110 / 153
6話 甘い言葉にご用心
14
しおりを挟む
「現地の希望は、『メタル戦士ゴードン』パーク、そしてショッピングモール…」
司会進行役の言葉で、明らかに空気が変わった。
メタル戦士って。
本日の議題は
おエビランドその後
オーストラリアの事業
T不動産含めた重役、ゴールドコースト組がずらっと並ぶ中、会長はスクリーン真正面に鎮座され、両脇に補佐役を従え、厳しい視線を外さない。
いつものすみっ子でお茶くみ待機の私には格好のウォチングタイム。こういう会議、嫌いじゃない。
突っ立ってるだけで、眺めはいいし、こんな高層階の会議なんてそうそう拝めるものじゃない。
特に会長は、いつも同じ部屋にいるとはいえ、ジロジロ見つめるわけにいかないじゃないですか。
秘書室には例のティラミスにサーティワンのラブポーションを模したソフトクッキーを追加して届けた。コーヒーはあえて深煎りヨーロピアンブレンド。激甘スイーツとエスプレッソ並みの芳醇な香りで皆様の心が癒されますように…。
部屋には30人くらいいて、ずっと会長室に入りびたりの私とは違って色んな人が出たり入ったりしている。
電算室のような区画に10人ほどと、秘書さんたちはずらっと並んだデスクに着いてPCとにらめっこ…。
だけどそこにいたのはいつもの10人ほどで、
「わーい、やったー」まずは歓迎してくれた。いつもと同じ。
「クッキーを崩して、ぐちゃぐちゃ混ぜて食べてもよろしいですよ」
本家はラズベリーとホワイトチョコだけど、ラズベリーを先日の謎旅行で買った桑の実ジャムに変えてみた。柿の木村という可愛い名前の村産だ。
「おお、ぐちゃぐちゃね、美味しそう」春日さんが笑った。「うまい具合に混ざればとってもきれいですよ」「やってみよっと」
「残りは冷蔵庫に入れておきますので、皆さまでどうぞ」
「ありがとう、市川さん」
室長に言づけた。
「ね、市川さん、今日帰りに秋コスメ巡りに行くんだけど、行かない?」
と誘われ、吉永さんと室長とデパコスを見に行く約束をして退室した。
普通に、平和ないつもの秘書室に見えたけども。さて。
大スクリーンに投影される平面予想図。
ゴードンパーク? 何だろう、特撮ヒーローがらみの遊園地?
えらく素朴なフロアガイドで、現地発案なのかな。
会長は右側の若い男の人に何か耳打ちし、さらに厳しい目になる。
「どうしたものかねえ…」
腕組みし、足を組み、ゆったり背面にもたれる。う―――んて感じ。
何か意見が出るのを待ってるような時が流れる。
「このゴードンは、新幹線のラッピングが決まったそうですね。早ければ来年春に登場する」その声は専務の一人からだった。
「現地との温度差を感じますねえ」
「本当に流行っているのか」と卒直すぎる返し。否定的なのがわかりますね。ナル様…。
「いわゆるご当地キャラというやつでしょう。もちろん、かつて大ヒットした特撮ドラマであり、コアなファンはいるでしょうが」
「映画化も検討中だとか。キャンペーンにかなりの予算が組まれるのでしょうね」
特撮って荒れ地で化け物みたいな敵と派手な殺陣をするあれでしょう? イケメンライダーは流行ってるけど、これはどうなの。
フロアガイドだけなので想像力を働かせないとイメージしにくい。
そこから立体画像が浮き上がって、全然違う建屋が姿を現した。
おお…。
既にデザイナーの修正済みみたい。
かっこいい高級ディーラーのような低層ビルが海岸沿いの土地に重ねられた。
会長は両脇の男の人としきりに話し込んでる。
彼らが示すiPadでどこかの部署に確認をとるのか、すでに指令を出しているのか、わからない。
監修はもちろん御堂さんで、壇上に立った。
「こちらの透明部分がスーパーLCP、最新の、太陽光熱発電を兼ねるポリマーで現在各国で建設中のogb改めスクリューミルの別仕様です。もしもゴードンの線で進めるなら、ここをスクリューミルに変更すればスクラップを動力源とするゴードンのコンセプトに沿うのではないでしょうか。」
あれ? じゃあ、これもゴミ処理なのかな。
透明で丈夫だから用途が無限に広がるスーパーポリマーは既に世界中でいろんな用途で使われている。
「だが建屋自体の用途がはっきりしない…」
「箱もの事業は自治体のお約束のようなものですよ」
「モールにするにしても商圏がねえ」
「同市内はもとより、隣の山陽小野田市、防府市ともすでにモールが存在しますし、今更でしょう」
