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第74話 闇の獣人、とりあえず手駒を増やす為の方法を模索する(その1)
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精液ポーションを1億本作った俺は、分身の数を増やす事に決めた。
しかし…高いな。1体増やすのに100万の数の精液ポーションが必要だとは。
だが今の俺は、あのカワウソ天使のお祝いで送ってくれた「精液ポーション必要数半減」があるからな。
実際には1体増やすのに50万ポーションあればいい。
…というわけで一気に100体ほど増やしてみた。合計5000万ポーションかかりました。
それから持続時間も…やっぱり高いな。1時間増やすのに10万ポーションね。
だがこれも半減されるから5万ポーションで十分。というわけで1000時間にして5千万ポーション使いましたよ。
1000時間というと約41日だ。それをアビリティ強化で100倍にしたら…約10年間は活動できる。
というわけで今の俺の分身は全魔力を消耗しては回復させて、を繰り返して作った100体の分身達だ。
倍速のアビリティを、アビリティ強化で射精速度10000倍に増強で、全長20メートル。幅3メートルのたらいの上に10人ほど乗ってもらって大量射精すると、20分ほどでたらいが一杯になってきました。
確かに時間はかかるけど、100人いるから逆を言えば20分で200万本作成できるんだよね。
だから1時間で600万本。13時間で9600万本。
それで全部のでかいタライが一杯になったら、俺が空き瓶に光り輝く精液(何といってもグレードが一級創造神
だから)を転移させていく。
もちろん精液ポーション必要数半減のアビリティのおかげで、一度に大量の空き瓶に精液を転移させることができたのが嬉しい。
13時間で9600万本か。どうも1億本の精液ポーションじゃ足りなくなってきたので、9600万本の精液ポーションを作成。
そして全員を待機させた後、時間停止を解除。コア・ブランチに4000万本分の精液を全部、転移させてみた。
するとこいつ、機能停止になるどころか、分身の球が真っ赤になったと思ったらグルグルと俺の周囲を回転しはじめた。
元・老人の美少女性奴隷に聞いてみたが、単に大量の精液を転移させてエネルギー酔いしているだけだから、大丈夫だということ。さすがはフェランさん。2級創造神の言葉は信頼が置けるな。
そして彼女が言った通り、5分ほど踊っていると正気に戻ってくれたようだった。
それで4千万本の精液ポーションを転移させたから、10億本の精液ポーションを作ってもらうことにした。
そしてまた闇の中の空間に、10000倍速をコア・ブランチの上の空間から闇の中の空間までにかけて放り込んでもらうことに。
さすがに10億本だと1万倍速にしても2、3分かかった。
これでまた5000万ポーション使って分身を100人増やしました。
あとの600万本はコア・ブランチにまた転移させた。すでに4000万本分の精液を転移させたのか。もう平然としているのがすごいと思った。興奮しているコア・ブランチにはダンジョン全体の強度を上げてもらうように頼んでみた。
実際に「海神王の槍」のレベル30の巨大な槍を見せたら、即座にダンジョン破壊されないように強度を上げますから、それ使わないでくださいと懇願されました。
あと更に幅3メートル、高さ20メートルのタライを新たに10個作ってもらった。
さらに全長40メートル。幅3メートルのタライも1個作ってもらった。
それができたら時間停止して、また全魔力を消耗しては回復して、また新たに作ってという作業を繰り返して100人の分身を作る。
これで合計200人。1時間で1200万本精液ポーション作成できました。
まあ、それもコア・ブランチのおかげで、この塔の6階の空間が拡張されているからできるんだけどな。
つまり10時間で1億2千万ポーション作成できる。数の力ってすごいな。
もちろん俺も負けてはいない。キングドラゴンになって、さらに大型化で100メートルほどの大きさになって盛大に射精しまくる。そして全長40メートルのタライの中に、倍速とアビリティ強化で合計6000倍速度で高速射精していく。
今度は20倍の容量が入るものだ。それに俺もでかくなったから、それだけ大量に射精しやすくなっている。
つまりこのタライで250mlタイプの精液ポーションの40万本分の精液が溜められる。
大体3分ほどで40万本分のタライが一杯になった。おそるべしドラゴン。
ということは1時間で800万本か。10時間で8000万本か。
分身達と合わせると1時間で2000万本か。とりあえず10時間やってみよう。
というわけで10時間やってみました。途中で特にハプニングがあったわけでもなく、2億本の精液ポーションが誕生しました。
その内、また9千万は私用で使って。残りの1千万本で召喚魔法を試してみようということになりました。
そして時間停止を解除した後は…どうするかな。とりあえず分身とはいえ、創造神様にいてもらった方がいいということで、事前に二人に相談したらすぐに了承をもらえた。
というわけでフェランさんと未だに落ち込んでいる馬鹿親父に俺の側に来てもらって、精液ポーション1本使ってランダム召喚。
呼び出してすぐに来てくれては、召喚魔法の練習しているのですぐに帰ってほしいと伝えると側の二人を見てビビったのか、すぐに帰ってくれた。
こうして召喚しては帰ってもらうということを繰り返して100回。無事にレベル10になりました。
あとは精液ポーション10本消費しては中級の存在を下級の精霊や妖精みたいに、どんどん召喚していく。
中には炎の精霊であるサラマンダーもいたけど、俺の側にいる二人を見ると、慌てて俺の言葉に従って帰ってくれた。
どうも気性が激しい奴って今まで15、6体ほどいたけど、大抵の奴ってビビって退散するか、ひれ伏してフェランさんが帰ってよい、というまで動かないタイプに分かれるみたいだな。
そんなわけでこの二人のおかげで精液ポーション1000本消費して、どうにか上級レベルの存在を呼び出せるほどのレベル20に。
あとは精液ポーションを50本消費して、また召喚しまくる。念の為、俺の分身達も俺の背後に控えさせている。
もしかしたら気性の激しい連中がすぐに帰ってくれたのって、背後の連中のおかげかもな。
ちなみにレベル20になると召喚できる種族を選べるから、天使ばかり召喚していたな。
彼等は一目で俺の側にいるのが創造神様の分身だと気づいて、一礼したりひれ伏したりするという違いとかはあったけど、すぐに帰ってくれた。
こうして俺は神様関係や上位の精霊ばかり召喚しては帰ってもらうということを繰り返した。
お陰様で精液ポーション5000本消費した甲斐があって、レベル30になりました。
時間を表示させる宝石を見たら、さっきまで朝だったのに今はもうお昼か。
そして二人に相談(主にフェランさんを中心に)して、時空関係の大精霊を何体か召喚しておくことにした。
というわけで、召喚するための精液ポーションは俺が知る限り最高グレードの一級創造神クラスのものを、普段なら300本必要なのを3000本使って召喚しました。
しかしこの二級創造神と一級創造神ってどっちも分身とはいえ、側にいてくれるとありがたいな。
おかげで多くの上位の天使や神族、上位精霊とかとも顔見知りになれたし、中には二柱の神様が俺を守ってくれているということで、サービスで宝石とかマジックアイテムの腕輪とかくれたりしたしな。
そして3000本の光る精液ポーションが空になったと同時に、虚空から目玉の化け物、ビホルダーが現れた。
水色の触手が目玉の全方位から伸びている。緑色の瞳をもつ目玉自体は30センチだが、伸びる触手が2メートル近いので、大型の生物に見えてしまう。
…あれ? 俺って時空の大精霊を召喚したんだよね? なのに何で目玉のモンスターなんて召喚したんだろ?
