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ラブレター!?
day2 〜昼休み~
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俺らのクラスは理系特進クラスという一応受験勉強頑張りましょう的なクラスのため他の一般クラスとは階が違う。多分他との意識の違いを図ったのだろう、しかし実際は俺みたいなやつでも入れるくらい選別されていないので特進と呼ぶには程遠いと思っている。階段を降りると少し違う世界が広がっている、具体的に言うと単純に騒がしいのだ。廊下で弁当を食べているグループ、廊下を走り回っている男子生徒、何故か歌っている人等さまざまな人種が存在している。本来の高校生とはこう言うものなのだろうけどいつ来ても俺らのクラスとは違いすぎて少し緊張してしまう。しかしそんな弱音を言っていては昨日の生徒を見つけるなんてのは到底無理だろうから仕方なく昨日行けてない3,4,5組に向かう。
「じゃあ宗、奥の5組からいくか」
「うん、オッケー、でもさどっちがドアから顔だす?」
「え、宗だろ?」
「いやだよ、目立つし」
「俺の方が目立つわ万年帰宅部の俺は他クラスにいくようじなんてなかったし」
「おれももう帰宅部だよ?」
「歴が違うぜ歴が」
「えー、わかったよ」
「さすが宗」
「調子良いなぁ」
「じゃあ行こうぜ」
5組のドアの前までいくと無理やり取り付けた約束通り宗がドアを開けて中を確認しだした。
宗は以前はテニス部でバリバリのレギュラーだったことと委員会に所属していることもあり、クラスに数人は知り合いがいる。だから顔を出して
「宗じゃん!!どうした?」
「え、まじだ。なにしに来たの?」
とすぐに二人が反応してきた。宗は知り合いがいたから安心したようで
「おー、久しぶり。」
とさっきまでの声より大分大きな声で返事をしていた。それから数分俺がいることを忘れていたのか知らないけれどその二人と話続けていて5分近くたったので早く聞けの意味を込めて足で軽く蹴ったら「あっ、そっか」といって本題を聞き始めた。
「あのさぁ、少し人を探してるんだけど聞いてもいい?」と宗が深刻にとらえられないように軽い口調で聞くと
「どうした宗、可愛い女子でも探してるのか?」
「あー、それなら俺のオススメはなつみちゃんだなぁ」
「あっ、それわかる!すっごい可愛いよね」と宗が可愛い子を探しに来た前提で話をしてきたりしたため時間を多く使ってしまい昼休みの時間が残り少なくなったところでその話を急ピッチで終わらせて聞きたいことを聞いて自分のクラスに戻ることにした。
「収穫なかったな井上」
「お前が無駄話をしたせいでな」
「そんなに怒るなよ、聞いてるのはこっちなんだしそう邪険に扱えないだろ?」
「いや、だとしてもな話に全くはいれずなおかつ知り合いも全然いない俺をそばに放置するとはなかなか鬼畜だぞ?」
「井上もしかして拗ねてる?」
「俺はそんな可愛い性格じゃねぇよ」
「ごめんって」
「まぁそんなくそどうでもいい話は置いておいて、あいつら知らないって言ってたよな?」
「うわ、どうでもいいこと言い出したの井上なのに」宗は俺が根に持ったことを根にもつタイプらしく俺がグチグチ言うとそれを引っ張ろうとしてくるのでとりあえず本当に本題に入りたいので
「もういいから、宗はどう思った?」と少しの声のトーンを落として聞いたらさすがに察したのか
「どう思ったって?いや別に知らないだけなんじゃない?」と真面目に返してきた。
「知らないってあるか?普通同じ階だし見たことぐらいあるんじゃないの?」
「さぁ?どうなんだろう 普通ってのがよくわからないからなぁ、それに俺たちの説明が悪かったのかもよ?写真とかも無いわけだしさ」
