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第4章 生産無双へ!
19話 ギルドでの交渉!
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その日ケンジはやる事がなくなってしまったのでやっぱりギルドに依頼清算しにいく事にするのだった。
「なあ!だれかあ~~~いないか?」
「は~~~い!ご主人様、なにかありましたか?」
そこにプリムとシスティナが来てくれたので依頼の清算に行きたいから付き合ってくれるか?
「「はい!わかりました。」」
セバスにはそのことを伝えてもう昼過ぎだが3人でギルドに出かけることにした。
「ご主人様。長い間なんか深刻に色々話していましたが解決いたしましたか?」
「聞いていたのか?」
「まあ、全部は聞いていませんでしたがなんとなくですが・・・」
「まあ、こうゆうのは時間がかかるからなあ・・・今は保留でいいんじゃないのかな・・・」
「あたし達も早くユリアがここの環境に慣れるようにがんばりますよ。」
システィナは主の役に立ちたいとばかりに両手を自分の胸の前に握りこぶしを作って頑張るアピールをするのだった。
「まあ、ほどほどにしてくれよ。こうゆうのは焦ってもしょうがないんだからな。」
「まあ、まかせてくださいよ。」
なぜかプリムもやる気にケンジは嫌な予感しかしなかったのだった。そんな話をしながらギルドに着くと、なぜかケンジの姿をギルド職員が見つけると2,3人の受付嬢が案内を申し出てくるのだった。
「「「ケンジ様。こんにちは!どうぞこちらへ。」」」
なぜか、冒険者ギルドの受付嬢までケンジの案内を申し出てきているのだ。
「受付嬢さん・・・これはいったい何事だ!」
ケンジは専属であるウランに尋ねるのだった。
「ちょっと貴方達は引っ込んでてください!ケンジ様は生産ギルド所属の方なんですから!」
「ケンジ様!ちょっと聞いて下さいませんか?」
プリムとシスティナはケンジの護衛として3人の受付嬢からケンジに近寄らせないようにガードをしていたのだった。
「ははーん・・・冒険者ギルドの受付嬢か。俺達の素材が目当てで言い寄ってきているんだな。」
「その通りでございます!どうか半分で良いので冒険者ギルドの方へお願いできませんか?」
「ちょっと貴方達!それはルール違反でしょ!私達生産ギルドは今まで冒険者ギルドに良い素材が入ってもそんな事した事なかったじゃない!」
「魔物の素材なら冒険者ギルドの方が経験が豊富にあるしケンジ様も納得いく値段で買い取ることが可能かと思います!」
「何言っているのですか!値段は一緒のはずです!」
ケンジは受付嬢を見てこれからする交渉相手にこんな姿を見せて馬鹿だなあと思い笑いを必死に堪えるのがたいへんであった。
「そちらの二人は冒険者ギルドの受付嬢の方ですよね?」
「「はい!そうです。」」
「それじゃすいませんが、お引き取りしてください。」ケンジははっきりとした態度で断るのだった。それを聞きウランはホッとした表情になるが、それをケンジは見逃さなかった。
「ちょ、ちょっと待ってください!貴方のパーティーにはマイマール様もいらっしゃいますよね?」
「でしたら、半分は冒険者ギルドにも買い取らせてください!」
「まあ、そうゆう考えもあるよな・・・」というと今度はウランが焦るのだった。ウランが焦るのは無理もなくケンジはいつも大量の素材を提供してくれるのだ。その生産ギルド始まって以来中級ダンジョンの最深部の素材が半分になってしまうからである。
「ケンジ様!ケンジ様は生産ギルド所属ですから冒険者ギルドは関係ないんですよ!」
「ちょっと余計な事言わないでよ!」
受付嬢がこんなに必死になる訳は、ここのところ魔物の力が強くなってきていて最深部の素材が取れていなかったのである。
最深部まで到達できるパーティーが居なくなってきていたのだった。その為、中級ダンジョン攻略出来たパーティーは本当に久しぶりの快挙だったのである。
「そ、それじゃ!冒険者ギルドの方へも!」
「でも、わざわざ半分づつ納品も面倒だしな・・・」
「そ、そうですよね。そんな面倒なことする必要ないですよ。」ウランも必死にケンジを止めるのだった。
「ケンジ様マイマール様の分だけでも冒険者ギルドの方へお願いします。」
冒険者ギルドの受付嬢は土下座する勢いでケンジに頭を下げるのだった。
「あの、生産ギルドは今まで冒険者ギルドに入ってきた素材をこうして売ってもらったことは本当になかったのですか?」
「そんなことは羨ましく思ったことはあっても絶対ありません!」ウランはきっぱりと言い切るのだった。
「じゃあ、もし俺がそれをやったら初めての事案になるんだ。」
「け、ケンジ様・・・そんなことしなくてもいいのですよ!こっちでも優秀なスタッフがいるのですから問題はないです。」
「ですよね!とゆう訳でお二人さんはお引き取りください!それと言っておきますがこれらの素材は半分はマイの分じゃないですよ。」
「ですが、ケンジ様とマイマール様のパーティーなんだから半分はそうなるじゃないですか。それとも全部ケンジ様の物と主張するのですか?」
「いいえ、ちがいます!これらは俺とマイとその仲間全部!みんなの物です。半分は俺の物だなんて主張するなんてさらさらないですよ。」
ケンジはニッコリと笑うのだった。その言葉にウランはホッとし生産ギルドに全部売ってもらえると確信するのだった。
「受付嬢(ウラン)さん!貴方達ももっとギルドが一つの建物に収まって情報共有できるならもっと冒険者ギルドとも色んなことを共有してくださいよ。」
「でも、情報さえ共有していたらスムーズに運ぶことなので・・・」
「じゃあこの状況はどうなっているのですか?スムーズに運んでいましたか?」
「じゃあ、どうすればいいのですか!」
「どうすればって!えーっとそれって俺が決めれる事なんですか?決めれるなら口を出しますがいいんですか?」
「いや・・・それは・・・」
「それって逆切れですよね!俺から言えるのは先ほどのような事はギルド内ですませておけって事ですよ!俺を巻き込むな!」
ケンジはギルドの態度が本当に我慢がならなくて大きな声を出して怒鳴ってしまったのだった。
「申し訳ありません!」ウランはケンジの気迫に寿命が縮んだのだった。
「でだ、俺にこれだけ迷惑を掛けたんだ迷惑料として高額で素材を買い取ってもらうからな!」
「そ、そんな・・・」
「そんなじゃない!買い取って貰えないなら冒険者ギルドに半分持って行ってもいいんだな?」
その言葉にウランは血の気が引くのだった。
「わ!わかりました!できるだけ高額で買い取らせてもらうのでよろしくおねがいします!」とウランは深々と頭を下げるのだった。
ケンジは倉庫にいき中級ダンジョンで取れたボス以外の素材以外を出すのだった。
「これで全部だ!清算はやっぱり2,3日かかりそうか?」
「そうですね、これだけの量になるとそれぐらいかかりそうですね。」
「それじゃ依頼ぶんのインゴットのお金だけ今日は持って帰るよ。」
「あ、あのケンジ様・・・中級ダンジョンの魔物の素材はこれだけですか?」
「ああ、買い取って貰うのはこれだけだよ。」
「あの・・・ダンジョンボスの素材は?・・・売らないのですか?」
「ああ!あの素材は自分達で使うから売るつもりはないよ。」
「えええ!そんなこと言わないでそのメインの素材もお願いします!噂に聞いた所レッドタイガーの変異種だときいてますよ。」
「ったく、そうゆう自分に有利な情報だけは早いんだな・・・あの素材は俺達パーティー強化のために使うから駄目だ!」
「えええ・・・そんなこと言わず肉だけでも売ってもらえませんか?」