そりゃ召喚するのって念じるだけなんだけどさ。このアビリティもっているだけで召喚の際の面倒な手続きとかって、精液ポーションが肩代わりするタイプの召喚方法だし。
戸惑う俺は鑑定してみた。もちろん事前にアビリティ強化の2万倍をかけてからだけど。
そしたら次のメッセージが出た。
「時空眼(じくうがん)セレソロイン。時間と空間を司る大精霊の一体。ビホルダーに酷似しているが、何千年も生きており、ビホルダーとは全くの別物。今回は膨大なエネルギーによって召喚されたので、来てみたはいいが、創造神クラスの分身が二体もいるので、現在のところ完全に自我忘失(じがぼうしつ)状態にある。意外と甘い物が大好きで好きなケーキはチョコレートケーキである」
ああ、事前に知らされてもいないのに創造神クラスの分身二体に会えば、時空を司る大精霊でも硬直するか。今までだって、この二人を見てひれ伏したり、腰抜かしたりする連中見ていたから、こうなってもおかしくないな。
「あのー。セレソロインさん? 俺、あなたを召喚したラフィアスといいます。その、この二人…いや二柱は俺を守ってくれるのが主な役割で、あなたをどうこうしようというわけじゃないので、そろそろ自分を取り戻してください。って聞いていますかー?」
まるで時間が止まったかのように、30cmの目玉から全方位に伸びている触手も空中で止まっていたが、俺の声に正気に戻ったのだろう。
『ああ、すまなかったな。それで私に何の用かね? どうも創造神様の分身体が二柱もいれば、何も私など必要ないとは思うのだが…』
「あ、それなんですがね。この二柱は俺を守ることに力を使うことはあっても、他の事には力を使ってはいけないルールがあるようなんですよ。だから俺自身が守られるのはいいんですが、他の人達はそうじゃないので、俺に雇われてくれないでしょうか?」
俺は「眷属永久雇用(精液必須)」のアビリティをもっており、最低一万本の精液ポーションを100倍の100万本出すので、雇われてみてくれないかと頼んでみた。
すると面白そうに目を細めて、全方位に伸びた触手を震わせる。どうも笑っているらしい。
『いいだろう。創造神様の分身体が二柱もお前に従っているのだからな。だがお前の実力というのもこの目で見てみたいが、証明する方法はあるかね?』
そこで俺は不意打ちで、こいつの影の中から「海神王の槍」の1レベルの5メートルサイズをいきなり出現させてやった。影は闇。いかに時空を司っているとはいえ、闇の中からの不意打ちなら俺の方が上手だ。
もちろん目玉は傷つけていない。狙いは触手の方だ。突然の槍の出現に驚いたセレソロインに、俺は「無形の刃」を5回ほど連続してかけてやる。
これも精液ポーション作る際の休憩の間に、俺と分身相手にかけまくってすでにレベル30に上げてある。
当然ながらこいつの肉体じゃなくて精神の方だけを攻撃できるので、単なる攻撃魔法を防御する結界だけでは防ぐことはできない。
何しろ大抵の攻撃魔法は物理的な威力があるものが大半だからだ。
だから精神やエネルギーのみを攻撃する方法は遮断しきれない場合が多い。
そんなわけで「海神王の槍」がフェイントだったということに気づいた時には、俺の「無形の刃」を何度も食らって、ポタリと地面の上に落ちた。
慌ててアルティメット・ヒールをかけてやると、すぐに気が付いたのか、閉じていた目玉が開いて俺の姿をその瞳に映す。
ぎょっとしたのか、慌てて5メートルほど背後の空間に飛びすさるセレソロイン。あらー。ちょっと脅かしすぎたかな? やっぱり寿命強奪で馬鹿親父同様に1000万年ほど吸い取った方が良かったかな?
でも生き返らせて、寿命分与で元通りにするのもめんどくさいし。
触手をプルプルと震わせて怯えているセレソロインに俺はできるだけ優しく接することにする。
「あーその。ちょっとやり過ぎてしまったようですまないが、俺の実力はわかってもらえたと思う。…それでも戦いを望みたいのなら、セレソロインの寿命を吸い取らせてもらおうかな? とりあえず1000万年ほど。そっちも時空魔法が使えるかもしれないが、俺は時空魔法だけじゃなくて闇魔法が使える。それもアルティメットクラスまで使えるから、いかにセレソロインが大精霊でも俺の闇魔法と勝負するのは分が悪いと思うぞ?」
アルティメットクラスと聞いて、また緑色の瞳をもつ目玉が恐怖に震えているのがわかった。
『わ、わかった。お前、いや、あなたの実力はよくわかった。だから殺さないでくれ! 頼む、今すぐにあなたの下僕になるから、寿命を吸い尽くしたり、なぶり殺しにするのだけは勘弁してくれ!』
「それじゃ永久雇用されるということでいいんだな? では我、ラフィアス・ゾルトロンドはお前に永遠にして絶対の忠誠をもつ下僕となることをここに命じる!」
そういって側に置かれていた100万本の精液ポーションの山を指さすと、あれほど光っていた瓶の山から光が一瞬で消えた。
水色の目玉の体と触手がうっすらと白く光り始めていく。
それはすぐに消えたが、俺はこいつが何を考えているのか把握できるようになっていた。
セレソロインは地面の上に降りると、全ての触手を前面に移動させていく。
人間なら跪いて両手を前に出している状態に近いといえるかもしれない。
その瞳には俺に対する畏怖と敬意と恐怖が入り乱れていた。
『そ、それでは改めまして…ご、ご主人、さま…。私、セレソロインはここにあなた様の下僕にして奴隷でございます。そしてただ今より、永遠にして絶対の忠誠をあなた様に誓います…』
ガタガタと触手を震わせながら何とか忠誠の誓約を言い終えたセレソロイン。それでも泣かないのは流石は大精霊だな。ちょっと脅かしすぎたかな? ごめんな。後でチョコレートケーキを1ホール分あげるからな。
それを伝えたら、触手の震えは収まり…緑の瞳がキラキラと輝き始めた。…おまえそんなにチョコレートケーキが好きなのか。過去に何があったのかは知らないが、これで扱いやすくなったのは確かだった。
恐怖で威圧するのもいいが、相手を喜ばせて従順にさせるのも一つの手だと思う。何事もほどほどにって事だな。
ようするに飴と鞭だな。加減を誤ったらまずいが、今のセレソロインはちょうどいい感じだった。
こうして俺は時空関係の大精霊を一体手に入れたのだった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 後書きです。手駒というか、こちらも勢力増やすために模索する回の第一回です。
邪神は狡猾ですので一筋縄ではいきません。そんな連中に対抗するための目玉のモンスターではなく、時空の大精霊のセレソロインさんが登場。意外と甘い物が好きでチョコレートケーキが大好きだという人間臭い一面もあるようです。
ちなみに作者は甘い物は好きじゃないです。薄い味ならまだ我慢できますが、濃厚な甘みのある物だとすぐに胸やけが起きて気持ち悪くなるので、一つが限界。でもブラックチョコレートのようにほとんど甘くない食べ物なら、ある程度までは食べられます。
そんなわけでこれからどんどん新キャラが増えていきます。多い時はなるべく後書きで簡単に紹介する予定なので、これからも興味のある方はお付き合いくださいませ。
それでは読んでいただき、ありがとうございました。
しかし…高いな。1体増やすのに100万の数の精液ポーションが必要だとは。
だが今の俺は、あのカワウソ天使のお祝いで送ってくれた「精液ポーション必要数半減」があるからな。
実際には1体増やすのに50万ポーションあればいい。
…というわけで一気に100体ほど増やしてみた。合計5000万ポーションかかりました。
それから持続時間も…やっぱり高いな。1時間増やすのに10万ポーションね。
だがこれも半減されるから5万ポーションで十分。というわけで1000時間にして5千万ポーション使いましたよ。
1000時間というと約41日だ。それをアビリティ強化で100倍にしたら…約10年間は活動できる。
というわけで今の俺の分身は全魔力を消耗しては回復させて、を繰り返して作った100体の分身達だ。
倍速のアビリティを、アビリティ強化で射精速度10000倍に増強で、全長20メートル。幅3メートルのたらいの上に10人ほど乗ってもらって大量射精すると、20分ほどでたらいが一杯になってきました。
確かに時間はかかるけど、100人いるから逆を言えば20分で200万本作成できるんだよね。
だから1時間で600万本。13時間で9600万本。
それで全部のでかいタライが一杯になったら、俺が空き瓶に光り輝く精液(何といってもグレードが一級創造神
だから)を転移させていく。
もちろん精液ポーション必要数半減のアビリティのおかげで、一度に大量の空き瓶に精液を転移させることができたのが嬉しい。
13時間で9600万本か。どうも1億本の精液ポーションじゃ足りなくなってきたので、9600万本の精液ポーションを作成。
そして全員を待機させた後、時間停止を解除。コア・ブランチに4000万本分の精液を全部、転移させてみた。
するとこいつ、機能停止になるどころか、分身の球が真っ赤になったと思ったらグルグルと俺の周囲を回転しはじめた。
元・老人の美少女性奴隷に聞いてみたが、単に大量の精液を転移させてエネルギー酔いしているだけだから、大丈夫だということ。さすがはフェランさん。2級創造神の言葉は信頼が置けるな。
そして彼女が言った通り、5分ほど踊っていると正気に戻ってくれたようだった。
それで4千万本の精液ポーションを転移させたから、10億本の精液ポーションを作ってもらうことにした。
そしてまた闇の中の空間に、10000倍速をコア・ブランチの上の空間から闇の中の空間までにかけて放り込んでもらうことに。
さすがに10億本だと1万倍速にしても2、3分かかった。
これでまた5000万ポーション使って分身を100人増やしました。
あとの600万本はコア・ブランチにまた転移させた。すでに4000万本分の精液を転移させたのか。もう平然としているのがすごいと思った。興奮しているコア・ブランチにはダンジョン全体の強度を上げてもらうように頼んでみた。
実際に「海神王の槍」のレベル30の巨大な槍を見せたら、即座にダンジョン破壊されないように強度を上げますから、それ使わないでくださいと懇願されました。
あと更に幅3メートル、高さ20メートルのタライを新たに10個作ってもらった。
さらに全長40メートル。幅3メートルのタライも1個作ってもらった。
それができたら時間停止して、また全魔力を消耗しては回復して、また新たに作ってという作業を繰り返して100人の分身を作る。
これで合計200人。1時間で1200万本精液ポーション作成できました。
まあ、それもコア・ブランチのおかげで、この塔の6階の空間が拡張されているからできるんだけどな。
つまり10時間で1億2千万ポーション作成できる。数の力ってすごいな。
もちろん俺も負けてはいない。キングドラゴンになって、さらに大型化で100メートルほどの大きさになって盛大に射精しまくる。そして全長40メートルのタライの中に、倍速とアビリティ強化で合計6000倍速度で高速射精していく。
今度は20倍の容量が入るものだ。それに俺もでかくなったから、それだけ大量に射精しやすくなっている。
つまりこのタライで250mlタイプの精液ポーションの40万本分の精液が溜められる。
大体3分ほどで40万本分のタライが一杯になった。おそるべしドラゴン。
ということは1時間で800万本か。10時間で8000万本か。
分身達と合わせると1時間で2000万本か。とりあえず10時間やってみよう。
というわけで10時間やってみました。途中で特にハプニングがあったわけでもなく、2億本の精液ポーションが誕生しました。
その内、また9千万は私用で使って。残りの1千万本で召喚魔法を試してみようということになりました。
そして時間停止を解除した後は…どうするかな。とりあえず分身とはいえ、創造神様にいてもらった方がいいということで、事前に二人に相談したらすぐに了承をもらえた。
というわけでフェランさんと未だに落ち込んでいる馬鹿親父に俺の側に来てもらって、精液ポーション1本使ってランダム召喚。
呼び出してすぐに来てくれては、召喚魔法の練習しているのですぐに帰ってほしいと伝えると側の二人を見てビビったのか、すぐに帰ってくれた。
こうして召喚しては帰ってもらうということを繰り返して100回。無事にレベル10になりました。
あとは精液ポーション10本消費しては中級の存在を下級の精霊や妖精みたいに、どんどん召喚していく。
中には炎の精霊であるサラマンダーもいたけど、俺の側にいる二人を見ると、慌てて俺の言葉に従って帰ってくれた。
どうも気性が激しい奴って今まで15、6体ほどいたけど、大抵の奴ってビビって退散するか、ひれ伏してフェランさんが帰ってよい、というまで動かないタイプに分かれるみたいだな。
そんなわけでこの二人のおかげで精液ポーション1000本消費して、どうにか上級レベルの存在を呼び出せるほどのレベル20に。
あとは精液ポーションを50本消費して、また召喚しまくる。念の為、俺の分身達も俺の背後に控えさせている。
もしかしたら気性の激しい連中がすぐに帰ってくれたのって、背後の連中のおかげかもな。
ちなみにレベル20になると召喚できる種族を選べるから、天使ばかり召喚していたな。
彼等は一目で俺の側にいるのが創造神様の分身だと気づいて、一礼したりひれ伏したりするという違いとかはあったけど、すぐに帰ってくれた。
こうして俺は神様関係や上位の精霊ばかり召喚しては帰ってもらうということを繰り返した。
お陰様で精液ポーション5000本消費した甲斐があって、レベル30になりました。
時間を表示させる宝石を見たら、さっきまで朝だったのに今はもうお昼か。
そして二人に相談(主にフェランさんを中心に)して、時空関係の大精霊を何体か召喚しておくことにした。
というわけで、召喚するための精液ポーションは俺が知る限り最高グレードの一級創造神クラスのものを、普段なら300本必要なのを3000本使って召喚しました。
しかしこの二級創造神と一級創造神ってどっちも分身とはいえ、側にいてくれるとありがたいな。
おかげで多くの上位の天使や神族、上位精霊とかとも顔見知りになれたし、中には二柱の神様が俺を守ってくれているということで、サービスで宝石とかマジックアイテムの腕輪とかくれたりしたしな。
そして3000本の光る精液ポーションが空になったと同時に、虚空から目玉の化け物、ビホルダーが現れた。
水色の触手が目玉の全方位から伸びている。緑色の瞳をもつ目玉自体は30センチだが、伸びる触手が2メートル近いので、大型の生物に見えてしまう。
…あれ? 俺って時空の大精霊を召喚したんだよね? なのに何で目玉のモンスターなんて召喚したんだろ?
そりゃ召喚するのって念じるだけなんだけどさ。このアビリティもっているだけで召喚の際の面倒な手続きとかって、精液ポーションが肩代わりするタイプの召喚方法だし。
戸惑う俺は鑑定してみた。もちろん事前にアビリティ強化の2万倍をかけてからだけど。
そしたら次のメッセージが出た。
「時空眼(じくうがん)セレソロイン。時間と空間を司る大精霊の一体。ビホルダーに酷似しているが、何千年も生きており、ビホルダーとは全くの別物。今回は膨大なエネルギーによって召喚されたので、来てみたはいいが、創造神クラスの分身が二体もいるので、現在のところ完全に自我忘失(じがぼうしつ)状態にある。意外と甘い物が大好きで好きなケーキはチョコレートケーキである」
ああ、事前に知らされてもいないのに創造神クラスの分身二体に会えば、時空を司る大精霊でも硬直するか。今までだって、この二人を見てひれ伏したり、腰抜かしたりする連中見ていたから、こうなってもおかしくないな。
「あのー。セレソロインさん? 俺、あなたを召喚したラフィアスといいます。その、この二人…いや二柱は俺を守ってくれるのが主な役割で、あなたをどうこうしようというわけじゃないので、そろそろ自分を取り戻してください。って聞いていますかー?」
まるで時間が止まったかのように、30cmの目玉から全方位に伸びている触手も空中で止まっていたが、俺の声に正気に戻ったのだろう。
『ああ、すまなかったな。それで私に何の用かね? どうも創造神様の分身体が二柱もいれば、何も私など必要ないとは思うのだが…』
「あ、それなんですがね。この二柱は俺を守ることに力を使うことはあっても、他の事には力を使ってはいけないルールがあるようなんですよ。だから俺自身が守られるのはいいんですが、他の人達はそうじゃないので、俺に雇われてくれないでしょうか?」
俺は「眷属永久雇用(精液必須)」のアビリティをもっており、最低一万本の精液ポーションを100倍の100万本出すので、雇われてみてくれないかと頼んでみた。
すると面白そうに目を細めて、全方位に伸びた触手を震わせる。どうも笑っているらしい。
『いいだろう。創造神様の分身体が二柱もお前に従っているのだからな。だがお前の実力というのもこの目で見てみたいが、証明する方法はあるかね?』
そこで俺は不意打ちで、こいつの影の中から「海神王の槍」の1レベルの5メートルサイズをいきなり出現させてやった。影は闇。いかに時空を司っているとはいえ、闇の中からの不意打ちなら俺の方が上手だ。
もちろん目玉は傷つけていない。狙いは触手の方だ。突然の槍の出現に驚いたセレソロインに、俺は「無形の刃」を5回ほど連続してかけてやる。
これも精液ポーション作る際の休憩の間に、俺と分身相手にかけまくってすでにレベル30に上げてある。
当然ながらこいつの肉体じゃなくて精神の方だけを攻撃できるので、単なる攻撃魔法を防御する結界だけでは防ぐことはできない。
何しろ大抵の攻撃魔法は物理的な威力があるものが大半だからだ。
だから精神やエネルギーのみを攻撃する方法は遮断しきれない場合が多い。
そんなわけで「海神王の槍」がフェイントだったということに気づいた時には、俺の「無形の刃」を何度も食らって、ポタリと地面の上に落ちた。
慌ててアルティメット・ヒールをかけてやると、すぐに気が付いたのか、閉じていた目玉が開いて俺の姿をその瞳に映す。
ぎょっとしたのか、慌てて5メートルほど背後の空間に飛びすさるセレソロイン。あらー。ちょっと脅かしすぎたかな? やっぱり寿命強奪で馬鹿親父同様に1000万年ほど吸い取った方が良かったかな?
でも生き返らせて、寿命分与で元通りにするのもめんどくさいし。
触手をプルプルと震わせて怯えているセレソロインに俺はできるだけ優しく接することにする。
「あーその。ちょっとやり過ぎてしまったようですまないが、俺の実力はわかってもらえたと思う。…それでも戦いを望みたいのなら、セレソロインの寿命を吸い取らせてもらおうかな? とりあえず1000万年ほど。そっちも時空魔法が使えるかもしれないが、俺は時空魔法だけじゃなくて闇魔法が使える。それもアルティメットクラスまで使えるから、いかにセレソロインが大精霊でも俺の闇魔法と勝負するのは分が悪いと思うぞ?」
アルティメットクラスと聞いて、また緑色の瞳をもつ目玉が恐怖に震えているのがわかった。
『わ、わかった。お前、いや、あなたの実力はよくわかった。だから殺さないでくれ! 頼む、今すぐにあなたの下僕になるから、寿命を吸い尽くしたり、なぶり殺しにするのだけは勘弁してくれ!』
「それじゃ永久雇用されるということでいいんだな? では我、ラフィアス・ゾルトロンドはお前に永遠にして絶対の忠誠をもつ下僕となることをここに命じる!」
そういって側に置かれていた100万本の精液ポーションの山を指さすと、あれほど光っていた瓶の山から光が一瞬で消えた。
水色の目玉の体と触手がうっすらと白く光り始めていく。
それはすぐに消えたが、俺はこいつが何を考えているのか把握できるようになっていた。
セレソロインは地面の上に降りると、全ての触手を前面に移動させていく。
人間なら跪いて両手を前に出している状態に近いといえるかもしれない。
その瞳には俺に対する畏怖と敬意と恐怖が入り乱れていた。
『そ、それでは改めまして…ご、ご主人、さま…。私、セレソロインはここにあなた様の下僕にして奴隷でございます。そしてただ今より、永遠にして絶対の忠誠をあなた様に誓います…』
ガタガタと触手を震わせながら何とか忠誠の誓約を言い終えたセレソロイン。それでも泣かないのは流石は大精霊だな。ちょっと脅かしすぎたかな? ごめんな。後でチョコレートケーキを1ホール分あげるからな。
それを伝えたら、触手の震えは収まり…緑の瞳がキラキラと輝き始めた。…おまえそんなにチョコレートケーキが好きなのか。過去に何があったのかは知らないが、これで扱いやすくなったのは確かだった。
恐怖で威圧するのもいいが、相手を喜ばせて従順にさせるのも一つの手だと思う。何事もほどほどにって事だな。
ようするに飴と鞭だな。加減を誤ったらまずいが、今のセレソロインはちょうどいい感じだった。
こうして俺は時空関係の大精霊を一体手に入れたのだった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 後書きです。手駒というか、こちらも勢力増やすために模索する回の第一回です。
邪神は狡猾ですので一筋縄ではいきません。そんな連中に対抗するための目玉のモンスターではなく、時空の大精霊のセレソロインさんが登場。意外と甘い物が好きでチョコレートケーキが大好きだという人間臭い一面もあるようです。
ちなみに作者は甘い物は好きじゃないです。薄い味ならまだ我慢できますが、濃厚な甘みのある物だとすぐに胸やけが起きて気持ち悪くなるので、一つが限界。でもブラックチョコレートのようにほとんど甘くない食べ物なら、ある程度までは食べられます。
そんなわけでこれからどんどん新キャラが増えていきます。多い時はなるべく後書きで簡単に紹介する予定なので、これからも興味のある方はお付き合いくださいませ。
それでは読んでいただき、ありがとうございました。
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コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日発売!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)
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