24 / 60
24話 オウカの不安
しおりを挟む
クロスとオウカは、冒険のお準備をする為町にくりだしていた。
「親父さん!ヒールポーションを10本・キュアポーション5本おくれ」
「お、クロス久しぶりだな。冒険に出るのか?」
「ああ!今回はダンジョンに行こうと思っているんだ」
「そうかい。だったら薬草を取ってきてもらえねえか?」
「ああ!ギルドでも言われたよ。何でも数が足りないらしいな」
「そうなんだよ。薬草が無けりゃ商売あがったりなんだ……」
「もうちょっと辛抱してくれよ。今、冒険者全員で採取を行っているらしいからさ」
「それは本当か?」
「ああ、受付嬢がそうみんなに協力を募っていたから間違いないぞ」
「そいつはありがてえ」
「今回のスタンピードで、冒険者も親父さん達のありがたみがよくわかったらしいな」
「そうかそうか!」
クロスとポーション屋の親父との会話を聞いて、まわりにいたお店の人間が笑顔になっていたのだった。
これで素材が足りなくなるような事がなくなると思っての事だった。今回、スタンピードでは町の人達は冒険者達に感謝をしていた。ああいう時、自分達は何もできなくて避難しか出来なかったからだ。
しかし、冒険者達は町を守るために体を張り魔物を退け、何人かの冒険者は犠牲になったと聞く。薬草さえあれば自分達もポーションで協力出来たが、在庫が少なくてポーションが作れなかった事を悔していたのだ。
「だから、もうちょっとだけ待っていてくれよ」
「ああ、わかったよ。そういう事なら、じきにギルドで売り出すだろうからそれまで我慢してやるよ」
「親父さんらしいな。はははははは!」
クロスとオウカは、東のダンジョンへ向かった。
「ねえ、クロス?」
「なんだ?」
「暁の事なんだけど、ラナベルとマリアの事は残念だったわね。あたし、てっきり暁のメンバー全員から嫌われていたんだと思っていたわ」
「まあ、全員から嫌われていたとは思うよ」
「でも、ギルドマスターには否定してたんじゃ……」
「マリアとラナベルは筋が通ってたさ。俺が足手まといになり、本来ならやらなくていい仕事をさせてしまっていたから、俺はあの二人から怒られていただけだよ。他の3人からは、理不尽な怒られ方をしていたけどな……」
「だから、結果的に暁みんなから嫌われていた事には違いないと思うぞ」
「なるほどね……それでもう一つ聞きたいんだけど?」
「蘇生の事か?」
「そう!それ。実際にはどうなの?」
「蘇生できると思うよ。やったことはないけど、頭の中には蘇生の魔法はあるからな」
「だったら!」
「いや、やめておこう……俺も蘇生はしてあげたいが、生き返ってもすぐに処刑されるんじゃ意味が無いだろ?2人の苦痛を増やすだけだ」
「それもそうよね……」
「俺が、この魔法を使うときはオウカだけだと思うよ」
「えっ?あたし死ぬの?」
「そうじゃない!俺が……」
「冗談よ。分かっているからそんな焦らないで」
「ったく……」
「えへっ。クロスありがとね」
オウカは、クロスの気持ちが嬉しくて、クロスの頬にキスをした。
「……」
オウカは、キスをしたことが恥ずかしくなり、タッタッタと小走りでクロスの前に出た。
(オウカありがとな。俺はお前と一緒になれて幸せだよ)
そして、東のダンジョンに着く前の開けた土地に、薬草の群生地を見つけてクロス達は笑顔になり大量の薬草を採取したのだった。
「これで、当分の間薬草不足は解消できるんじゃないか?」
「そうね。まさかこんなところに群生地があるとは思わなかったわ。クロスなんでわかったの?」
「俺には神眼があるからな」
「神眼って、人のステータスやアイテム鑑定だけじゃないの?」
「いや、千里眼と言って遠くを見渡す事も出来るんだよ」
「凄いわね!クロスって本当に何でもありじゃない」
「俺も驚いているよ。まさか俺が、こんなにオールマイティーに活躍できるとは思ってもいなかったよ」
「何かあたしが役立たずになりそうで不安だわ……」
「そう言うなって。戦闘の前衛は任せたからな」
「なんかあたしって、戦闘だけしかできない脳筋みたいでいやだなあ……」
「何言ってんだよ。適材適所って言葉があるだろ?オウカは、今までソロでやって来た経験ってものがあるんだから自信を持てって」
「うう……」
「俺はスキル頼りで、経験が無いんだから戦闘ではオウカの方が強いんだぞ」
「でも、クロスはスキルのおかげで、やっぱり前衛も強いんでしょ?」
「まあ、武神ってスキルがあるからな。それはしょうがないと言えばしょうがないかもな」
「ほら!やっぱりそうなんじゃない」
「まあ、俺達の連携はこれからって事だよ。俺一人でやるよりオウカが前衛で戦って、それをサポートした俺達の戦い方があるよ。だから、そんな落ち込む事はないよ」
「わ、分かった……」
クロスは、オウカの肩をポンポンと擦り慰めるのだった。クロスもオウカの不安な気持ちはよくわかったからだ。クロス自身も暁にいたときは、足手まといでなんとか役に立ちたいと思っていた。
だが、Sランクの職業を羨ましく思い、自分のEランクの職業にコンプレックスを感じていたから、オウカの気持ちは自分の事のようにわかっていた。
「オウカ、いつまで落ち込んでいるつもりだ?」
「う、うん……」
「ほら、ダンジョンが見えたぞ。気合を入れろ!そんな事じゃ本当に、俺がオウカを蘇生しないといけない事になるぞ?」
「う、うん。わかった!気合を入れ直すね」
「その調子で頼むぞ!」
オウカは、クロスが今まで暁でこんな気持ちで頑張っていたと分かった。いや、自分はまだレア職でありAランクであるだけ贅沢な悩みだと思い、ダンジョンに入る前に気持ちを入れ替えるのだった。
「親父さん!ヒールポーションを10本・キュアポーション5本おくれ」
「お、クロス久しぶりだな。冒険に出るのか?」
「ああ!今回はダンジョンに行こうと思っているんだ」
「そうかい。だったら薬草を取ってきてもらえねえか?」
「ああ!ギルドでも言われたよ。何でも数が足りないらしいな」
「そうなんだよ。薬草が無けりゃ商売あがったりなんだ……」
「もうちょっと辛抱してくれよ。今、冒険者全員で採取を行っているらしいからさ」
「それは本当か?」
「ああ、受付嬢がそうみんなに協力を募っていたから間違いないぞ」
「そいつはありがてえ」
「今回のスタンピードで、冒険者も親父さん達のありがたみがよくわかったらしいな」
「そうかそうか!」
クロスとポーション屋の親父との会話を聞いて、まわりにいたお店の人間が笑顔になっていたのだった。
これで素材が足りなくなるような事がなくなると思っての事だった。今回、スタンピードでは町の人達は冒険者達に感謝をしていた。ああいう時、自分達は何もできなくて避難しか出来なかったからだ。
しかし、冒険者達は町を守るために体を張り魔物を退け、何人かの冒険者は犠牲になったと聞く。薬草さえあれば自分達もポーションで協力出来たが、在庫が少なくてポーションが作れなかった事を悔していたのだ。
「だから、もうちょっとだけ待っていてくれよ」
「ああ、わかったよ。そういう事なら、じきにギルドで売り出すだろうからそれまで我慢してやるよ」
「親父さんらしいな。はははははは!」
クロスとオウカは、東のダンジョンへ向かった。
「ねえ、クロス?」
「なんだ?」
「暁の事なんだけど、ラナベルとマリアの事は残念だったわね。あたし、てっきり暁のメンバー全員から嫌われていたんだと思っていたわ」
「まあ、全員から嫌われていたとは思うよ」
「でも、ギルドマスターには否定してたんじゃ……」
「マリアとラナベルは筋が通ってたさ。俺が足手まといになり、本来ならやらなくていい仕事をさせてしまっていたから、俺はあの二人から怒られていただけだよ。他の3人からは、理不尽な怒られ方をしていたけどな……」
「だから、結果的に暁みんなから嫌われていた事には違いないと思うぞ」
「なるほどね……それでもう一つ聞きたいんだけど?」
「蘇生の事か?」
「そう!それ。実際にはどうなの?」
「蘇生できると思うよ。やったことはないけど、頭の中には蘇生の魔法はあるからな」
「だったら!」
「いや、やめておこう……俺も蘇生はしてあげたいが、生き返ってもすぐに処刑されるんじゃ意味が無いだろ?2人の苦痛を増やすだけだ」
「それもそうよね……」
「俺が、この魔法を使うときはオウカだけだと思うよ」
「えっ?あたし死ぬの?」
「そうじゃない!俺が……」
「冗談よ。分かっているからそんな焦らないで」
「ったく……」
「えへっ。クロスありがとね」
オウカは、クロスの気持ちが嬉しくて、クロスの頬にキスをした。
「……」
オウカは、キスをしたことが恥ずかしくなり、タッタッタと小走りでクロスの前に出た。
(オウカありがとな。俺はお前と一緒になれて幸せだよ)
そして、東のダンジョンに着く前の開けた土地に、薬草の群生地を見つけてクロス達は笑顔になり大量の薬草を採取したのだった。
「これで、当分の間薬草不足は解消できるんじゃないか?」
「そうね。まさかこんなところに群生地があるとは思わなかったわ。クロスなんでわかったの?」
「俺には神眼があるからな」
「神眼って、人のステータスやアイテム鑑定だけじゃないの?」
「いや、千里眼と言って遠くを見渡す事も出来るんだよ」
「凄いわね!クロスって本当に何でもありじゃない」
「俺も驚いているよ。まさか俺が、こんなにオールマイティーに活躍できるとは思ってもいなかったよ」
「何かあたしが役立たずになりそうで不安だわ……」
「そう言うなって。戦闘の前衛は任せたからな」
「なんかあたしって、戦闘だけしかできない脳筋みたいでいやだなあ……」
「何言ってんだよ。適材適所って言葉があるだろ?オウカは、今までソロでやって来た経験ってものがあるんだから自信を持てって」
「うう……」
「俺はスキル頼りで、経験が無いんだから戦闘ではオウカの方が強いんだぞ」
「でも、クロスはスキルのおかげで、やっぱり前衛も強いんでしょ?」
「まあ、武神ってスキルがあるからな。それはしょうがないと言えばしょうがないかもな」
「ほら!やっぱりそうなんじゃない」
「まあ、俺達の連携はこれからって事だよ。俺一人でやるよりオウカが前衛で戦って、それをサポートした俺達の戦い方があるよ。だから、そんな落ち込む事はないよ」
「わ、分かった……」
クロスは、オウカの肩をポンポンと擦り慰めるのだった。クロスもオウカの不安な気持ちはよくわかったからだ。クロス自身も暁にいたときは、足手まといでなんとか役に立ちたいと思っていた。
だが、Sランクの職業を羨ましく思い、自分のEランクの職業にコンプレックスを感じていたから、オウカの気持ちは自分の事のようにわかっていた。
「オウカ、いつまで落ち込んでいるつもりだ?」
「う、うん……」
「ほら、ダンジョンが見えたぞ。気合を入れろ!そんな事じゃ本当に、俺がオウカを蘇生しないといけない事になるぞ?」
「う、うん。わかった!気合を入れ直すね」
「その調子で頼むぞ!」
オウカは、クロスが今まで暁でこんな気持ちで頑張っていたと分かった。いや、自分はまだレア職でありAランクであるだけ贅沢な悩みだと思い、ダンジョンに入る前に気持ちを入れ替えるのだった。
22
あなたにおすすめの小説
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
【薬師向けスキルで世界最強!】追放された闘神の息子は、戦闘能力マイナスのゴミスキル《植物王》を究極進化させて史上最強の英雄に成り上がる!
こはるんるん
ファンタジー
「アッシュ、お前には完全に失望した。もう俺の跡目を継ぐ資格は無い。追放だ!」
主人公アッシュは、世界最強の冒険者ギルド【神喰らう蛇】のギルドマスターの息子として活躍していた。しかし、筋力のステータスが80%も低下する外れスキル【植物王(ドルイドキング)】に覚醒したことから、理不尽にも父親から追放を宣言される。
しかし、アッシュは襲われていたエルフの王女を助けたことから、史上最強の武器【世界樹の剣】を手に入れる。この剣は天界にある世界樹から作られた武器であり、『植物を支配する神スキル』【植物王】を持つアッシュにしか使いこなすことができなかった。
「エルフの王女コレットは、掟により、こ、これよりアッシュ様のつ、つつつ、妻として、お仕えさせていただきます。どうかエルフ王となり、王家にアッシュ様の血を取り入れる栄誉をお与えください!」
さらにエルフの王女から結婚して欲しい、エルフ王になって欲しいと追いかけまわされ、エルフ王国の内乱を治めることになる。さらには神獣フェンリルから忠誠を誓われる。
そんな彼の前には、父親やかつての仲間が敵として立ちはだかる。(だが【神喰らう蛇】はやがてアッシュに敗れて、あえなく没落する)
かくして、後に闘神と呼ばれることになる少年の戦いが幕を開けた……!
「お前は用済みだ」役立たずの【地図製作者】と追放されたので、覚醒したチートスキルで最高の仲間と伝説のパーティーを結成することにした
黒崎隼人
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――役立たずの【地図製作者(マッパー)】として所属パーティーから無一文で追放された青年、レイン。死を覚悟した未開の地で、彼のスキルは【絶対領域把握(ワールド・マッピング)】へと覚醒する。
地形、魔物、隠された宝、そのすべてを瞬時に地図化し好きな場所へ転移する。それは世界そのものを掌に収めるに等しいチートスキルだった。
魔力制御が苦手な銀髪のエルフ美少女、誇りを失った獣人の凄腕鍛冶師。才能を活かせずにいた仲間たちと出会った時、レインの地図は彼らの未来を照らし出す最強のコンパスとなる。
これは、役立たずと罵られた一人の青年が最高の仲間と共に自らの居場所を見つけ、やがて伝説へと成り上がっていく冒険譚。
「さて、どこへ行こうか。俺たちの地図は、まだ真っ白だ」
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~
名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる