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第24話 闇の獣人、東の山脈に行って魔物退治をする
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俺は王都へと近づいているオークジェネラルが率いている群れを発見し、それを即死魔法で全て倒していた。
そろそろ夕方が近いかな。即死魔法は闇魔法の中でも上位当たるが、俺の場合はリッチやアークリッチから吸収したアビリティだ。
即死魔法はその名の通り、アンデッドかゴーレム。あるいはよほど強力な魔術耐性がある魔族でもない限り、大抵の生物は食らったらあの世行きだ。
この魔法、敵味方入り乱れての乱戦状態には向かないが、逆を言えば味方が全くいない今の状況なら、これほど便利なものはないといえる。
なんといっても魔物はその個体や種族にもよるが、大抵の魔物は毛皮や臓器、角、爪、目玉といったものが高く売れるものが多いからだ。
そして魔族か、魔族が関与した魔物になると魔石を落とす。この魔石、そこらのモンスター倒してもあまり見られないが、どうも魔族が手を加えて強化した魔物だけに見られるらしい。
そういう魔石や魔物の臓器や毛皮などは、なるべく無傷で手にいれることが望ましい。
とはいえ…やはり傷をつけないで殺すのは一流の冒険者でも難しいが、即死魔法だとあっさりと殺せるのでその心配はないわけだ。
こうしてあのアホのボル将軍を追撃してきたオークジェネラルの一群はあっけなく俺の即死魔法で全滅した。
全員を闇の中の空間に収納する。周囲を索敵するが、特に魔物の気配はない。
俺は竜王のマントを装備すると、空高く舞い上がった。今では時空魔法や風魔法とか使って空が飛べるのだが、魔法を使うと、その間ずっとMPを少しずつ消費していくので、あまり長時間空を飛ぶことはできないのが冒険者達や魔術師達の中では常識だ。
だが竜王のマントを装備していると、MPの消費がゼロ。おまけに結界も貼られて嵐や雪、暴風などの悪天候から守られるのはもちろん、疫病の蔓延している所を歩いても感染しないという優れものだ。
後は完全に日が暮れるまでに、空から目についた雑魚を即死させては遺骸を回収していく。
どうもあのオークジェネラルがメインだったようで、後続と思われるオーク達は大した数ではなかった。
だがこのままだと、俺が即死させたオークジェネラルの率いる群が帰ってこないということで、また第二、第三の群れが王都に来ないとも限らない。
面倒だが、東の山脈に行くしかないな。俺はそのまま速度を上げて地上を鑑定アビリティの竜王の叡智を常時起動しながら東へと向かった。
あれから地上には東の山脈までほとんどモンスターはいなかった。そして山脈の麓まで来て、鑑定してみると沢山魔物はいるのだが、山に登っていちいち相手にするのは面倒だし、危険だし、時間がかかるしで、いい退治方法とはいえない。
そこで俺はステータス・ボードを出現させて、いいアビリティがないか探してみた。
すると良さそうなのが二つあった。一つはプロボック。挑発という意味のアビリティだ。これはいい。敵を挑発して自分の所に引き寄せる為に使うのが今の俺にはピッタリだ。
もう一つはアンガー。これは敵を怒らせて自分の方にターゲット、すなわち攻撃目標を自分に集中させるというものだ。主に防御力の高い職業がよく使う。これを吸収したのはゴーレム系だったか? よく覚えていない。吸収しまくっていたら、いつの間にかアビリティをもっていたというのは俺にとっては珍しくないしな。
早速、麓から山頂まで目に付く範囲全てに拡大して、プロボックを。次に間髪入れずにアンガーを同じように範囲拡大して使ってみた。
すると一分もしないうちに、オーク、ゾンビ、ゴブリン、オーガといった混成部隊が俺を目掛けて山道をかけおりながらやってきた。
俺は距離をとるために、一旦麓から500メートルほど走った。
案の定、魔物達の混成部隊は数百をくだらないほどの規模で俺を追ってくる。
そろそろいいかな? 頃合いだと思った俺は振り向きざまに即死魔法・デスを背後のモンスター達に向けて放ってみた。
するとバタバタと前後左右に倒れていくオーク達。立っているのはゾンビだけで、そいつらは竜王の息吹をかけて崩壊させてやった。
山の上の方では、まだ多くの魔物達がいるらしく、何だか騒がしくなっている。
俺はオークやゴブリンの死骸を片っ端から闇の中の空間へと放り込んでいく。
殺気を感じた俺は、とっさにデスを空中へと放った。
俺の読みは当たっていたようで、キラーファルコンやワイバーンといった空を飛ぶモンスターが次々に地上へと落ちてきた。これも念動のアビリティで地面に激突する前に闇の中の空間に収納していく。
収納が終わった時、前方からまた殺気を感じた。今度は数が少ないが、オークやオーガの混成部隊よりもはるかに強い殺気だ。
俺の前に現れたのは、フォーアイズ・ベア。その名の通り四ツ目の熊だ。それが10頭ほどいる。
そいつらも即死魔法の前には無力だった。次々に倒れていく熊の集団。
その次は全長80センチはあろうかというハチの群れだった。こいつらも即死魔法を範囲拡大してかけてやって倒していった。
こうして俺は、次から次へと現れる魔物達を即死魔法で倒していった。狂暴なグレート・ウルフの20頭ほどの群れや、夫婦と思われるグリフォン二頭。四つの腕を持つ巨大なサルが30匹もいたが即死魔法で全滅。さらに巨大な鹿も5頭ほど来たが、いずれも即死魔法であの世行きにしてやった。
さらには巨大なカマキリなども3体ほど現れたが、ダンジョンでさまざまなモンスターを倒している俺にとっては特に驚くような敵ではなかった。もちろん即死魔法で瞬殺。死骸は回収させてもらいましたとも。
それからはいくら待っても来ないので、今度は山を登った辺りで開けた場所を探す。
いくら超・回復があってもモンスターの群れに囲まれるなんてまっぴらだからな。
ところがなかなかいい場所が見つからない。そうこうしている間に日が沈んできてしまった。
まあ、俺は闇の中でも特に支障なく動けるからこのまま、モンスターを間引くことにする。
そこら辺を飛び回って20分ほど経っただろうか。ようやく山頂近くの洞窟の出入り口が開けた場所になっている所を見つけた。どう見ても人の手が入っている。いや、この山脈に人が通るのは昼間の、しかも武装した商人の一行くらいだから、人ではないか。いかにS級の冒険者パーティーでも一組ではここに住み続けるのは不可能だ。
どうも洞窟の中からさまざまな気配がしてくる。不意打ちされたら嫌なので空を飛びながら透視のアビリティを発動させてみたら、ダークエルフの洞窟だということがわかった。
ダークエルフ。それは邪神や魔族と共謀してエルフ特有の華奢な体を超えようとした者達のことだ。
エルフは森の妖精とか精霊とか言われているが、森から離れたら戦闘能力が半減するそうだ。特に砂漠のように暑くて緑がほとんどない場所だと、よほど長生きしているか上位のエルフでない限り寝込んでしまって役に立たなくなると暗殺者ギルドで教わった。
ダークエルフはそんなエルフ達が手段を選ばないで強くなった、ある意味エルフの進化型といえなくもない。
もっとも邪神や魔族は人類の敵なので(一部の魔族は人間に友好的だが大半の魔族は敵対的だ)、そんな連中と共謀する時点でこいつらも討伐対象になっているんだけどな。
だがどうも様子がおかしい。男も女もソワソワしていて落ち着きがない。これが人間なら感覚が鈍いから、透視のアビリティで見える場所に転移して話とかも聞けるのだが、エルフやダークエルフは鋭い感覚をもっているので、すぐにバレる可能性が高いのだ。
さーてどうするか。これがコボルドとかなら会話とかもできるかもしれないけど、ダークエルフは男も女もプライドが高い。俺みたいな獣人の言う事なんてまず聞いてくれないだろう。
しかし何を話しているのか気になるな。あ、そうだ。確かアークリッチから吸収したアビリティがあったか。あれを使って、俺はリーダー格と思われる筋肉モリモリマッチョのダークエルフの男を対象にしてみる。
レヴィンよりも筋肉モリモリのダークエルフ。蛇足だが俺も筋肉はそこそこ付いているぞ? 世間では俺みたいなタイプを最近では細マッチョというらしい。腹筋もちゃんと割れていて余分な脂肪は付いていない。
第一、太ったりしたら局長にどんな地獄のハード・スケジュールを組まされて付き合わされるか、わかったもんじゃないからな。
それはさておき、俺は早速マインド・リーディングを使って、マッチョの男ダークエルフの心を読んでみることにした。すると…
(バ、バカな…。ありえん。あれだけの数の魔物を引き寄せておいて全て倒しただと? 遠見の連中に何度も確認したが、間違いないというし…。キラーマンティス、フールモンキーの群れ。グレートウルフの群れも魔法で絶命させた挙句、グリフォンの夫婦さえも倒してしまうとは…。こうなったら召喚の儀式を急がなければ…)
あらら、どうやらダークエルフの中に俺がモンスター倒すのを見ていた奴がいたらしい。
しかも何かヤバイのを召喚しようとしているし。こりゃこいつらには悪いけど、全員倒すしかないな。原因は俺だけど、だからってこのままヤバイのを召喚されたら、俺だけじゃない。王都の全員が困ることになるんだよ。
俺は時空魔法で転移して、普段の3倍以上の魔力を込めて即死魔法・デスをその場にいる全員にかけてやった。
糸が切れた人形みたいにバタバタと倒れるダークエルフ達。悪いね、でも未来に禍根残す奴は全員殺せって先輩の暗殺者達から、しつこいくらい言われているからな。
ダークエルフ達はピクリとも動かない。いや、一人だけいた。例の筋肉モリモリマッチョマンのダークエルフだ。
そいつは口から血を流しながら何事か言ってたが、ダークエルフの言語なんて俺にわかるわけがない。
短く何か言ってたが、すぐに絶命した。ごめんな、一思いに死なせてやれなくて。さっきかけたデスの魔法だが、込める魔力を三倍じゃなくて五倍にしておくべきだったかと後悔した。こいつには恨みはないから楽に死なせてやりたかったというのが俺の今の思いだ。
その時、背筋の毛が逆立った。俺は獣人だから毛が逆立つのだが、人間の感覚だと背筋に氷の板を当てられたような、冷たくていやな感じがするらしい。
その不快な感覚は洞窟の奥から発せられているようだった。
これはまずい。どうやらあの筋肉モリモリマッチョマンのダークエルフの男は、もう召喚は成功した。今更駆けつけても遅い、と言っていたのだろう。あの時の不敵な笑顔。召喚の儀式が成功していなければあんな顔はできないだろう。
俺は走った。感知系のアビリティを使うまでもない。近づけば近づくほど肌をピリピリと刺してくるようなこの感じで両腕の毛が逆立つのを感じる。やがて妙に広い空間に出た。これなら全長50メートルのドラゴンでもダンスができるのではないかという感じの開けた空間だ。
「おっと!」
右上から襲い掛かってきたでかいムカデを俺は難なく回避する。そんなの危険感知ですでに丸わかりだって。
そいつを即死魔法で倒したが、左右に空いた穴から次々と全長5メートルほどのでかいムカデがやってくる。
どうもここで護衛やゴミ処理係として飼いならされているようだった。その証拠に全てのムカデが俺に攻撃してくる。誰かが操っているか、それとも薬を飲まされて興奮状態なのか。鑑定しようにもその暇がない。それくらい多くのムカデが俺目掛けて襲い掛かってくる。
俺は一端、後退すると即死魔法・デスを一気に範囲拡大して前方の空間全てにかけてやった。
たちまち倒れて仲間の上にくずれ落ちていくムカデ達。鑑定してみると全て死んでいたので、安心して闇の中の空間に収納できる。
ムカデなんか収納してどうするのかって? ムカデはな、頭部と足を取り除いて粉末にすれば、精力剤になるんだよな、これが。しかもこれだけでかいムカデだからな。結構、こいつ硬いから皮だけでも鎧とかに使えたりすることも多いんだよな。
ってそんな事よりも奥のヤバイ奴だ。通路はまだ奥に続いている。慌てて俺は通路へと走った。
すると奥からでかいのが俺目掛けて噛みついてきた。今度はジャイアント・レッド・ヴァイパーかい!
名前の通りでかくて赤い蛇だ。こいつ、全長30メートルはありやがる。
また口を開けて俺を丸ごと食おうとしている。とっさに空を飛んでやり過ごしたが、避けたら避けたで尻尾を振り回して俺に当てようとする。意外と器用なんですね、レッド・ヴァイパーさん!
普通ならそこそこ手こずるんだろう。だが即死魔法が使える俺の敵じゃなかった。
また俺に噛みつこうとする隙を見計らって、即死魔法を放つ。的がでかいので外しようがない。
急速に目から光が消える。生きとし生ける者が宿す命の光というのだろうか。それが剥製のように何も宿さない目になると同時に、レッド・ヴァイパーは地面の上に倒れていった。
下敷きにならないように慌てて回避する。何しろこの巨体だ。いくら俺でもこいつの下敷きになるほど暇でもなければマゾでもない。
こいつの体はでかいので肉といい、皮といい、いろいろと売れるだろう。闇の中の空間に収納すると、俺は周囲を警戒しながら走りだした。
走っている間にいろいろな気配が遠くへと移動していくのを感じた。おそらく他のダークエルフと眷属の魔物だろう。俺がジャイアント・レッド・ヴァイパーを倒したのを何かの方法で知って勝てないとわかり、逃げ出したといったところだろうか。
そんな連中よりも俺は奥にいる存在の方が100倍、気になってしかたなかった。このすさまじい魔力。いや覇気というか。戦士や騎士なら闘気といったかもしれない。これは少なくともS(スペシャル)級のモンスターにしか発することができないほどのエネルギーだ。
そして俺の悪い予感は見事に当たってしまった。
奥の終点はさっきのジャイアント・レッド・ヴァイパーがいた空間よりも更に広い。
そしてそこに描かれた魔法陣の上には伝説級の魔物が威厳たっぷりに鎮座していた。
ミスリルから生み出されたマンティコアとは別の方法で生み出されたミスリルの精霊ともいうべき存在。
通称・魔銀鉱の獅子。ミスリル・レオン。弱い個体でもS級のモンスター。長く生きた者はSS級の実力を誇る。
この個体は特に長生きしているのでSS級からSSS(トリプル・スペシャル)の中間的の強さを持つ。
鑑定してみると、知りたくもない情報まで脳裏に表示されやがった。
そいつはゆっくりと起き上がると俺の方にすこしずつ歩み寄ってくる。とても友好的な雰囲気じゃない。
ある程度の距離まで近づくとそいつは、ミスリル・レオンは動きを止めた。
俺は人生最大の危機に直面しているという事実を噛みしめながら、どういう方法でこいつを倒せるかと必死に考えるようにしていた。怖いし、強敵なのは確かだ。油断すれば死ぬだろう。だがどういうわけか恐怖で足がすくむということがない。こいつならドラゴンも余裕で倒せるのに、俺は何故かこいつと戦って死ぬ気が全くしなかった。
「さーて。どうするかな?」
余裕なんてないのに、俺自身も予想しなかったほど意外と軽い口調の台詞が口から飛び出してしまった。
ミスリル・レオンはそんな俺をどう思ったのか、まじまじと見つめはじめた。観察されているようで変な気分だった。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
後書きです。どうも皆さん18禁要素がない方がいいみたいなので、ほのぼのあり、バトルあり、探索(主にダンジョン)ありなどいろいろ書いてみようかと思っています。もちろん18禁要素はなるべく少なくしていこうかと思っています。
あと今回は18禁要素はなしですが次回はあります。
ですが不必要な18禁ではありませんので一読の価値はあるかもしれませんので
興味のある方は一度読んでみたらいいかもしれません。
そろそろ夕方が近いかな。即死魔法は闇魔法の中でも上位当たるが、俺の場合はリッチやアークリッチから吸収したアビリティだ。
