天空よりくるもの~過酷な運命を背負った、とある少女の物語~

木立 花音

文字の大きさ
19 / 49
第二章「すれ違う記憶と真実」

蘇る、真実(きおく)

しおりを挟む
 なんだこれは!? と強い驚きを感じて顔を上げると、隣のルティスがこちらを見つめていた。それは、普段の彼女からは想像もできないような冷めた視線──とでもいうべきか。感情の起伏が、まったく読み取れない。
 思わず視線を逸らすと、

「お前……。突然なにを言い出すんだ」

 とリンが驚きの声を上げる。どうやら、心の声がそのまま漏れていたらしい。

「あ、いや……。冗談だよ、冗談。こんなの冗談に決まっているじゃないか。き、気にしないで続けてください」

 場の空気が一変したのを肌身で感じながら、シャンは震えの治まらない拳を握った。
 魔族って、なんのことだよ? どうしてそんな事を口走ってしまったのか、自分でもまるで理解できない。

「すまない。一つだけ気になっている事があるんだが」

 気を取り直したようにリンが言う。

「先日遺跡に赴いたときの話です。ルティスが『アデリシア』と呟いた瞬間、光の筋が東の方角に向け真っ直ぐ伸びたんです。偶然かどうか分かりませんが、それはルール=ディール聖王国がある方角。これは……今日、リアンヌ様がここにやって来たことと、何か関係があるのでは?」

 向けられた懐疑的な瞳に、リアンヌが小さく肩を竦める。

「ふふ、やはりそう思いますよね。実際、その通りですわ。──テッド」

 リアンヌが声を掛けると、テッドは頷き両手を前方にかざした。短い文節の詠唱を呟くと、かざした手のひらの内側に映像が広がる。
 遠方の景色を投影する『念写』の魔法だった。映し出されたのは、山中の光景。木々の緑が広がっているちょうど真ん中付近に、積乱雲のような大きな雲が映っている。

「これは、ルール=ディールとエストリアの国境近い場所にある、山中の映像です。雲の中心部分をよく見てください」
「雲の中心?」

 好奇心旺盛なコノハが、テーブルの上にずいと身を乗り出した。「邪魔だぞ見えない」とリンがコノハを押し退け、二人の脇からオルハが無言で映像を注視した。
 天を衝くように巨大で、濃い灰色の雲。
 雲は非常に厚くて、内側では時折稲光が走っていた。

「問題は、雲の中です」とテッドが指を差した。「よく見てください。厚い雲の内側に、浮遊する大地の姿が見えませんか?」
「大地?」と呟きシャンが目を凝らすと、確かに灰色の雲間から時折緑色の何かが覗き見える。「確かに、なんか島があるみたいだな」

 彼女の脳裏に、遺跡で見てきた壁画の映像が蘇る。

「これがラガン王国だと言うのですか? どうしてこれほど大きな島が、今まで見つからなかったのでしょう?」

 シャンが上げた疑問の声に答えたのは、ここまで一言も発していなかったルティスだった。

「これまで、人の目が届かない遥か高空に存在していたのでしょう。ですが、ここ数日程をかけて下界に下りて来た。恐らくは、ボクの呼びかけに応えて」
「呼びかけって……。ルティス、お前はいったい何を言って──」ここまで言ったところでシャンは気が付いた。「そうか、この間の光の筋。あれがこの島の所まで届き、活動を始めた、とかそんな話か」

 肯定するように、ルティスが静かに顎を引いた。

「──アデリシア、でしたか。あれが封印を解くための、キーワードだったということなんですね」
「ええ、そんなところでしょう」
「ルティス! 記憶が、戻ったの……?」

 驚いた表情をして口を挟んできたコノハだったが、ルティスの記憶が戻ったことでどんな真実が見えてくるのかと不安になったのだろう。語尾が次第に弱くなる。
 ちら、とコノハの顔を見たのち、今度は否定するようにルティスが首を横に振った。