「新山口は言わずもがな。新幹線停車駅ですよ。山口市は県庁所在地で店舗数も多く、今は観光業に力を入れている…。観光も商業施設も分が悪い」
「新山口=小郡。古戦場か」会長呟く。
「それは九州の小郡ではありませんか」
「似たようなものだろう、壇之浦が近い」
「ああ、なるほど」
「空港も近いな」
「『戦い』の場にふさわしい、という意味でしょうか?」
「ほう、そう考えれば…テレビドラマの作品であっても戦闘物には変わらないですよね」
「そうなんです!」御堂さんが流れを止めた。 一斉に視線が集中する。「……すみません、つい。……実はこれ以上整地せず、ある程度粗野な部分も残してはどうかと思ってまして」
このお部屋で紅一点(私を除く)、相変わらずびしっとパンツスーツを決めて、インナーは涼し気なブラウス、Ⅴのあきが深く、ヒールも高い。
「それは…なぜですか」
「はい。ゴードンの線で進めると現地の希望ですし、予算もしぼれるのではありませんか。土地活用ですが例えば特撮の撮影現場にしてみてはいかがでしょう」
声なく、静まり返った。
『 あら、ダメ? 』御堂さんの心の声が聞こえた気がする。
「空き地のまま?」
皆さんの微妙な反応。
「せめてクリスタルドームの許可が降りれば」
「透明ドーム球場を売りにした新パークで話題になりそうですが」
「それも近隣にすでにありますね。多目的ドーム」
「そこへ新型ドーム。かえって反感を買いそうだ」
「東京の空にそぐわない、一蹴ですからね。…今後、意地でも通さないでしょう」
都会に住む人から見た田舎の用地ってこんな扱いなんだな。
すべてが上から目線、そこにいる人は商圏や流動人口で表される。
田舎人にとって、モールなどの大型商業施設は神的な存在で、出雲や米子郊外に大型モールができたときはそれは話題になったものだった。
松江のイオンは古いけどそれでも機能してる。ジジババ、放課後の学生の憩いの場。
「遺跡の残骸のような石柱を転がせば、映えますよ」御堂さんは持論を展開する。
「遺跡?」
「わざわざ運ぶのですか」
「いえ、各地の不要になったモニュメントの残骸でもよくないですか。海外で、映画のセットの一部がモールへ再利用されてる例があります。ゴードンの趣旨にふさわしいのではありませんか。何より、使い古しのごみであってもスクリューミルで処分できますよね?」
またまたシーン…。
「それは…自治体によっては条例内で設置できるかもしれませんが、基本は認可が下りてないですからね」
面白そうな案は大抵こうなのですよ。計画の初期にありがちな夢の未来予想図で終わる。
う~~~~~ん……。
(ダメだこりゃ。)
「興味深い提案だが、まだ何とも言えない。現地と合わせて進めていこう」
会長の一言がそれを語っていた。
冷静に見えるけど、会長、本音はどこかに丸投げしたいんだろうな。でも社の方針としてそんなことできないし。
『特撮か…。着ぐるみのどこが面白いのかわからん。あれを陳列して人が集まるのか?』
…とでも思ってそう。
おい、どうした、しっかりしろ、おエビランド! どうせならエビつながりでバルタン星人公園にでもした方がよかったんじゃないの? 私は絶対行かないけど。
頑張ってほしいなあ…。
ゴードンに続いては、会長の出張先、ゴールドコーストでのプロモーションのリハーサルだ。
プラント技師の柚木さんが英語でデモを始めた。ここからは幾分カジュアルな、コーヒーミーティング。スイーツをつまみながら皆さん耳を傾ける。
ごみ処理槽→OGB→スクリューミルと名を変えいよいよ最終バージョンが登場。
内容はわからないけどこの分野、外国の大きな事業はほぼこの会社の独占なのだという。
見た目美しく、耐久性がどこよりも優れているとなればそうなりますわ。
ごみの処分プラントを美しくしてどうするんだ、って思いますよね? 普通そんなところにお金かけない。
だけど、環境問題に取り組む姿勢をアピ―ルして注目を高め、結果利益につながるという試算もあるらしい、暑い砂漠の国ですでに数百基の建設が始まっている。
それに対してゴミバケツもドーム球場も、スーパーLCPからなるクリスタルドームもスクリューミルも国内では販売できない。
どうやらゴードンランド(仮)は運動公園に特撮キャラを絡めたお子様向きの遊園地となりそう。
遊園地かあ…。
「よし、柚木君、それで十分だ。当日もその調子でいってくれ」
「はい」
ところでこの出張で会長は5日間不在となる。
私もそれに合わせて休みをとったけど、もしかして、秘書室潜入捜査の方がよかったかな?
司会進行役の言葉で、明らかに空気が変わった。
メタル戦士って。
本日の議題は
おエビランドその後
オーストラリアの事業
T不動産含めた重役、ゴールドコースト組がずらっと並ぶ中、会長はスクリーン真正面に鎮座され、両脇に補佐役を従え、厳しい視線を外さない。
いつものすみっ子でお茶くみ待機の私には格好のウォチングタイム。こういう会議、嫌いじゃない。
突っ立ってるだけで、眺めはいいし、こんな高層階の会議なんてそうそう拝めるものじゃない。
特に会長は、いつも同じ部屋にいるとはいえ、ジロジロ見つめるわけにいかないじゃないですか。
秘書室には例のティラミスにサーティワンのラブポーションを模したソフトクッキーを追加して届けた。コーヒーはあえて深煎りヨーロピアンブレンド。激甘スイーツとエスプレッソ並みの芳醇な香りで皆様の心が癒されますように…。
部屋には30人くらいいて、ずっと会長室に入りびたりの私とは違って色んな人が出たり入ったりしている。
電算室のような区画に10人ほどと、秘書さんたちはずらっと並んだデスクに着いてPCとにらめっこ…。
だけどそこにいたのはいつもの10人ほどで、
「わーい、やったー」まずは歓迎してくれた。いつもと同じ。
「クッキーを崩して、ぐちゃぐちゃ混ぜて食べてもよろしいですよ」
本家はラズベリーとホワイトチョコだけど、ラズベリーを先日の謎旅行で買った桑の実ジャムに変えてみた。柿の木村という可愛い名前の村産だ。
「おお、ぐちゃぐちゃね、美味しそう」春日さんが笑った。「うまい具合に混ざればとってもきれいですよ」「やってみよっと」
「残りは冷蔵庫に入れておきますので、皆さまでどうぞ」
「ありがとう、市川さん」
室長に言づけた。
「ね、市川さん、今日帰りに秋コスメ巡りに行くんだけど、行かない?」
と誘われ、吉永さんと室長とデパコスを見に行く約束をして退室した。
普通に、平和ないつもの秘書室に見えたけども。さて。
大スクリーンに投影される平面予想図。
ゴードンパーク? 何だろう、特撮ヒーローがらみの遊園地?
えらく素朴なフロアガイドで、現地発案なのかな。
会長は右側の若い男の人に何か耳打ちし、さらに厳しい目になる。
「どうしたものかねえ…」
腕組みし、足を組み、ゆったり背面にもたれる。う―――んて感じ。
何か意見が出るのを待ってるような時が流れる。
「このゴードンは、新幹線のラッピングが決まったそうですね。早ければ来年春に登場する」その声は専務の一人からだった。
「現地との温度差を感じますねえ」
「本当に流行っているのか」と卒直すぎる返し。否定的なのがわかりますね。ナル様…。
「いわゆるご当地キャラというやつでしょう。もちろん、かつて大ヒットした特撮ドラマであり、コアなファンはいるでしょうが」
「映画化も検討中だとか。キャンペーンにかなりの予算が組まれるのでしょうね」
特撮って荒れ地で化け物みたいな敵と派手な殺陣をするあれでしょう? イケメンライダーは流行ってるけど、これはどうなの。
フロアガイドだけなので想像力を働かせないとイメージしにくい。
そこから立体画像が浮き上がって、全然違う建屋が姿を現した。
おお…。
既にデザイナーの修正済みみたい。
かっこいい高級ディーラーのような低層ビルが海岸沿いの土地に重ねられた。
会長は両脇の男の人としきりに話し込んでる。
彼らが示すiPadでどこかの部署に確認をとるのか、すでに指令を出しているのか、わからない。
監修はもちろん御堂さんで、壇上に立った。
「こちらの透明部分がスーパーLCP、最新の、太陽光熱発電を兼ねるポリマーで現在各国で建設中のogb改めスクリューミルの別仕様です。もしもゴードンの線で進めるなら、ここをスクリューミルに変更すればスクラップを動力源とするゴードンのコンセプトに沿うのではないでしょうか。」
あれ? じゃあ、これもゴミ処理なのかな。
透明で丈夫だから用途が無限に広がるスーパーポリマーは既に世界中でいろんな用途で使われている。
「だが建屋自体の用途がはっきりしない…」
「箱もの事業は自治体のお約束のようなものですよ」
「モールにするにしても商圏がねえ」
「同市内はもとより、隣の山陽小野田市、防府市ともすでにモールが存在しますし、今更でしょう」
「新山口は言わずもがな。新幹線停車駅ですよ。山口市は県庁所在地で店舗数も多く、今は観光業に力を入れている…。観光も商業施設も分が悪い」
「新山口=小郡。古戦場か」会長呟く。
「それは九州の小郡ではありませんか」
「似たようなものだろう、壇之浦が近い」
「ああ、なるほど」
「空港も近いな」
「『戦い』の場にふさわしい、という意味でしょうか?」
「ほう、そう考えれば…テレビドラマの作品であっても戦闘物には変わらないですよね」
「そうなんです!」御堂さんが流れを止めた。 一斉に視線が集中する。「……すみません、つい。……実はこれ以上整地せず、ある程度粗野な部分も残してはどうかと思ってまして」
このお部屋で紅一点(私を除く)、相変わらずびしっとパンツスーツを決めて、インナーは涼し気なブラウス、Ⅴのあきが深く、ヒールも高い。
「それは…なぜですか」
「はい。ゴードンの線で進めると現地の希望ですし、予算もしぼれるのではありませんか。土地活用ですが例えば特撮の撮影現場にしてみてはいかがでしょう」
声なく、静まり返った。
『 あら、ダメ? 』御堂さんの心の声が聞こえた気がする。
「空き地のまま?」
皆さんの微妙な反応。
「せめてクリスタルドームの許可が降りれば」
「透明ドーム球場を売りにした新パークで話題になりそうですが」
「それも近隣にすでにありますね。多目的ドーム」
「そこへ新型ドーム。かえって反感を買いそうだ」
「東京の空にそぐわない、一蹴ですからね。…今後、意地でも通さないでしょう」
都会に住む人から見た田舎の用地ってこんな扱いなんだな。
すべてが上から目線、そこにいる人は商圏や流動人口で表される。
田舎人にとって、モールなどの大型商業施設は神的な存在で、出雲や米子郊外に大型モールができたときはそれは話題になったものだった。
松江のイオンは古いけどそれでも機能してる。ジジババ、放課後の学生の憩いの場。
「遺跡の残骸のような石柱を転がせば、映えますよ」御堂さんは持論を展開する。
「遺跡?」
「わざわざ運ぶのですか」
「いえ、各地の不要になったモニュメントの残骸でもよくないですか。海外で、映画のセットの一部がモールへ再利用されてる例があります。ゴードンの趣旨にふさわしいのではありませんか。何より、使い古しのごみであってもスクリューミルで処分できますよね?」
またまたシーン…。
「それは…自治体によっては条例内で設置できるかもしれませんが、基本は認可が下りてないですからね」
面白そうな案は大抵こうなのですよ。計画の初期にありがちな夢の未来予想図で終わる。
う~~~~~ん……。
(ダメだこりゃ。)
「興味深い提案だが、まだ何とも言えない。現地と合わせて進めていこう」
会長の一言がそれを語っていた。
冷静に見えるけど、会長、本音はどこかに丸投げしたいんだろうな。でも社の方針としてそんなことできないし。
『特撮か…。着ぐるみのどこが面白いのかわからん。あれを陳列して人が集まるのか?』
…とでも思ってそう。
おい、どうした、しっかりしろ、おエビランド! どうせならエビつながりでバルタン星人公園にでもした方がよかったんじゃないの? 私は絶対行かないけど。
頑張ってほしいなあ…。
ゴードンに続いては、会長の出張先、ゴールドコーストでのプロモーションのリハーサルだ。
プラント技師の柚木さんが英語でデモを始めた。ここからは幾分カジュアルな、コーヒーミーティング。スイーツをつまみながら皆さん耳を傾ける。
ごみ処理槽→OGB→スクリューミルと名を変えいよいよ最終バージョンが登場。
内容はわからないけどこの分野、外国の大きな事業はほぼこの会社の独占なのだという。
見た目美しく、耐久性がどこよりも優れているとなればそうなりますわ。
ごみの処分プラントを美しくしてどうするんだ、って思いますよね? 普通そんなところにお金かけない。
だけど、環境問題に取り組む姿勢をアピ―ルして注目を高め、結果利益につながるという試算もあるらしい、暑い砂漠の国ですでに数百基の建設が始まっている。
それに対してゴミバケツもドーム球場も、スーパーLCPからなるクリスタルドームもスクリューミルも国内では販売できない。
どうやらゴードンランド(仮)は運動公園に特撮キャラを絡めたお子様向きの遊園地となりそう。
遊園地かあ…。
「よし、柚木君、それで十分だ。当日もその調子でいってくれ」
「はい」
ところでこの出張で会長は5日間不在となる。
私もそれに合わせて休みをとったけど、もしかして、秘書室潜入捜査の方がよかったかな?
25
あなたにおすすめの小説
ため息ひとつ――王宮に散る花びらのように
柴田はつみ
恋愛
「離縁を、お願いしたいのです」
笑顔で、震えずに、エレナはそう言った。
夫は言葉を失った。泣いてくれれば、怒ってくれれば、まだ受け止め方があった。しかしあの静けさは、エレナがもう十分に泣き終わった後の顔だと、ヴィクトルにはわかった。
幼なじみと結ばれた三年間。すれ違いは静かに始まり、深紅のドレスの令嬢によって加速した。ため息を飲み込み、完璧な微笑みを保ち続けた公爵夫人が、最後に選んだのは――。
王宮に散る花びらのような、夫婦の崩壊と再生の物語。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
自業自得って言葉、知ってますか? 私をいじめていたのはあなたですよね?
長岡更紗
恋愛
庶民聖女の私をいじめてくる、貴族聖女のニコレット。
王子の婚約者を決める舞踏会に出ると、
「卑しい庶民聖女ね。王子妃になりたいがためにそのドレスも盗んできたそうじゃないの」
あることないこと言われて、我慢の限界!
絶対にあなたなんかに王子様は渡さない!
これは一生懸命生きる人が報われ、悪さをする人は報いを受ける、勧善懲悪のシンデレラストーリー!
*旧タイトルは『灰かぶり聖女は冷徹王子のお気に入り 〜自業自得って言葉、知ってますか? 私をいじめていたのは公爵令嬢、あなたですよ〜』です。
*小説家になろうでも掲載しています。
踏み台(王女)にも事情はある
mios
恋愛
戒律の厳しい修道院に王女が送られた。
聖女ビアンカに魔物をけしかけた罪で投獄され、処刑を免れた結果のことだ。
王女が居なくなって平和になった筈、なのだがそれから何故か原因不明の不調が蔓延し始めて……原因究明の為、王女の元婚約者が調査に乗り出した。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる