星の欠片

秋元 将豪

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夏の始まり。

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七月の夏休み5日前。油蝉が夏の猛暑を気にもせず鳴いていた。校庭にはクラスの男子が汗だくになりながらドッジボールをしていた。僕はクラスの違う親友。春樹と夏休みの予定について話をしていた。

春樹「なぁ、裕介。夏休みどーする?」

裕介「んー?どーしようか。」

春樹「って、なんか考えろよ!」と、芸人のツッコミのような手をしながら言った。

裕介「ごめん、暑くて何も考えられなかった。」

春樹「まぁ、確かに今日はいつもより暑いからな~。ってか、あいつらこんな暑さなのによく外でドッジボール出来るよな。」

裕介「そうだね。しかもあの人達は冬場でも半袖半ズボンでドッジボールしてるし。」

春樹「でた、半袖短パン小僧。」と笑いながら言う。

裕介「それより、早く夏休みの予定決めなきゃ。」

春樹「そうだった。でも、皆んな集まってから決めないか?まだ放課後時間残ってるし。」

裕介「賛成。」

そう話してるうちに、僕らの会話が終わるのを待っていたかのように授業のチャイムが鳴り。僕達は放課後の約束を交わし、早足で教室に戻った。教室に戻ると、僕達のクラス、5年2組の担任の宮川先生が、教卓の前で黒板に夏休みについての予定や決まり事などを書いていた。

宮川先生「はーい、皆んな先につけ~。授業を始めるぞ。まぁ、授業って言っても、夏休みについて色々と話すだけだがな。」

クラスのみんなはもうすぐ夏休みだからか、騒いでいたりして全く先生の話に聞く耳を持たなかった。

宮川先生「はいはい!静かに静かに!こら!静かにしなさい!」

やっと先生の存在に気付いたかのように静かになる。

宮川先生「はい皆んなが静かになるまで3分無駄にしました。貴重な授業の時間を3分も無駄にしたんだぞ~。お前ら来年最上級生なんだから休み時間と授業のメリハリをちゃんとしとけ。」

正義「全然貴重じゃねーし。」彼は仲の良い僕達と一緒に遊んでいる正義。彼とも夏休みを一緒に過ごすつもりだ。

宮川先生「お?何だ正義。だったら先生が授業の大切さを教えてやるから放課後先生と居残り勉強するか?」

正義「嫌ですすみません許してください。」

宮川先生「よろしい。」クラスが笑いに包まれた。

宮川先生「って言うかお前テストの点数悪いんだからちゃんと夏休みの補習来るんだぞ?」

正義「へいへい~。」

宮川先生「何だそのテキトーな返事は。」
正義「サーセン。」

先生と正義の会話が終わり授業が始まった。ほとんどの時間は先生が夏休みのマナーなどを話していたりした。僕は窓の外に広がる景色を見渡していた。僕が住んでいるのはとある田舎町で、ここにはもりや山ばかりが立ち並んでいる。僕は校庭の向こう側にある山を見つめながら夏休みについて考えていた。「夏休みは何をしようか…。夏休み、夏休み…夏休み…夏…休み……。」

バチン!!

先生が僕の机を叩く音と同時に目が覚めた。どうやら寝てしまったらしい。周りのクラスの子が僕を見ながら笑っていた。たまらなく恥ずかしかった。

授業が終わり。帰りの掃除を済ませた後、僕は正義と春樹の元へ向かった。
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みんなの感想(2件)

木坂幽霊
2017.06.19 木坂幽霊

はよ!しろw

解除
木坂幽霊
2017.06.19 木坂幽霊

面白いです!早く最新出してください!

解除

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