんやりと視界に入った男は、リリーの夫で従僕のロイドだ。寝室に起こしに来るのはリリーの役目なのに、と回らない頭で考える。
――あ、そっか。マリナの支度に行ったんだ。
『自分はマリナ様のお支度に参りますので、エミリー様はどうぞお休みになっていてください』と言われた気がする。しかし、リリーがいない間にロイドが起こしに来る理由が分からない。
「リリーは寝てていいって言ってた……」
再び寝具に潜りこもうとするエミリーの背後で、ロイドと誰かが会話している。誰でも構わない。事故でファーストキスを奪われてしまったショックで、今日はもう寝ることに決めたのだ。
ドアの音がする。寝室からロイド達が出ていったようだ。
「起きろ」
耳元に低い声が聞こえた。今、一番聞きたくない声だった。
――空耳、よね?
「起きろと言っているのが聞こえないか?」
声をかけている人物に背を向けていたが、肩を掴んで仰向けにされる。
「……っ!」
目の前には黒と赤の瞳。こちらを見つめる視線には微熱を感じる。エミリーは真っ赤になった……ただし、自分しか分からない程度に。
「目は覚めていたようだな。どうして急に帰ったんだ」
「どうして……って、あのままいられるほど、私は鈍感じゃないわ」
「そうか」
敬語を使わなかったエミリーにマシューは目を細めベッドに腰掛けた。医務室でのキスを思い出し、エミリーは身体をずらしてマシューから離れようとする。リリーがローブと制服の上着を脱がせてくれたので比較的身軽だった。
「あの後、ロンとジュリアに責められた。俺は、事故だったなどと言い逃れをするつもりはない」
「……はあ」
何と相槌を打ったらいいのだろう。天井を見つめたまま、エミリーは混乱していた。
「お前が望むなら、魔法で記憶を封印してもいい。……どうだ?」
「封印……」
最悪ではあったが、あの時感じた胸の高鳴りを忘れてしまうのは勿体ない気がする。
向こうを向いている彼の表情は分からないが、耳まで赤くなっているのが見える。
――もしかして、照れてるの?
「後から聞いたが、ロンが先に浄化の魔法をかけていた。魔力を一気に放出したから疲れただろうが、体調には問題ないだろう。記憶を封印しても生活に支障は……」
「後悔してる?」
「なっ……」
びくりと肩を震わせ、マシューはエミリーを見た。
「私にキスしたこと、後悔しているから……封印したいの?」
起き上がって膝をついて座り、マシューの腕に触れた。辺りにミントの香りが漂い、彼の魔力が漏れている気配がする。動揺しているのだ。
「……後悔は、した」
「……」
エミリーの胸が痛んだ。彼には不本意なキスだったのだ。
「そう……」
事故でキスした相手に覚えていられるのも不快だろう。彼の提案に従い、記憶を封印してもらおうか。
「ジュリアが……その……お前は初めての口づけだったと言っていたが、本当か」
「今さら何の確認?」
「本当なんだな?」
「初めてだったら何?覚えていられるのが迷惑なら、さっさと記憶を……」
バサッ。
――え?
ローブの衣擦れの音がし、エミリーは温かい腕に包まれた。
◆◆◆
「遅いぞ」
更衣室からいくらも進まないうちに、レイモンドが仁王立ちで待っていた。
「申し訳ございません」
「謝らなくてもいいよ、マリナ。時間を取らせたのは僕なんだから」
「……無事、済んだのか?」
マリナの髪飾りを見たレイモンドが口の端を上げて問う。セドリックは深く頷いた。
「うん。ありがとう。レイのおかげだよ」
「それにしても……これ見よがしにサファイアがついているな。金の装飾も見事だ」
「うちに出入りしている宝石商に作らせたんだ。学院入学前に届くはずだったんだけど、遅れてしまって」
うちに出入り、とは即ち王家御用達の宝石商なのだろう。職人の腕も良く一級品しか扱わない。とんでもない品物をもらってしまったとマリナは思った。
「……嬉しい」
車寄せへ向かう途中、ピアノ室の前の廊下でセドリックはふにゃりと笑って呟いた。
「は?」
「マリナに、セドリック様って呼ばれるのが」
「セドリック様がご自分でそうしてくれとおっしゃったではありませんか」
――『王太子様』とか『殿下』と呼んだら返事しない、って拗ねたのは誰よ。
会話中に名前で呼びかけると、彼は心から嬉しそうに笑う。王太子である彼を名前で呼ぶのは、両親である国王夫妻と腹心のレイモンドくらいなものなのだろう。
「うん。マリナには王太子としての僕じゃなく、素のままのセドリックを見ていてほしいから。……ずっと、僕の隣で」
「……えっと……」
――何かのメーターが振り切れたのかしら。こっちを見てる、じっと見てる。何なの?
