1 / 1
あの日私は変われたのか
しおりを挟む
いつも通りの日常、学校に行って、授業を受ける。
周りが馬鹿みたいにうるさい声ではしゃいでるのを冷めた目で見ていた。
学校なんて勉強が出来ればいい、そう思ってた、別に仲の良い子も居ないし、ずっと1人だった。
前はこんなのでは無かったはずだ、中学の頃は何もかもが楽しくて、友達と一緒にはしゃぎながら笑って過ごしていたはずだった。
いつの前にか笑顔が減った。
どうしてこんな風になったのだろう、私はただ彼と友達と、みんなと、ただ笑って過ごしていたかっただけなのに。
今更浮かび上がってくるのは、あの時こうしていればああしていればという後悔。
苦しい思いをしているのは自分だけではないと分かっている、分かっているからこそ辛いのだ。
自分だけが悲しい思いに浸っている訳ではなくて、他の人も悲しくて苦しいのだ、ただ、それに気付きたくないだけ、思い出を誰にも渡したくないだけで。
少しだけ目を瞑る、あの時の幸せな日々を思い出すように。
中学生の時、隣の家には南天空という男が住んでいた。
所謂幼馴染、いつも元気で、能天気で、馬鹿みたいに明るい男だった。
悩んだりして苦しい時、いつも空の元気さに励まされてきた、私が他の友達と仲良くなれたのも、成績が良くなったのも、笑顔が浮かべられるようになったのも、全部空のお陰だった。
朝、空の家のインターホンを押す、眠そうな空に笑いながら
「おはよう」
と声を掛け、学校へ向かう。
学校へ行く途中に友達と会い、色々話しながら学校に着く。
いつも通りの日常だった、
うるさいサイレンの音、叫ぶ人々の声、この場に似合わないフラッシュの音
その場にただ立ち尽くす私を置いて真っ赤に染まった空を見る。
綺麗な夕暮れだった。
いなくなるなんて思っても居なかった。
ただただ好きだった。太陽のように明るい笑顔、空みたいに透き通った声、全部、全部好きだった。
私の事見ていないのは分かっていた、けど好きだった。
結局、思いを伝えられなかった。
あの時、弱虫な自分から抜け出して、勇気をだして変われば良かった。
何もかもが無駄だった。
感じたのは絶望、むせ返る鉄の臭いが、私にこびり付いて離れない。
目を覚ます、少し肌寒く感じる。
窓の外は赤く染まっていて、綺麗だった。
少し目を瞑るだけのはずだったのに寝ていたようだ。
あの時のことを思い出した。
毎日が幸せだったあの時の事を。
結局変われなかった
周りが馬鹿みたいにうるさい声ではしゃいでるのを冷めた目で見ていた。
学校なんて勉強が出来ればいい、そう思ってた、別に仲の良い子も居ないし、ずっと1人だった。
前はこんなのでは無かったはずだ、中学の頃は何もかもが楽しくて、友達と一緒にはしゃぎながら笑って過ごしていたはずだった。
いつの前にか笑顔が減った。
どうしてこんな風になったのだろう、私はただ彼と友達と、みんなと、ただ笑って過ごしていたかっただけなのに。
今更浮かび上がってくるのは、あの時こうしていればああしていればという後悔。
苦しい思いをしているのは自分だけではないと分かっている、分かっているからこそ辛いのだ。
自分だけが悲しい思いに浸っている訳ではなくて、他の人も悲しくて苦しいのだ、ただ、それに気付きたくないだけ、思い出を誰にも渡したくないだけで。
少しだけ目を瞑る、あの時の幸せな日々を思い出すように。
中学生の時、隣の家には南天空という男が住んでいた。
所謂幼馴染、いつも元気で、能天気で、馬鹿みたいに明るい男だった。
悩んだりして苦しい時、いつも空の元気さに励まされてきた、私が他の友達と仲良くなれたのも、成績が良くなったのも、笑顔が浮かべられるようになったのも、全部空のお陰だった。
朝、空の家のインターホンを押す、眠そうな空に笑いながら
「おはよう」
と声を掛け、学校へ向かう。
学校へ行く途中に友達と会い、色々話しながら学校に着く。
いつも通りの日常だった、
うるさいサイレンの音、叫ぶ人々の声、この場に似合わないフラッシュの音
その場にただ立ち尽くす私を置いて真っ赤に染まった空を見る。
綺麗な夕暮れだった。
いなくなるなんて思っても居なかった。
ただただ好きだった。太陽のように明るい笑顔、空みたいに透き通った声、全部、全部好きだった。
私の事見ていないのは分かっていた、けど好きだった。
結局、思いを伝えられなかった。
あの時、弱虫な自分から抜け出して、勇気をだして変われば良かった。
何もかもが無駄だった。
感じたのは絶望、むせ返る鉄の臭いが、私にこびり付いて離れない。
目を覚ます、少し肌寒く感じる。
窓の外は赤く染まっていて、綺麗だった。