「肉も高級品でうちの連中で処理するつもりだから無理!」
プリムとシスティナはそんな高級肉を食べれると聞いて「きゃあ~~~!」と大きな悲鳴をあげるのだった。
「ま、まさか・・・レッドタイガーの肉を奴隷にも与えているのですか?」
ウランは信じられないという顔をしていたのだった。
「ああ、そうだよ。うちは人数が多いからな。あれくらいの量はすぐ無くなるから肉もいるんだよ。ご飯はみんな一緒に一緒の物を食べるから美味しいんだよ。」
「そそ・・・そんな・・・その肉を売ったお金で奴隷食を与えたらいいじゃないですか・・・」
「いや!内には内のルールがあるし奴隷食なんかで栄養がつく訳ないからダメだ!見て見ろこのシスティナとプリムの体形を!すっごい健康だから中級ダンジョンでも俺の護衛が務まるんだぞ。」
「でも、奴隷の食べ物として普通じゃないですか!」
「この世界では確かに普通なのかもしれないけど俺の中で普通じゃないからダメだ!」
「毛皮だって使わないでしょ?」
「ああ、あれは軽装備の材料として文句のない上等のものだよ。あの材料を使って装備を作ればパーティー強化に十分役に立つものだよ。」
「そ、そんなあ・・・肉だけでも半分売ってほしいんですが・・・」
「あの・・・受付嬢さん。売る売らないは討伐した人の勝手ですよね?」
「ですが・・・こんな機会めったにないのです・・・お願いですから・・・後生です・・・」
「ったく・・・このギルドはホントありえないよな・・・肉だけですよ。」
その言葉にプリムとシスティナは「ええ~~~・・・」というため息をもらすのだった。ウランはプリムたちを鋭い目つきで睨むのだった。
「奴隷なんだから文句言わないでください!」
「受付嬢!なんだその態度は!俺は売るつもりないと言ってたのに、そっちの意向に合わせようとしているんだぞ。」
「全部売らなくてもいいんだぞ!」
「あああ・・・すいません・・・」
「謝るのは俺にじゃないだろ!二人に謝ってくれ。」
ウランは奴隷に謝る?何を言っているんだと言う様な顔をするのだった。その態度を見てケンジは出した素材をインベントリに収納しだすのだった。その行動に顔を青くするウラン・・・
「ケンジ様ごめんなさい・・・許してください・・・」
「だ・か・ら!謝罪する相手が違うだろ!」
ウランはプライドをズタズタにされ震えながらプリムとシスティナに土下座をするのだった。
「今度また俺の仲間にそんな口を聞いたら許さないからな!」
ケンジは収納した素材を元あった場所に戻すのだった。そしてレッドタイガーの肉を500kgを出すのだった。
「この肉がボスモンスターですか?」
「ああ、そうだ!1tあるから半分の500kgでいいよな?でだ、こいつは特別だから何割増しで買ってくれるんだ?」
「あのケンジ様・・・他の素材は高めで買うのでこの肉だけは通常価格でお願いできませんか?」
「受付嬢さん?何を言っているんだ?このボスの素材が欲しいと無理を言っているのはそっちだぞ。」
「もう他の素材でめいいっぱいなのです・・・そこまで頑張らせてもらってるのでどうかお願いします。」
「ご主人様!こんなに言われて売ることは無いと思います!」
システィナも我慢の限界に達したのか普段は口を挟まないのだが口を出してしまうのだった。
「奴隷が生意気です!口を出さないでください!」
「ああ!アンタはまだわかってないのか?どうゆう立ち位置なのか!」
「ケンジ様ごめんなさい・・・奴隷にあんな事言われたことないのでつい・・・」
「ああ・・・わかったよ・・・これ以上ギルドとギクシャクしても俺にとってもマイナスになるし、この肉だけ通常値段で我慢してやるよ。」
「ケンジ様!ありがとうございます!」
「ただし勘違いするなよ。これは貸しだからな!何かあった時はこちらの言う事を聞いてもらうからな。」
「はい。たしかに!」
「じゃあ、2,3日後にお金を受け取りに来るからちゃんと用意しておいてくれ。」
ケンジは依頼の清算をすませて屋敷に帰るのだった。ケンジ達がギルドから出て行ったあとウランはやっぱりケンジは子供だなぁと侮っていたのだった。
それもそのはずで受付嬢は売り上げの為ならいくらでも頭を下げるものなのだ。それにコロッと騙され肉も通常価格で買い取れたので他の素材を抜きにしても売り上げは凄い物となるのである。ウランはこの交渉は大勝利だと確信していたのだった。
「ご主人様・・・ホントに良かったのですか?」
「ん?なにがだ?」
「「あの肉を売ったことがですよ!」」
「お前たちは本当に俺が半分も売ったと思っているのか?思い出してみろレッドタイガーの体格を!」
「「そ、そういえば・・・あの体格からして1tでは収まらなかったような・・・」」
「そうゆうことだ。半分売ったと見せて実は8分の1しか売ってないどころかギルドに貸しも作れてこっちの方が十分実入りがあったんだぞ。」
「さすが、ご主人様です!」
「それにギルドはこれから困ると思うぞ!」
「「え?なにがですか?」」
「何がですかって・・・いいかよく考えるんだ。これからギルドは俺達に借りがある分強く出れないのはわかるな。」
「「うんうん」」
「で、俺達はこれからどこを拠点にするんだ?」
「「あ!」」
「そうゆう事だ!これから先ほどの素材なんか価値の薄い物に成り下がるんだぞ。これから強く出れない相手にどうゆう交渉になるのかホント楽しみだな。はははははは!」
ケンジのその姿にシスティナ、プリムの二人は背筋が寒くなり震えあがるのである。
「ご主人様ってホント敵に回さないほうがいいよね・・・」
「うんうん・・・・怖いです・・・」
「お前たちも切り札は中々言わず出し惜しみをするように心がけるんだぞ。」
「俺の一番好きな言葉は【出し惜しみは知っている者の特権だ!】を心がけている!」
こうして、3人は良い気分で家に帰るのだった。
「なあ!だれかあ~~~いないか?」
「は~~~い!ご主人様、なにかありましたか?」
そこにプリムとシスティナが来てくれたので依頼の清算に行きたいから付き合ってくれるか?
「「はい!わかりました。」」
セバスにはそのことを伝えてもう昼過ぎだが3人でギルドに出かけることにした。
「ご主人様。長い間なんか深刻に色々話していましたが解決いたしましたか?」
「聞いていたのか?」
「まあ、全部は聞いていませんでしたがなんとなくですが・・・」
「まあ、こうゆうのは時間がかかるからなあ・・・今は保留でいいんじゃないのかな・・・」
「あたし達も早くユリアがここの環境に慣れるようにがんばりますよ。」
システィナは主の役に立ちたいとばかりに両手を自分の胸の前に握りこぶしを作って頑張るアピールをするのだった。
「まあ、ほどほどにしてくれよ。こうゆうのは焦ってもしょうがないんだからな。」
「まあ、まかせてくださいよ。」
なぜかプリムもやる気にケンジは嫌な予感しかしなかったのだった。そんな話をしながらギルドに着くと、なぜかケンジの姿をギルド職員が見つけると2,3人の受付嬢が案内を申し出てくるのだった。
「「「ケンジ様。こんにちは!どうぞこちらへ。」」」
なぜか、冒険者ギルドの受付嬢までケンジの案内を申し出てきているのだ。
「受付嬢さん・・・これはいったい何事だ!」
ケンジは専属であるウランに尋ねるのだった。
「ちょっと貴方達は引っ込んでてください!ケンジ様は生産ギルド所属の方なんですから!」
「ケンジ様!ちょっと聞いて下さいませんか?」
プリムとシスティナはケンジの護衛として3人の受付嬢からケンジに近寄らせないようにガードをしていたのだった。
「ははーん・・・冒険者ギルドの受付嬢か。俺達の素材が目当てで言い寄ってきているんだな。」
「その通りでございます!どうか半分で良いので冒険者ギルドの方へお願いできませんか?」
「ちょっと貴方達!それはルール違反でしょ!私達生産ギルドは今まで冒険者ギルドに良い素材が入ってもそんな事した事なかったじゃない!」
「魔物の素材なら冒険者ギルドの方が経験が豊富にあるしケンジ様も納得いく値段で買い取ることが可能かと思います!」
「何言っているのですか!値段は一緒のはずです!」
ケンジは受付嬢を見てこれからする交渉相手にこんな姿を見せて馬鹿だなあと思い笑いを必死に堪えるのがたいへんであった。
「そちらの二人は冒険者ギルドの受付嬢の方ですよね?」
「「はい!そうです。」」
「それじゃすいませんが、お引き取りしてください。」ケンジははっきりとした態度で断るのだった。それを聞きウランはホッとした表情になるが、それをケンジは見逃さなかった。
「ちょ、ちょっと待ってください!貴方のパーティーにはマイマール様もいらっしゃいますよね?」
「でしたら、半分は冒険者ギルドにも買い取らせてください!」
「まあ、そうゆう考えもあるよな・・・」というと今度はウランが焦るのだった。ウランが焦るのは無理もなくケンジはいつも大量の素材を提供してくれるのだ。その生産ギルド始まって以来中級ダンジョンの最深部の素材が半分になってしまうからである。
「ケンジ様!ケンジ様は生産ギルド所属ですから冒険者ギルドは関係ないんですよ!」
「ちょっと余計な事言わないでよ!」
受付嬢がこんなに必死になる訳は、ここのところ魔物の力が強くなってきていて最深部の素材が取れていなかったのである。
最深部まで到達できるパーティーが居なくなってきていたのだった。その為、中級ダンジョン攻略出来たパーティーは本当に久しぶりの快挙だったのである。
「そ、それじゃ!冒険者ギルドの方へも!」
「でも、わざわざ半分づつ納品も面倒だしな・・・」
「そ、そうですよね。そんな面倒なことする必要ないですよ。」ウランも必死にケンジを止めるのだった。
「ケンジ様マイマール様の分だけでも冒険者ギルドの方へお願いします。」
冒険者ギルドの受付嬢は土下座する勢いでケンジに頭を下げるのだった。
「あの、生産ギルドは今まで冒険者ギルドに入ってきた素材をこうして売ってもらったことは本当になかったのですか?」
「そんなことは羨ましく思ったことはあっても絶対ありません!」ウランはきっぱりと言い切るのだった。
「じゃあ、もし俺がそれをやったら初めての事案になるんだ。」
「け、ケンジ様・・・そんなことしなくてもいいのですよ!こっちでも優秀なスタッフがいるのですから問題はないです。」
「ですよね!とゆう訳でお二人さんはお引き取りください!それと言っておきますがこれらの素材は半分はマイの分じゃないですよ。」
「ですが、ケンジ様とマイマール様のパーティーなんだから半分はそうなるじゃないですか。それとも全部ケンジ様の物と主張するのですか?」
「いいえ、ちがいます!これらは俺とマイとその仲間全部!みんなの物です。半分は俺の物だなんて主張するなんてさらさらないですよ。」
ケンジはニッコリと笑うのだった。その言葉にウランはホッとし生産ギルドに全部売ってもらえると確信するのだった。
「受付嬢(ウラン)さん!貴方達ももっとギルドが一つの建物に収まって情報共有できるならもっと冒険者ギルドとも色んなことを共有してくださいよ。」
「でも、情報さえ共有していたらスムーズに運ぶことなので・・・」
「じゃあこの状況はどうなっているのですか?スムーズに運んでいましたか?」
「じゃあ、どうすればいいのですか!」
「どうすればって!えーっとそれって俺が決めれる事なんですか?決めれるなら口を出しますがいいんですか?」
「いや・・・それは・・・」
「それって逆切れですよね!俺から言えるのは先ほどのような事はギルド内ですませておけって事ですよ!俺を巻き込むな!」
