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白衣の治癒師6
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「はあー、疲れた!大勢の人にジロジロ見られるのって本当神経すり減る…結構いろんな人に絡まれたしなあ。」
『マスター、お疲れ様でした。』
「ありがとう。でもアイの対応を見てたおかげかな、結構強気で対応できた気がするよ!」
『そうですね、とても良かったと思います。』
「お腹すいたー。下で何か簡単に作ろう…」
『共同キッチンの冷蔵庫内の食材は自由に使って良いそうですよ。』
「そうなの?」
『食料品店の売れ残りを従業員で消費しているようです。』
「クレール商会ってほんと従業員に優しいよね。私職に困ってたら絶対ここで働きたい。食も住も用意してくれるんだもん。制服も支給されるから衣もか。」
『マスターでしたら大歓迎されるでしょう。』
「そうかなあ、えへへ。さ、下行ってご飯食べよう!」
共同キッチンは一般家庭のそれより一回り大きな調理場だった。複数人での調理を前提としているのだろう。レストランの厨房の様な清潔感もさることながら、香織を驚かせたのはコンロだった。
「コ、コンロだ!釜戸じゃない!」
『これは火の魔石を利用した魔導コンロですね。水道にも水の魔石が使われています。』
「魔石があれば魔力のない人でも火を起こしたりできるんだよね。結構高かったと思うけど。」
『中流階級の家庭でギリギリ買える値段ですね。富裕層では魔石を使う家がほとんどです。』
「ま、火を起こさなくて良いんだからラッキー!どれどれ、冷蔵庫の中は…わあ、結構入ってる!」
一人分の食事を作るのは久々だ。この世界に来てからは初めてでもある。香織はかつての生活を思い出しながら、のんびり夕食を取った。
ーーーーーーーーー
翌朝、いつもより少し遅く起き、寝ぼけ眼を擦りながら一階に降りると、共同リビングでは『夜明けの星』の面々が干し肉を齧っていた。
「おはようございます。」
「ああ、おはよう。」
「…朝ごはん、作りましょうか?」
「良いのか!?作ってくれ!」
「はい、じゃあ少し待っててくださいね。」
香織は共同キッチンに向かい、調理をはじめた。厚切りベーコンと卵でベーコンエッグ。レタスを千切ってドレッシングを掛ける。チーズを乗せてトーストしたパン。サリサがよく作ってくれた定番の朝ごはんだ。
「旅の間はスープばっかりだったもんね。今日はおうちご飯!」
キッチン横のダイニングに皿を並べて男達を呼ぶ。香織の声にいそいそとやって来た四人は久々の家庭的な朝食に目を輝かせた。
「普通のものしかありませんけど…」
「旅をしているとその普通がありがたいんだ。美味そうだ。」
「香織の飯は安宿のより美味いからな!」
「カオリ、今日はどこか出かける予定はあるのか?」
「うーん、そうですね…」
朝食を食べながら、アレクシスは護衛の仕事を始めた。
「色々調味料が売っていると聞いたので、そういうお店を回ろうかなと思っています。」
「ふむ、では同行しよう。」
「えっと、そんなにずっと守ってくれなくても大丈夫ですよ?アレクシスさんも自分の用事とかあるでしょうし…ギルドで依頼を受けたりするんですよね?」
「それは俺抜きで行くことになっているから問題ない。護衛任務中の依頼は簡単なものしか受けられないからな、そもそもパーティ単位ではなく個人で受けることが多い。」
「そうなんですか…」
「ま、滞在期間中の依頼なんて身体が鈍らない様に受けてるだけだからな。その辺にいるワーウルフとかを適当に狩って暇を潰すんだよ。俺も今日は何か適当に受けるつもりだから、護衛はアレク一人だな。」
「この後は俺は部屋にいるから、出かける時に声をかけてくれ。」
「分かりました。この後サイモンさんと少し話してから出かける予定です。」
「分かった。」
「俺たちはギルドに顔出すわ、じゃあな。」
「いってらっしゃい。」
エドワード達を見送り、香織はサイモンに会いに行った。商会前の露店を見にいけば、サイモンはすぐに見つかった。
「サイモンさん、朝からお疲れ様です。露店の準備ですか?」
「やあカオリ、おはよう。朝の開店の準備をしていたんだけどね、後はミド達に任せておけば平気さ。新商品の話かい?」
「そうです。」
「じゃあ中で話そう。ミド、ファール、後は頼んだよ。先に開店してていいから。」
「「はい。」」
ミド達と別れ、香織とサイモンは商会にある応接室に向かった。
「まずはミナミセッケン草だね。市民向けに低価格で売りたいけど、大量栽培がまだだからね、今すぐには難しい。とりあえず種をあるだけ買い取っても良いかい?」
「はい。」
香織は前の村で配った種の残りを取り出した。両掌いっぱい分だ。
「うん、その量なら金貨100枚で買い取ろう!」
「え、多くないですか?」
「いや、妥当だ。市場に流通する前は富裕層向けに高価格で売り出すからね、一束金貨一枚。100人に売れば元は取れる。あっという間さ。大量栽培に成功したら一束銀貨一枚にまで徐々に値下げするつもりだけど、そうすれば客層も広がってより儲かると思うし。」
「なるほど、ではその値段で。」
「ありがとう!じゃあ次は滑車だね。設計図はあるの?」
「あ、実物しかないんです。」
「じゃあうちで契約している大工に実物を見せて設計図を書かせよう。設計図を金貨10枚、実物は銀貨5枚で売り出すつもりなんだけど、どうかな。」
「設計図も売るんですか?」
「設計図を一回買えば、何個でも作れる。二次販売は禁止だけどね。例えば村全体で設計図を一枚買えば、全世帯に滑車が行き渡る。個人で買うなら実物を、団体で買うなら設計図をってことさ。」
「へえ~。」
「というわけでその滑車を、設計図を作ることを含めて金貨150枚でどうかな?」
「はあ、大丈夫です。」
(あー、なんか金銭感覚おかしくなってくるな…金貨1枚1万円だとすると今日一日で250万稼いだってこと?)
『この世界は現代日本と比べて貧富の差が激しいので、その単純計算は正確ではありません。貴族にとっての金貨一枚は千円の価値もないでしょう。反対に貧困層では金貨一枚あれば半年は暮らしていけます。』
(うーん、地球の貧困問題がギュッと凝縮されてる感じかな…私まだこっちの世界でお金払ったことないからいまいち実感できないな。)
『今日の買い物で物価を体感すればよろしいかと。』
(そうだね。)
『マスター、お疲れ様でした。』
「ありがとう。でもアイの対応を見てたおかげかな、結構強気で対応できた気がするよ!」
『そうですね、とても良かったと思います。』
「お腹すいたー。下で何か簡単に作ろう…」
『共同キッチンの冷蔵庫内の食材は自由に使って良いそうですよ。』
「そうなの?」
『食料品店の売れ残りを従業員で消費しているようです。』
「クレール商会ってほんと従業員に優しいよね。私職に困ってたら絶対ここで働きたい。食も住も用意してくれるんだもん。制服も支給されるから衣もか。」
『マスターでしたら大歓迎されるでしょう。』
「そうかなあ、えへへ。さ、下行ってご飯食べよう!」
共同キッチンは一般家庭のそれより一回り大きな調理場だった。複数人での調理を前提としているのだろう。レストランの厨房の様な清潔感もさることながら、香織を驚かせたのはコンロだった。
「コ、コンロだ!釜戸じゃない!」
『これは火の魔石を利用した魔導コンロですね。水道にも水の魔石が使われています。』
「魔石があれば魔力のない人でも火を起こしたりできるんだよね。結構高かったと思うけど。」
『中流階級の家庭でギリギリ買える値段ですね。富裕層では魔石を使う家がほとんどです。』
「ま、火を起こさなくて良いんだからラッキー!どれどれ、冷蔵庫の中は…わあ、結構入ってる!」
一人分の食事を作るのは久々だ。この世界に来てからは初めてでもある。香織はかつての生活を思い出しながら、のんびり夕食を取った。
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翌朝、いつもより少し遅く起き、寝ぼけ眼を擦りながら一階に降りると、共同リビングでは『夜明けの星』の面々が干し肉を齧っていた。
「おはようございます。」
「ああ、おはよう。」
「…朝ごはん、作りましょうか?」
「良いのか!?作ってくれ!」
「はい、じゃあ少し待っててくださいね。」
