僕と彼女と犬の物語

Sullivan

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高校までの物語 ~僕編~

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僕は、9歳の時に交通事故で両親を亡くした。とても寂しく悲しい毎日だった。両親を亡くした後は、おばあちゃんの家に住ませてもらった。おばあちゃんは、とても優しくしてくれた。そんな毎日を送っているうちに中学校に進学して、あっという間に1年が過ぎた。中学校に入ってからはぼんやりと過ごしたいなぁーと願っていた。そんな中学校生活を思い描いてたのに、彼女と出会ってそんな毎日は、吹き飛んでいった。彼女と出会ったのは、2年のときのクラス替えで一緒のクラスになったのがきっかけである。最初は、興味はなかったが、班も一緒で、係も一緒で、委員会も一緒というほぼ奇跡に近い事がおきた。彼女の名前は、「桐谷 みく」という。みくとは、いつも一緒にいた。みくといるととても楽しかった。そして、2年になって半年が経った。みくと僕は、遊園地に行ったり、色々な場所に行った。最初の頃は、楽しいという気持ちだったが、その気持ちも次第にモヤモヤとした気持ちになった。ただ、目があっただけで、ドキドキしたりした。その事を親友の「鈴木 ひろし」に相談したら、ひろしは「その気持ちは、好意を寄せてる つまり好きっていう気持ちなんだと思うよ」と言った。僕は、納得できた。それからみくの見方を変えた。なんやかんややってるうちに中学3年生になったのである。みくとは、クラスは一緒だった。そして、僕は決意した。  告白しよう  僕は、何度も告白しようとした。でも、その気持ちは臆病風に吹かれた。そんなある日、僕は部活の後忘れ物をとりに、教室に戻った。教室には、みくがいた。みくは、日直の仕事をしていた。僕は、「手伝おうか?」と言った。みくは、「大丈夫だよ!後少しで終わるから」と言った。僕は、良しこの勢いで告白しようと思った。「なぁ、みく   俺と付き合ってくれないか?いや、付き合ってください」みくは、突然の告白に少し動揺してたが、「うん!私も付き合ってください!」僕は、質問返しに少し迷ったが、「よろしく」と言った。その日から、僕らは、変わった。全てが、変わった。夢も、希望も、楽しみも...そして中学校に入ってから3度目の春が来て、高校生となった。彼女も同じ高校に入った。そして、彼女との物語が、始まった。高校生活は、楽しかった。高校が始まって3週目の日曜日。僕は家の前で捨てられた犬を見つけた。泥だらけで、お腹が空いてるようだった。僕の推測だとその犬は生まれて2週間くらいだと思った。こうして、僕と犬の物語も始まったのであった
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