ケンジはギルドの態度が本当に我慢がならなくて大きな声を出して怒鳴ってしまったのだった。
「申し訳ありません!」ウランはケンジの気迫に寿命が縮んだのだった。
「でだ、俺にこれだけ迷惑を掛けたんだ迷惑料として高額で素材を買い取ってもらうからな!」
「そ、そんな・・・」
「そんなじゃない!買い取って貰えないなら冒険者ギルドに半分持って行ってもいいんだな?」
その言葉にウランは血の気が引くのだった。
「わ!わかりました!できるだけ高額で買い取らせてもらうのでよろしくおねがいします!」とウランは深々と頭を下げるのだった。
ケンジは倉庫にいき中級ダンジョンで取れたボス以外の素材以外を出すのだった。
「これで全部だ!清算はやっぱり2,3日かかりそうか?」
「そうですね、これだけの量になるとそれぐらいかかりそうですね。」
「それじゃ依頼ぶんのインゴットのお金だけ今日は持って帰るよ。」
「あ、あのケンジ様・・・中級ダンジョンの魔物の素材はこれだけですか?」
「ああ、買い取って貰うのはこれだけだよ。」
「あの・・・ダンジョンボスの素材は?・・・売らないのですか?」
「ああ!あの素材は自分達で使うから売るつもりはないよ。」
「えええ!そんなこと言わないでそのメインの素材もお願いします!噂に聞いた所レッドタイガーの変異種だときいてますよ。」
「ったく、そうゆう自分に有利な情報だけは早いんだな・・・あの素材は俺達パーティー強化のために使うから駄目だ!」
「えええ・・・そんなこと言わず肉だけでも売ってもらえませんか?」
「肉も高級品でうちの連中で処理するつもりだから無理!」
プリムとシスティナはそんな高級肉を食べれると聞いて「きゃあ~~~!」と大きな悲鳴をあげるのだった。
「ま、まさか・・・レッドタイガーの肉を奴隷にも与えているのですか?」
ウランは信じられないという顔をしていたのだった。
「ああ、そうだよ。うちは人数が多いからな。あれくらいの量はすぐ無くなるから肉もいるんだよ。ご飯はみんな一緒に一緒の物を食べるから美味しいんだよ。」
「そそ・・・そんな・・・その肉を売ったお金で奴隷食を与えたらいいじゃないですか・・・」
「いや!内には内のルールがあるし奴隷食なんかで栄養がつく訳ないからダメだ!見て見ろこのシスティナとプリムの体形を!すっごい健康だから中級ダンジョンでも俺の護衛が務まるんだぞ。」
「でも、奴隷の食べ物として普通じゃないですか!」
「この世界では確かに普通なのかもしれないけど俺の中で普通じゃないからダメだ!」
「毛皮だって使わないでしょ?」
「ああ、あれは軽装備の材料として文句のない上等のものだよ。あの材料を使って装備を作ればパーティー強化に十分役に立つものだよ。」
「そ、そんなあ・・・肉だけでも半分売ってほしいんですが・・・」
「あの・・・受付嬢さん。売る売らないは討伐した人の勝手ですよね?」
「ですが・・・こんな機会めったにないのです・・・お願いですから・・・後生です・・・」
「ったく・・・このギルドはホントありえないよな・・・肉だけですよ。」
その言葉にプリムとシスティナは「ええ~~~・・・」というため息をもらすのだった。ウランはプリムたちを鋭い目つきで睨むのだった。
「奴隷なんだから文句言わないでください!」
「受付嬢!なんだその態度は!俺は売るつもりないと言ってたのに、そっちの意向に合わせようとしているんだぞ。」
「全部売らなくてもいいんだぞ!」
「あああ・・・すいません・・・」
「謝るのは俺にじゃないだろ!二人に謝ってくれ。」
ウランは奴隷に謝る?何を言っているんだと言う様な顔をするのだった。その態度を見てケンジは出した素材をインベントリに収納しだすのだった。その行動に顔を青くするウラン・・・
「ケンジ様ごめんなさい・・・許してください・・・」
「だ・か・ら!謝罪する相手が違うだろ!」
ウランはプライドをズタズタにされ震えながらプリムとシスティナに土下座をするのだった。
「今度また俺の仲間にそんな口を聞いたら許さないからな!」
ケンジは収納した素材を元あった場所に戻すのだった。そしてレッドタイガーの肉を500kgを出すのだった。
「この肉がボスモンスターですか?」
「ああ、そうだ!1tあるから半分の500kgでいいよな?でだ、こいつは特別だから何割増しで買ってくれるんだ?」
「あのケンジ様・・・他の素材は高めで買うのでこの肉だけは通常価格でお願いできませんか?」
「受付嬢さん?何を言っているんだ?このボスの素材が欲しいと無理を言っているのはそっちだぞ。」
「もう他の素材でめいいっぱいなのです・・・そこまで頑張らせてもらってるのでどうかお願いします。」
「ご主人様!こんなに言われて売ることは無いと思います!」
システィナも我慢の限界に達したのか普段は口を挟まないのだが口を出してしまうのだった。
「奴隷が生意気です!口を出さないでください!」
「ああ!アンタはまだわかってないのか?どうゆう立ち位置なのか!」
「ケンジ様ごめんなさい・・・奴隷にあんな事言われたことないのでつい・・・」
「ああ・・・わかったよ・・・これ以上ギルドとギクシャクしても俺にとってもマイナスになるし、この肉だけ通常値段で我慢してやるよ。」
「ケンジ様!ありがとうございます!」
「ただし勘違いするなよ。これは貸しだからな!何かあった時はこちらの言う事を聞いてもらうからな。」
「はい。たしかに!」
「じゃあ、2,3日後にお金を受け取りに来るからちゃんと用意しておいてくれ。」
ケンジは依頼の清算をすませて屋敷に帰るのだった。ケンジ達がギルドから出て行ったあとウランはやっぱりケンジは子供だなぁと侮っていたのだった。
それもそのはずで受付嬢は売り上げの為ならいくらでも頭を下げるものなのだ。それにコロッと騙され肉も通常価格で買い取れたので他の素材を抜きにしても売り上げは凄い物となるのである。ウランはこの交渉は大勝利だと確信していたのだった。
「ご主人様・・・ホントに良かったのですか?」
「ん?なにがだ?」
「「あの肉を売ったことがですよ!」」
「お前たちは本当に俺が半分も売ったと思っているのか?思い出してみろレッドタイガーの体格を!」
「「そ、そういえば・・・あの体格からして1tでは収まらなかったような・・・」」
「そうゆうことだ。半分売ったと見せて実は8分の1しか売ってないどころかギルドに貸しも作れてこっちの方が十分実入りがあったんだぞ。」
「さすが、ご主人様です!」
「それにギルドはこれから困ると思うぞ!」
「「え?なにがですか?」」
「何がですかって・・・いいかよく考えるんだ。これからギルドは俺達に借りがある分強く出れないのはわかるな。」
「「うんうん」」
「で、俺達はこれからどこを拠点にするんだ?」
「「あ!」」
「そうゆう事だ!これから先ほどの素材なんか価値の薄い物に成り下がるんだぞ。これから強く出れない相手にどうゆう交渉になるのかホント楽しみだな。はははははは!」
ケンジのその姿にシスティナ、プリムの二人は背筋が寒くなり震えあがるのである。
「ご主人様ってホント敵に回さないほうがいいよね・・・」
「うんうん・・・・怖いです・・・」
「お前たちも切り札は中々言わず出し惜しみをするように心がけるんだぞ。」
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第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
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