即死魔法はその名の通り、アンデッドかゴーレム。あるいはよほど強力な魔術耐性がある魔族でもない限り、大抵の生物は食らったらあの世行きだ。
この魔法、敵味方入り乱れての乱戦状態には向かないが、逆を言えば味方が全くいない今の状況なら、これほど便利なものはないといえる。
なんといっても魔物はその個体や種族にもよるが、大抵の魔物は毛皮や臓器、角、爪、目玉といったものが高く売れるものが多いからだ。
そして魔族か、魔族が関与した魔物になると魔石を落とす。この魔石、そこらのモンスター倒してもあまり見られないが、どうも魔族が手を加えて強化した魔物だけに見られるらしい。
そういう魔石や魔物の臓器や毛皮などは、なるべく無傷で手にいれることが望ましい。
とはいえ…やはり傷をつけないで殺すのは一流の冒険者でも難しいが、即死魔法だとあっさりと殺せるのでその心配はないわけだ。
こうしてあのアホのボル将軍を追撃してきたオークジェネラルの一群はあっけなく俺の即死魔法で全滅した。
全員を闇の中の空間に収納する。周囲を索敵するが、特に魔物の気配はない。
俺は竜王のマントを装備すると、空高く舞い上がった。今では時空魔法や風魔法とか使って空が飛べるのだが、魔法を使うと、その間ずっとMPを少しずつ消費していくので、あまり長時間空を飛ぶことはできないのが冒険者達や魔術師達の中では常識だ。
だが竜王のマントを装備していると、MPの消費がゼロ。おまけに結界も貼られて嵐や雪、暴風などの悪天候から守られるのはもちろん、疫病の蔓延している所を歩いても感染しないという優れものだ。
後は完全に日が暮れるまでに、空から目についた雑魚を即死させては遺骸を回収していく。
どうもあのオークジェネラルがメインだったようで、後続と思われるオーク達は大した数ではなかった。
だがこのままだと、俺が即死させたオークジェネラルの率いる群が帰ってこないということで、また第二、第三の群れが王都に来ないとも限らない。
面倒だが、東の山脈に行くしかないな。俺はそのまま速度を上げて地上を鑑定アビリティの竜王の叡智を常時起動しながら東へと向かった。
あれから地上には東の山脈までほとんどモンスターはいなかった。そして山脈の麓まで来て、鑑定してみると沢山魔物はいるのだが、山に登っていちいち相手にするのは面倒だし、危険だし、時間がかかるしで、いい退治方法とはいえない。
そこで俺はステータス・ボードを出現させて、いいアビリティがないか探してみた。
すると良さそうなのが二つあった。一つはプロボック。挑発という意味のアビリティだ。これはいい。敵を挑発して自分の所に引き寄せる為に使うのが今の俺にはピッタリだ。
もう一つはアンガー。これは敵を怒らせて自分の方にターゲット、すなわち攻撃目標を自分に集中させるというものだ。主に防御力の高い職業がよく使う。これを吸収したのはゴーレム系だったか? よく覚えていない。吸収しまくっていたら、いつの間にかアビリティをもっていたというのは俺にとっては珍しくないしな。
早速、麓から山頂まで目に付く範囲全てに拡大して、プロボックを。次に間髪入れずにアンガーを同じように範囲拡大して使ってみた。
すると一分もしないうちに、オーク、ゾンビ、ゴブリン、オーガといった混成部隊が俺を目掛けて山道をかけおりながらやってきた。
俺は距離をとるために、一旦麓から500メートルほど走った。
案の定、魔物達の混成部隊は数百をくだらないほどの規模で俺を追ってくる。
そろそろいいかな? 頃合いだと思った俺は振り向きざまに即死魔法・デスを背後のモンスター達に向けて放ってみた。
するとバタバタと前後左右に倒れていくオーク達。立っているのはゾンビだけで、そいつらは竜王の息吹をかけて崩壊させてやった。
山の上の方では、まだ多くの魔物達がいるらしく、何だか騒がしくなっている。
俺はオークやゴブリンの死骸を片っ端から闇の中の空間へと放り込んでいく。
