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始まりの異世界
新しい出会い【その1】
しおりを挟む俺はスラミーに案内され、森の奥に来ていた。
「確かぁ、ここら辺にいた気がするけどぉ~」
と周りを見渡しながら、何かを探すスラミー。
件の賢い人はどうやらこの辺りにいるみたいだ。
「…あっれぇぇ?。いつもなら1人や2人は見かけるんだけどなぁ…」
と首を捻るスラミー。
「…俺がいるせいか?」
スラミーがいつも見ていて、今回見ていないのだとすれば、これまでと違う点という意味で俺がいるからだろう。
…シークに確認を取りに戻るべきだったかな?…
と、今回会いに来ようとしていた存在が人族保護派なのかわからないままなことに気がついた。
もし、憎悪していて、さらには過去の恨みを持っているなら…まぁそれなら手を出すか?
それか、恨みはないが興味もない…変な問題を抱え込むぐらいなら姿を表さないという事で現れないのかもしれない。
「ねぇ~、美味しいコンパクあるよぉ~!」
とコンパクを餌に呼び出そうとするスラミー。
いやいや、それで現れたら苦労は
「…コンパクに釣られで現れるほど、我々は馬鹿ではない」
「おわぁぁぁっ!?…って…えッ!?」
いきなり背後からの声に思わずびっくりして大声を出してしまった。
いや、だって…気配なんて全然なかったぞっ!?
「あっ、いたぁ~」
スラミーが嬉しそうに反応する。
どうやら、この小さな男の子が俺たちが探していた賢い人らしい。
見た目は、木目がついたローブのようなものを羽織っており、不機嫌そうにこちらを見ていた。
「き…君が…この森の木精霊?」
「いかにも……」
「見つかってよかったぁ…実は俺たち」
「誤解はされぬように先に申し上げておくが…我は話し合いのためにこの場に来たのではない」
「へ?」
「そこのスライムを止めるためと忠告に来たのだ」
「僕を止めるぅ?」
「…止めなければ、出てくるまでコンパク云々で叫び続けたであろう?」
「おぉっ!?、なんでわかるのっ!?」
驚いた表情を浮かべるスラミー。
確かにやりそうだわ…うん…
「後、我々は誰の味方にもならん。特に人族のにはな」
とこちらを見てくるドライアド。
…あー…そちらさんかな?
「我々は平和に時の流れに身を任せたい…協力するつもりはないが、争うつもりはない」
「えぇ~君らだってコンパク好きじゃんなぁ~」
「…確かに糧として、コンパクは良い肥料にはなる。現に、取引を持ちかけ他種族からコンパクを得る同族もおる。だが、我々は異なる…」
「…それは、過去に人族に酷い目に遭わされたからか?」
「…人族だけという意味ならば不正解だ。そこは違う。人族もその他も大して変わらない」
…どうやら、ここらのドライアド達は昔にいろんな奴らから酷い目をくらったみたいだな…
ある意味人間不信に近いやつか…
「我らは争いは好まない。だが、必要があれば迎撃はしよう……だが、話し合いで済むならそれに越した事はない。どうか、諦めて帰ってくれぬか?」
と頭を下げるドライアド…
見た目が子供と言っても、かなりしっかりなされてなさる…
どうやら、そういった諸々の繋がりを断ち、安全に暮らす事が望みらしい…
…なら無理強いしたら意味ないよな。
「…わかった。ちょっとばかし、知恵を貸して欲しかったんだが…そっちにも譲れない理由があるわけだしな…」
「…理解感謝する」
「いやいや、こっちこそいきなり押しかけて申し訳な」
「えぇ~?。せっかくだから、味見してから考えたらいいじゃんかぁ」
と、丸く収まりそうな雰囲気をぶち壊すかのように、いきなりスラミーは俺のズボンを下げた。
ってことで、下着も一気にさがれば当然丸見えになるわけで…
「なぁッ…!!?///」
さっきまでの不機嫌そうな顔から一気に恥ずかしそうに頬を赤らめるドライアド君。
あれっ、意外とウブっ?
って、そうじゃなかったっ。
「おいッ何してんだよスラミーっ!///」
「だってぇ~、否定的すぎるしぃ」
「いや、そりゃ個人の事情とかっ」
「……こ…これだからスライム族はっ///」
「そう言いながらチラチラ見てるじゃんかぁ~」
「うっ…///」
「気になるんでしょぉ~?コウヨウのコンパク~。そりゃ、すっごく美味しいからねぇ~。匂いだけでお腹がキュンキュンしてるしっ♡」
「…えっ?…匂ってんのか?」
確かにここ連日…しかも、さっき出したばかりだからな…
「ささぁ♡とりあえず1発♡」
「ぁぁッおいっ!?んんっ!///」
なれた手つきでシコシコシコシコ♡
スライムのプニプニ手コキのせいで一気に気持ちよくなる。
ドライアド君はなぜか動かず、様子をじっと見ていた。
まぁ、その間も扱かれてるし、気持ちいいからどんどん我慢できなくなるわけで…
「んんっ///」
ぶびゅっぶぶっ♡とドライアド君の服にぶっかけてしまう始末にっ…
「…///」
「ぉっぉぃッスラミーっ///…すっ…すまんっ、かけちまって……ドライアド君?」
スラミーを振り解いて、ぶっかけてしまったドライアド君に近寄り、謝ろうとするが俯いたまま…
なんだか様子がおかしいと思いながら、眺めていると…
「…はわわわぁぁぁっ♡しゅごいいいぃっ…♡♡生命力にあふれてりゅよぉぉぉ♡♡♡♡♡」
「…!?」
先程までの落ち着いた雰囲気はどこにいったのかというくらい、淫らに涎を垂らしながら、なぜか快感で体を震わせていた。
「もっとぉぉぉ♡もっとこんぱくちょうらぃぃぃ♡♡んんん」
「ドライアド君!?///」
いきなり抱きついてきては、丁寧にアレを舐め出す。
丁寧にしっかり味わうように、舌先でなぞられるとなんだか背中がゾワゾワッとなった。
そして、スラミーはぶいっと指を立ててニヤリとしていた。
どうやら、スラミーの予想通りの結果のようだ。
…どゆこと?
「ねえねぇ~僕ら手を貸して欲しいんだぁ~」
「はぁはぁ♡んんぅぅ♡かしましゅぅぅ♡かしましゅからぁもっとコンパクくらさぃぃぃ♡♡んんっジゅるるるっ♡♡♡」
「あっやべっ…!///」
またも簡単にぶびゅぶぶぶぶぶぶ♡♡♡♡♡と、思わず押さえつけたドライアド君の口の中に吐き出す。
「…っッ!!!♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
そのドライアド君は幸せそうな表情をしながら、出されたコンパクをしっかり味わっていた。
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