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第374話 闇の獣人、地竜・水竜とドワーフに仲良く生活するように言い含める
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俺は地竜・水竜の二種類のドラゴンを紹介して、地竜は鉱石を探したり、採掘やトンネルなどを掘るのにうってつけで、彼等の協力があれば邪神やその眷属が封印されている所を掘り当てることがなく、採掘をすることができると説明した。
そして水竜だが…一応井戸の神のアビリティの「無限の湧水ポンプ」があるとはいえ、場所が限られているが、水竜の力があれば川の水を浄化して、いつでも飲むことができる上に魚とかも捕ることができると説明したら、ドワーフの王ゴルガンも、職人達も目をキラキラさせていた。
「ただし! ドラゴンは誇り高い種族だ。おまえらドワーフもプライドが高いが、彼等はそれ以上。
よって彼等の助力を得る時は、鉱石や魔物の肉などの代価になるものをもって物々交換という形にすること。お互いの距離が近すぎると、双方の信頼関係に亀裂が生じやすいからな」
「お、お待ちください、ラフィアス様。代価といっても儂らにはドラゴンに支払える物がそう簡単に手に入るとは思えないのですが…」
と、聖剣修復の職人の一人が目に怯えの色をはっきりと浮かばせながらも挙手して、俺に質問してきた。
「貴様アホか? 何の為に俺がダンジョンの存在を教えて、そこを攻略するように言ったと思ってる? ダンジョンの中にはさまざまな武器や防具、希少金属や宝が眠っているではないか。
そしてお前らは人間よりも屈強な肉体と、人間の技術者が作るよりも、はるかに優れた武器や防具を作る者達がいるではないか。
ドラゴンに助力を依頼するのなら、ダンジョンに潜って魔物退治をしてその肉とかを渡せばいい。それがドラゴンの気に入らないものであれば、その肉を解体して酒屋に行って酒に替えればいいだけだろう? 酒が好きなのはお前達ドワーフだけじゃない。ドラゴンも酒好きが多いからな」
そこまでは考えていなかったのか、ドワーフ達の目に輝きが戻ってきた。
「た、確かに俺達よりも強いドラゴン達をタダで手伝わせる訳にはいかねぇよな…」
「うん。だけど酒を代価にするといっても…樽の一つや二つでは足りないぜ? ドラゴンって結構でかい体しているからなぁ…」
と、ヒソヒソと地竜や水竜を見てドワーフ達が、聖剣修復で役に立たなかった無力感に浸っていた時のことなど忘れて、どんな仕事がドラゴン達なら引き受けてくれるかを小声で話し合っている。
「なんならダンジョンに一緒に潜ってもらうように頼んでみるのはどうだ? ドラゴンが一緒なら北東のダンジョンならともかく、強敵揃いの北北西のダンジョンはおまえらドワーフだけでは攻略は難しいだろうしな」
そう。ドワーフ達にダンジョンに潜ってもらって、ダンジョン内の宝箱から鉱石とか採掘する代わりに入手させるということにしたんだが、いかんせん北北西のダンジョンは俺が確認の為に潜った経験からして、とてもじゃないが脳筋ぞろいのドワーフ達の手に負える相手じゃなかった。
おまけに数も多いと来ている上に、下の階層ではクラーケンや巨人が出るからな。地竜と水竜の協力がないと攻略なんてまず不可能だ。
もちろんこれは地竜と水竜の二種族の長老達にも伝達済みだ。
あとドラゴンとドワーフの両種族には内緒で、ドワーフの地下都市から北東・北北西の二つのダンジョンに限っては鉱石の他に酒の入った瓶が出やすくなるように、念話でコア・ブランチに命じておいた。
この酒も宝石を溶かした酒で錬金術の賜物だ。厳密には俺が時間停止をかけて本の神に頼んで宝石から酒に変える方法を記した薄い本を作ってもらい、その本の通りにしただけだ。
おかげで今では水晶、青水晶、紫水晶、紅水晶、黄水晶、黒水晶、茶水晶、ルビー、サファイア、エメラルド、ペリドット、ダイヤモンドを酒に変異させた物をヒョドリンに食わせて100本ほど増産して、半分はコア・ブランチに吸収させておいた。
これで宝石を溶かした酒とかダンジョン内で入手する事ができるようになったので、俺はそれを説明したらドワーフも地竜・水竜も生唾を飲み込んでいた。
だがこの地下世界ではドワーフの方が先輩であって、ダンジョンの出入り口もドワーフの戦士達が見張っており、スタンピードでダンジョン内部の魔物が溢れ出たりしないように監視をしているから、ドラゴンはダンジョン攻略をしたい場合は必ずドワーフと組んで、北東、北北西のどちらか(または両方)に潜って探索するようにと、俺はアナントスの前でドラゴンとドワーフ達に誓約させた。
もちろん財宝や酒などは基本的に折半で。全員が生きて帰れるのを最優先にして宝に関することで、揉めるような事があればドワーフ王と地竜、水竜の長老達に判断を委ねることも誓約させておいた。
ざっとこんなものかな。ドラゴンがダンジョン攻略に行くとは素直に思えなかったから、エサとして酒を宝箱の中に入れておくようにコア・ブランチに命じておいたんだけど…。
それで正解だったようだ。今ではドラゴン達がドワーフ達と仲良く話し合って、ダンジョンや地下の魔物についての情報を聞いたりしている。
まあ…畑にはマンドラゴラ達が警備しているし、井戸は井戸の神の無限の湧水ポンプと汲んだ水はタラミレーナのゴーレム達が運んでくれるから、ドワーフ達も本当に困った時しかドラゴンを頼らないだろうしな。
それでも心配なので俺はドワーフ王に長老達とよく話し合って、お互いを尊重しあって生きることを厳命してからダンジョンの地下131階層にアルロン、ロンドウェル、フレジョリーナ、ルぺリオ、アクリアを伴って帰還した。
これでドワーフ達はダンジョン探索も捗るようになるし、ドラゴンとの付き合いで聖剣修復の事どころじゃなくなるから、忙しくなって落ち込んでいるどころじゃなくなるだろうな。
でもやっぱり不安なので俺は自在門を地下都市、北東のダンジョン、北北西のダンジョンの三つに分けて開いてから奴隷達のリーダーであるミアナを手招きして、ドワーフとドラゴンがうまくやっていけるかを監視するように命じておくことにした。
そして水竜だが…一応井戸の神のアビリティの「無限の湧水ポンプ」があるとはいえ、場所が限られているが、水竜の力があれば川の水を浄化して、いつでも飲むことができる上に魚とかも捕ることができると説明したら、ドワーフの王ゴルガンも、職人達も目をキラキラさせていた。
「ただし! ドラゴンは誇り高い種族だ。おまえらドワーフもプライドが高いが、彼等はそれ以上。
よって彼等の助力を得る時は、鉱石や魔物の肉などの代価になるものをもって物々交換という形にすること。お互いの距離が近すぎると、双方の信頼関係に亀裂が生じやすいからな」
「お、お待ちください、ラフィアス様。代価といっても儂らにはドラゴンに支払える物がそう簡単に手に入るとは思えないのですが…」
と、聖剣修復の職人の一人が目に怯えの色をはっきりと浮かばせながらも挙手して、俺に質問してきた。
「貴様アホか? 何の為に俺がダンジョンの存在を教えて、そこを攻略するように言ったと思ってる? ダンジョンの中にはさまざまな武器や防具、希少金属や宝が眠っているではないか。
そしてお前らは人間よりも屈強な肉体と、人間の技術者が作るよりも、はるかに優れた武器や防具を作る者達がいるではないか。
ドラゴンに助力を依頼するのなら、ダンジョンに潜って魔物退治をしてその肉とかを渡せばいい。それがドラゴンの気に入らないものであれば、その肉を解体して酒屋に行って酒に替えればいいだけだろう? 酒が好きなのはお前達ドワーフだけじゃない。ドラゴンも酒好きが多いからな」
そこまでは考えていなかったのか、ドワーフ達の目に輝きが戻ってきた。
「た、確かに俺達よりも強いドラゴン達をタダで手伝わせる訳にはいかねぇよな…」
「うん。だけど酒を代価にするといっても…樽の一つや二つでは足りないぜ? ドラゴンって結構でかい体しているからなぁ…」
と、ヒソヒソと地竜や水竜を見てドワーフ達が、聖剣修復で役に立たなかった無力感に浸っていた時のことなど忘れて、どんな仕事がドラゴン達なら引き受けてくれるかを小声で話し合っている。
「なんならダンジョンに一緒に潜ってもらうように頼んでみるのはどうだ? ドラゴンが一緒なら北東のダンジョンならともかく、強敵揃いの北北西のダンジョンはおまえらドワーフだけでは攻略は難しいだろうしな」
そう。ドワーフ達にダンジョンに潜ってもらって、ダンジョン内の宝箱から鉱石とか採掘する代わりに入手させるということにしたんだが、いかんせん北北西のダンジョンは俺が確認の為に潜った経験からして、とてもじゃないが脳筋ぞろいのドワーフ達の手に負える相手じゃなかった。
おまけに数も多いと来ている上に、下の階層ではクラーケンや巨人が出るからな。地竜と水竜の協力がないと攻略なんてまず不可能だ。
もちろんこれは地竜と水竜の二種族の長老達にも伝達済みだ。
あとドラゴンとドワーフの両種族には内緒で、ドワーフの地下都市から北東・北北西の二つのダンジョンに限っては鉱石の他に酒の入った瓶が出やすくなるように、念話でコア・ブランチに命じておいた。
この酒も宝石を溶かした酒で錬金術の賜物だ。厳密には俺が時間停止をかけて本の神に頼んで宝石から酒に変える方法を記した薄い本を作ってもらい、その本の通りにしただけだ。
おかげで今では水晶、青水晶、紫水晶、紅水晶、黄水晶、黒水晶、茶水晶、ルビー、サファイア、エメラルド、ペリドット、ダイヤモンドを酒に変異させた物をヒョドリンに食わせて100本ほど増産して、半分はコア・ブランチに吸収させておいた。
これで宝石を溶かした酒とかダンジョン内で入手する事ができるようになったので、俺はそれを説明したらドワーフも地竜・水竜も生唾を飲み込んでいた。
だがこの地下世界ではドワーフの方が先輩であって、ダンジョンの出入り口もドワーフの戦士達が見張っており、スタンピードでダンジョン内部の魔物が溢れ出たりしないように監視をしているから、ドラゴンはダンジョン攻略をしたい場合は必ずドワーフと組んで、北東、北北西のどちらか(または両方)に潜って探索するようにと、俺はアナントスの前でドラゴンとドワーフ達に誓約させた。
もちろん財宝や酒などは基本的に折半で。全員が生きて帰れるのを最優先にして宝に関することで、揉めるような事があればドワーフ王と地竜、水竜の長老達に判断を委ねることも誓約させておいた。
ざっとこんなものかな。ドラゴンがダンジョン攻略に行くとは素直に思えなかったから、エサとして酒を宝箱の中に入れておくようにコア・ブランチに命じておいたんだけど…。
それで正解だったようだ。今ではドラゴン達がドワーフ達と仲良く話し合って、ダンジョンや地下の魔物についての情報を聞いたりしている。
まあ…畑にはマンドラゴラ達が警備しているし、井戸は井戸の神の無限の湧水ポンプと汲んだ水はタラミレーナのゴーレム達が運んでくれるから、ドワーフ達も本当に困った時しかドラゴンを頼らないだろうしな。
それでも心配なので俺はドワーフ王に長老達とよく話し合って、お互いを尊重しあって生きることを厳命してからダンジョンの地下131階層にアルロン、ロンドウェル、フレジョリーナ、ルぺリオ、アクリアを伴って帰還した。
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