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フェンリルは夜となく昼となくマリエルを求めた。
フェンリルはその長い舌で、マリエルに口付けする。
「ぅ、はぁ…ぅ……」
舌を絡め、歯列を舐めて、口内をすすり、舌が届くところは全て、狼の舌が這いずった。
マリエルはディープキスの快感に溺れた。自分からフェンリルに舌を絡め、狼の唾液を啜る。
「……きもち…い…いの…んんッんっ…もっとぉ……」
狼の瞳がマリエルを見つめる。
『番番番番愛しい愛しい愛しいもっともっともっとマリエルマリエルマリエル愛している愛している愛している愛している愛している』
弛緩したマリエルの体に狼がのしかかる。
ペロペロとマリエルの乳房を舐めた。乳房は大きく形良く、張り出している。
フェンリルはマリエルの乳房を執拗に舐る。強い舌筋を持つフェンリルは舌の力で乳房を愛撫するように捏ねくりまわした。
前歯を使って器用にやわやわと乳首を擦る。
「やぁっ、…はぁん…んあっ…あっ……あんッ」
マリエルは喜悦の声を上げて、頭をイヤイヤと振る。
マリエルは快感にじっとりに汗ばんでいた。
「ぐるる」
胸の谷間を伝う汗を舐め取ったフェンリルは、味わうように喉を反らす。
その後、股ぐらを舌で責め立てた。
「んっ…ああっ…」
マリエルも自ら足を開いてフェンリルを受け入れた。
フェンリルは既に愛液でぐっしょりと濡れたヴァギナの中に舌を侵入させた。
「ひゃぃ…ぁあん…ああんん……」
濡れた膣道の奥へ奥へとフェンリルの舌が這いずっていく。
フェンリルは人の性器では届かぬ場所をくちゅりくちゅりと舌先で刺激する。
「はぁん…っ…あっ、あっ、…あっ……あぁっ」
艶めかしい嬌声と共に膣がきゅっと収縮してフェンリルの舌を締めつけた。
番の媚態に煽られたフェンリルは舌を引き抜き、己の猛狂ったもので、マリエルの膣を突いた。
「あううぅん…っ! はぁん、あんっ…んあっ!あっ…あんッ」
マリエルは挿入の直後に再び、絶頂した。
フェンリルは喜々として腰を振りたくる。だが、甘く喘ぐマリエルがフェンリルから逃れようとする。
「駄目…ぃ…嫌…やっ…これ…以上…は…お…おかしくなっちゃう……」
涙ぐんで、快感から逃れようと腰を引こうとするが、狼はマリエルの抵抗を四肢であっけなく押さえつけた。
番の娘を抱え込み、フェンリルはマリエルを見つめる。
とろんと潤んだ目が、狼を見つめ返す。
欲情しきった顔が、艶めかしい。
『堕ちろ堕ちろ堕ちろ身も心も身も心も身も心もここまでここまでここまで堕ちてこい堕ちてこい堕ちてこいああああ愛しい愛しい愛しい』
フェンリルは更に激しく腰を振る。
「ぁあっ…あぁっ…ひゃ…はひ……ひゃあ…ああぁぁあぁ…!」
マリエルが震えて身をくねらせ、絶頂してもフェンリルは休みなく娘を犯した。
マリエルの唇が、息も絶え絶えに嬌声を吐き出す。
フェンリルはその声に飽くことなく聴き惚れる。
***
二人の蜜月は長くは続かなかった。
隔離された空間では確かな時間は分からないが、マリエルがここに来て三日か四日経った時、情交の最中、「くーん」と悲しげにフェンリルが鳴く。
怒張したペニスをマリエルの膣に入れるに入れられず、困り果てたようなフェンリルがいた。
「ああ……」
マリエルは低く、絶望の声を吐き出す。
『間に合わなかったか……』
フェンリルの成長期が始まっていた。
マリエルは既に三メートルに達したフェンリルの巨躯を抱きしめた。
マリエルと出会ってから既に一メートル近く巨大化した。大きくなりすぎた体では、マリエルとの性交は不可能だった。
強行しては、マリエルを殺しかねない。
これが、タイムリミットだった。
「すまない」
フェンリルはマリエルの声に顔を上げる。
「すまない、デイビッド」
マリエルは涙を流していた。
「やはり、私はお前の番ではないのだ。ああ、取り返しの付かないことをしてしまった。最初から分かっていたのに。お前は…私を『好きではない』」
フェンリルの心が悲しみと怒りで支配される。
自分でも到底制御出来ない感情がせり上がってくる。
『何故何故何故番番番番苦しい苦しい苦しい愛している愛している愛している』
フェンリルのうなり声に室内は荒れ狂う嵐の中のようになった。
暴風が吹き荒れ、部屋の家具がめちゃくちゃに壊れていく。
「あ……」
とっくに限界が来ていたマリエルは、たまらず意識を手放した。
「そこまでだ、デイビッド・バークレイ」
その時、部屋に入ってきた一人の男が、そのたった一言で、フェンリルを止めた。
「君は、番を殺す気か?」
風はピタリと止んだ。
フェンリルはその長い舌で、マリエルに口付けする。
「ぅ、はぁ…ぅ……」
舌を絡め、歯列を舐めて、口内をすすり、舌が届くところは全て、狼の舌が這いずった。
マリエルはディープキスの快感に溺れた。自分からフェンリルに舌を絡め、狼の唾液を啜る。
「……きもち…い…いの…んんッんっ…もっとぉ……」
狼の瞳がマリエルを見つめる。
『番番番番愛しい愛しい愛しいもっともっともっとマリエルマリエルマリエル愛している愛している愛している愛している愛している』
弛緩したマリエルの体に狼がのしかかる。
ペロペロとマリエルの乳房を舐めた。乳房は大きく形良く、張り出している。
フェンリルはマリエルの乳房を執拗に舐る。強い舌筋を持つフェンリルは舌の力で乳房を愛撫するように捏ねくりまわした。
前歯を使って器用にやわやわと乳首を擦る。
「やぁっ、…はぁん…んあっ…あっ……あんッ」
マリエルは喜悦の声を上げて、頭をイヤイヤと振る。
マリエルは快感にじっとりに汗ばんでいた。
「ぐるる」
胸の谷間を伝う汗を舐め取ったフェンリルは、味わうように喉を反らす。
その後、股ぐらを舌で責め立てた。
「んっ…ああっ…」
マリエルも自ら足を開いてフェンリルを受け入れた。
フェンリルは既に愛液でぐっしょりと濡れたヴァギナの中に舌を侵入させた。
「ひゃぃ…ぁあん…ああんん……」
濡れた膣道の奥へ奥へとフェンリルの舌が這いずっていく。
フェンリルは人の性器では届かぬ場所をくちゅりくちゅりと舌先で刺激する。
「はぁん…っ…あっ、あっ、…あっ……あぁっ」
艶めかしい嬌声と共に膣がきゅっと収縮してフェンリルの舌を締めつけた。
番の媚態に煽られたフェンリルは舌を引き抜き、己の猛狂ったもので、マリエルの膣を突いた。
「あううぅん…っ! はぁん、あんっ…んあっ!あっ…あんッ」
マリエルは挿入の直後に再び、絶頂した。
フェンリルは喜々として腰を振りたくる。だが、甘く喘ぐマリエルがフェンリルから逃れようとする。
「駄目…ぃ…嫌…やっ…これ…以上…は…お…おかしくなっちゃう……」
涙ぐんで、快感から逃れようと腰を引こうとするが、狼はマリエルの抵抗を四肢であっけなく押さえつけた。
番の娘を抱え込み、フェンリルはマリエルを見つめる。
とろんと潤んだ目が、狼を見つめ返す。
欲情しきった顔が、艶めかしい。
『堕ちろ堕ちろ堕ちろ身も心も身も心も身も心もここまでここまでここまで堕ちてこい堕ちてこい堕ちてこいああああ愛しい愛しい愛しい』
フェンリルは更に激しく腰を振る。
「ぁあっ…あぁっ…ひゃ…はひ……ひゃあ…ああぁぁあぁ…!」
マリエルが震えて身をくねらせ、絶頂してもフェンリルは休みなく娘を犯した。
マリエルの唇が、息も絶え絶えに嬌声を吐き出す。
フェンリルはその声に飽くことなく聴き惚れる。
***
二人の蜜月は長くは続かなかった。
隔離された空間では確かな時間は分からないが、マリエルがここに来て三日か四日経った時、情交の最中、「くーん」と悲しげにフェンリルが鳴く。
怒張したペニスをマリエルの膣に入れるに入れられず、困り果てたようなフェンリルがいた。
「ああ……」
マリエルは低く、絶望の声を吐き出す。
『間に合わなかったか……』
フェンリルの成長期が始まっていた。
マリエルは既に三メートルに達したフェンリルの巨躯を抱きしめた。
マリエルと出会ってから既に一メートル近く巨大化した。大きくなりすぎた体では、マリエルとの性交は不可能だった。
強行しては、マリエルを殺しかねない。
これが、タイムリミットだった。
「すまない」
フェンリルはマリエルの声に顔を上げる。
「すまない、デイビッド」
マリエルは涙を流していた。
「やはり、私はお前の番ではないのだ。ああ、取り返しの付かないことをしてしまった。最初から分かっていたのに。お前は…私を『好きではない』」
フェンリルの心が悲しみと怒りで支配される。
自分でも到底制御出来ない感情がせり上がってくる。
『何故何故何故番番番番苦しい苦しい苦しい愛している愛している愛している』
フェンリルのうなり声に室内は荒れ狂う嵐の中のようになった。
暴風が吹き荒れ、部屋の家具がめちゃくちゃに壊れていく。
「あ……」
とっくに限界が来ていたマリエルは、たまらず意識を手放した。
「そこまでだ、デイビッド・バークレイ」
その時、部屋に入ってきた一人の男が、そのたった一言で、フェンリルを止めた。
「君は、番を殺す気か?」
風はピタリと止んだ。
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