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3話 はじめての課題
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「結局さ、押してだめなら引いてみなってことなんだよね」
徒歩通勤はメールチェックにうってつけだ。
朝一のメールチェックの前に私のタイムラインを開いて何となく目に留まった誰かのつぶやき。何の話かと思って前後を探ると某国内SNS内コミュ「AB型研究会」メンバーによる対AB型付き合い術についての一文だった。
「あんまり押しが強いと見下されちゃうのよ。思い切って突き放してみて。向こうから泣きついてくるかもよ」
誰かAB型彼氏の相談でも持ちかけたのかな。そこまではわかんない。何せ毎日毎日膨大な量だ。
メールも届いてる。見るとりゅうちゃんからだ。
夕べ、お店が終わった頃合を見て貰ったアドレスにとりあえずメールを送っておいたのだ。
「こちらこそありがとうございました。教えていただいたアドレスはレシピ?見てよかったのでしょうか」
と、ほんの2行程度だが。
「メールありがとう。てことは見てもらえたんですね。ええ、もちろんいいですよ。思いついたことをとりあえず放り込んでるんですが、整理する暇がなくてあのざまです(笑)」
URLの方はオンラインノートのアドレスみたいで、チラッと見た感じ、レシピの元みたいなメモ書きとイラストが雑多に並んでいた。
う~ん、有名シェフの手書きレシピなんてめったに見れるもんじゃないわ。超役得……。
メールなんて流れだ。深く考えずピピとボタンを押して返信文を送る。
「おはようございます。今通勤中です。そうなんですか。手書きなんですね、ファンの方喜びそう」
お。すぐに返信が。
「おはようございます。iPhoneのアプリですよ。手書きメモ。思いついたときに携帯にメモって保存してます。僕の年齢だとキー打つよりこっちのが早いです」
へー。スマホなんだ。
「面白そうですね。タッチペンみたいなもので?」
「ええ。あ、よければノート上にチャットもあるからそちらへいらっしゃいませんか?今僕コーヒータイムです」
と、アドレスつきで。アクセスしてみる。以下はそのチャットでの会話である。
「スマホですかー。面白そうですね」
「ええ。すっかりはまっちゃってます。歩き回る暇がない分余計にね。iPhoneいいですよ。今曲流しながらこれ打ってる」
「優雅~。お店ですよね」
「ええ。朝のくつろぎタイムです。これから仕込みに入ります」
いいなあ。おしゃれなお店で。いい感じ。イケメンだしさ。
「レシピに何か意見してもらえるとうれしいなあ。とりあえずアドレス知ってる人だけに公開してるページなので、自由に書いてもらっていいですよ」
えーー。でも。
「まとめるくらいならできますけど……」
まあ、ほとんどの時間暇だから。
「えーホントですか。うれしいなあ。好きにいじっちゃってください。僕実は清書が苦手で、本出すのも苦労しました」
へー。ちゃんと自分で書いてるんだ。……そりゃそうか。
「そうなんですかー。早速いくつか参考にさせてもらおうかと思ってます」
「九条くんに出すんですよね。お忙しいみたいだからぜひシンプルな手料理でいたわってあげてください。イタリアンはおじさんをきれいにしますよ(笑)。バジルやミントの葉をかじっとけば口臭なんてすぐに消えます」
「へ~。そうなんですか。他に疲労回復のレシピ、どんなのがありますか?」
「んーー。そうだな。僕は気分の悪いときバージンオイルを直に飲んだりします。あと、バターコーヒーと。水も何も受け付けないときはズバリカルピスの原液ですね」
「原液?」
「そう。なぜかこれが利くんですよ。僕だけかもしれないけど。カルピスの麦芽糖がいいのかな?それにレモンをたらして。レモンは是非ヨーロッパ産のを使ってください。国産のレモンは皮がかたいのですが向こうのは皮が柔らかくてジューシーです。なければ贈りますよ。お宅のビル名に会長室と入れとけば届きますよね。便利な世の中だなあ(笑」
「そうですね。便利」
マジそうなのよね。または成明くんの名前だけでもオッケーなのだ。名前知らない社員が多いのに……。謎。
「国産であればゆずやすだちやみかんの仲間を使うのもありですね。あとイタリアンじゃないけど甘酒も時々作ります。酒粕じゃない方の。これは効果てき面ですよ。血管注射のようなものだと思ってください」
「甘酒ですか。実家で作ってますが、うち、酒かす派だ。酒豪がそろってるんで」
「それはたのもしいですね!まあ味はそっちのほうがいいかもしれないけど、ぜひ麹菌常備しておいてください。炊飯器にご飯と麹菌いれとけば勝手にできてます。麹漬けにもつかえます」
「和食?」
意外にも。
「そう。和食。意外と裏では和食のまかない食べてたりするんですよ。お客様がイタめし食べてる陰でね」
何だかあの人の笑顔が伝わってくるようだ。ふむ。麹菌はないけど……。簡単そうだからつくってみようかな。
「この年になると少々バタ臭いものがほしくなるんですよね。イタリアンもいいけどおすすめはエチオピアとベトナムのコーヒーです。エチオピアのは独特なバターをたっぷり入れるんですが、これがくせになる。ただ手に入りにくいのでベトナムの方が無難でしょうね。コーヒー豆をバターでローストするんですよ。深入りのほうがいいです。できればがりがり手動で削って粉を残すんです。練乳を底にたっぷり入れた上から液を注ぎます。これもおじさんにはたまらんなあ」
ふふ。かわいいなあ。
「ありがとうございます。早速やってみよう」
会長も飲んでくれそうな気がする。なんたって同級生だ。
「九条くん、僕が料理を担当した某レセプションの会場でお会いしたのですが、財界の方々の中で一番若くて、気遣いが大変だろうなあと思いました。是非労わってあげてください(笑)」
そうか。そうだよね。会長は34歳だけど、お偉方からすれば息子くらいの年なんだ。気……遣うよね。
「ええ。がんばってみます。海老の献立の方もよろしくおねがいします」
「ああ、それ、実はほぼ決まってるみたいですよ」
え?
「だから文字通り試食会らしいです。メニューは市川さんの和ものと僕の洋物、試食会でプロの方とブロガーさんの意見を入れて最終的にコーディネーターの方が微調整するんだって」
そうなんだー。ちょっとだけ安心? でも私のメニューって。あんなのどこにでもありそうだが。
「厳しい意見なんて多分出ませんよ。安心していいと思うよ」
「ありがとうございます。ところでスマホどうですか?気にはなってるんですよね」
「ああ、いいですよ。iPadは前から持ってましたが、携帯変えて一気に生活が変わりました。周りの料理人にもすごい勢いで広がってます。感覚的に使いやすいですね。アプリやアクセサリ揃えるのも結構楽しいものですね。若い子の気持ちがやっとわかった。今無印のアクリルケースに置いてますが何かいいのないかなあ。すっかりマカーです。さらに縁遠くなりそうだ。九条くんもそんなこと言ってましたね。釣りをされるとか??休日が皆無だそうで。これからオタク化した独身男性が増殖するかもしれませんね(苦笑)」
ふーーん。男同士喋ってるんだなあ。
うちの会社もつい最近iPadが全社員に配られた。社内でいじってる人よく見かける。なんとなくおしゃれに見えるのは気のせい?
私、おくれてるなあ。そろそろスマホか…。
「ああ、そろそろ店の子が戻ってくる。それじゃ、このへんで。是非自由に書き込んでくださいね」
徒歩通勤はメールチェックにうってつけだ。
朝一のメールチェックの前に私のタイムラインを開いて何となく目に留まった誰かのつぶやき。何の話かと思って前後を探ると某国内SNS内コミュ「AB型研究会」メンバーによる対AB型付き合い術についての一文だった。
「あんまり押しが強いと見下されちゃうのよ。思い切って突き放してみて。向こうから泣きついてくるかもよ」
誰かAB型彼氏の相談でも持ちかけたのかな。そこまではわかんない。何せ毎日毎日膨大な量だ。
メールも届いてる。見るとりゅうちゃんからだ。
夕べ、お店が終わった頃合を見て貰ったアドレスにとりあえずメールを送っておいたのだ。
「こちらこそありがとうございました。教えていただいたアドレスはレシピ?見てよかったのでしょうか」
と、ほんの2行程度だが。
「メールありがとう。てことは見てもらえたんですね。ええ、もちろんいいですよ。思いついたことをとりあえず放り込んでるんですが、整理する暇がなくてあのざまです(笑)」
URLの方はオンラインノートのアドレスみたいで、チラッと見た感じ、レシピの元みたいなメモ書きとイラストが雑多に並んでいた。
う~ん、有名シェフの手書きレシピなんてめったに見れるもんじゃないわ。超役得……。
メールなんて流れだ。深く考えずピピとボタンを押して返信文を送る。
「おはようございます。今通勤中です。そうなんですか。手書きなんですね、ファンの方喜びそう」
お。すぐに返信が。
「おはようございます。iPhoneのアプリですよ。手書きメモ。思いついたときに携帯にメモって保存してます。僕の年齢だとキー打つよりこっちのが早いです」
へー。スマホなんだ。
「面白そうですね。タッチペンみたいなもので?」
「ええ。あ、よければノート上にチャットもあるからそちらへいらっしゃいませんか?今僕コーヒータイムです」
と、アドレスつきで。アクセスしてみる。以下はそのチャットでの会話である。
「スマホですかー。面白そうですね」
「ええ。すっかりはまっちゃってます。歩き回る暇がない分余計にね。iPhoneいいですよ。今曲流しながらこれ打ってる」
「優雅~。お店ですよね」
「ええ。朝のくつろぎタイムです。これから仕込みに入ります」
いいなあ。おしゃれなお店で。いい感じ。イケメンだしさ。
「レシピに何か意見してもらえるとうれしいなあ。とりあえずアドレス知ってる人だけに公開してるページなので、自由に書いてもらっていいですよ」
えーー。でも。
「まとめるくらいならできますけど……」
まあ、ほとんどの時間暇だから。
「えーホントですか。うれしいなあ。好きにいじっちゃってください。僕実は清書が苦手で、本出すのも苦労しました」
へー。ちゃんと自分で書いてるんだ。……そりゃそうか。
「そうなんですかー。早速いくつか参考にさせてもらおうかと思ってます」