今日は二人にとっていろいろな事件があった。二時間目と三時間目の間の休み時間には、マリナの正直な気持ちを話し、保留にしていた婚約も元通りになった(?)かもしれない。放課後はハロルドと三人で勉強会をして、結果的にセドリックの独占欲を煽ってしまったようだ。マリナの髪に自分の色の髪飾りをつけて気持ちが満たされたのか、セドリックはハイテンションのままだった。
「マリナ……」
海の色の瞳がキラキラとして、かすかに上気した頬も、半開きの口も……。
――この顔、見覚えがある!
マリナは一歩後退しようとしたが、強く掴まれている手を振り払えなかった。
「僕の心は未来永劫君のものだよ。今ここで、君だけを愛し続けると誓うよ!」
キラキラキラーン。
セドリックの背後に煌めくオーラが見えた……気がした。
――この台詞って、好感度がMAXになった証だわ!
道理で見覚えがあったはずだ。しかし、こういう台詞が囁かれるのはもっと終盤だ。校内で何度か二人きりのデートを重ね、中庭の噴水に行くとBGMが変わってこの展開になるのではなかったか。
――廊下で何をやってるのかしら。
しかもセドリックは通行人を気にせずに跪いているのだ。王子を跪かせたマリナを、下校する生徒達がじろじろと見ては何かヒソヒソと話している。
「あ、あの、セドリック様。人目がありますので、立ち上がっていただけますか」
「そうだ、邪魔だ。いい加減にしろ、セドリック」
レイモンドが冷たい視線を注ぎ、セドリックの脇に手を入れて立ち上がらせた。
「邪魔なのはどっちだよ、レイ。折角いいところだったのに……」
唇を尖らせたセドリックの耳元にレイモンドが呟く。
「マリナが悪く言われかねないぞ。自重しろと言っただろうが」
「はっ……ご、ごめん。つい気持ちが昂ってしまって」
泣きそうな顔でマリナを見る。身体は大きくなっても、泣きべそ顔は子供時代の面影がある。強くは言えない気がした。
「いえ、……お気持ちは嬉し……キャッ」
嬉しかったです、と言いかけたところでセドリックが抱きしめ、マリナはまたしても通行人にヒソヒソ噂されることとなった。
0
あなたにおすすめの小説
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
【完結】溺愛?執着?転生悪役令嬢は皇太子から逃げ出したい~絶世の美女の悪役令嬢はオカメを被るが、独占しやすくて皇太子にとって好都合な模様~
うり北 うりこ@ざまされ2巻発売中
恋愛
平安のお姫様が悪役令嬢イザベルへと転生した。平安の記憶を思い出したとき、彼女は絶望することになる。
絶世の美女と言われた切れ長の細い目、ふっくらとした頬、豊かな黒髪……いわゆるオカメ顔ではなくなり、目鼻立ちがハッキリとし、ふくよかな頬はなくなり、金の髪がうねるというオニのような見た目(西洋美女)になっていたからだ。
今世での絶世の美女でも、美意識は平安。どうにか、この顔を見られない方法をイザベルは考え……、それは『オカメ』を装備することだった。
オカメ狂の悪役令嬢イザベルと、
婚約解消をしたくない溺愛・執着・イザベル至上主義の皇太子ルイスのオカメラブコメディー。
※執着溺愛皇太子と平安乙女のオカメな悪役令嬢とのラブコメです。
※主人公のイザベルの思考と話す言葉の口調が違います。分かりにくかったら、すみません。
※途中からダブルヒロインになります。
イラストはMasquer様に描いて頂きました。
生まれ変わりも楽じゃない ~生まれ変わっても私はわたし~
こひな
恋愛
市川みのり 31歳。
成り行きで、なぜかバリバリのキャリアウーマンをやっていた私。
彼氏なし・趣味は食べることと読書という仕事以外は引きこもり気味な私が、とばっちりで異世界転生。
貴族令嬢となり、四苦八苦しつつ異世界を生き抜くお話です。
※いつも読んで頂きありがとうございます。誤字脱字のご指摘ありがとうございます。
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
【完結】転生したので悪役令嬢かと思ったらヒロインの妹でした
果実果音
恋愛
まあ、ラノベとかでよくある話、転生ですね。
そういう類のものは結構読んでたから嬉しいなーと思ったけど、
あれあれ??私ってもしかしても物語にあまり関係の無いというか、全くないモブでは??だって、一度もこんな子出てこなかったもの。
じゃあ、気楽にいきますか。
*『小説家になろう』様でも公開を始めましたが、修正してから公開しているため、こちらよりも遅いです。また、こちらでも、『小説家になろう』様の方で完結しましたら修正していこうと考えています。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる