異世界転移で生産と魔法チートで誰にも縛られず自由に暮らします!

本条蒼依

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第9章 Freedom国の発展!

65話 女神の罰

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 ケンジは、王国・帝国・聖国の道筋を立てようやく責任を取らせる事に、成功したのである。
 そして、聖国での噂はあっという間に広がり、1500年ぶりに女神が降臨し、クローティアの口から直接Freedomは悪くないと発言があったのである。
 これには、大陸中の国や人々が戦々恐々としたのは言うまでもなく、地球と違って、ガイアースの世界では神の存在が格率されているのだ。
 そんな世界で、女神クローティアの友人に対して、魔王の生まれ変わりと冤罪をでっちあげ、戦争をした国にいたら罰が当たるといって、Freedom国に移住を決める聖国の信徒達も多数いたのである。
 ケンジは、今回聖都にはペナルティーを課さなかった。これは女神クローティアの顔を立てた事にあり、クローティアが聖国に対し何かしらの罰を与えたからだ。

 そして、Freedom国に帰還したケンジは、早速護衛を引き連れて教会へとやってきたのだった。

「ご主人様、何でいきなり教会へ?」

「システィナ……お前は色々と気にならないのか?」

「えっ?」

「「「何か気になる事って?」」」

「なんだ?お前達も一緒になって!お前達はもっといろんな事に、関心を持つことをお勧めするぞ……護衛だけやってればいいって、思っていたら成長はそこで止まるんだからな」

「「「「なんですか、それは!」」」」
「あたし達だって、まだ成長しているんですからね!」

 オリヴィアは、自分のバストを持ち上げシナを着くのだった。それを見た、システィナとセイラは舌打ちをした。

「あんた!まだ成長しているの!」

「ご主人様の作った女性用の下着に変えてから、又成長したのよねえ」

 オリヴィアは、自分のスタイルを、システィナに見せびらかすようにポーズをとったのである。

「ねえ、セイラ……モイでもいいかしら……」

「良いと思うわ!成長してんだからまた出てくるでしょ!」

「ちょっと、怖い事言わないでよね!」

「「きぃ~~~~~~!ちょっと、バストが大きいからっていい気になって!」」

 ケンジは、その様子を見ていざこざが終わり、少し日常に戻ったのかと思って笑みをこぼしたのである。



「これは、ケンジ様こんなとこにようこそ!」

「シスターこんにちは。礼拝してもいいですか?」

「どうぞ!どうぞ!」

 まだ、聖国でクローティアが降臨した事は、ここまで噂は来ていないようだった。

 シスターが、ケンジの姿に驚いたのは、テンペの町の時のように孤児院の経営で補助金が足りないようなことは無く、ちゃんと出資されていた事にあるからだ。
 その為、孤児院の子供達は町の屋台を恨めしそうに見ることは無く、のびのびと楽しく生活できていたのである。
 そして10歳になると、Freedom国のギルドに登録し Fランクの仕事をし始めるのである。街中の配送や草むしりといった依頼を受け、今まで孤児院で暮らせてきた恩を町の人に返していくのである。
 孤児院の食料は 農家の人達からの野菜や果物も多く含まれていたのは、シスター達が子供達に口を酸っぱくして教えていたから、子供達は町の雑用を進んで受けるようになるのである。

 ケンジは、シスターと孤児院の事を少し聞き 問題は無いことを知るのである。そして、礼拝堂の奥に行き女神クローティアの神像の前で、膝をつきお祈りをしたのだった。
 すると、ケンジはスッとエレベーターに乗った感覚になり、目を開けるとそこは最初に訪れた庭先であり、クローティアがお茶をしてニッコリ微笑んでいたのである。

「ケンジさん、このたびは本当にありがとうございました」

「いや……別にそれはいいんだが、本当にあれで良かったのか?」

「えぇ……大丈夫ですよ。信徒達にはお灸をすえておきましたから、苦労するはずですよ」

「お灸って何をしたんだ?神様のお灸って なんかすっげー怖いんだけど!」

「聞きたいですか?」

 クローティアはニッコリ微笑みながら言ってきたが、その笑顔がとても怖かったのである。

「何をもって、お灸と言うのか興味はあるけどな」

「信徒達の聖属性適正を取らせていただきました……これによりヒールやキュアは一切使えなくなります」

「まじかよ……それで、どうやって教会が成り立つんだ?」

「今日から、信徒達には本来ある姿で修業を積んでいただきます。毎朝ちゃんと、毎日3年間3時間陽が昇る時間からお祈りをしていただき、神への信仰心を育ててもらい似非聖職者ではなく、ちゃんとした聖職者へとなっていただきます。信仰心が生まれた時、一緒に聖属性の適性がでるようにしました」

「要は金の亡者なく、聖職者となってもらうって事か……」

「その通りです。今まで、信徒の中にはもう信仰心がある不遇な扱いをされていた、神父やシスターがいっぱいいますからね。聖女を中心にその人達が周りを固めて、教会を盛り上げてくれるでしょう」

