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学院編 9 王太子の誕生日
284 悪役令嬢はコーディネートに悩む
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「呼びつけて悪かったね。私が出向いてもよかったが、学院では話せないと思ったんだ」
「分かってます。……レイさ……レイモンド様から婚約解消のお話があったのですね」
ハーリオン侯爵は自分専用の肘掛椅子から立ち上がると、アリッサをの肩を抱いて二人で長椅子に腰かけた。
「アリッサはどうしたい?」
「……婚約解消、したくありません。どうかオードファン公爵様にお話を」
「だろうと思ったよ。あちらから請われて婚約を認めた手前、婚約解消と言われて、私も『はいそうですか』とは承諾しかねたのでな。フレディ……宰相と直接話をしたんだ」
「レイ様のお父様と?」
「やはり、オードファン家でも怪しいと思ったらしい。あれほどお前に熱を上げていた息子が、掌を返したように婚約解消を求めてきたのだから当然だな。寮に常駐している使用人が手紙に書いてきたところによると、レイモンドに言い寄る令嬢が現れたとか」
「……はい。お父様、もう調べちゃったんですか」
「フレディから聞いて、ハロルド付きの二人や、お前達に付いているリリーとロイドからも報告をもらった。レイモンドはセドリック殿下に謹慎を申し渡された、それも、女性問題で、と。合っているか?」
「……」
アリッサはただ頷くしかできなかった。父の集めた情報は、オードファン公爵経由のものもあるようだ。自分の知らないレイモンドの様子が伝わっているに違いない。
「相手は男爵令嬢と聞いたぞ。図々しいにもほどがある。私から男爵に……」
「それだけはやめて、お父様」
「何故だ?娘の婚約者を取られて黙っていろと?」
ここで侯爵家の権力を使えば、断罪される理由を作ってしまう。王太子以下、攻略対象者全員がアイリーンの逆ハーレム要員になったら、侯爵の権力を使ってアイリーンを王太子達から遠ざけようとしたと糾弾される。アリッサは必死に訴えた。
「レイモンド様に言い寄っている方は、私達姉妹と過去に揉めたことがあって。王太子様やレイモンド様と親しくなろうとしていて……婚約者である私達が邪魔だから」
「お前達を押しのけて、王太子妃や公爵夫人になろうとしているのか?報告では秀でたところも特にない凡庸な令嬢だそうだな。そんな娘が」
「とにかく、ダメなの。お父様の力を使って言うことを聞かせても、反発してもっと事態がややこしくなっちゃうと思うの。お願い、お父様」
「手を出すな、か……」
納得していない顔だ。侯爵は苛立ちを隠すように肘掛を指で叩いた。
「お前は黙って見ているのかい?アリッサ。……どうしてもと言うなら、今のところは静観するとしよう。ただし、条件がある。いいか?」
「はい」
「お前達が傷つけられたり、不幸な目に遭いそうになったら、私は自分の判断で、どんな手を使ってでもお前達を助ける。件の令嬢も徹底的に排除するぞ」
「……」
――どうしよう。お父様、本気でアイリーンに怒ってるみたい。
「分かったな?」
「……はい。あ、マリナちゃん達に相談しないと……」
侯爵はアリッサの手を取った。優しく手の甲を撫でながら、
「私は時々、お前達が独り立ちできないのではないかと不安になるよ。いずれは公爵夫人として、自分の判断ができるようにならないといけないのだぞ。社交の場で毎回マリナ達を頼るつもりかい?」
と困ったように尋ねた。
「それは……その時までには、できると……」
声が次第に小さくなったアリッサの頭をぽんぽんと叩き、ハーリオン侯爵は冷えた紅茶をすすったのだった。
◆◆◆
「リリー、……これとこれ、どっちがいい?」
帰りのホームルームを終えてすぐに寮の部屋へ帰ったエミリーは、雑誌を開いて侍女に見せ切羽詰まった顔をした。勿論、表情が読めるのは長年世話をしている侍女ならではの特殊スキルだ。
「どうされました、エミリーお嬢様」
「どうって、ドレスはどちらがいいかって話」