香織は共同キッチンに向かい、調理をはじめた。厚切りベーコンと卵でベーコンエッグ。レタスを千切ってドレッシングを掛ける。チーズを乗せてトーストしたパン。サリサがよく作ってくれた定番の朝ごはんだ。
「旅の間はスープばっかりだったもんね。今日はおうちご飯!」
キッチン横のダイニングに皿を並べて男達を呼ぶ。香織の声にいそいそとやって来た四人は久々の家庭的な朝食に目を輝かせた。
「普通のものしかありませんけど…」
「旅をしているとその普通がありがたいんだ。美味そうだ。」
「香織の飯は安宿のより美味いからな!」
「カオリ、今日はどこか出かける予定はあるのか?」
「うーん、そうですね…」
朝食を食べながら、アレクシスは護衛の仕事を始めた。
「色々調味料が売っていると聞いたので、そういうお店を回ろうかなと思っています。」
「ふむ、では同行しよう。」
「えっと、そんなにずっと守ってくれなくても大丈夫ですよ?アレクシスさんも自分の用事とかあるでしょうし…ギルドで依頼を受けたりするんですよね?」
「それは俺抜きで行くことになっているから問題ない。護衛任務中の依頼は簡単なものしか受けられないからな、そもそもパーティ単位ではなく個人で受けることが多い。」
「そうなんですか…」
「ま、滞在期間中の依頼なんて身体が鈍らない様に受けてるだけだからな。その辺にいるワーウルフとかを適当に狩って暇を潰すんだよ。俺も今日は何か適当に受けるつもりだから、護衛はアレク一人だな。」
「この後は俺は部屋にいるから、出かける時に声をかけてくれ。」
「分かりました。この後サイモンさんと少し話してから出かける予定です。」
「分かった。」
「俺たちはギルドに顔出すわ、じゃあな。」
「いってらっしゃい。」
エドワード達を見送り、香織はサイモンに会いに行った。商会前の露店を見にいけば、サイモンはすぐに見つかった。
「サイモンさん、朝からお疲れ様です。露店の準備ですか?」
「やあカオリ、おはよう。朝の開店の準備をしていたんだけどね、後はミド達に任せておけば平気さ。新商品の話かい?」
「そうです。」
「じゃあ中で話そう。ミド、ファール、後は頼んだよ。先に開店してていいから。」
「「はい。」」
ミド達と別れ、香織とサイモンは商会にある応接室に向かった。
「まずはミナミセッケン草だね。市民向けに低価格で売りたいけど、大量栽培がまだだからね、今すぐには難しい。とりあえず種をあるだけ買い取っても良いかい?」
「はい。」
香織は前の村で配った種の残りを取り出した。両掌いっぱい分だ。
「うん、その量なら金貨100枚で買い取ろう!」
「え、多くないですか?」
「いや、妥当だ。市場に流通する前は富裕層向けに高価格で売り出すからね、一束金貨一枚。100人に売れば元は取れる。あっという間さ。大量栽培に成功したら一束銀貨一枚にまで徐々に値下げするつもりだけど、そうすれば客層も広がってより儲かると思うし。」
「なるほど、ではその値段で。」
「ありがとう!じゃあ次は滑車だね。設計図はあるの?」
「あ、実物しかないんです。」
「じゃあうちで契約している大工に実物を見せて設計図を書かせよう。設計図を金貨10枚、実物は銀貨5枚で売り出すつもりなんだけど、どうかな。」
「設計図も売るんですか?」
「設計図を一回買えば、何個でも作れる。二次販売は禁止だけどね。例えば村全体で設計図を一枚買えば、全世帯に滑車が行き渡る。個人で買うなら実物を、団体で買うなら設計図をってことさ。」
「へえ~。」
「というわけでその滑車を、設計図を作ることを含めて金貨150枚でどうかな?」
「はあ、大丈夫です。」
(あー、なんか金銭感覚おかしくなってくるな…金貨1枚1万円だとすると今日一日で250万稼いだってこと?)
『この世界は現代日本と比べて貧富の差が激しいので、その単純計算は正確ではありません。貴族にとっての金貨一枚は千円の価値もないでしょう。反対に貧困層では金貨一枚あれば半年は暮らしていけます。』
(うーん、地球の貧困問題がギュッと凝縮されてる感じかな…私まだこっちの世界でお金払ったことないからいまいち実感できないな。)
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