「んー、わからねぇなぁ…しかもあとは放課後になっちゃうし」と真面目に考えているにも関わらず宗は
「井上とりあえずご飯食べ終わらそうよ午後お腹減っちゃうよ?」 とご飯を食べるのを急かしてきた。それもそのはずだ珍しく頭を使っていたから気付かなかったが後数分でチャイムがなる時間になっていたのだ。
おれは考えるのをやめてひたすらに弁当を口にかきこんだ。そして残りの時間で次の授業の用意を終わらせて自席についた。またこれからうっとうしい授業の時間だ。
「じゃあ宗、奥の5組からいくか」
「うん、オッケー、でもさどっちがドアから顔だす?」
「え、宗だろ?」
「いやだよ、目立つし」
「俺の方が目立つわ万年帰宅部の俺は他クラスにいくようじなんてなかったし」
「おれももう帰宅部だよ?」
「歴が違うぜ歴が」
「えー、わかったよ」
「さすが宗」
「調子良いなぁ」
「じゃあ行こうぜ」
5組のドアの前までいくと無理やり取り付けた約束通り宗がドアを開けて中を確認しだした。
宗は以前はテニス部でバリバリのレギュラーだったことと委員会に所属していることもあり、クラスに数人は知り合いがいる。だから顔を出して
「宗じゃん!!どうした?」
「え、まじだ。なにしに来たの?」
とすぐに二人が反応してきた。宗は知り合いがいたから安心したようで
「おー、久しぶり。」
とさっきまでの声より大分大きな声で返事をしていた。それから数分俺がいることを忘れていたのか知らないけれどその二人と話続けていて5分近くたったので早く聞けの意味を込めて足で軽く蹴ったら「あっ、そっか」といって本題を聞き始めた。
「あのさぁ、少し人を探してるんだけど聞いてもいい?」と宗が深刻にとらえられないように軽い口調で聞くと
「どうした宗、可愛い女子でも探してるのか?」
「あー、それなら俺のオススメはなつみちゃんだなぁ」
「あっ、それわかる!すっごい可愛いよね」と宗が可愛い子を探しに来た前提で話をしてきたりしたため時間を多く使ってしまい昼休みの時間が残り少なくなったところでその話を急ピッチで終わらせて聞きたいことを聞いて自分のクラスに戻ることにした。
「収穫なかったな井上」
「お前が無駄話をしたせいでな」
「そんなに怒るなよ、聞いてるのはこっちなんだしそう邪険に扱えないだろ?」
「いや、だとしてもな話に全くはいれずなおかつ知り合いも全然いない俺をそばに放置するとはなかなか鬼畜だぞ?」
「井上もしかして拗ねてる?」
「俺はそんな可愛い性格じゃねぇよ」
「ごめんって」
「まぁそんなくそどうでもいい話は置いておいて、あいつら知らないって言ってたよな?」
「うわ、どうでもいいこと言い出したの井上なのに」宗は俺が根に持ったことを根にもつタイプらしく俺がグチグチ言うとそれを引っ張ろうとしてくるのでとりあえず本当に本題に入りたいので
「もういいから、宗はどう思った?」と少しの声のトーンを落として聞いたらさすがに察したのか
「どう思ったって?いや別に知らないだけなんじゃない?」と真面目に返してきた。
「知らないってあるか?普通同じ階だし見たことぐらいあるんじゃないの?」
「さぁ?どうなんだろう 普通ってのがよくわからないからなぁ、それに俺たちの説明が悪かったのかもよ?写真とかも無いわけだしさ」
「んー、わからねぇなぁ…しかもあとは放課後になっちゃうし」と真面目に考えているにも関わらず宗は
「井上とりあえずご飯食べ終わらそうよ午後お腹減っちゃうよ?」 とご飯を食べるのを急かしてきた。それもそのはずだ珍しく頭を使っていたから気付かなかったが後数分でチャイムがなる時間になっていたのだ。
おれは考えるのをやめてひたすらに弁当を口にかきこんだ。そして残りの時間で次の授業の用意を終わらせて自席についた。またこれからうっとうしい授業の時間だ。
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