「私はこちらのお色のほうが、エミリー様にお似合いだと思いますけれど、普段選ばれるお色とは少し違いますわね」
「……赤?ジュリアじゃあるまいし」
「深みのあるワインレッドですわ。ジュリア様が好まれるぱっとした赤とは違います」
こんな派手な色の服は着たことがないと、リリーの意見を求めたことを内心後悔しつつ、エミリーは次のページを開いて見せた。
「これとこれは?」
「まあ、このショールは可愛らしいですね。私が見につけるには若作りと言われてしまいそうですが、エミリー様ならぴったりです」
「アリッサが好きそうな薄い色ね。こっちは形が単純だけれど、マリナの好きそうな刺繍がしてあるし」
「皆様へのプレゼントですか?」
「……違う。私が着るの。……今度の王太子誕生日に……デ……デ……」
「デ?」
「デートなの!あ、二人きりじゃなくて、マリナと王太子もいるし、その、単なる護衛みたいなものだけどね。今まで街なんか一緒に行ったことないし、考えてみればデートみたいなものかなって思っ……て……」
早口で一気にまくし立てると、エミリーは羞恥心が膨れ上がって黙り込んだ。リリーの顔を見るのも恥ずかしい。顔を手で覆って俯いた。
「……可愛く……見られたいの。いつもローブしか着てなくて、私、服とかよく分からないから」
絞り出すように言うと、リリーはくすっと笑ってエミリーの手から雑誌を取る。はっとして見ると包み込むような笑顔があった。
「お任せください。私が最高に可愛らしいレディに仕上げてみせますわ」
リリーは胸を叩いて請け負った。
「ありがとう……」
「ところで、エミリー様がデートをなさるお相手は、どちらの御子息ですか?」
「え……」
「エンウィ伯爵家のキース様ですか?」
「違う」
――まずい。
ファーストキスの一件で、リリーはエミリーが悪い男に騙されていると思っている。相手が誰かはっきりさせておきたいのだろう。魔法科教師が相手だと言える雰囲気ではない。
「お相手は?派手好きな方ですか?」
「どちらかというと、地味」
「上級生ですか?」
「うん」
――嘘はついていない。魔法科の先輩に当たるのだから。
「……後は、秘密」
質問攻めにされそうな気がして、エミリーは話を打ち切ると、雑誌を手に取って寝室へ籠った。
「分かってます。……レイさ……レイモンド様から婚約解消のお話があったのですね」
ハーリオン侯爵は自分専用の肘掛椅子から立ち上がると、アリッサをの肩を抱いて二人で長椅子に腰かけた。
「アリッサはどうしたい?」
「……婚約解消、したくありません。どうかオードファン公爵様にお話を」
「だろうと思ったよ。あちらから請われて婚約を認めた手前、婚約解消と言われて、私も『はいそうですか』とは承諾しかねたのでな。フレディ……宰相と直接話をしたんだ」
「レイ様のお父様と?」
「やはり、オードファン家でも怪しいと思ったらしい。あれほどお前に熱を上げていた息子が、掌を返したように婚約解消を求めてきたのだから当然だな。寮に常駐している使用人が手紙に書いてきたところによると、レイモンドに言い寄る令嬢が現れたとか」
「……はい。お父様、もう調べちゃったんですか」
「フレディから聞いて、ハロルド付きの二人や、お前達に付いているリリーとロイドからも報告をもらった。レイモンドはセドリック殿下に謹慎を申し渡された、それも、女性問題で、と。合っているか?」
「……」
アリッサはただ頷くしかできなかった。父の集めた情報は、オードファン公爵経由のものもあるようだ。自分の知らないレイモンドの様子が伝わっているに違いない。
「相手は男爵令嬢と聞いたぞ。図々しいにもほどがある。私から男爵に……」
「それだけはやめて、お父様」
「何故だ?娘の婚約者を取られて黙っていろと?」
ここで侯爵家の権力を使えば、断罪される理由を作ってしまう。王太子以下、攻略対象者全員がアイリーンの逆ハーレム要員になったら、侯爵の権力を使ってアイリーンを王太子達から遠ざけようとしたと糾弾される。アリッサは必死に訴えた。
「レイモンド様に言い寄っている方は、私達姉妹と過去に揉めたことがあって。王太子様やレイモンド様と親しくなろうとしていて……婚約者である私達が邪魔だから」
