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【第二章 第一部】
第一話 丘の上の街
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中央都市ハルトリア――エルスフェリア国の概ね真ん中に位置する大都市である。
それぞれの目的を果たすため、大きな街に移ることにした俺たち――テイル・フェインとチロル、リュカ、ライラの冒険者一行は今、丘の中心に向かって山のように盛り上がってゆく、その特徴的な街並みを見上げていた。一番高い中央には七大公爵家のひとつ、ジェレッド家の城がそびえ立っている。
ウサビトという種族であるチロルがそれを指差し、驚いたように声を上げた。
「見て下さい! あのお城、全体が真っ赤で血塗れみたいな……ホ、ホラーなのです!」
「また言ってる。んなこと言ったらお前の頭巾も目ん玉もそうだろうが……」
俺が隣でそう指摘してやると、チロルはそれを今認識したように飛び上がる。
「はうっ……そ、そうなのでした。私全身ホラーだらけの人にはなりたくないのです!」
「おいらはチロルの赤頭巾は好きだぞ。遠くからでもわっかりやすいからな~!」
そんな彼女の後ろから、覆いかぶさるように抱きついたのはイヌビトのリュカ。
このふたりは本当に、兄妹のように仲がいい。
「きゃうん! は、放して下さいぃ~」
「ほらほら、いちゃいちゃしてないで進むわよ。……確か、レティシアさんだっけ? シエンさんの知り合いに話を聞いて今日中に家を見せてもらわないといけないんだから。え~と、地図がこうで……あの辺りなのかしら……」
リュカの拘束から抜け出そうとバタバタともがくチロルに、最後に降りて来た魔族のライラが眉を顰め、風になびく銀髪を押さえながら丘の中腹に当たる部分を指さす。
「だな、中層街……だっけか」
ハルトリアでは、主に街が三区画に別れているようだ。
三つの円が重なっているのを上から見たところを想像して欲しい。
一番内側の、あの赤い城を中心として存在しているのが上層街。
その外側の壁から、さらにもうひとつ円を描くように大きく広がるのが中層街。
そしてさらに外側、丘のふもとから放射状にあちこちに伸びているのが、下層街だ。
本来は、今下層街となっている部分――丘のすそ以降に街は広がっていなかったようなのだが、今や人口の増加に応じて、中層街に住めなくなったような人々が追いやられる形でそこに住み始めたのだという。
はしゃぐチロルとリュカに心配そうな顔でライラが注意する。
「あまり治安が良くないらしいから、下層街にはふたりとも近づかないようにね?」
「「は~い!」」
元気な返事をふたりはしたが、少し心配だ。
前いたミルキアという街はそれほど大きくなく、それゆえかどこかのどかで、治安が悪い場所でもせいぜい素行の悪そうな若いごろつきがたむろしているくらいだった。
だが、さすがにここまで街の規模が大きくなれば、組織的に窃盗や恐喝を行って利益を上げているグループのひとつやふたつあってもおかしくない。
俺からも個人行動はなるべく慎むことをふたりに念押しし、街へと吸い込まれてゆく人波に紛れ、早速中層街に向かい始める。
「んじゃ行くか。もう向こうに荷物も届いてるとは思うし、さっさと荷ほどき始めちまおう」
「おいらは、ご飯が食べたいなぁ……移動ばっかで、もう保存食飽きた」
リュカはいつでもブレずに食欲優先だ。
とはいえ俺も、数年前にちょっとだけ滞在した位だから、今どうなっているのかが楽しみではある。
「シエンさんの知り合いにうまい店があるか聞いてみようぜ。それまで我慢な」
「うぃ~……」
うなだれるリュカのお腹から、くぅ~と情けない音が悲しく響くが……。
「ほら、これでちょっとはしのげるだろ」
「うんまぁ~……!」
仕方なく俺が好物のクルルの実を取り出して口に放り込んでやると、彼女はご機嫌な顔でほっぺたを赤くした。
◆
門内に入り、なだらかな坂を上がってゆくと、目的の建物はすぐに見つけることができた。
ここだ……明るいパステルカラーで彩られた、こじんまりとした建物……看板に《シーラル生花店》とある。
「ほわぁ……お花が沢山。綺麗なのです~」
「ええ……いい香り」
外側の植え込みに見える多種多様な花に目を引かれ、しゃがみこんだチロルとライラを置いておき、早くご飯と催促するリュカにせっつかれた俺はその扉を開ける。
「すいませ~ん……俺たちシエンさんからの紹介で来たんですが……レティシアって方はいらっしゃいますか?」
「ん!? おおっ、そっかそっかあんたたちが……ちょっと待っててよ、手を洗って来るからさ」
すると、中腰で鉢植えに土を詰めていた作業服の女性が立ち上がって奥に走っていき、すぐに戻って来てこちらを見回すと大きく笑った。
「へへ……あたしがレティシア・シーラルだよ。よろしく」
「テイル・フェインです。こちらこそ」
レンガ色の長い髪を波打たせた彼女は、俺よりも背が高くがっしりとした体付きの花屋というイメージとは少し離れた女性だった。握手をすると手の平もしっかり分厚い。
「そんで、そっちのお嬢ちゃんたちもあんたの連れなのかい? あんた若いのにすごいねぇ、女の子三人も連れて。皆恋人――」
「――仲間です。俺たち冒険者なんで」
彼女にいらないことをを言われる前に、俺ははっきりと被せ気味に告げる。
礼を欠いた発言だったことは分かっていたようで、レティシアさんは頭を掻いて謝罪をしてくれた。
「や、ごめんごめん。性分でさ……こういうことは最初にはっきりしておかないと気持ち悪いんだよね……。そっちのお嬢ちゃんたちも悪かった、よろしくね! ……さて、これからなんだけど」
それぞれと自己紹介を終わらせると、レティシアさんは少し困った顔をした。
なにか事情があるのか、彼女は大きな背を縮めるようにして頭を下げ、両手を合わせる。
「え~と、ごめん! シエンのおっちゃんにいつ頃来るか詳しく知らされてなかったからさ、まだ終わってない仕事があんのよ。急ぎのやつだけパパっと片付けちゃうから、ご飯でも食べて来てくれない? ……おいしいとこあるよ?」
「本当!? おいら、おにくがいい!」
真上にぴんと手を伸ばし、輝く瞳で真っ先に反応したのはリュカだ。
それを見てレティシアさんは表情を笑顔にパッと切り替えた。
「リュカだっけ? 元気いいね! 肉か……よ~し、冒険者だったら、通りに出て右手に真っ直ぐ行ったところに店屋があるからそこがお勧め! 良かったら行ってみな!」
(冒険者だったら……?)
やや引っ掛かりつつも、俺たちはその言葉に従うことに決め、ぞろぞろと店を出てゆく。
「それじゃまた後で来ますんで、その時は案内よろしくお願いしま~す!」
「あいよ! 後でな~!」
なんとなくの第一印象は、朗らかで面白そうな人だった。
だが挨拶だけでライラは一言も話さずにいた……表情が硬く、今も少し機嫌が悪そうだ。
「どうした?」
「……ちょっと失礼なことを言う人だなって思っただけ。何でもないわよ」
「おいらは楽しそうな姉ちゃんだと思ったけどなー」
「ああ。あけっぴろげで、悪い人じゃなさそうだったけど」
「別にそうは言ってない。でもちょっと苦手かも……」
関係を勘ぐられたのが気にくわなかったのかも知れない。
とはいえまだ初日だ……そこまで気にすることでも無いだろう。
リュカやチロルは懐きそうな気がするし。
「あっ、いい匂いして来たよ~、きっとあっちだ! あにき行こ、行こ!」
すんすんと鼻を鳴らしていたリュカが、俺の腕を引っ張り通りの奥を指さす。
「っと、リュカ待てって! 皆も肉料理でいいのか? 今なら別の選択肢もあるぞ?」
「私は構わないけど……チロルは?」
「リュカちゃんがあれだけ楽しみにしていたら、それ以外の選択肢は無いと思うのです~……あはは」
ライラが肩に手を置くと、チロルは苦笑いした。
菜食主義者という程ではないのだが、彼女はあまり肉類が好きではない。
(ま、食えそうなものが無かったら、後で他のとこに連れてくか……)
そんなことを想いながら俺たちはリュカに先導され、活気のある街並みを移動していく。道行く人は移動するにつれて多くなり、そしてやがて色々な店舗が立ち並ぶ通りに差し掛かる。
「ここだ……!」
リュカが、ふんと自慢げに鼻を鳴らし、腰に手を当ててひとつの店舗を見上げる。
しかし……その看板を見てリュカ以外は皆顔をしかめてしまう。
「ちょっと待て……これは」
「ええ……」
「はわわ……」
なにしろ、その看板には大きくこう書いてあったのだ。
《魔物料理店 マジロ》と……。
それぞれの目的を果たすため、大きな街に移ることにした俺たち――テイル・フェインとチロル、リュカ、ライラの冒険者一行は今、丘の中心に向かって山のように盛り上がってゆく、その特徴的な街並みを見上げていた。一番高い中央には七大公爵家のひとつ、ジェレッド家の城がそびえ立っている。
ウサビトという種族であるチロルがそれを指差し、驚いたように声を上げた。
「見て下さい! あのお城、全体が真っ赤で血塗れみたいな……ホ、ホラーなのです!」
「また言ってる。んなこと言ったらお前の頭巾も目ん玉もそうだろうが……」
俺が隣でそう指摘してやると、チロルはそれを今認識したように飛び上がる。
「はうっ……そ、そうなのでした。私全身ホラーだらけの人にはなりたくないのです!」
「おいらはチロルの赤頭巾は好きだぞ。遠くからでもわっかりやすいからな~!」
そんな彼女の後ろから、覆いかぶさるように抱きついたのはイヌビトのリュカ。
このふたりは本当に、兄妹のように仲がいい。
「きゃうん! は、放して下さいぃ~」
「ほらほら、いちゃいちゃしてないで進むわよ。……確か、レティシアさんだっけ? シエンさんの知り合いに話を聞いて今日中に家を見せてもらわないといけないんだから。え~と、地図がこうで……あの辺りなのかしら……」
リュカの拘束から抜け出そうとバタバタともがくチロルに、最後に降りて来た魔族のライラが眉を顰め、風になびく銀髪を押さえながら丘の中腹に当たる部分を指さす。
「だな、中層街……だっけか」
ハルトリアでは、主に街が三区画に別れているようだ。
三つの円が重なっているのを上から見たところを想像して欲しい。
一番内側の、あの赤い城を中心として存在しているのが上層街。
その外側の壁から、さらにもうひとつ円を描くように大きく広がるのが中層街。
そしてさらに外側、丘のふもとから放射状にあちこちに伸びているのが、下層街だ。
本来は、今下層街となっている部分――丘のすそ以降に街は広がっていなかったようなのだが、今や人口の増加に応じて、中層街に住めなくなったような人々が追いやられる形でそこに住み始めたのだという。
はしゃぐチロルとリュカに心配そうな顔でライラが注意する。
「あまり治安が良くないらしいから、下層街にはふたりとも近づかないようにね?」
「「は~い!」」
元気な返事をふたりはしたが、少し心配だ。
前いたミルキアという街はそれほど大きくなく、それゆえかどこかのどかで、治安が悪い場所でもせいぜい素行の悪そうな若いごろつきがたむろしているくらいだった。
だが、さすがにここまで街の規模が大きくなれば、組織的に窃盗や恐喝を行って利益を上げているグループのひとつやふたつあってもおかしくない。
俺からも個人行動はなるべく慎むことをふたりに念押しし、街へと吸い込まれてゆく人波に紛れ、早速中層街に向かい始める。
「んじゃ行くか。もう向こうに荷物も届いてるとは思うし、さっさと荷ほどき始めちまおう」
「おいらは、ご飯が食べたいなぁ……移動ばっかで、もう保存食飽きた」
リュカはいつでもブレずに食欲優先だ。
とはいえ俺も、数年前にちょっとだけ滞在した位だから、今どうなっているのかが楽しみではある。
「シエンさんの知り合いにうまい店があるか聞いてみようぜ。それまで我慢な」
「うぃ~……」
うなだれるリュカのお腹から、くぅ~と情けない音が悲しく響くが……。
「ほら、これでちょっとはしのげるだろ」
「うんまぁ~……!」
仕方なく俺が好物のクルルの実を取り出して口に放り込んでやると、彼女はご機嫌な顔でほっぺたを赤くした。
◆
門内に入り、なだらかな坂を上がってゆくと、目的の建物はすぐに見つけることができた。
ここだ……明るいパステルカラーで彩られた、こじんまりとした建物……看板に《シーラル生花店》とある。
「ほわぁ……お花が沢山。綺麗なのです~」
「ええ……いい香り」
外側の植え込みに見える多種多様な花に目を引かれ、しゃがみこんだチロルとライラを置いておき、早くご飯と催促するリュカにせっつかれた俺はその扉を開ける。
「すいませ~ん……俺たちシエンさんからの紹介で来たんですが……レティシアって方はいらっしゃいますか?」
「ん!? おおっ、そっかそっかあんたたちが……ちょっと待っててよ、手を洗って来るからさ」
すると、中腰で鉢植えに土を詰めていた作業服の女性が立ち上がって奥に走っていき、すぐに戻って来てこちらを見回すと大きく笑った。
「へへ……あたしがレティシア・シーラルだよ。よろしく」
「テイル・フェインです。こちらこそ」
レンガ色の長い髪を波打たせた彼女は、俺よりも背が高くがっしりとした体付きの花屋というイメージとは少し離れた女性だった。握手をすると手の平もしっかり分厚い。
「そんで、そっちのお嬢ちゃんたちもあんたの連れなのかい? あんた若いのにすごいねぇ、女の子三人も連れて。皆恋人――」
「――仲間です。俺たち冒険者なんで」
彼女にいらないことをを言われる前に、俺ははっきりと被せ気味に告げる。
礼を欠いた発言だったことは分かっていたようで、レティシアさんは頭を掻いて謝罪をしてくれた。
「や、ごめんごめん。性分でさ……こういうことは最初にはっきりしておかないと気持ち悪いんだよね……。そっちのお嬢ちゃんたちも悪かった、よろしくね! ……さて、これからなんだけど」
それぞれと自己紹介を終わらせると、レティシアさんは少し困った顔をした。
なにか事情があるのか、彼女は大きな背を縮めるようにして頭を下げ、両手を合わせる。
「え~と、ごめん! シエンのおっちゃんにいつ頃来るか詳しく知らされてなかったからさ、まだ終わってない仕事があんのよ。急ぎのやつだけパパっと片付けちゃうから、ご飯でも食べて来てくれない? ……おいしいとこあるよ?」
「本当!? おいら、おにくがいい!」
真上にぴんと手を伸ばし、輝く瞳で真っ先に反応したのはリュカだ。
それを見てレティシアさんは表情を笑顔にパッと切り替えた。
「リュカだっけ? 元気いいね! 肉か……よ~し、冒険者だったら、通りに出て右手に真っ直ぐ行ったところに店屋があるからそこがお勧め! 良かったら行ってみな!」
(冒険者だったら……?)
やや引っ掛かりつつも、俺たちはその言葉に従うことに決め、ぞろぞろと店を出てゆく。
「それじゃまた後で来ますんで、その時は案内よろしくお願いしま~す!」
「あいよ! 後でな~!」
なんとなくの第一印象は、朗らかで面白そうな人だった。
だが挨拶だけでライラは一言も話さずにいた……表情が硬く、今も少し機嫌が悪そうだ。
「どうした?」
「……ちょっと失礼なことを言う人だなって思っただけ。何でもないわよ」
「おいらは楽しそうな姉ちゃんだと思ったけどなー」
「ああ。あけっぴろげで、悪い人じゃなさそうだったけど」
「別にそうは言ってない。でもちょっと苦手かも……」
関係を勘ぐられたのが気にくわなかったのかも知れない。
とはいえまだ初日だ……そこまで気にすることでも無いだろう。
リュカやチロルは懐きそうな気がするし。
「あっ、いい匂いして来たよ~、きっとあっちだ! あにき行こ、行こ!」
すんすんと鼻を鳴らしていたリュカが、俺の腕を引っ張り通りの奥を指さす。
「っと、リュカ待てって! 皆も肉料理でいいのか? 今なら別の選択肢もあるぞ?」
「私は構わないけど……チロルは?」
「リュカちゃんがあれだけ楽しみにしていたら、それ以外の選択肢は無いと思うのです~……あはは」
ライラが肩に手を置くと、チロルは苦笑いした。
菜食主義者という程ではないのだが、彼女はあまり肉類が好きではない。
(ま、食えそうなものが無かったら、後で他のとこに連れてくか……)
そんなことを想いながら俺たちはリュカに先導され、活気のある街並みを移動していく。道行く人は移動するにつれて多くなり、そしてやがて色々な店舗が立ち並ぶ通りに差し掛かる。
「ここだ……!」
リュカが、ふんと自慢げに鼻を鳴らし、腰に手を当ててひとつの店舗を見上げる。
しかし……その看板を見てリュカ以外は皆顔をしかめてしまう。
「ちょっと待て……これは」
「ええ……」
「はわわ……」
なにしろ、その看板には大きくこう書いてあったのだ。
《魔物料理店 マジロ》と……。
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