少し目を瞑るだけのはずだったのに寝ていたようだ。
あの時のことを思い出した。
毎日が幸せだったあの時の事を。
結局変われなかった
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
【完結】少年の懺悔、少女の願い
干野ワニ
恋愛
伯爵家の嫡男に生まれたフェルナンには、ロズリーヌという幼い頃からの『親友』がいた。「気取ったご令嬢なんかと結婚するくらいならロズがいい」というフェルナンの希望で、二人は一年後に婚約することになったのだが……伯爵夫人となるべく王都での行儀見習いを終えた『親友』は、すっかり別人の『ご令嬢』となっていた。
そんな彼女に置いて行かれたと感じたフェルナンは、思わず「奔放な義妹の方が良い」などと言ってしまい――
なぜあの時、本当の気持ちを伝えておかなかったのか。
後悔しても、もう遅いのだ。
※本編が全7話で悲恋、後日談が全2話でハッピーエンド予定です。
※長編のスピンオフですが、単体で読めます。
どう見ても貴方はもう一人の幼馴染が好きなので別れてください
ルイス
恋愛
レレイとアルカは伯爵令嬢であり幼馴染だった。同じく伯爵令息のクローヴィスも幼馴染だ。
やがてレレイとクローヴィスが婚約し幸せを手に入れるはずだったが……
クローヴィスは理想の婚約者に憧れを抱いており、何かともう一人の幼馴染のアルカと、婚約者になったはずのレレイを比べるのだった。
さらにはアルカの方を優先していくなど、明らかにおかしな事態になっていく。
どう見てもクローヴィスはアルカの方が好きになっている……そう感じたレレイは、彼との婚約解消を申し出た。
婚約解消は無事に果たされ悲しみを持ちながらもレレイは前へ進んでいくことを決心した。
その後、国一番の美男子で性格、剣術も最高とされる公爵令息に求婚されることになり……彼女は別の幸せの一歩を刻んでいく。
しかし、クローヴィスが急にレレイを溺愛してくるのだった。アルカとの仲も上手く行かなかったようで、真実の愛とか言っているけれど……怪しさ満点だ。ひたすらに女々しいクローヴィス……レレイは冷たい視線を送るのだった。
「あなたとはもう終わったんですよ? いつまでも、キスが出来ると思っていませんか?」
【完結】双子の伯爵令嬢とその許婚たちの物語
ひかり芽衣
恋愛
伯爵令嬢のリリカとキャサリンは二卵性双生児。生まれつき病弱でどんどん母似の美女へ成長するキャサリンを母は溺愛し、そんな母に父は何も言えない……。そんな家庭で育った父似のリリカは、とにかく自分に自信がない。幼い頃からの許婚である伯爵家長男ウィリアムが心の支えだ。しかしある日、ウィリアムに許婚の話をなかったことにして欲しいと言われ……
リリカとキャサリン、ウィリアム、キャサリンの許婚である公爵家次男のスターリン……彼らの物語を一緒に見守って下さると嬉しいです。
⭐︎2023.4.24完結⭐︎
※2024.2.8~追加・修正作業のため、2話以降を一旦非公開にしていました。
→2024.3.4再投稿。大幅に追加&修正をしたので、もしよければ読んでみて下さい(^^)
姉の引き立て役の私は
ぴぴみ
恋愛
アリアには完璧な姉がいる。姉は美人で頭も良くてみんなに好かれてる。
「どうしたら、お姉様のようになれるの?」
「ならなくていいのよ。あなたは、そのままでいいの」
姉は優しい。でもあるとき気づいて─
恋人でいる意味が分からないので幼馴染に戻ろうとしたら‥‥
矢野りと
恋愛
婚約者も恋人もいない私を憐れんで、なぜか幼馴染の騎士が恋人のふりをしてくれることになった。
でも恋人のふりをして貰ってから、私を取り巻く状況は悪くなった気がする…。
周りからは『釣り合っていない』と言われるし、彼は私を庇うこともしてくれない。
――あれっ?
私って恋人でいる意味あるかしら…。
*設定はゆるいです。
~春の国~片足の不自由な王妃様
クラゲ散歩
恋愛
春の暖かい陽気の中。色鮮やかな花が咲き乱れ。蝶が二人を祝福してるように。
春の国の王太子ジーク=スノーフレーク=スプリング(22)と侯爵令嬢ローズマリー=ローバー(18)が、丘の上にある小さな教会で愛を誓い。女神の祝福を受け夫婦になった。
街中を馬車で移動中。二人はずっと笑顔だった。
それを見た者は、相思相愛だと思っただろう。
しかし〜ここまでくるまでに、王太子が裏で動いていたのを知っているのはごくわずか。
花嫁は〜その笑顔の下でなにを思っているのだろうか??
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる