できズ~新たなる冒険~

✾白雪✾

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▽紅鷲が仲間になった

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「冒険者様募集!!一回の旅百万円!!!」

思わず詐欺だろ!と口に出す所だった危ない‥。しかし、一回の旅で百万円と考えると誰が金を提供しているのか怪しい。私達は百万円を貰っても提供する側はマイナスなのではと考えている内に何故か冒険者手続き窓口に居た。うん。やっぱりお金欲しいもん。
窓口の人「あのぉ…」
窓口の人が何か言いたそうな顔をしている。
白雪「何ですか?」
窓口の人「えぇと…。ぼ、冒険者登録には二人以上のパーティーを組まないと…と、登録出来ないんです…ごめんなさい…」

そんはずは…と破って持ってきたチラシをよく見ると小さく(2人以上ではないと登録できません。)と書いてあった。。。

白雪「は…腹立つ…」
百万円の期待が大きかったぶん、ショクと怒りの方が大きかった。
こんなアホらしい事やめてサッサと帰ろうと席を立った瞬間隣から怒鳴り声が聞こえてきた。

??「はぁー!??なんで2人以上のパーティー組まなきゃ行けねーんだよ!!!!!」
窓口の人「ですから!1人だと危険すぎて命を経つ人が後をたたないからですよ!!!」
??「んな!!俺強いから1人で十分だ!!なんせ、俺はドラゴンの血をひいているからな!!!」

ドラゴンの血をひいている…?あぁ、あいつか。。この隣街には昔ドラゴンの巣があり、そこにただ一人だけ人間とドラゴンのハイブリッドが産まれたとかなんとか。あまり詳しい事は知らないが新聞を全く読まない私ですら知っている人物だ。だが周りはまったく気にしない様子で作業や手続きを進めている。呆れたもんだ。
(誰もあんなやつとパーティー組みたか無いだろ…)と思い出ようとした時、

??「おい!そこの緑頭!!俺とパーティを組め!!!」

緑頭?辺りを見渡すがそんな奴は私しか居ない…。まさかね…。
白雪の顔が青ざめて行くのはハッキリと分かる。
 ??「お前だよ!!無視すんなよ!」
こんなやつと関わるとろくでも無い事が起きるんだよ。。。
白雪「ひぃ。お許し下さい…。私はただの村人ですぅ…。。」
私は精一杯の嘘をついたが、
??「嘘つけ。第一ここは村人なんて来ねーよ」
ギクッ。我ながら嘘が下手だ、、、褒めてやりたい。あぁ、神よ居るならば私をお助け下さい!!!私は何も悪い事なんぞしておりません!!と、願っても神は見てすらいないだろう

??「よし、お前使えそうだから登録しておいたわ。よろしくな!緑頭!」

早っ!?は!??今、登録しておいただと!!?はぁ!?!ぁ…。。
《バタッ》
白雪はショックのあまり、その場から崩れ落ちた。。。最近、白髪が増え始め必死にストレスケアしていたのにこれじゃ意味無いなあと思い意識が無くなった。。

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