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12話 キャラバン
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マサルは、ソフィアとルナに自分の隠し事を全部話した。ソフィアとルナは、マサルが時々見せる態度が大人みたいだったのを、その説明で納得していた。
「それで、ご主人様は子供の割には話し方が丁寧だったのですね」
「まあ、周りに波風をたてないように生きていたから……そういう話し方が抜けないだけかな」
「でも、ここではそんな感じで話すご主人様に、村の人達は好感をもっていますよ」
「それならいいんだけどね」
マサルが、うちあかしたことは絶対にしゃべらない事となった。そのことを踏まえてソフィアとルナは色々な事をマサルに教えていったのだった。
マサル達は、そうやって店の準備をして3ヶ月後やっと店を開けることになったのだ。店を開くまでの間、ルナは店のカウンターや棚を作っていた。そして、たまに村の周辺を探索し、フォレストボアやウルフを狩って村人におすそ分けをして、反対に野菜などを貰って来たりしていた。ソフィアは、家事を専属にやってマサルを助けていた。
マサルは店の準備の為、ルナを手伝いカウンターや棚、床の修繕をして、ルナが村の周辺に行くときは一緒に行動し薬草や毒草の採取を行なった。
ヒールポーションは薬草をすり潰し、錬金術で成分を抽出し魔力水と混ぜ合わせる事で出来る。魔力水は魔法で出すウォーターのことだ。
キュア(解毒)ポーションは毒草と薬草の成分を抽出し、一対二の割合で配合し魔力水と混ぜ合わせる事で出来るのである。その為キュアポーションはヒールポーションより高額になる。
とりあえず、マサルはこの2種類のポーションを売っていくつもりで製作していくことにした。冒険者が来たときの為に、ストレングスやプロテクションポーションも在庫を用意はしていた。
いつ求められるかわからないが、マサルには収納箱がある為在庫を抱えても、腐る事はなく保管できるため作り置きをしておくことができた。
「ソフィア、悪いけど鍛冶屋の親父さんの所にガラス瓶を引取りに行って貰えるか?」
「はーい。リアカーは物置にあるから使ってくれよ」
「わかりました」
マサルはポーションを詰める瓶を、鍛冶屋の親父さんに頼んでいた。鍛冶屋では、剣やプレートメイルだけを作っているだけではなくて、炉の中に珪砂をいれる事で、ドロドロに溶かし瓶も作っている。ドワーフが作る工芸品は美しく、人気のガラス細工なども売っている。
マサルは、鍛冶屋の親父さんにポーションをいれる瓶を頼んでいた。工芸品とは違って、小さい瓶なので安く仕入れる事が出来る。
やはり、ルナの言った通り、大きめであるこの村はいろんな職種の人間がいて、マサルは助かっていた。マサルは錬金術師なので、瓶を作ろうと思えば製作可能である。珪砂と炎をを掛け合わし、錬金術の結合を使う事で瓶を生み出す事ができるのだ。
しかし、あえて周りの人間に頼む事でコミニュケーションを取って、村での生活を過ごし易くしていた。
そんな中でマサル達は、村での生活を平穏に過ごしていた。そんな時、マサルがこのモーレンの村に来たとき、門番をしていたルーデンスが、店に飛び込んできたのだった。
「おい!マサル、ポーションを出来るだけ用意してもらえないか?」
「どうかしたのか?」
「この村に来た行商人が魔物に襲われたみたいなんだ!怪我人が多数いてポーションをわけてほしいんだ」
「わ、わかった!ソフィア!店番をよろしく頼む」
「わかりました」
この時ルナは、村の周辺に薬草を取りに行っていて、村にはいなかったのだ。
「ルーデンスさん、けが人はどれくらいいるんですか?」
「それが大量なんだ。冒険者達は今だ魔物と戦っているらしく、行商人だけこの村に逃げてきたみたいなんだが、結構まずい事になっている」
「まずいこと?」
「ああ……森の中にゴブリンの集落が出来ているみたいなんだ。そのゴブリンに行商人達は襲われたみたいだ……」
ルーデンスとマサルは、話しながら村の門に走った。するとそこには、血まみれになった行商人達がいた。
モーレンの村にマサルが住んだことで、数多くの行商人が来ていた。ポーションを仕入れるつもりで、モーレンの村にキャラバンを組んでやってきていたのだ。
「こ、これを配ってくれますか?」
「わ、わかった!」
村の人達は、マサルからポーションを受け取り、怪我をしている行商人に配っていった。
中には傷が深くてポーションを二、三本使う事になる人間もいた。助かった人間は涙を流し喜んで、マサルに握手を求める行商人も多数いた。
「本当にありがとう!」
「ありがとう!」
中には腕の亡くなった人間もいたが、命が助かっただけでも御の字だった。そんな騒動の中、護衛をしてきた冒険者も、モーレンの村に帰って来た。
「村長はいるか?」
冒険者はすぐに村長の面会を求めたのだった。
「おい!ハッサン何があったんだ?」
「おお!いい所にルーデンスも聞いてくれ」
ハッサンは冒険者でもベテランの域にいる冒険者でルーデンスとも顔見知りだった。
そして、今回襲ってきたゴブリンの数が100匹以上だったのだ。つまり、森の中にゴブリンの大集落が出来ている可能性が大きくて、すぐにでもギルドに討伐依頼を出した方がいいとのことだった。
「まさか!そんな……」
「これを見てくれ!こんな大量にゴブリンの素材があるんだぞ」
ハッサンはゴブリンの角と魔石を見せたのだった。襲ってきたゴブリンの素材をハッサンは証拠とばかりに村長達にみせた。
その素材の数に村長達は血の気が引いて、すぐにギルドに連絡をいれたのだった。
そして、ルーデンスはハッサンに今回は何でこの村にあんなにも大量の行商人を護衛をしてきたのか聞いた。
「お前達は知らないだろうが、町ではモーレンの村のポーションが人気になっているんだよ」
「どういう事だ?」
「俺も、この村のポーションを愛用しているんだが、効果が他のより5割増し回復するんだよ」
「その為、今回キャラバンを組んで、この村に来たというわけなんだ」
「マサルのポーションはそんなに優秀なのか?」
「まあ、そういう事だな。同じ値段ならこの村のポーションをつかうさ。多分これから、この村には大量のお金がおちるとおもうぞ」
ハッサンの言葉に、ルーデンスや村長は驚いたのだった。
「そんなに、需要があるのか?」
「このキャラバンを見てわかるように、普通こんなにたくさんの行商人が一つの村に集まって来るなんて考えられない事だろ?」
「た、確かに……」
「それだけ他の町にも、噂が広まっているって事だよ」
「な、なるほど……」
「こんな事言うのは筋違いかもしれないが、そのマサル殿とはちゃんとコミニュケーションを取っておいて、この村から出ない様にした方がいいぞ」
「馬鹿な事を言う出ない!マサルはもう村の一員としてちゃんとしておるわい!」
「村長がそんなに怒るなんて珍しいな。俺はただ、この村に新人が住むにはそれなりの時間が必要だと思ったから気になっただけだよ」
「マサルは珍しい人間でな。この村にすんなり溶け込んどるよ」
「珍しい人間?」
「ああ!誰にでも優しいのじゃ。今まで来た人間とは違って、進んであちらから交流を持とうとしてくれておる。一週間に一度奴隷達と村の周辺で採取した時には、肉も大量にとってきてくれて、村に分け与えてくれるしな」
「ほう……たしかに、珍しい人間だな。肉を他に売らずに分け与えるのか?」
「その優しさに村の者達も、自分達の収穫した野菜を交換して、もう村の一員じゃよ」
「そうか……それはいらぬお世話だったようだな」
そのころ、マサルはみんなの治療がすんでポーションの代金を貰う事ができて、家に急いで帰っていた。
「ソフィア!ルナは帰って来たか?」
「何ですか?いきなり大きな声を出して!」
「実は、村の周辺のどこかにゴブリンの大集落が出来ている恐れがあるらしい」
「本当ですか?ルナはまだ帰ってきていません……まさかゴブリンに?」
「無事でいればいいんだが……」
そんな事を話していたら、ルナが大量の薬草を持って帰ってきたのだった。
「「ルナ!」」
「なんです……わぁ!ご、ご主人様……いきなり何を⁉」
マサルは、ルナが無事に帰ってきていきなり抱きついたのだった。それに、ルナは驚き顔を真っ赤にしてジタバタしたのだった。
「よ、よかった無事に帰ってきてくれて……」
「どうしたのですか?」
「さっき村の入り口にキャラバンがいたのは知っているか?」
「確かに、たくさんの馬車がいましたが……」
「あのキャラバンが襲われるほどの、ゴブリンが襲ってきたそうだ」
「まさか!あの団体ならゴブリンも近づかないでしょ?」
「いや、襲ってきたゴブリンは100匹は越えていたそうだよ……上位種のゴブリンもいたそうだ」
「じゃあ北の森には、その集落は無いかもしれませんね」
「ルナは北の森に行っていたのか?」
「そうです。今日はオークを狩ってきたのでオークの肉が手に入りましたよ。ご主人様がいなかったので、一部しか持ってこれなかったけど、オークの肉と魔石、目玉と睾丸を持ってきましたよ」
マサル達の心配をよそに、ルナは戦利品をマサルに渡したのだった。
「それで、ご主人様は子供の割には話し方が丁寧だったのですね」
「まあ、周りに波風をたてないように生きていたから……そういう話し方が抜けないだけかな」
「でも、ここではそんな感じで話すご主人様に、村の人達は好感をもっていますよ」
「それならいいんだけどね」
マサルが、うちあかしたことは絶対にしゃべらない事となった。そのことを踏まえてソフィアとルナは色々な事をマサルに教えていったのだった。
マサル達は、そうやって店の準備をして3ヶ月後やっと店を開けることになったのだ。店を開くまでの間、ルナは店のカウンターや棚を作っていた。そして、たまに村の周辺を探索し、フォレストボアやウルフを狩って村人におすそ分けをして、反対に野菜などを貰って来たりしていた。ソフィアは、家事を専属にやってマサルを助けていた。
マサルは店の準備の為、ルナを手伝いカウンターや棚、床の修繕をして、ルナが村の周辺に行くときは一緒に行動し薬草や毒草の採取を行なった。
ヒールポーションは薬草をすり潰し、錬金術で成分を抽出し魔力水と混ぜ合わせる事で出来る。魔力水は魔法で出すウォーターのことだ。
キュア(解毒)ポーションは毒草と薬草の成分を抽出し、一対二の割合で配合し魔力水と混ぜ合わせる事で出来るのである。その為キュアポーションはヒールポーションより高額になる。
とりあえず、マサルはこの2種類のポーションを売っていくつもりで製作していくことにした。冒険者が来たときの為に、ストレングスやプロテクションポーションも在庫を用意はしていた。
いつ求められるかわからないが、マサルには収納箱がある為在庫を抱えても、腐る事はなく保管できるため作り置きをしておくことができた。
「ソフィア、悪いけど鍛冶屋の親父さんの所にガラス瓶を引取りに行って貰えるか?」
「はーい。リアカーは物置にあるから使ってくれよ」
「わかりました」
マサルはポーションを詰める瓶を、鍛冶屋の親父さんに頼んでいた。鍛冶屋では、剣やプレートメイルだけを作っているだけではなくて、炉の中に珪砂をいれる事で、ドロドロに溶かし瓶も作っている。ドワーフが作る工芸品は美しく、人気のガラス細工なども売っている。
マサルは、鍛冶屋の親父さんにポーションをいれる瓶を頼んでいた。工芸品とは違って、小さい瓶なので安く仕入れる事が出来る。
やはり、ルナの言った通り、大きめであるこの村はいろんな職種の人間がいて、マサルは助かっていた。マサルは錬金術師なので、瓶を作ろうと思えば製作可能である。珪砂と炎をを掛け合わし、錬金術の結合を使う事で瓶を生み出す事ができるのだ。
しかし、あえて周りの人間に頼む事でコミニュケーションを取って、村での生活を過ごし易くしていた。
そんな中でマサル達は、村での生活を平穏に過ごしていた。そんな時、マサルがこのモーレンの村に来たとき、門番をしていたルーデンスが、店に飛び込んできたのだった。
「おい!マサル、ポーションを出来るだけ用意してもらえないか?」
「どうかしたのか?」
「この村に来た行商人が魔物に襲われたみたいなんだ!怪我人が多数いてポーションをわけてほしいんだ」
「わ、わかった!ソフィア!店番をよろしく頼む」
「わかりました」
この時ルナは、村の周辺に薬草を取りに行っていて、村にはいなかったのだ。
「ルーデンスさん、けが人はどれくらいいるんですか?」
「それが大量なんだ。冒険者達は今だ魔物と戦っているらしく、行商人だけこの村に逃げてきたみたいなんだが、結構まずい事になっている」
「まずいこと?」
「ああ……森の中にゴブリンの集落が出来ているみたいなんだ。そのゴブリンに行商人達は襲われたみたいだ……」
ルーデンスとマサルは、話しながら村の門に走った。するとそこには、血まみれになった行商人達がいた。
モーレンの村にマサルが住んだことで、数多くの行商人が来ていた。ポーションを仕入れるつもりで、モーレンの村にキャラバンを組んでやってきていたのだ。
「こ、これを配ってくれますか?」
「わ、わかった!」
村の人達は、マサルからポーションを受け取り、怪我をしている行商人に配っていった。
中には傷が深くてポーションを二、三本使う事になる人間もいた。助かった人間は涙を流し喜んで、マサルに握手を求める行商人も多数いた。
「本当にありがとう!」
「ありがとう!」
中には腕の亡くなった人間もいたが、命が助かっただけでも御の字だった。そんな騒動の中、護衛をしてきた冒険者も、モーレンの村に帰って来た。
「村長はいるか?」
冒険者はすぐに村長の面会を求めたのだった。
「おい!ハッサン何があったんだ?」
「おお!いい所にルーデンスも聞いてくれ」
ハッサンは冒険者でもベテランの域にいる冒険者でルーデンスとも顔見知りだった。
そして、今回襲ってきたゴブリンの数が100匹以上だったのだ。つまり、森の中にゴブリンの大集落が出来ている可能性が大きくて、すぐにでもギルドに討伐依頼を出した方がいいとのことだった。
「まさか!そんな……」
「これを見てくれ!こんな大量にゴブリンの素材があるんだぞ」
ハッサンはゴブリンの角と魔石を見せたのだった。襲ってきたゴブリンの素材をハッサンは証拠とばかりに村長達にみせた。
その素材の数に村長達は血の気が引いて、すぐにギルドに連絡をいれたのだった。
そして、ルーデンスはハッサンに今回は何でこの村にあんなにも大量の行商人を護衛をしてきたのか聞いた。
「お前達は知らないだろうが、町ではモーレンの村のポーションが人気になっているんだよ」
「どういう事だ?」
「俺も、この村のポーションを愛用しているんだが、効果が他のより5割増し回復するんだよ」
「その為、今回キャラバンを組んで、この村に来たというわけなんだ」
「マサルのポーションはそんなに優秀なのか?」
「まあ、そういう事だな。同じ値段ならこの村のポーションをつかうさ。多分これから、この村には大量のお金がおちるとおもうぞ」
ハッサンの言葉に、ルーデンスや村長は驚いたのだった。
「そんなに、需要があるのか?」
「このキャラバンを見てわかるように、普通こんなにたくさんの行商人が一つの村に集まって来るなんて考えられない事だろ?」
「た、確かに……」
「それだけ他の町にも、噂が広まっているって事だよ」
「な、なるほど……」
「こんな事言うのは筋違いかもしれないが、そのマサル殿とはちゃんとコミニュケーションを取っておいて、この村から出ない様にした方がいいぞ」
「馬鹿な事を言う出ない!マサルはもう村の一員としてちゃんとしておるわい!」
「村長がそんなに怒るなんて珍しいな。俺はただ、この村に新人が住むにはそれなりの時間が必要だと思ったから気になっただけだよ」
「マサルは珍しい人間でな。この村にすんなり溶け込んどるよ」
「珍しい人間?」
「ああ!誰にでも優しいのじゃ。今まで来た人間とは違って、進んであちらから交流を持とうとしてくれておる。一週間に一度奴隷達と村の周辺で採取した時には、肉も大量にとってきてくれて、村に分け与えてくれるしな」
「ほう……たしかに、珍しい人間だな。肉を他に売らずに分け与えるのか?」
「その優しさに村の者達も、自分達の収穫した野菜を交換して、もう村の一員じゃよ」
「そうか……それはいらぬお世話だったようだな」
そのころ、マサルはみんなの治療がすんでポーションの代金を貰う事ができて、家に急いで帰っていた。
「ソフィア!ルナは帰って来たか?」
「何ですか?いきなり大きな声を出して!」
「実は、村の周辺のどこかにゴブリンの大集落が出来ている恐れがあるらしい」
「本当ですか?ルナはまだ帰ってきていません……まさかゴブリンに?」
「無事でいればいいんだが……」
そんな事を話していたら、ルナが大量の薬草を持って帰ってきたのだった。
「「ルナ!」」
「なんです……わぁ!ご、ご主人様……いきなり何を⁉」
マサルは、ルナが無事に帰ってきていきなり抱きついたのだった。それに、ルナは驚き顔を真っ赤にしてジタバタしたのだった。
「よ、よかった無事に帰ってきてくれて……」
「どうしたのですか?」
「さっき村の入り口にキャラバンがいたのは知っているか?」
「確かに、たくさんの馬車がいましたが……」
「あのキャラバンが襲われるほどの、ゴブリンが襲ってきたそうだ」
「まさか!あの団体ならゴブリンも近づかないでしょ?」
「いや、襲ってきたゴブリンは100匹は越えていたそうだよ……上位種のゴブリンもいたそうだ」
「じゃあ北の森には、その集落は無いかもしれませんね」
「ルナは北の森に行っていたのか?」
「そうです。今日はオークを狩ってきたのでオークの肉が手に入りましたよ。ご主人様がいなかったので、一部しか持ってこれなかったけど、オークの肉と魔石、目玉と睾丸を持ってきましたよ」
マサル達の心配をよそに、ルナは戦利品をマサルに渡したのだった。
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