ギフトで復讐![完結]

れぷ

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1章

リリー神国を作り替える

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私リリー、今神国を崩壊させているの!

金目の物を全て取り除いた神殿を倒壊させて、他の幹部供の邸宅にも無駄に装飾された価値のある物が沢山あったので、お金と宝石にかえたら結構な額になりました!半分を建国資金に回すことにします。
残りの半分は王国と連合軍側にあげます。
軍を動かすからには何かしら稼げないと赤字ですからね!

建国についてですが、最初は王国と連合軍に分譲して統治する事も考えてました。
しかし元々仲の悪い国の元国民を受け入れると治安の悪化とかが心配です。
なので、新たな国を作ってもらって一から他国との信頼を築き上げて下さいって感じですね。



広場に戻ってくると民達が豚さんを躾けていました。(オブラート)

民達に一度集まってもらうと、全員跪いて手を組みまるで神に祈るポーズの様です。

「貴方達には新たな国を立ち上げて貰います。取り敢えずのリーダーは・・・貴方にやって貰います。これは仮のリーダーなので相応しい人が居たら変えても良いですよ。」

最前列の真正面に居た青年を指名して無理矢理リーダーにしました。

「は、はい!女神様の御心のままに!!」
ん?女神様?

周りを見渡すと民達がキラキラした目で私を見ています。女神様って私の事?

この時の私は少し緊張してあんな事をしてしまいました。後の黒歴史である。

悪ノリで隠していた亜神の羽根をバサッとはためかせ、錬金術で私の周りにキラキラした物質を散りばめ光魔法でゴットレイ(雲の隙間から大地を照らす様な光が漏れる事)を作り出します。

そして神通力を使い民達の脳内に直接語りかけます。

『清く正しく生きるのです。わたくしリリエル(今決めた!)が見ていますよ。』

そして、ふわぁっと浮いて天に還ります。
これも神通力です。神通力便利~♪



転移で王都に戻って来ました。ここは王都が見渡せる時計塔の最上階です。

ぬあぁぁぁぁ!!
何してるの私!
冷静に考えると、とんでもなく恥ずかしい!!
何がリリエルですか!?

小一時間ほど悶えた後私は復活し、リリエルは黒歴史として封印する事にしました。

王城に戻るとみんなに号泣&お説教が待ってました。みっちり朝までコースでした。
私幼女ですよ?寝かせなさいよ!

戦争の方は神国側は降伏しましたが、海戦の方は帝国が粘っていてまだ続いている様です。

帝国軍は「玉璽ぎょくじを返せ!」などと騒いでいる様です。
言い分を纏めると、私の母がコッソリ盗んだだろ!返せ!!と言っています。
あぁ、あれかぁ・・・
確かにアレが無いと次の皇帝が決められないんでしたね。

型式だけのものなら玉璽いらないんじゃないの?と思いますけどね。
何か秘密でもあるんでしょうか?
鑑定しても特殊な効果は無いみたいですけど。

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