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21.初夜②
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「はっ、ああっ、……んんっ、気持ちいい……やっ……」
乳首舐められると、自分の口から聞いたことがない甘ったるいような声が上がるのが止まらなくなる。
これ、何なの?
ピリッと電気が流れるような感覚だった。
体全体がぞわぞわしてくる。
気持ちいいのに、初めての感覚は怖くなる。
「やっ、これ……変になっちゃう、んっ……ああぁぁん、だめぇ……」
王子が抱きしめてくれるからそれにすがるようにして私も彼を抱き返した。
ぎゅうぎゅう王子にしがみついてすっごい気持ち良かった、のに。
王子は「もう良いか」と言って、今度は赤ちゃんを抱っこするように腕で私を抱え込み、手を私の下腹部に滑らす。
さっきみたいにあそこを撫でられる。
またあれ、……するの?
そう思うとドキドキしてきた。
何だろう、腰の辺りが……もぞもぞしてくる。
しかし。
「うー」
って声が出た。
王子がまた膣に指を入れたのだ。
「やっぱり痛いか」
「痛いです」
「しかしこれに何とかしないと初夜が終わらない」
「……じゃあ続けて下さい」
「うー……ひゃん……うー」
王子は膣に指を入れながら、手で下腹部を撫でた。
手がクリトリスをそっと撫でると腰の奥がじんとしてくる。
「少し、濡れてきた」
と彼は言った。
王子がいやらしいことをわざと言ってるのは分かってきた。
恥ずかしいから首に腕を回してちゅーして黙らせた。
二本目の指を入れられると痛みと気持ち悪さは増した。
しかも彼は中に入れた指を動かす。
クニュ、ネチャと股間から変な音がする。
「痛いか?」
「うん……」
私はしかめっ面で頷いた。
心配されているの分かるけど……大丈夫って言えない。
三本は、ちょっとエッチい気持ちが吹っ飛ぶくらい痛かった。
「痛いです、これ」
「だが、三本は必ず入れろと言われた」
「……誰が言ったんですか?」
どいつだ。
問い詰めたいぞ。
「アランだ」
アラン様か。
アラン様は王子の師匠だからな。
「それは聞いておいた方が良いですね」
「だろう。それから力を抜けと」
「はっ、はい……」
「うー」
指の圧迫感はとても気持ち悪い。
しかし、これはもしかして、おちんちんも入るかも知れない。
「早く済ませた方が良いな、しよう」
「…………」
私は無言で頷いた。
もう色々ヘロヘロだった。
王子は私を心配そうに覗き込んで言った。
「早めに終わるようにするから」
何だか分からないが、頷いた。
「……あああぁぁっ!」
入れられると、あまりのことに悲鳴を上げてしまった。
大きい。
痛い。
指の比ではない。
これはなまっちょろく生きてきた私の十六年間の令嬢生活で一番痛いかも知れない。
ベッドに押しつけられた私は思わず王子から逃れようと上の方にズリズリと動いたが、肩を押さえつけられた。
「くううー!」
そのまま何かが膣に押し込められた。
圧倒的質量がお腹にある。
内臓が圧迫される感じが、気持ち悪い。
「大丈夫か?」
「ぐっ、グレン様、今、深刻に生命の危機を感じます」
「えっ、そんなにか」
震えが来て息が深く吸えない。
「はい。早く終わって貰えますか?」
「止めるか?」
私は頭を振った。
落ち着け、大丈夫だ。
これは姉様達が通った道。
「いえ、それは。とにかく早くしてください」
落ち着け。
落ち着いて、静かに呼吸していたら、大丈夫。
……と思っていたが、王子はなんかゴツゴツのをえらい勢いで打ち付けてくる。
体がバラバラになりそう。
これ、みんな本当にこんなことしてるの?
痛いし、苦しい。
「うー」
駄目だ。脂汗が出てきた。
「……っ!」
唇を両手で覆って必死に悲鳴をこらえた。
「大丈夫か?」
そう問われて私は首を縦に振る。
これは罠だ。
正直に痛くて死んじゃいそうって答えたら、この人は止める。
王子は唇を押さえていた私の両手を取ると、自分の背中に回させた。
「だっ、大丈夫だから止めないで」
ぐじゃぐじゃと色んな思いがこみ上げてきてきて涙が出そうになる。
好き。
王子が好きだから、止めないで欲しかった。
「大丈夫だ。止めないから、悲鳴でも何で上げろ。泣いてもひっかいても良いから」
「ほっ、本当ですよ」
「本当だ。すぐにすますから、耐えろ」
安心して私は泣きながら叫んだ。
「うっっっー、痛いーいたーーいー!」
***
ふと、頬にキスされて、抱きしめられた。
「痛かったか?」
それでようやく終わったのが分かった。
まだお股とお腹が痛すぎて終わったかどうか良く分からなかった。
でも終わったと聞いて、抱きしめられたら、ホッとして元気出てきた。
「痛かったですよ!」
「悪かった。終わったら休め」
「はい……」
目を閉じるとすぐに寝ちゃうくらい疲れた。
お布団、気持ちいい……。ぎゅっとしてくる王子も気持ちいい。
が、妙な視線を感じて、薄目を開けて王子を見た。
目が合うと王子は言った。
「エルシーは俺のことが好きか?」
何故、今それを聞くのか?
そしておそるおそると。
「もうバカなこと聞かないで下さいよ」
王子様に言う台詞じゃないけど、唇からするっと言葉が出てしまった。
王子は怒らないで抱きしめてくれている。
痛いし、苦しいけど、今なんかすごく幸せな気持ち。
「……好き」
乳首舐められると、自分の口から聞いたことがない甘ったるいような声が上がるのが止まらなくなる。
これ、何なの?
ピリッと電気が流れるような感覚だった。
体全体がぞわぞわしてくる。
気持ちいいのに、初めての感覚は怖くなる。
「やっ、これ……変になっちゃう、んっ……ああぁぁん、だめぇ……」
王子が抱きしめてくれるからそれにすがるようにして私も彼を抱き返した。
ぎゅうぎゅう王子にしがみついてすっごい気持ち良かった、のに。
王子は「もう良いか」と言って、今度は赤ちゃんを抱っこするように腕で私を抱え込み、手を私の下腹部に滑らす。
さっきみたいにあそこを撫でられる。
またあれ、……するの?
そう思うとドキドキしてきた。
何だろう、腰の辺りが……もぞもぞしてくる。
しかし。
「うー」
って声が出た。
王子がまた膣に指を入れたのだ。
「やっぱり痛いか」
「痛いです」
「しかしこれに何とかしないと初夜が終わらない」
「……じゃあ続けて下さい」
「うー……ひゃん……うー」
王子は膣に指を入れながら、手で下腹部を撫でた。
手がクリトリスをそっと撫でると腰の奥がじんとしてくる。
「少し、濡れてきた」
と彼は言った。
王子がいやらしいことをわざと言ってるのは分かってきた。
恥ずかしいから首に腕を回してちゅーして黙らせた。
二本目の指を入れられると痛みと気持ち悪さは増した。
しかも彼は中に入れた指を動かす。
クニュ、ネチャと股間から変な音がする。
「痛いか?」
「うん……」
私はしかめっ面で頷いた。
心配されているの分かるけど……大丈夫って言えない。
三本は、ちょっとエッチい気持ちが吹っ飛ぶくらい痛かった。
「痛いです、これ」
「だが、三本は必ず入れろと言われた」
「……誰が言ったんですか?」
どいつだ。
問い詰めたいぞ。
「アランだ」
アラン様か。
アラン様は王子の師匠だからな。
「それは聞いておいた方が良いですね」
「だろう。それから力を抜けと」
「はっ、はい……」
「うー」
指の圧迫感はとても気持ち悪い。
しかし、これはもしかして、おちんちんも入るかも知れない。
「早く済ませた方が良いな、しよう」
「…………」
私は無言で頷いた。
もう色々ヘロヘロだった。
王子は私を心配そうに覗き込んで言った。
「早めに終わるようにするから」
何だか分からないが、頷いた。
「……あああぁぁっ!」
入れられると、あまりのことに悲鳴を上げてしまった。
大きい。
痛い。
指の比ではない。
これはなまっちょろく生きてきた私の十六年間の令嬢生活で一番痛いかも知れない。
ベッドに押しつけられた私は思わず王子から逃れようと上の方にズリズリと動いたが、肩を押さえつけられた。
「くううー!」
そのまま何かが膣に押し込められた。
圧倒的質量がお腹にある。
内臓が圧迫される感じが、気持ち悪い。
「大丈夫か?」
「ぐっ、グレン様、今、深刻に生命の危機を感じます」
「えっ、そんなにか」
震えが来て息が深く吸えない。
「はい。早く終わって貰えますか?」
「止めるか?」
私は頭を振った。
落ち着け、大丈夫だ。
これは姉様達が通った道。
「いえ、それは。とにかく早くしてください」
落ち着け。
落ち着いて、静かに呼吸していたら、大丈夫。
……と思っていたが、王子はなんかゴツゴツのをえらい勢いで打ち付けてくる。
体がバラバラになりそう。
これ、みんな本当にこんなことしてるの?
痛いし、苦しい。
「うー」
駄目だ。脂汗が出てきた。
「……っ!」
唇を両手で覆って必死に悲鳴をこらえた。
「大丈夫か?」
そう問われて私は首を縦に振る。
これは罠だ。
正直に痛くて死んじゃいそうって答えたら、この人は止める。
王子は唇を押さえていた私の両手を取ると、自分の背中に回させた。
「だっ、大丈夫だから止めないで」
ぐじゃぐじゃと色んな思いがこみ上げてきてきて涙が出そうになる。
好き。
王子が好きだから、止めないで欲しかった。
「大丈夫だ。止めないから、悲鳴でも何で上げろ。泣いてもひっかいても良いから」
「ほっ、本当ですよ」
「本当だ。すぐにすますから、耐えろ」
安心して私は泣きながら叫んだ。
「うっっっー、痛いーいたーーいー!」
***
ふと、頬にキスされて、抱きしめられた。
「痛かったか?」
それでようやく終わったのが分かった。
まだお股とお腹が痛すぎて終わったかどうか良く分からなかった。
でも終わったと聞いて、抱きしめられたら、ホッとして元気出てきた。
「痛かったですよ!」
「悪かった。終わったら休め」
「はい……」
目を閉じるとすぐに寝ちゃうくらい疲れた。
お布団、気持ちいい……。ぎゅっとしてくる王子も気持ちいい。
が、妙な視線を感じて、薄目を開けて王子を見た。
目が合うと王子は言った。
「エルシーは俺のことが好きか?」
何故、今それを聞くのか?
そしておそるおそると。
「もうバカなこと聞かないで下さいよ」
王子様に言う台詞じゃないけど、唇からするっと言葉が出てしまった。
王子は怒らないで抱きしめてくれている。
痛いし、苦しいけど、今なんかすごく幸せな気持ち。
「……好き」
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