「お前達を押しのけて、王太子妃や公爵夫人になろうとしているのか?報告では秀でたところも特にない凡庸な令嬢だそうだな。そんな娘が」
「とにかく、ダメなの。お父様の力を使って言うことを聞かせても、反発してもっと事態がややこしくなっちゃうと思うの。お願い、お父様」
「手を出すな、か……」
納得していない顔だ。侯爵は苛立ちを隠すように肘掛を指で叩いた。
「お前は黙って見ているのかい?アリッサ。……どうしてもと言うなら、今のところは静観するとしよう。ただし、条件がある。いいか?」
「はい」
「お前達が傷つけられたり、不幸な目に遭いそうになったら、私は自分の判断で、どんな手を使ってでもお前達を助ける。件の令嬢も徹底的に排除するぞ」
「……」
――どうしよう。お父様、本気でアイリーンに怒ってるみたい。
「分かったな?」
「……はい。あ、マリナちゃん達に相談しないと……」
侯爵はアリッサの手を取った。優しく手の甲を撫でながら、
「私は時々、お前達が独り立ちできないのではないかと不安になるよ。いずれは公爵夫人として、自分の判断ができるようにならないといけないのだぞ。社交の場で毎回マリナ達を頼るつもりかい?」
と困ったように尋ねた。
「それは……その時までには、できると……」
声が次第に小さくなったアリッサの頭をぽんぽんと叩き、ハーリオン侯爵は冷えた紅茶をすすったのだった。
◆◆◆
「リリー、……これとこれ、どっちがいい?」
帰りのホームルームを終えてすぐに寮の部屋へ帰ったエミリーは、雑誌を開いて侍女に見せ切羽詰まった顔をした。勿論、表情が読めるのは長年世話をしている侍女ならではの特殊スキルだ。
「どうされました、エミリーお嬢様」
「どうって、ドレスはどちらがいいかって話」
「私はこちらのお色のほうが、エミリー様にお似合いだと思いますけれど、普段選ばれるお色とは少し違いますわね」
「……赤?ジュリアじゃあるまいし」
「深みのあるワインレッドですわ。ジュリア様が好まれるぱっとした赤とは違います」
こんな派手な色の服は着たことがないと、リリーの意見を求めたことを内心後悔しつつ、エミリーは次のページを開いて見せた。
「これとこれは?」
「まあ、このショールは可愛らしいですね。私が見につけるには若作りと言われてしまいそうですが、エミリー様ならぴったりです」
「アリッサが好きそうな薄い色ね。こっちは形が単純だけれど、マリナの好きそうな刺繍がしてあるし」
「皆様へのプレゼントですか?」
「……違う。私が着るの。……今度の王太子誕生日に……デ……デ……」
「デ?」
「デートなの!あ、二人きりじゃなくて、マリナと王太子もいるし、その、単なる護衛みたいなものだけどね。今まで街なんか一緒に行ったことないし、考えてみればデートみたいなものかなって思っ……て……」
早口で一気にまくし立てると、エミリーは羞恥心が膨れ上がって黙り込んだ。リリーの顔を見るのも恥ずかしい。顔を手で覆って俯いた。
「……可愛く……見られたいの。いつもローブしか着てなくて、私、服とかよく分からないから」
絞り出すように言うと、リリーはくすっと笑ってエミリーの手から雑誌を取る。はっとして見ると包み込むような笑顔があった。
「お任せください。私が最高に可愛らしいレディに仕上げてみせますわ」
リリーは胸を叩いて請け負った。
「ありがとう……」
「ところで、エミリー様がデートをなさるお相手は、どちらの御子息ですか?」
「え……」
「エンウィ伯爵家のキース様ですか?」
「違う」
――まずい。
ファーストキスの一件で、リリーはエミリーが悪い男に騙されていると思っている。相手が誰かはっきりさせておきたいのだろう。魔法科教師が相手だと言える雰囲気ではない。
「お相手は?派手好きな方ですか?」
「どちらかというと、地味」
「上級生ですか?」
「うん」
――嘘はついていない。魔法科の先輩に当たるのだから。
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