「なるほど!確かにそうする事で、本当に信仰心のある人は毎日お祈りをする事で本当に聖職者となり、それが出来ない人は教会から出て行かざるを得なくなり、教会の膿を出す事となるのか」

「人間が、毎朝毎日早朝から3年間毎日欠かさず、お祈りをするのは本当に大変な事です。ですが、信仰心が生まれてもそこからが又修業がスタートするのです。そうして、本来ある姿になってもらいます」

「でも、ティアさんの本心は、聖教国を潰そうとしてたんじゃないのか?」

「……何故そう思うのですか?」

「なんでかな?教皇や大司教のような人間に、自分が利用されてティアさんも、我慢ならなかったような感じがしてさ……」

「やっぱり、ケンジさんはあんな時でさえよく見てますね。その通りです!聖女が、あのまま統率者にならず自由を選択していれば、それでもいいと思っていたのは確かです」

「でも、そうなってたら、この世界は終わっていたよな?」

「まあ、その通りですね。ケンジさんが大往生したら、次の転移者は無かったかもしれませんね」

「こ、怖っ!」

「転移者がいなくなり、その時どうなっているかわかりませんが、地球からの魔素の供給はなくなっていたでしょうね」

「そうなってたら、ガイアースの未来はなかったのか……聖女は、世界を救ったと言っても過言ではないな」

「まあ、そう悲観する事でもないですよ。聖教国が無くなれば、その代わりはFreedom国になっていたわけですから!」

 クローティアは、さらっと聞き捨てならないことを言ったのである。

「はっ⁉ティアさん何を言っているんだよ!」

「そりゃ当然でしょ?わたくしは、ケンジさんを気に入っているんですよ。聖教国がなくなれば、その拠点をFreedom国にするに決まっているではありませんか」

「なっ⁉」

「それに、ケンジさんの友人と言ってますが、わたくしは貴方の伴侶ですからね。」

「だけど、今はまだ友人じゃないか」

「ええ!分かってますよ……だからあの場では、わたくしも友人のていで話をしたじゃないですか!」

 クローティアは、拗ねた様に頬を膨らませて文句を言ったのだった。

「話は戻るが、Freedomが聖教国の代わりになるとは思えないけどな」

「代わりにならなければそれはそれでいいのですよ。神の信心は国じゃありません!個人の心の中にあるのですからね。拠点を移すと言ったのは、わたくし個人の都合です」

「なるほどな!でもティアさんには、今回降臨までしてくれて、本当に助かったよ。ありがとな」

「いえ、わたくしもケンジさんが聖教国に出向いてくれたおかげで降臨できただけです」

 クローティアが降臨できたのは、ケンジの存在が最重要であるのだ。今の聖女では、コンタクトを取るのが精一杯で、個人的にクローティアの言葉を聞こえるだけなのだ。
 聖女が成長しレベルが上がり、信仰心のスキルが上がれば会話も出来るようになるのだが、その昔誰でもコンタクトが取れると言ったのは、信仰心があれば、お祈りすれば神の存在を感じ取れる事が出来ると言う事で、会話ができるわけではないのだ。

「でも、なんで俺がいないと降臨は出来ないんだ?」

「ケンジさん、貴方はガイアースで1500年ぶりに、わたくしの加護である上位の寵愛を受けているからですよ」

「って事は、1500年前に寵愛を受けた人がいるって事か?」

「その通りです!」

 ケンジは、少し複雑な気持ちとなったのである。自分以外にも、、クローティアの寵愛を受けていた人がいた事を知ったからである。
 それを見たクローティアは微笑んだのである。

「なんですか?ケンジさんやきもちを焼いてくれるのですか?」

 ケンジが、やきもちをやいてくれるのを見て、クローティアはニヤニヤしたのだった。

「いや……そうじゃないけど、なんか複雑な気持ちになっただけで……」

「ケンジさん……安心してください!わたくしの心は貴方の物ですよ。寵愛と言う文字に引っ張られてますが、今までその称号を持った人物は、過去に2人でありケンジさんで3人目ですが、他の二人は聖女である女性です」

「そ、そうなんだ!」

 ケンジは、ホッとしてため息をついたのだった。

「もう!ケンジさんたら可愛いんだから!」

「そんなんじゃないから!」

 ケンジは否定したが、クローティアにそんなことが通じる訳もなく、ずっと冷やかされていたのだった。

「もうそろそろ時間ですね……今回の件では、本当にご迷惑をかけて申し訳ありませんでした。そして、わたくしに任せてくれてありがとうございます」

「いや、俺が何かをやるより聖国の対処は、ティアさんがやった方が早く収まると思うし、俺も厄介事がなくなって助かったよ。本当にありがと!」

 そういって、ケンジは現世に戻っていったのである。そして、ケンジは今回最大の元凶ともいえる組織の事を考えていたのだった。


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