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第3章 ダンジョンへ!
23話 中級ダンジョンへ!③
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ケンジが採掘を始めるとそれは謙虚に姿を現すのだった。普通ならミスリルや青鉱石がいっぱい掘れオリハルコンやアダマンタイトは少ししか掘れないはずなのに50%ぐらいの確率でオリハルコンやアダマンタイトが掘れるのである。
「ギル!見てくれ。オリハルコンやアダマンタイトがこんなに掘れるぞ。」
「何でこんなに掘れるのですか?普通じゃあり得ないですよ!」
それを聞きみんなはまた驚きたたずむのだった。それに採掘をしているにもかかわらず魔物が寄ってこないのである。普通なら採掘をしているときの音に魔物が気づき襲ってきてもおかしくないのだが魔物は間隔をあけて少しづつしか襲ってこないのである。
ケンジはこれも幸運の指輪のおかげだと思い気をよくして採掘をドンドン進めるのだった。
「ご主人様!ご飯の準備が出来ました。そろそろ今日はお開きにしてもよろしいのでは?」
ダンジョンの一階でドロップアイテムの肉を料理していたオリヴィアとセイラが声をかけてくるのだった。この料理のにおいに魔物も本来は近づいてくるはずなのに今回はそれもなく安全に料理が出来ていたのだった。
「主、今回のダンジョンは楽でいいな。」
マードックはオークの肉にかぶりつきながらケンジに話しかけるのだった。
「ああ、まさかこんなことになるとは思っていなかったよ。ホント幸運値がこんな結果を出すとはラッキーだった。」
その時、オリヴィアが何かに気づきケンジの肩を揺さぶってきたのだった。
「ご主人様!あれってその幸運の指輪が作用しているんじゃないんですか?」
「オリヴィアなにをそんなに慌てているんだ?もっと落ち着けって。」
「で、あれってなんだ?」
「あれですよあれ!ゴッドオーダーですよ。」
「あ、ああ!なるほどな!その予想は間違ってないかもしれないな。」
「ええ、同じ青鉱石やミスリルの製品の注文書なのにご主人様だけ良い物が報奨がでるのに他の人が出ないのは幸運値の差が出ているかと。」
「ああ、たぶんそれで間違いないだろうな。」
実はそれは半分だけあっているのだが後の半分はレベルが関係していることにまだ気づいていなかったのである。ケンジは生産者にもかかわらず魔物を率先して倒しているので職業レベルが次のようになっているのである。
大魔導士 レベル501
採掘師 レベル53
鍛冶師 レベル35
この数値は生産者にはあり得ないくらい高いのである。なぜかというと生産者は素材を取りに行く時、普通は冒険者を護衛に雇いダンジョンに潜り素材を取りに行くのだが、この時ケンジと違うのは冒険者とパーティーを組んでない事である。
パーティーを組むと魔物を倒したとき経験値が振り分けられるのだが冒険者は少しでも強くなるため護衛対象である生産者とパーティーは組まないのである。魔物を倒したときに得られる経験値を頭数で割ることになるので少しでも早く強くなるための処置であった。
その結果生産者は魔物を討伐し経験値を得るのではなくスキルを上げることでレベルを上げるのである。だから鍛冶のスキルが100.00の人間でも鍛冶師レベル10いかない位低いのである。
これが解るのはもっと後の事になるのだが、ダンジョンから帰った後プリムも裁縫が出来る為少しづつ上げた裁縫がグランドマスターになった時に、ゴッドオーダーを試したのだがプリムもまた良いアイテムが出るのだが、家の事を任せていたミイナもゴッドオーダーをやらせた結果ミイナにはいくらやっても良いもアイテムは出なかったのだった。
このことはギルド関係者、他の生産者も知らないこの検証はケンジ達が中級ダンジョンを攻略した時にゴッドオーダーの魔道具を出した後にやり、ギルドのゴッドオーダーを使って検証しなかったためである。
ケンジ達はゴッドオーダーや色んな謎が解明されたと喜び楽しく食事をしていたのだった。
ケンジ達は1週間中級ダンジョンに篭りあり得ないくらいの鉱石と宝石を手に入れたのである。その中には採掘のスキルが120.00になった時初めて掘れるヒイロカネという激レアな鉱石も含まれていたのだった。
この鉱石は失われた鉱石とも言われ、アダマンタイトのような硬さとミスリルのような魔力を伝えることができ、又オリハルコンのように軽くどんな鉱石や宝石とも相性が良く加工ができる3つの鉱石の良いところを全て兼ね備えている鉱石なのである。
このヒイロカネはたった10kgで5000万ドゴン以上の価値があり天井知らずな金属なのである。ケンジはギルからそのことを聞き恐ろしく思うのと同時にこれは自分たちだけで使うと心に決めるのだった。
「マイ?ボ~っとしてどうしたんだ?」
ケンジが名前を呼んだのに気づきハッとした様子でこちらを向くのだった。
「ケンちゃん・・・に驚いているだけだよ。」
「まあ、自分でも驚いているけどな。」
「ホント、ケンちゃんといると新鮮な事ばかり起きて飽きないよ。」
「まあ、そう言うなって、帰ったらこれらの素材を使って鍛冶をグランドマスターにして刀剣を作ってやれると思うぞ。」
「ホントに!うれしい!!」といいマイはケンジに抱きつきケンジは後ろに倒れ、頭を打つのだった。
それを見たギル達は何とも微笑ましい笑顔で笑うのだった。
1週間経ちケンジ達はダンジョンから出てきて、衛兵に話しかけられたのだった。
「お!君達は1週間前入って行ったパーティーだね。よく無事に帰ってきた。」
「はい!心配してくれてありがとうございます。」
「それでちょっといいかな?」
ケンジ達は初級ダンジョンの事もあり衛兵の言葉に身構えたのだった。
「え?なんですか?」
「あははは!そんなに身構えないでくれ!」
「君達はひょっとして初級ダンジョンで我々の仲間が迷惑を掛けた人たちだろ?」
「はい・・・その通りです。」
「嫌な思いをさせてしまったな・・・俺達からも謝罪させてほしく君達が出てくるのを待っていたんだ。」
それを聞きケンジ達は緊張を解くのだった。
「本当に俺達の仲間が迷惑を掛けて申し訳なかった。」
といいながら周りにいた衛兵の兵士から全員から頭を下げられるのだった。ケンジ達はその行動に驚き固まってしまうのだった。
「あ、もう頭を上げてください!謝罪を受け取らせてもらいます。」
「そっか・・・良かった。本当にありがとう!もうあんなことは無いように俺達も頑張るから兵士たちみんながあんな奴ばかりだと思わないでくれるとありがたい。」
「ええ、今の謝罪でそんなことは無いとわかりましたよ。」
「本当に安心しました。」
兵士たちはケンジの言葉に安心をしケンジ達にこれからの事を聞いてくるのだった。
「君達はこれからこの中級ダンジョンを拠点に活動していくのか?」
「はい。そのつもりですよ。」
「生産者なのにすごいもんだな・・・俺がここに勤務になって生産者がきたのははじめてだよ。」
「そうですよね。生産者はみんな初級ダンジョンで活動してますもんね。」
「君はなんで中級に拠点を構えるんだ?」
「ああ、マイがいるからですよ。」ケンジはマイの背中に手を置きマイを紹介したのだった。
「マイは冒険者なので初級ダンジョンばかりじゃ依頼が少ないですからね。」
「君はひょっとして神速のマイマールか?」
「え?あたしの事知っているの?」
「そりゃ知っているよ。君は女の子でソロで活動をCランクまであげた強者だと兵士の中でも有名だよ。」
「マイ、兵士の方々にも有名だなんてすごいじゃないか!」
「まあ、あたしはケンちゃんと一緒にいれたら満足だから・・・」
と兵士たちに褒められてまんざらでもないような顔をして顔を赤らめるのだった。
「そっか、君もパーティーを組むようになってここを拠点にするんだな。それはいいことだと思うぞ。死亡リスクが少なくなり強い冒険者が増えるんだからな。」
「はい!」とマイは微笑むのだった。
「それじゃ俺達は町に帰るとしますね。」
「ああ!気をつけて帰るんだぞ。」
ケンジ達は兵士の気持ちいい言葉に気分がよくなって町に帰るのだった。
「ギル!見てくれ。オリハルコンやアダマンタイトがこんなに掘れるぞ。」
「何でこんなに掘れるのですか?普通じゃあり得ないですよ!」
それを聞きみんなはまた驚きたたずむのだった。それに採掘をしているにもかかわらず魔物が寄ってこないのである。普通なら採掘をしているときの音に魔物が気づき襲ってきてもおかしくないのだが魔物は間隔をあけて少しづつしか襲ってこないのである。
ケンジはこれも幸運の指輪のおかげだと思い気をよくして採掘をドンドン進めるのだった。
「ご主人様!ご飯の準備が出来ました。そろそろ今日はお開きにしてもよろしいのでは?」
ダンジョンの一階でドロップアイテムの肉を料理していたオリヴィアとセイラが声をかけてくるのだった。この料理のにおいに魔物も本来は近づいてくるはずなのに今回はそれもなく安全に料理が出来ていたのだった。
「主、今回のダンジョンは楽でいいな。」
マードックはオークの肉にかぶりつきながらケンジに話しかけるのだった。
「ああ、まさかこんなことになるとは思っていなかったよ。ホント幸運値がこんな結果を出すとはラッキーだった。」
その時、オリヴィアが何かに気づきケンジの肩を揺さぶってきたのだった。
「ご主人様!あれってその幸運の指輪が作用しているんじゃないんですか?」
「オリヴィアなにをそんなに慌てているんだ?もっと落ち着けって。」
「で、あれってなんだ?」
「あれですよあれ!ゴッドオーダーですよ。」
「あ、ああ!なるほどな!その予想は間違ってないかもしれないな。」
「ええ、同じ青鉱石やミスリルの製品の注文書なのにご主人様だけ良い物が報奨がでるのに他の人が出ないのは幸運値の差が出ているかと。」
「ああ、たぶんそれで間違いないだろうな。」
実はそれは半分だけあっているのだが後の半分はレベルが関係していることにまだ気づいていなかったのである。ケンジは生産者にもかかわらず魔物を率先して倒しているので職業レベルが次のようになっているのである。
大魔導士 レベル501
採掘師 レベル53
鍛冶師 レベル35
この数値は生産者にはあり得ないくらい高いのである。なぜかというと生産者は素材を取りに行く時、普通は冒険者を護衛に雇いダンジョンに潜り素材を取りに行くのだが、この時ケンジと違うのは冒険者とパーティーを組んでない事である。
パーティーを組むと魔物を倒したとき経験値が振り分けられるのだが冒険者は少しでも強くなるため護衛対象である生産者とパーティーは組まないのである。魔物を倒したときに得られる経験値を頭数で割ることになるので少しでも早く強くなるための処置であった。
その結果生産者は魔物を討伐し経験値を得るのではなくスキルを上げることでレベルを上げるのである。だから鍛冶のスキルが100.00の人間でも鍛冶師レベル10いかない位低いのである。
これが解るのはもっと後の事になるのだが、ダンジョンから帰った後プリムも裁縫が出来る為少しづつ上げた裁縫がグランドマスターになった時に、ゴッドオーダーを試したのだがプリムもまた良いアイテムが出るのだが、家の事を任せていたミイナもゴッドオーダーをやらせた結果ミイナにはいくらやっても良いもアイテムは出なかったのだった。
このことはギルド関係者、他の生産者も知らないこの検証はケンジ達が中級ダンジョンを攻略した時にゴッドオーダーの魔道具を出した後にやり、ギルドのゴッドオーダーを使って検証しなかったためである。
ケンジ達はゴッドオーダーや色んな謎が解明されたと喜び楽しく食事をしていたのだった。
ケンジ達は1週間中級ダンジョンに篭りあり得ないくらいの鉱石と宝石を手に入れたのである。その中には採掘のスキルが120.00になった時初めて掘れるヒイロカネという激レアな鉱石も含まれていたのだった。
