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第155話 闇の獣人、アンデッド軍団と戦うのに魔剣を使ってみる
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どこから出現したのか…そんな事なんてどうでもいいほど大量のゾンビがレナリアーラ王国の南東部に出現した。
ざっと見て10万。ゾンビ達の着ている服からしてこの世界の住人じゃないのは確かだ。
何だか男も女もやたらと上等な服を着ている。一流の役人や貴族御用達の宿屋の従業員が着ているような筒のような袖の服を大部分のゾンビが着ている。
とにかくこいつらには浄化してもらわないと困るが、さすがに10万の軍勢を一気に消そうとしてもなぁ…。
どうもゾンビ達の上にリッチらしいモンスターがいて、そいつが張り巡らす薄暗い半透明のドームのようなものが周囲に広がっている。
これだと竜王の息吹や覇王竜の息吹をただかけただけじゃ、通用しないかもしれない。
そう思った俺は、ついさっき俺の精液を注ぎまくった魔剣に語り掛けて見た。
「おい生命喰い。お前は単なる威力しか強くできない魔剣か? もしも所持者の魔力を高めることができるんなら今から行う魔法の効果を増強してみせろ」
挑発交じりに言ってやると、やれるさ! と言いたげに魔剣が強く震えた。
俺は苦笑すると、竜王の息吹、覇王竜の息吹、浄化魔法・ピュリファイ、パーフェクトヒール、アルティメットヒールを視界の果てまで連続同時起動してみた。
もちろん魔剣「生命喰い」は手にもったままだ。
そして白く正常な光がゾンビ軍団の中心部から視界の果てまで広がっていった。
悲鳴が中心部から聞こえたような気がしたが、俺は軍団が浄化されていくのを監視するのに忙しかったので、もしかしたらボスゾンビかリッチかも、と思ったりはしたが確認は後回しにすることにした。
下から聞こえてきたゾンビ特有のうめき声は綺麗に消え去り、軍団の上空を覆っていた半透明の黒いドーム状の結界も消えていた。
そして軍団のいた所にはほとんど消えかかっているローブが一つ残っているだけだった。
俺が無意識に剣を向けると、剣先からさっき放った竜王の息吹などの五つの魔法が同時に発射された。
どうやらこいつは使用者の魔法を記憶して、再現することができるようだった。
骨の体を起こして立ち上がろうとしていた恐らく、ゾンビ軍団のボスらしい奴は、生命喰いが放った浄化魔法であっさりと消滅してしまった。
すると何かが俺の体に絡みつくような感じを受けた。
黒い煙? そんなイメージが頭の中に生まれた。
鬱陶しいので振り払うイメージをしたら、あっさりと四散した。
だが黒い煙のようなものは次から次へと生まれて、俺の体に絡みつこうとする。
あまりのしつこさにうんざりして、魔剣を振ってみた。
そしたらまた煙が消滅して、空中から悲鳴が聞こえてきた。
俺の前に血まみれのローブを着た男達の死体が降ってくる。
顔を上げると空間に女性器を思わせるような穴が大きく開いており、黒いローブを着た男達と視線が合った。
「やばい! 気づかれたぞ! 早くゲートを閉じるんだ。このままじゃ皆殺しにされるぞ!」
「何だよあいつ。俺達の放った呪詛をあっさりと振り払いやがって」
「誰だよ。相手は獣人が一人で呪詛を思いっきりかけてかけて、かけまくって大儲けできるって言った奴は!」
どうやらこいつらがあの黒い煙を出した犯人グループのようだった。
俺が魔剣を振ったのは、呪詛返しの効果があったようだった。
俺は念動のアビリティで全員をこちら側へと強引に引き寄せた。合計7人。全員20代前半から50代後半までいろいろな年代の術者が揃っていたが、男ばかりでむさくるしかった。
すると全員が凍ったように動かなくなった。…あ、そうか。時間停止をかけていたんだっけ。
まあ騒がれたり自決されたりすると大変だから、このままにしておくことにして、こいつらの魂の状態を「霊魂解析」で調べてみることにした。
それでわかったのが、こいつらは異世界人で一流の呪術師の一族だということ。
普通、呪詛というのはかけたら跳ね返ってきて、呪詛をかけた術者も死ぬか大ダメージを受ける。
だから「人を呪わば穴二つ」という言葉がある通り、呪詛をかけた本人も死ぬ可能性が高いから、呪い殺した標的と術者の墓穴を二つ掘っておけということになる。
要するに呪詛をかけたら術者も死ぬからやめておけ、という警告を含んでいるのだが、世の中ずる賢い奴はいつの時代でも、どこの世界でも必ず一人はいるもので、実はこの呪詛を身代わりを作ることで代わりに受けてもらい、術者はのうのうと生きることができるのだ。
もっともその身代わりを作るのに、材料を用意する手間や金もかかるし、制作する時間もかかるので一流の術者でない限りは身代わりを作る材料をケチって返ってきた呪詛を受けて死ぬアホタレ術師もいるそうだ。
そんな身代わりを作ってのうのうと生きているこいつらは金の為なら、罪のない女、子供でも平気で呪い殺す一族だった。
もっとも俺に状態異常は完全に無効化されるし、仮に受けたとしても回復系アイテムなどいくらでもあるし、魔皇神もいるのですぐに回復できる。
だからこいつらのやっている事は…はっきり言えば時間の無駄でしかない。
さて、こいつら全員、最低でも3人は罪のない者を呪い殺している。
どうもこの世界の邪神かその眷属が異世界へと繋ぐゲートでも開いて、こいつらを金で雇ったのだろう。
そして依頼通りに俺を呪い殺そうとしたが、俺が呪詛をことごとく振り払ったばかりか、ゲートの向こう側にいる自分達を強引に引っ張りだしてしまった。
そうなるともう情状酌量の余地なしだな。本音を言えば殺してやりたい所だが、俺も聖人と世間一般から言われているので、なるべく殺したくはない。
だがこのまま野放しにするのはまずい。そんな事したらまた金目当てに罪のない者を呪い殺そうとするに決まっているからな。
それに俺の前に降ってきた死体の数も8体ほどあった。
魔剣を振って呪詛返しになってしまったのは予想外だったが、こいつらも使えるかもしれない。
ただ異世界人らしいので、蘇生のアビリティが通用するかと思いながらかけてみたら、見事に全員復活しました。
蘇生したこいつらは俺を見て、全面降伏したので、完全支配の首輪を付けてもいいかと聞いたら、全員が同意して
蘇生組の8人は俺に恋する下僕になってくれました。
あとは生き残った呪術師達だな。仕方ないので、俺はこいつらが呪術師で罪のない者を最低でも3人は殺しているのをいいことに、こいつらの全員の首に魔皇神からもらった完全支配の首輪を着けてやった。
後はこいつらを連れてダンジョンの地下131階層へと転移。
そして時間停止を解除したら、こいつらは驚いたような顔を全員浮かべていたが、すぐにトロンと恋をする者特有の表情を浮かべた。
だが50代前半のおっさんが恋する表情はちょっと不気味だった。
こうして俺は元・呪術師の異世界人を15名捕獲した。生け捕りにしたのは生きて罪を償わせようとするほかに、こいつらの知識が何かの役に立つんじゃないかと思ったからだ。
それに仲間が助けにくるかもしれない。すでにこいつらを捕らえているので残りは殺すなり、こいつら同様に下僕にしてもいい。
それと最近になって気が付いたんだが、門と扉の神からもらったアビリティ「自在門」だが、これを「新・覇王竜の叡智」で鑑定してみると、自在門を開いて設置するのに、その門の大きさによって100万~200万と魔力を大量に使うが、いくつも自在門を開くことができるんだそうだ。
つまり複数の自在門を開いて、こっちの門はレナリアーラ王国の首都ジェルロンド。
こっちの扉は王城ジスニーヴァイン。といった感じで、いくつもの荷物とか複数の場所に届けることもできる。
何しろ門の向こう側に荷物を放り投げればいいんだからな。壊れ物の場合は梱包が大変だけど、俺には念動のアビリティがあるから問題なしだ。
レベル制だと10でいくつ、20でいくつと推測できるがそうじゃないんで、俺は勝手に一つしか自在門が開けないと、また勝手に思い込んでいたらしい。
だからこいつらには主に帝国や王国、そしてレナリアーラ王国といった主な国の首都を手分けして監視してほしいんだよな。今回で15名も獲得したから、もちろん門が開いているから、俺の許可なしに勝手に門の向こう側へはいかないように言及しておく。
すでに元・犯罪者の10人のおっさんやシャイターン五人組はレナリアーラ王国内の村や街を自在門を開いて、そこの前に立ったり、座ったりして監視している。なにか変化があれば俺か、大精霊達に知らせるようにと言い含めておいてある。
あとこいつらの事を俺は大精霊、ドラフォールさん、エペランやヒョドリンに説明しながら、連中に食事不要、入浴不要、排泄不要のアビリティを元・犯罪者の10人のおっさんやシャイターン5人組同様、付与していった。
「それにしても今回のゾンビ軍団も大したことなかったのう。あとは雑魚呪術師を捕らえただけじゃし。もうちょっと強い敵が異世界から来ればいいものを。雑魚ばかり、立て続けに出てきて鬱陶しいことこの上ないわい」
俺の腕に絡みついていたアナントスがフン、と鼻息荒く完全支配の首輪をはめられて、俺に恋する元・呪術師集団を鬱陶しそうに見ている。
「まあそんなわけで、ここにもゲートを開いて呪術師の仲間が攻め込んでくるかもしれないので、皆は警戒レベルを上げておいてほしい。敵が来てもできるだけ生け捕りにしておいてくれ。聖人と呼ばれるようになった以上は、できる限り殺したくないからな」
俺がそう言うとドラフォールさんは何故かホッとしたような顔をしていた。
すっかり大きくなってしまったヒョドリンも今では元のサイズに戻っている。
ヒョドリンほどのトレントになると、体の大きさも自由に変えられるんだそうだ。一時はどうなるかと思ったけれど、元のサイズに戻れるとわかって安心したよ。そしてこいつのでかい声も何とかなると最高なんだけどなー。
「わかったぞ! 敵はできる限り生け捕りにするのだぁああああ! お前達も殺すのは厳禁! 御法度だぞぉおおおおおお!」
と、召喚したエンシェント・マンドラゴラ達50名に命令を下していた。
確かに空を飛ぶ敵以外ならこいつらほぼ無敵だからな。前にヴァイソン村の様子が気になったので自在門を開いてみたら、ゴブリン8匹をいつのまにか20匹ほどに増えた、エンシェント・マンドラゴラ達が撃退、いや皆殺しにしていたからな。
しかも殺したゴブリンの体を畑の隅に引きずって埋めていたし。
どうやら肥料の代わりになるらしいな。あの情景を見ていた俺は数年はあそこで収穫した野菜は食べないようにしようと決心したほどだ。
エンシェント・マンドラゴラは格闘の腕もすごいらしい。ここはこいつらに任せて、俺は異空間に恋するおっさん15人を収納して、味の全くないけど、栄養満点で食べ続けていればまず病気にならないパンを彼等に食べさせることにした。
実際、元・犯罪者のおっさん10名に食わせているけど、何しろ数えてみたら8万個もあるからなかなか減らないから困っていたけど、こいつらも罪のない者たちを呪い殺していたんだからな。死蔵していた味のないパンを処分するにはちょうどよかったので元・犯罪者+元・呪術師の合計25人に味のないパンを食べてもらうことにした。
もちろん完全支配の首輪のおかげで俺に恋する連中は全員喜びながら食べてくれました。ありがとう魔皇神。俺が魔法で作った味のないパンを喜んで食ってくれるやつを作ってくれてとても助かったよ。やっぱり魔皇神を性奴隷にしてよかったな、と心から俺は思った。
ざっと見て10万。ゾンビ達の着ている服からしてこの世界の住人じゃないのは確かだ。
何だか男も女もやたらと上等な服を着ている。一流の役人や貴族御用達の宿屋の従業員が着ているような筒のような袖の服を大部分のゾンビが着ている。
とにかくこいつらには浄化してもらわないと困るが、さすがに10万の軍勢を一気に消そうとしてもなぁ…。
どうもゾンビ達の上にリッチらしいモンスターがいて、そいつが張り巡らす薄暗い半透明のドームのようなものが周囲に広がっている。
これだと竜王の息吹や覇王竜の息吹をただかけただけじゃ、通用しないかもしれない。
そう思った俺は、ついさっき俺の精液を注ぎまくった魔剣に語り掛けて見た。
「おい生命喰い。お前は単なる威力しか強くできない魔剣か? もしも所持者の魔力を高めることができるんなら今から行う魔法の効果を増強してみせろ」
挑発交じりに言ってやると、やれるさ! と言いたげに魔剣が強く震えた。
俺は苦笑すると、竜王の息吹、覇王竜の息吹、浄化魔法・ピュリファイ、パーフェクトヒール、アルティメットヒールを視界の果てまで連続同時起動してみた。
もちろん魔剣「生命喰い」は手にもったままだ。
そして白く正常な光がゾンビ軍団の中心部から視界の果てまで広がっていった。
悲鳴が中心部から聞こえたような気がしたが、俺は軍団が浄化されていくのを監視するのに忙しかったので、もしかしたらボスゾンビかリッチかも、と思ったりはしたが確認は後回しにすることにした。
下から聞こえてきたゾンビ特有のうめき声は綺麗に消え去り、軍団の上空を覆っていた半透明の黒いドーム状の結界も消えていた。
そして軍団のいた所にはほとんど消えかかっているローブが一つ残っているだけだった。
俺が無意識に剣を向けると、剣先からさっき放った竜王の息吹などの五つの魔法が同時に発射された。
どうやらこいつは使用者の魔法を記憶して、再現することができるようだった。
骨の体を起こして立ち上がろうとしていた恐らく、ゾンビ軍団のボスらしい奴は、生命喰いが放った浄化魔法であっさりと消滅してしまった。
すると何かが俺の体に絡みつくような感じを受けた。
黒い煙? そんなイメージが頭の中に生まれた。
鬱陶しいので振り払うイメージをしたら、あっさりと四散した。
だが黒い煙のようなものは次から次へと生まれて、俺の体に絡みつこうとする。
あまりのしつこさにうんざりして、魔剣を振ってみた。
そしたらまた煙が消滅して、空中から悲鳴が聞こえてきた。
俺の前に血まみれのローブを着た男達の死体が降ってくる。
顔を上げると空間に女性器を思わせるような穴が大きく開いており、黒いローブを着た男達と視線が合った。
「やばい! 気づかれたぞ! 早くゲートを閉じるんだ。このままじゃ皆殺しにされるぞ!」
「何だよあいつ。俺達の放った呪詛をあっさりと振り払いやがって」
「誰だよ。相手は獣人が一人で呪詛を思いっきりかけてかけて、かけまくって大儲けできるって言った奴は!」
どうやらこいつらがあの黒い煙を出した犯人グループのようだった。
俺が魔剣を振ったのは、呪詛返しの効果があったようだった。
俺は念動のアビリティで全員をこちら側へと強引に引き寄せた。合計7人。全員20代前半から50代後半までいろいろな年代の術者が揃っていたが、男ばかりでむさくるしかった。
すると全員が凍ったように動かなくなった。…あ、そうか。時間停止をかけていたんだっけ。
まあ騒がれたり自決されたりすると大変だから、このままにしておくことにして、こいつらの魂の状態を「霊魂解析」で調べてみることにした。
それでわかったのが、こいつらは異世界人で一流の呪術師の一族だということ。
普通、呪詛というのはかけたら跳ね返ってきて、呪詛をかけた術者も死ぬか大ダメージを受ける。
だから「人を呪わば穴二つ」という言葉がある通り、呪詛をかけた本人も死ぬ可能性が高いから、呪い殺した標的と術者の墓穴を二つ掘っておけということになる。
要するに呪詛をかけたら術者も死ぬからやめておけ、という警告を含んでいるのだが、世の中ずる賢い奴はいつの時代でも、どこの世界でも必ず一人はいるもので、実はこの呪詛を身代わりを作ることで代わりに受けてもらい、術者はのうのうと生きることができるのだ。
もっともその身代わりを作るのに、材料を用意する手間や金もかかるし、制作する時間もかかるので一流の術者でない限りは身代わりを作る材料をケチって返ってきた呪詛を受けて死ぬアホタレ術師もいるそうだ。
そんな身代わりを作ってのうのうと生きているこいつらは金の為なら、罪のない女、子供でも平気で呪い殺す一族だった。
もっとも俺に状態異常は完全に無効化されるし、仮に受けたとしても回復系アイテムなどいくらでもあるし、魔皇神もいるのですぐに回復できる。
だからこいつらのやっている事は…はっきり言えば時間の無駄でしかない。
さて、こいつら全員、最低でも3人は罪のない者を呪い殺している。
どうもこの世界の邪神かその眷属が異世界へと繋ぐゲートでも開いて、こいつらを金で雇ったのだろう。
そして依頼通りに俺を呪い殺そうとしたが、俺が呪詛をことごとく振り払ったばかりか、ゲートの向こう側にいる自分達を強引に引っ張りだしてしまった。
そうなるともう情状酌量の余地なしだな。本音を言えば殺してやりたい所だが、俺も聖人と世間一般から言われているので、なるべく殺したくはない。
だがこのまま野放しにするのはまずい。そんな事したらまた金目当てに罪のない者を呪い殺そうとするに決まっているからな。
それに俺の前に降ってきた死体の数も8体ほどあった。
魔剣を振って呪詛返しになってしまったのは予想外だったが、こいつらも使えるかもしれない。
ただ異世界人らしいので、蘇生のアビリティが通用するかと思いながらかけてみたら、見事に全員復活しました。
蘇生したこいつらは俺を見て、全面降伏したので、完全支配の首輪を付けてもいいかと聞いたら、全員が同意して
蘇生組の8人は俺に恋する下僕になってくれました。
あとは生き残った呪術師達だな。仕方ないので、俺はこいつらが呪術師で罪のない者を最低でも3人は殺しているのをいいことに、こいつらの全員の首に魔皇神からもらった完全支配の首輪を着けてやった。
後はこいつらを連れてダンジョンの地下131階層へと転移。
そして時間停止を解除したら、こいつらは驚いたような顔を全員浮かべていたが、すぐにトロンと恋をする者特有の表情を浮かべた。
だが50代前半のおっさんが恋する表情はちょっと不気味だった。
こうして俺は元・呪術師の異世界人を15名捕獲した。生け捕りにしたのは生きて罪を償わせようとするほかに、こいつらの知識が何かの役に立つんじゃないかと思ったからだ。
それに仲間が助けにくるかもしれない。すでにこいつらを捕らえているので残りは殺すなり、こいつら同様に下僕にしてもいい。
それと最近になって気が付いたんだが、門と扉の神からもらったアビリティ「自在門」だが、これを「新・覇王竜の叡智」で鑑定してみると、自在門を開いて設置するのに、その門の大きさによって100万~200万と魔力を大量に使うが、いくつも自在門を開くことができるんだそうだ。
つまり複数の自在門を開いて、こっちの門はレナリアーラ王国の首都ジェルロンド。
こっちの扉は王城ジスニーヴァイン。といった感じで、いくつもの荷物とか複数の場所に届けることもできる。
何しろ門の向こう側に荷物を放り投げればいいんだからな。壊れ物の場合は梱包が大変だけど、俺には念動のアビリティがあるから問題なしだ。
レベル制だと10でいくつ、20でいくつと推測できるがそうじゃないんで、俺は勝手に一つしか自在門が開けないと、また勝手に思い込んでいたらしい。
だからこいつらには主に帝国や王国、そしてレナリアーラ王国といった主な国の首都を手分けして監視してほしいんだよな。今回で15名も獲得したから、もちろん門が開いているから、俺の許可なしに勝手に門の向こう側へはいかないように言及しておく。
すでに元・犯罪者の10人のおっさんやシャイターン五人組はレナリアーラ王国内の村や街を自在門を開いて、そこの前に立ったり、座ったりして監視している。なにか変化があれば俺か、大精霊達に知らせるようにと言い含めておいてある。
あとこいつらの事を俺は大精霊、ドラフォールさん、エペランやヒョドリンに説明しながら、連中に食事不要、入浴不要、排泄不要のアビリティを元・犯罪者の10人のおっさんやシャイターン5人組同様、付与していった。
「それにしても今回のゾンビ軍団も大したことなかったのう。あとは雑魚呪術師を捕らえただけじゃし。もうちょっと強い敵が異世界から来ればいいものを。雑魚ばかり、立て続けに出てきて鬱陶しいことこの上ないわい」
俺の腕に絡みついていたアナントスがフン、と鼻息荒く完全支配の首輪をはめられて、俺に恋する元・呪術師集団を鬱陶しそうに見ている。
「まあそんなわけで、ここにもゲートを開いて呪術師の仲間が攻め込んでくるかもしれないので、皆は警戒レベルを上げておいてほしい。敵が来てもできるだけ生け捕りにしておいてくれ。聖人と呼ばれるようになった以上は、できる限り殺したくないからな」
俺がそう言うとドラフォールさんは何故かホッとしたような顔をしていた。
すっかり大きくなってしまったヒョドリンも今では元のサイズに戻っている。
ヒョドリンほどのトレントになると、体の大きさも自由に変えられるんだそうだ。一時はどうなるかと思ったけれど、元のサイズに戻れるとわかって安心したよ。そしてこいつのでかい声も何とかなると最高なんだけどなー。
「わかったぞ! 敵はできる限り生け捕りにするのだぁああああ! お前達も殺すのは厳禁! 御法度だぞぉおおおおおお!」
と、召喚したエンシェント・マンドラゴラ達50名に命令を下していた。
確かに空を飛ぶ敵以外ならこいつらほぼ無敵だからな。前にヴァイソン村の様子が気になったので自在門を開いてみたら、ゴブリン8匹をいつのまにか20匹ほどに増えた、エンシェント・マンドラゴラ達が撃退、いや皆殺しにしていたからな。
しかも殺したゴブリンの体を畑の隅に引きずって埋めていたし。
どうやら肥料の代わりになるらしいな。あの情景を見ていた俺は数年はあそこで収穫した野菜は食べないようにしようと決心したほどだ。
エンシェント・マンドラゴラは格闘の腕もすごいらしい。ここはこいつらに任せて、俺は異空間に恋するおっさん15人を収納して、味の全くないけど、栄養満点で食べ続けていればまず病気にならないパンを彼等に食べさせることにした。
実際、元・犯罪者のおっさん10名に食わせているけど、何しろ数えてみたら8万個もあるからなかなか減らないから困っていたけど、こいつらも罪のない者たちを呪い殺していたんだからな。死蔵していた味のないパンを処分するにはちょうどよかったので元・犯罪者+元・呪術師の合計25人に味のないパンを食べてもらうことにした。
もちろん完全支配の首輪のおかげで俺に恋する連中は全員喜びながら食べてくれました。ありがとう魔皇神。俺が魔法で作った味のないパンを喜んで食ってくれるやつを作ってくれてとても助かったよ。やっぱり魔皇神を性奴隷にしてよかったな、と心から俺は思った。
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【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
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