「九条くんに出すんですよね。お忙しいみたいだからぜひシンプルな手料理でいたわってあげてください。イタリアンはおじさんをきれいにしますよ(笑)。バジルやミントの葉をかじっとけば口臭なんてすぐに消えます」
「へ~。そうなんですか。他に疲労回復のレシピ、どんなのがありますか?」
「んーー。そうだな。僕は気分の悪いときバージンオイルを直に飲んだりします。あと、バターコーヒーと。水も何も受け付けないときはズバリカルピスの原液ですね」
「原液?」
「そう。なぜかこれが利くんですよ。僕だけかもしれないけど。カルピスの麦芽糖がいいのかな?それにレモンをたらして。レモンは是非ヨーロッパ産のを使ってください。国産のレモンは皮がかたいのですが向こうのは皮が柔らかくてジューシーです。なければ贈りますよ。お宅のビル名に会長室と入れとけば届きますよね。便利な世の中だなあ(笑」
「そうですね。便利」
マジそうなのよね。または成明くんの名前だけでもオッケーなのだ。名前知らない社員が多いのに……。謎。
「国産であればゆずやすだちやみかんの仲間を使うのもありですね。あとイタリアンじゃないけど甘酒も時々作ります。酒粕じゃない方の。これは効果てき面ですよ。血管注射のようなものだと思ってください」
「甘酒ですか。実家で作ってますが、うち、酒かす派だ。酒豪がそろってるんで」
「それはたのもしいですね!まあ味はそっちのほうがいいかもしれないけど、ぜひ麹菌常備しておいてください。炊飯器にご飯と麹菌いれとけば勝手にできてます。麹漬けにもつかえます」
「和食?」
意外にも。
「そう。和食。意外と裏では和食のまかない食べてたりするんですよ。お客様がイタめし食べてる陰でね」
何だかあの人の笑顔が伝わってくるようだ。ふむ。麹菌はないけど……。簡単そうだからつくってみようかな。
「この年になると少々バタ臭いものがほしくなるんですよね。イタリアンもいいけどおすすめはエチオピアとベトナムのコーヒーです。エチオピアのは独特なバターをたっぷり入れるんですが、これがくせになる。ただ手に入りにくいのでベトナムの方が無難でしょうね。コーヒー豆をバターでローストするんですよ。深入りのほうがいいです。できればがりがり手動で削って粉を残すんです。練乳を底にたっぷり入れた上から液を注ぎます。これもおじさんにはたまらんなあ」
ふふ。かわいいなあ。
「ありがとうございます。早速やってみよう」
会長も飲んでくれそうな気がする。なんたって同級生だ。
「九条くん、僕が料理を担当した某レセプションの会場でお会いしたのですが、財界の方々の中で一番若くて、気遣いが大変だろうなあと思いました。是非労わってあげてください(笑)」
そうか。そうだよね。会長は34歳だけど、お偉方からすれば息子くらいの年なんだ。気……遣うよね。
「ええ。がんばってみます。海老の献立の方もよろしくおねがいします」
「ああ、それ、実はほぼ決まってるみたいですよ」
え?
「だから文字通り試食会らしいです。メニューは市川さんの和ものと僕の洋物、試食会でプロの方とブロガーさんの意見を入れて最終的にコーディネーターの方が微調整するんだって」
そうなんだー。ちょっとだけ安心? でも私のメニューって。あんなのどこにでもありそうだが。
「厳しい意見なんて多分出ませんよ。安心していいと思うよ」
「ありがとうございます。ところでスマホどうですか?気にはなってるんですよね」
「ああ、いいですよ。iPadは前から持ってましたが、携帯変えて一気に生活が変わりました。周りの料理人にもすごい勢いで広がってます。感覚的に使いやすいですね。アプリやアクセサリ揃えるのも結構楽しいものですね。若い子の気持ちがやっとわかった。今無印のアクリルケースに置いてますが何かいいのないかなあ。すっかりマカーです。さらに縁遠くなりそうだ。九条くんもそんなこと言ってましたね。釣りをされるとか??休日が皆無だそうで。これからオタク化した独身男性が増殖するかもしれませんね(苦笑)」
ふーーん。男同士喋ってるんだなあ。
うちの会社もつい最近iPadが全社員に配られた。社内でいじってる人よく見かける。なんとなくおしゃれに見えるのは気のせい?
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