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三十五話、蛇狩り
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*ヴァルセリアス視点
「――さて、行こう。ゼラド」
槍に雷を這わす。
アレは竜でもない。
ただの蛇。
槍を竜に――大蛇に向けて飛ばせば、その肢体が電撃で痙攣する。
そのまま桔梗色の電撃を浴びせれば黒焦げになって地に伏せた。
肉の焼けた匂い。
六つの首がこちらを見る。
――そうだ。
こっちだ。
戦闘狂ではない。
――が、今までにない強敵。
生ぬるい者たちではつまらなかった。
口角があがる。
これは妹にも見せられんな。
戦いたいから、外に出た……なんていえばどう思うか。
妹には嫌われたくないしな。
そう思っているとそれらが動き始めた。
――オオオオォォ。
それぞれが咆哮を上げた。
「人の言葉も忘れたか」
六つのうち、五つがこちらを攻め始めた。
我を絡めとろうとする大蛇。
ブレス攻撃をけしかける大蛇。
ノルを噛み、既に我の電撃の味を知った蛇は消極的になっていた。
結んで固めるのが一番定石だろうか。
これらは地の中で繋がっているそう思った方がいいか。
どう攻めるか楽しくてたまらない。
まずは消極的な首を狙おう。
残りは、もう少し持たせてもらおうか――
焔の加護は少量であれば使える。
火の玉を陽動に飛ばす。
そちらを躱すために目が追う。
――その瞬間。
間合いを詰めて、雷を落とす。
ついでに炎で焼けば、苦しそうに悶えうねる。
焼けた肉の香りが鼻をつく。
少し焦げすぎたな。
待たせた三つの首は警戒して、遠距離でブレス攻撃を仕掛ける。
土に潜ったり、うねったりと鬱陶しい。
致し方ないので、無数の獣たちも落雷で焦がしていく。
天井でうねる暗雲さえ我の味方。
このまま遊んでおこう。
「――さて、行こう。ゼラド」
槍に雷を這わす。
アレは竜でもない。
ただの蛇。
槍を竜に――大蛇に向けて飛ばせば、その肢体が電撃で痙攣する。
そのまま桔梗色の電撃を浴びせれば黒焦げになって地に伏せた。
肉の焼けた匂い。
六つの首がこちらを見る。
――そうだ。
こっちだ。
戦闘狂ではない。
――が、今までにない強敵。
生ぬるい者たちではつまらなかった。
口角があがる。
これは妹にも見せられんな。
戦いたいから、外に出た……なんていえばどう思うか。
妹には嫌われたくないしな。
そう思っているとそれらが動き始めた。
――オオオオォォ。
それぞれが咆哮を上げた。
「人の言葉も忘れたか」
六つのうち、五つがこちらを攻め始めた。
我を絡めとろうとする大蛇。
ブレス攻撃をけしかける大蛇。
ノルを噛み、既に我の電撃の味を知った蛇は消極的になっていた。
結んで固めるのが一番定石だろうか。
これらは地の中で繋がっているそう思った方がいいか。
どう攻めるか楽しくてたまらない。
まずは消極的な首を狙おう。
残りは、もう少し持たせてもらおうか――
焔の加護は少量であれば使える。
火の玉を陽動に飛ばす。
そちらを躱すために目が追う。
――その瞬間。
間合いを詰めて、雷を落とす。
ついでに炎で焼けば、苦しそうに悶えうねる。
焼けた肉の香りが鼻をつく。
少し焦げすぎたな。
待たせた三つの首は警戒して、遠距離でブレス攻撃を仕掛ける。
土に潜ったり、うねったりと鬱陶しい。
致し方ないので、無数の獣たちも落雷で焦がしていく。
天井でうねる暗雲さえ我の味方。
このまま遊んでおこう。
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