「いいえ、残念ながら、記憶はまったく戻っていないのですよ」

 それでも、と映像の中に浮かんでいる雲を注視する。

「これが、ラガン王国の大地であることだけは分かります。この雲の形だけは、不思議と記憶しているというか、頭の中で像を結ぶのです」

 記憶……。そう考えた時、シャンの後頭部に痛みが走る。なんなんだ、この鈍い痛みは……段々強まってくる頭痛に、軽く頭を抱えてしまう。

「……大丈夫かいな、シャン?」

 リリアンが心配そうに覗き込んでくる。

「ああ、なんでもない。大丈夫」
「しかし、映像を見ている限りでは、雲も大地も動いているようには見えません。もしこれが、五百年前に活動していた侵略国家であったとして、何か、脅威になるようなことでもあるのですか?」

 そろそろ本題に入って欲しい。そんな感じの疑問をリンが呟くと、「もし、ラガン王国の機能を修復し、意のままに操ることが可能だとしたら?」と意味あり気にテッドが答えた。

「いやいやまさか……。だって、五百年も前に滅びた国なんでしょう? そんなことが、本当に可能なんですか?」

 まさか、と驚愕の表情をリンが浮かべると、テッドに変わり、リアンヌがよどみなく答えた。

「私たちには無理ですが、ディルガライスには可能な者がいます」
「何者ですか、それは……」
「ディルガライス帝国の大佐、ディルクス」
「ディルクス?」
「彼の異常なまでの知識量であれば、超古代の魔法文明が相手であっても、情報を引き出し修復してしまうかもしれません」
「……たしか、飛行船の考案者、であっていましたか?」

 オルハが確認を求めるように言うと、リアンヌが頷いた。

「浮遊石が持っている膨大な魔力を用いて、船を浮かせてしまおうと考えたのが彼です。これまでの小型火力エンジンでは、数人乗りの船くらいしか浮かばせることができなかったのですから、革新的な発想でした」
「なるほど。そうして考えると、先の戦乱で都市国家ゴーザを併合したとたんに、ディルガライス帝国の進軍が止まったのも合点がいくな。ラガン王国が目覚めたのち、天空都市に乗り込むため、大型の飛行船を建造する必要があった。そう仮定すると、全ての情報が線となって繋がんだから」

 都市国家ゴーザ。エストリア王国の南にある都市国家であったが、現在はディルガライス帝国の支配化にある。また、浮遊石が多数採掘される鉱山都市としても知られる。
 確かに理にかなっている、とリンは言いながら思う。

「すると帝国は、ラガンの力を使って、わが国を侵略攻撃しようとしているんですか?」
「おそらくは」とリンの質問に答えたのはテッドだった。「ディルガライスの皇帝ルイ・カージニスが、エストリア王国とルール=ディールの何れか、もしくは双方に対し、宣戦布告を行う動きがある、という報告も上がってきています」
「二国まとめて宣戦布告!? そんなことが」
「有り得ない、と思いますか?」

 驚きの声を上げたリンだったが、テッドに遮られると口を噤んだ。彼女の代わりに口を開いたのはオルハ。

「……普通に考えれば、効率の悪い話。ですが、ラガンの力を手中に収める算段がもしついていたとしたら?」
「ラガンの力?」

 リンが呻くような声を上げる。

「そうです」とテッドが答えた。「ラガンの『最終兵器』なる未知の兵器の存在が、伝承の中で示唆されているのです」
「それを入手することが出来れば……?」
「あるいは。もっとも、最終兵器について詳しい記述は一切残っておらず、それがいかなる兵器の事を指しているのか、さっぱりなのですが。それでも、帝国がこうして躍起になっているからには、何らかの情報は握っているのでしょう」