殺気を感じた俺は、とっさにデスを空中へと放った。
俺の読みは当たっていたようで、キラーファルコンやワイバーンといった空を飛ぶモンスターが次々に地上へと落ちてきた。これも念動のアビリティで地面に激突する前に闇の中の空間に収納していく。
収納が終わった時、前方からまた殺気を感じた。今度は数が少ないが、オークやオーガの混成部隊よりもはるかに強い殺気だ。
俺の前に現れたのは、フォーアイズ・ベア。その名の通り四ツ目の熊だ。それが10頭ほどいる。
そいつらも即死魔法の前には無力だった。次々に倒れていく熊の集団。
その次は全長80センチはあろうかというハチの群れだった。こいつらも即死魔法を範囲拡大してかけてやって倒していった。
こうして俺は、次から次へと現れる魔物達を即死魔法で倒していった。狂暴なグレート・ウルフの20頭ほどの群れや、夫婦と思われるグリフォン二頭。四つの腕を持つ巨大なサルが30匹もいたが即死魔法で全滅。さらに巨大な鹿も5頭ほど来たが、いずれも即死魔法であの世行きにしてやった。
さらには巨大なカマキリなども3体ほど現れたが、ダンジョンでさまざまなモンスターを倒している俺にとっては特に驚くような敵ではなかった。もちろん即死魔法で瞬殺。死骸は回収させてもらいましたとも。
それからはいくら待っても来ないので、今度は山を登った辺りで開けた場所を探す。
いくら超・回復があってもモンスターの群れに囲まれるなんてまっぴらだからな。
ところがなかなかいい場所が見つからない。そうこうしている間に日が沈んできてしまった。
まあ、俺は闇の中でも特に支障なく動けるからこのまま、モンスターを間引くことにする。
そこら辺を飛び回って20分ほど経っただろうか。ようやく山頂近くの洞窟の出入り口が開けた場所になっている所を見つけた。どう見ても人の手が入っている。いや、この山脈に人が通るのは昼間の、しかも武装した商人の一行くらいだから、人ではないか。いかにS級の冒険者パーティーでも一組ではここに住み続けるのは不可能だ。
どうも洞窟の中からさまざまな気配がしてくる。不意打ちされたら嫌なので空を飛びながら透視のアビリティを発動させてみたら、ダークエルフの洞窟だということがわかった。
ダークエルフ。それは邪神や魔族と共謀してエルフ特有の華奢な体を超えようとした者達のことだ。
エルフは森の妖精とか精霊とか言われているが、森から離れたら戦闘能力が半減するそうだ。特に砂漠のように暑くて緑がほとんどない場所だと、よほど長生きしているか上位のエルフでない限り寝込んでしまって役に立たなくなると暗殺者ギルドで教わった。
ダークエルフはそんなエルフ達が手段を選ばないで強くなった、ある意味エルフの進化型といえなくもない。
もっとも邪神や魔族は人類の敵なので(一部の魔族は人間に友好的だが大半の魔族は敵対的だ)、そんな連中と共謀する時点でこいつらも討伐対象になっているんだけどな。
だがどうも様子がおかしい。男も女もソワソワしていて落ち着きがない。これが人間なら感覚が鈍いから、透視のアビリティで見える場所に転移して話とかも聞けるのだが、エルフやダークエルフは鋭い感覚をもっているので、すぐにバレる可能性が高いのだ。
さーてどうするか。これがコボルドとかなら会話とかもできるかもしれないけど、ダークエルフは男も女もプライドが高い。俺みたいな獣人の言う事なんてまず聞いてくれないだろう。
しかし何を話しているのか気になるな。あ、そうだ。確かアークリッチから吸収したアビリティがあったか。あれを使って、俺はリーダー格と思われる筋肉モリモリマッチョのダークエルフの男を対象にしてみる。
レヴィンよりも筋肉モリモリのダークエルフ。蛇足だが俺も筋肉はそこそこ付いているぞ? 世間では俺みたいなタイプを最近では細マッチョというらしい。腹筋もちゃんと割れていて余分な脂肪は付いていない。
第一、太ったりしたら局長にどんな地獄のハード・スケジュールを組まされて付き合わされるか、わかったもんじゃないからな。
それはさておき、俺は早速マインド・リーディングを使って、マッチョの男ダークエルフの心を読んでみることにした。すると…
(バ、バカな…。ありえん。あれだけの数の魔物を引き寄せておいて全て倒しただと? 遠見の連中に何度も確認したが、間違いないというし…。キラーマンティス、フールモンキーの群れ。グレートウルフの群れも魔法で絶命させた挙句、グリフォンの夫婦さえも倒してしまうとは…。こうなったら召喚の儀式を急がなければ…)
あらら、どうやらダークエルフの中に俺がモンスター倒すのを見ていた奴がいたらしい。
しかも何かヤバイのを召喚しようとしているし。こりゃこいつらには悪いけど、全員倒すしかないな。原因は俺だけど、だからってこのままヤバイのを召喚されたら、俺だけじゃない。王都の全員が困ることになるんだよ。
俺は時空魔法で転移して、普段の3倍以上の魔力を込めて即死魔法・デスをその場にいる全員にかけてやった。
糸が切れた人形みたいにバタバタと倒れるダークエルフ達。悪いね、でも未来に禍根残す奴は全員殺せって先輩の暗殺者達から、しつこいくらい言われているからな。
ダークエルフ達はピクリとも動かない。いや、一人だけいた。例の筋肉モリモリマッチョマンのダークエルフだ。
そいつは口から血を流しながら何事か言ってたが、ダークエルフの言語なんて俺にわかるわけがない。
短く何か言ってたが、すぐに絶命した。ごめんな、一思いに死なせてやれなくて。さっきかけたデスの魔法だが、込める魔力を三倍じゃなくて五倍にしておくべきだったかと後悔した。こいつには恨みはないから楽に死なせてやりたかったというのが俺の今の思いだ。
その時、背筋の毛が逆立った。俺は獣人だから毛が逆立つのだが、人間の感覚だと背筋に氷の板を当てられたような、冷たくていやな感じがするらしい。
その不快な感覚は洞窟の奥から発せられているようだった。
これはまずい。どうやらあの筋肉モリモリマッチョマンのダークエルフの男は、もう召喚は成功した。今更駆けつけても遅い、と言っていたのだろう。あの時の不敵な笑顔。召喚の儀式が成功していなければあんな顔はできないだろう。
俺は走った。感知系のアビリティを使うまでもない。近づけば近づくほど肌をピリピリと刺してくるようなこの感じで両腕の毛が逆立つのを感じる。やがて妙に広い空間に出た。これなら全長50メートルのドラゴンでもダンスができるのではないかという感じの開けた空間だ。
「おっと!」
右上から襲い掛かってきたでかいムカデを俺は難なく回避する。そんなの危険感知ですでに丸わかりだって。
そいつを即死魔法で倒したが、左右に空いた穴から次々と全長5メートルほどのでかいムカデがやってくる。
どうもここで護衛やゴミ処理係として飼いならされているようだった。その証拠に全てのムカデが俺に攻撃してくる。誰かが操っているか、それとも薬を飲まされて興奮状態なのか。鑑定しようにもその暇がない。それくらい多くのムカデが俺目掛けて襲い掛かってくる。
俺は一端、後退すると即死魔法・デスを一気に範囲拡大して前方の空間全てにかけてやった。
たちまち倒れて仲間の上にくずれ落ちていくムカデ達。鑑定してみると全て死んでいたので、安心して闇の中の空間に収納できる。
ムカデなんか収納してどうするのかって? ムカデはな、頭部と足を取り除いて粉末にすれば、精力剤になるんだよな、これが。しかもこれだけでかいムカデだからな。結構、こいつ硬いから皮だけでも鎧とかに使えたりすることも多いんだよな。
ってそんな事よりも奥のヤバイ奴だ。通路はまだ奥に続いている。慌てて俺は通路へと走った。
すると奥からでかいのが俺目掛けて噛みついてきた。今度はジャイアント・レッド・ヴァイパーかい!