この鉱石は失われた鉱石とも言われ、アダマンタイトのような硬さとミスリルのような魔力を伝えることができ、又オリハルコンのように軽くどんな鉱石や宝石とも相性が良く加工ができる3つの鉱石の良いところを全て兼ね備えている鉱石なのである。
このヒイロカネはたった10kgで5000万ドゴン以上の価値があり天井知らずな金属なのである。ケンジはギルからそのことを聞き恐ろしく思うのと同時にこれは自分たちだけで使うと心に決めるのだった。
「マイ?ボ~っとしてどうしたんだ?」
ケンジが名前を呼んだのに気づきハッとした様子でこちらを向くのだった。
「ケンちゃん・・・に驚いているだけだよ。」
「まあ、自分でも驚いているけどな。」
「ホント、ケンちゃんといると新鮮な事ばかり起きて飽きないよ。」
「まあ、そう言うなって、帰ったらこれらの素材を使って鍛冶をグランドマスターにして刀剣を作ってやれると思うぞ。」
「ホントに!うれしい!!」といいマイはケンジに抱きつきケンジは後ろに倒れ、頭を打つのだった。
それを見たギル達は何とも微笑ましい笑顔で笑うのだった。
1週間経ちケンジ達はダンジョンから出てきて、衛兵に話しかけられたのだった。
「お!君達は1週間前入って行ったパーティーだね。よく無事に帰ってきた。」
「はい!心配してくれてありがとうございます。」
「それでちょっといいかな?」
ケンジ達は初級ダンジョンの事もあり衛兵の言葉に身構えたのだった。
「え?なんですか?」
「あははは!そんなに身構えないでくれ!」
「君達はひょっとして初級ダンジョンで我々の仲間が迷惑を掛けた人たちだろ?」
「はい・・・その通りです。」
「嫌な思いをさせてしまったな・・・俺達からも謝罪させてほしく君達が出てくるのを待っていたんだ。」
それを聞きケンジ達は緊張を解くのだった。
「本当に俺達の仲間が迷惑を掛けて申し訳なかった。」
といいながら周りにいた衛兵の兵士から全員から頭を下げられるのだった。ケンジ達はその行動に驚き固まってしまうのだった。
「あ、もう頭を上げてください!謝罪を受け取らせてもらいます。」
「そっか・・・良かった。本当にありがとう!もうあんなことは無いように俺達も頑張るから兵士たちみんながあんな奴ばかりだと思わないでくれるとありがたい。」
「ええ、今の謝罪でそんなことは無いとわかりましたよ。」
「本当に安心しました。」
兵士たちはケンジの言葉に安心をしケンジ達にこれからの事を聞いてくるのだった。
「君達はこれからこの中級ダンジョンを拠点に活動していくのか?」
「はい。そのつもりですよ。」
「生産者なのにすごいもんだな・・・俺がここに勤務になって生産者がきたのははじめてだよ。」
「そうですよね。生産者はみんな初級ダンジョンで活動してますもんね。」
「君はなんで中級に拠点を構えるんだ?」
「ああ、マイがいるからですよ。」ケンジはマイの背中に手を置きマイを紹介したのだった。
「マイは冒険者なので初級ダンジョンばかりじゃ依頼が少ないですからね。」
「君はひょっとして神速のマイマールか?」
「え?あたしの事知っているの?」
「そりゃ知っているよ。君は女の子でソロで活動をCランクまであげた強者だと兵士の中でも有名だよ。」
「マイ、兵士の方々にも有名だなんてすごいじゃないか!」
「まあ、あたしはケンちゃんと一緒にいれたら満足だから・・・」
と兵士たちに褒められてまんざらでもないような顔をして顔を赤らめるのだった。
「そっか、君もパーティーを組むようになってここを拠点にするんだな。それはいいことだと思うぞ。死亡リスクが少なくなり強い冒険者が増えるんだからな。」
「はい!」とマイは微笑むのだった。
「それじゃ俺達は町に帰るとしますね。」
「ああ!気をつけて帰るんだぞ。」
ケンジ達は兵士の気持ちいい言葉に気分がよくなって町に帰るのだった。
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