 事態の深刻さに言葉を失ったリンに代わり、コノハが発言する。

「で、でもさ、王国の機能を操作することが無理だったとしても、奴らより先に最終兵器を見つけて壊してしまえば──」
「難しいですね」

 コノハの言葉をテッドが遮った。

「難しい?」
「ええ。見てください」

 そう言ってテッドは、ラガンの映像を拡大して見せた。分厚い雲の間、いく筋かの稲光に混じって、人型の生物が飛んでいるのが見えた。

「えっ、これはなに?」
「ラガン王国を護る、守護兵ガーディアンといったところでしょうか。これだけでも脅威ですが、そもそも我々には満足な人数を載せられるだけの船が有りません。天翼族の冒険者にしても、希少な存在なので数を揃えられませんし」
「それは、まあ。ついでに言うと、俺らとて飛びながらの戦闘は決して得意じゃない」 
 とリンが頷き、
「私は魔法で飛べるけど、飛行フライトの魔法を使っている間は、他の魔法を使えないしね」
 とコノハが肩をすくめてみせた。
「ディルガライス帝国が持っているのと同程度の船があればあるいは……ですが。まあ、残念ながら」
「八方塞がりなのか……。俺がルティスを禁忌の場所に案内したばかりに、こんな事態を招いてしまったということなのか」

 リンが項垂れると、ルティスが気遣うように声をかけた。

「自分を責めないでください。遺跡に行きたいと言ったのは、他ならぬボクなのですから」
「ああ……すまん。ルティスを責めようと思ったわけじゃないんだ。……でも、これでようやく合点がいったぜ。どうしてこれだけの面子の中に俺らが召集されたのか」

 自分たちの行動が発端となり戦火を呼んだとしたらどうすればいい。リンは、内心で自問自答を繰り返した。

「ラガンの動きについては、我々の方で監視を続けようと思うが、諸君らも十分に警戒して欲しい。また、何か不審な動きや気になることがあったなら、遠慮なく我々に知らせてくれたまえ」

 ラヴィア王が総括するように宣言すると、リンの呟きがそれに重なった。

「昔話が、現実のものになろうとしているわけか……」

 次の瞬間のことだった。先ほどからシャンを悩まし続けていた頭痛が、強い激痛に変わる。頭が割れるような痛みの中、映像と声が彼女の脳裏を駆け巡る。



 ──私と弟の二人が草原を走っている。その様子を離れたところから笑顔で見守る両親。弟はまだ小さいのに足が速い。
 やがて併走することに疲れシャンは立ち止まる。
 夕闇迫る空を見上げ、頬を伝う汗を拭う。
 それをさらに離れたところから見ているのはもう一人の自分。
『これは夢なんかじゃない。現実なんだ』
 と彼女が呟く。

 そこで不意に場面は切り替わる。
 自宅の中に自分がいる。突然玄関の扉が乱暴に開くと、見ず知らずの男たちが家の中に踏み込んできた。
 両親に向かって、剣を振り上げる男たち。
『こっちに来てはダメ! 逃げて……シャン!!』
 母親が上げた最後の叫び。同時に上がった絹を裂くような悲鳴が耳から離れなくなる。
 家の床が流れ出る血で真っ赤に染まる中、恐怖で足がすくんで動けなくなった私と弟に、一人の女性が近づいて来て言う。
 女性──確かに女性なのだが、こいつは決してヒトなんかじゃない。背中に生えた蝙蝠のような翼。肌の色は薄い紫色で、頭部には髪の毛の隙間から覗く短い角が二本。そう、まるで。
『この記憶は必要ないものだから、今すぐ捨てなさい。明日からは、私があなた達の親代わりになるの。いいわね?』
 そうして女が、私の額に指で触れる。……そのまま視界が暗転した。
 再びもう一人の私が言う。
『思い出せ。家族のことも、幸せだった記憶も忘れて、夢を見せられているだけなんだ』と。



『ラガン』
『災厄』
『魔族』
 そうだ、全て聞いたことのある単語だ。ラガン王国の話を、私は両親から聞かされたことがある。

 ガタン、と大きな音がでるほど乱暴に椅子を引いて立ち上がると、会議室を出てシャンは駆けだした。
 誰かが彼女を呼び止める声が追いかけてくるが、振り返っている余裕はなかった。
 シャンは全てを思い出していた。
 両親は時々、自分たちの遠い祖先が暮らしていたという理想郷の話を語ってくれた。これは昔話だから、本当の事かどうかわからないんだけどね、と言って、のどかな緑に囲まれ、綺麗な青空が見えるという国の話を。
 それこそが、ラガン王国のことだった。
 私が聞かされていたのは、その程度の話でしかなかったが、両親はきっと、ラガン王国の民の血をひいていたんだ。無論、私とレンも。しかし、私の記憶は改ざんされていた。そう……全ては元凶である、によって。
 両親の死因だって事故でも病気でもない。私たち家族の情報を嗅ぎつけたあの女が、なんらかの目的があって殺したんだ。
 レンだって、体が弱くなんてなかった。
 そうなる原因を作ったのも、おそらくあの女。
 ここから推測すると、アイツが私たちに接近してきた主たる目的は、たぶん『私』じゃない。
 そうだ、昨日レンが服用していた粉薬の色、赤黒くなかったか? あの女──フレイが魔族であると思い出した今だからこそわかる。あれはきっと麻薬だ。なんの意図があってレンに服用させていたのかまではわからないが。
 全部、全部、あの女、フレイの陰謀で作られた偽りの記憶だったんだ。不味い、レンが危ない。

「くっそ……。レン!!」

 行き交う往来の人波を避けながら、シャンはただ必死で駆けた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~

放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」 大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。 生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。 しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。 「すまない。私は父としての責任を果たす」 かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。 だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。 これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。

「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある

柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった 王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。 リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。 「わかりました。あなたには、がっかりです」 微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。

小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。 「マリアが熱を出したらしい」 駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。 「また裏切られた……」 いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。 「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」 離婚する気持ちが固まっていく。

もしかして私ってヒロイン?ざまぁなんてごめんです

もきち
ファンタジー
私は男に肩を抱かれ、真横で婚約破棄を言い渡す瞬間に立ち会っている。 この位置って…もしかして私ってヒロインの位置じゃない?え、やだやだ。だってこの場合のヒロインって最終的にはざまぁされるんでしょうぉぉぉぉぉ 知らない間にヒロインになっていたアリアナ・カビラ しがない男爵の末娘だったアリアナがなぜ?

ひめさまはおうちにかえりたい

あかね
ファンタジー
政略結婚と言えど、これはない。帰ろう。とヴァージニアは決めた。故郷の兄に気に入らなかったら潰して帰ってこいと言われ嫁いだお姫様が、王冠を手にするまでのお話。(おうちにかえりたい編) 王冠を手に入れたあとは、魔王退治!? 因縁の女神を殴るための策とは。(聖女と魔王と魔女編) 平和な女王様生活にやってきた手紙。いまさら、迎えに来たといわれても……。お帰りはあちらです、では済まないので撃退します(幼馴染襲来編)

転生『悪役』公爵令嬢はやり直し人生で楽隠居を目指す

RINFAM
ファンタジー
 なんの罰ゲームだ、これ!!!!  あああああ!!! 本当ならあと数年で年金ライフが送れたはずなのに!!  そのために国民年金の他に利率のいい個人年金も掛け、さらに少ない給料の中からちまちまと老後の生活費を貯めてきたと言うのに!!!!  一銭も貰えないまま人生終わるだなんて、あんまりです神様仏様あああ!!  かくなる上はこのやり直し転生人生で、前世以上に楽して暮らせる隠居生活を手に入れなければ。 年金受給前に死んでしまった『心は常に18歳』な享年62歳の初老女『成瀬裕子』はある日突然死しファンタジー世界で公爵令嬢に転生!!しかし、数年後に待っていた年金生活を夢見ていた彼女は、やり直し人生で再び若いままでの楽隠居生活を目指すことに。 4コマ漫画版もあります。

処理中です...