名前の通りでかくて赤い蛇だ。こいつ、全長30メートルはありやがる。
また口を開けて俺を丸ごと食おうとしている。とっさに空を飛んでやり過ごしたが、避けたら避けたで尻尾を振り回して俺に当てようとする。意外と器用なんですね、レッド・ヴァイパーさん!
普通ならそこそこ手こずるんだろう。だが即死魔法が使える俺の敵じゃなかった。
また俺に噛みつこうとする隙を見計らって、即死魔法を放つ。的がでかいので外しようがない。
急速に目から光が消える。生きとし生ける者が宿す命の光というのだろうか。それが剥製のように何も宿さない目になると同時に、レッド・ヴァイパーは地面の上に倒れていった。
下敷きにならないように慌てて回避する。何しろこの巨体だ。いくら俺でもこいつの下敷きになるほど暇でもなければマゾでもない。
こいつの体はでかいので肉といい、皮といい、いろいろと売れるだろう。闇の中の空間に収納すると、俺は周囲を警戒しながら走りだした。
走っている間にいろいろな気配が遠くへと移動していくのを感じた。おそらく他のダークエルフと眷属の魔物だろう。俺がジャイアント・レッド・ヴァイパーを倒したのを何かの方法で知って勝てないとわかり、逃げ出したといったところだろうか。
そんな連中よりも俺は奥にいる存在の方が100倍、気になってしかたなかった。このすさまじい魔力。いや覇気というか。戦士や騎士なら闘気といったかもしれない。これは少なくともS(スペシャル)級のモンスターにしか発することができないほどのエネルギーだ。
そして俺の悪い予感は見事に当たってしまった。
奥の終点はさっきのジャイアント・レッド・ヴァイパーがいた空間よりも更に広い。
そしてそこに描かれた魔法陣の上には伝説級の魔物が威厳たっぷりに鎮座していた。
ミスリルから生み出されたマンティコアとは別の方法で生み出されたミスリルの精霊ともいうべき存在。
通称・魔銀鉱の獅子。ミスリル・レオン。弱い個体でもS級のモンスター。長く生きた者はSS級の実力を誇る。
この個体は特に長生きしているのでSS級からSSS(トリプル・スペシャル)の中間的の強さを持つ。
鑑定してみると、知りたくもない情報まで脳裏に表示されやがった。
そいつはゆっくりと起き上がると俺の方にすこしずつ歩み寄ってくる。とても友好的な雰囲気じゃない。
ある程度の距離まで近づくとそいつは、ミスリル・レオンは動きを止めた。
俺は人生最大の危機に直面しているという事実を噛みしめながら、どういう方法でこいつを倒せるかと必死に考えるようにしていた。怖いし、強敵なのは確かだ。油断すれば死ぬだろう。だがどういうわけか恐怖で足がすくむということがない。こいつならドラゴンも余裕で倒せるのに、俺は何故かこいつと戦って死ぬ気が全くしなかった。
「さーて。どうするかな?」
余裕なんてないのに、俺自身も予想しなかったほど意外と軽い口調の台詞が口から飛び出してしまった。
ミスリル・レオンはそんな俺をどう思ったのか、まじまじと見つめはじめた。観察されているようで変な気分だった。
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後書きです。どうも皆さん18禁要素がない方がいいみたいなので、ほのぼのあり、バトルあり、探索(主にダンジョン)ありなどいろいろ書いてみようかと思っています。もちろん18禁要素はなるべく少なくしていこうかと思っています。
あと今回は18禁要素はなしですが次回はあります。
ですが不必要な18禁ではありませんので一読の価値はあるかもしれませんので
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出版社: アルファポリス
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【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
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