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52話 都合のよい頼み
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クロスを家の前で呼び続けた兵士達は、人目もはばからずその場で土下座をして国王の願い事を訴え続けた。クロスはその状況に、耐えられなくなりひとまず兵士達を家の中に招き入れたのだった。
「おい!こんなとこで迷惑だろ?ひとまず家の中に入って、国王様の相談事を説明して欲しい。内容によっては力を貸してやる!」
「ほ、本当ですか?」
「内容によってはだ!安心するんじゃない。それに俺は、先日あった出来事を忘れた訳じゃないしな」
「うっ……」
クロスを家に呼びに来たのは、騎士団の隊長のダインはクロスの言葉に言葉が詰まった。
そして、家の中に入ったダインと部下の兵士達5人は、すんなり家の敷地に入れたことに驚いた。中に入るとそこにはオウカもいて驚いた。
「ひょっとしてオウカさんですか?」
「何であたしの事を知っているの?」
「オウカさんは、騎士団の中でも有名な冒険者ですからね。いつ王都に来ていたのですか?」
オウカは、ゲートでここに来ていたので返答に困っていた。クロスもそんな話をする為に、家に招き入れた訳ではなかったので、話に割って入ることにした。
「そんな事どうでもいいんじゃないのか?用件を聞かせてもらおうか?」
「あっ!ハイ……申し訳ありません……」
「それで、俺に頼みたいというのは?」
「そ、それが……主君のお子様なのですが、第一王子であるジークフリード様が倒れたのです」
「だったら、宮廷魔道師に頼んで何とかしたらいいじゃないか?」
「それで何とかなるのなら、こうしてここにやってきてはおりません」
「まあ、そうなるよな……」
「ジークフリード王太子殿下は、ようやく授かった主君の跡取りでございます。どうか、クロス様の協力を仰ぎたいのです」
ジークフリードは、まだ13歳でようやく授かった王国の跡取りである。上には二人の姉がいるが、男子はこのジークフリードが長男だったのだ。
「クロスどうするつもりなの?」
オウカの問いに、ダインは固唾をのんだ。
「俺は、協力はしたくない」
「「「「「「ク、クロス殿!」」」」」」
「だが、王子には何の罪もないよな?」
「さすが、クロス!じゃあ、助けてあげるのね?」
「いや……助けれるかどうかは見て見ないと分からないよ。だけど、できる限りの事はしてあげたいとおもうよ」
「あ、ありがとうございます!」
「それで、ダインさん」
「な、何でしょうか?王太子殿下の倒れた原因はある程度、予想はついているんだろ?」
「な、何を⁉」
ダインは、クロスの言葉に目をそらしたのだった。
「本当にわかりやすいなあ」
「クロスどういう事なの?」
「王太子殿下が、意味もなく倒れると思うのか?やっとできた跡取りなんだ。今まで大事に育てられていたはずだ」
「ちょ、ちょっと、クロス殿それ以上は……」
「城でも、犯人の確定要素が少ないんだな?」
「……」
ダインは、それ以上口を開くことはなかった。
「一応言っておくが、理由を話さないんなら王太子殿下には悪いが、協力は諦めてもらう事になるがそれでもいいのか?」
「えっ?な、何を言っておられるのですか」
ダインは、クロスの言葉に焦り始めたのだった。
「あたりまえだろ?そんな重要な事を隠されて、協力したとなれば今度は貴族達から、俺の大事な人間が狙われかねないからな。そんなリスクがあるのに理由を話さない相手になんかに協力なんかできるわけないだろ?」
ダインは、クロスの協力を失うわけにはいかなかったので、重い口を開いた。
「これはここだけの話にしていただけますか?」
「そんな約束はできないよ。ただ聞いたとなればそれなりの対処をさせてもらうけどな。こっちに降りかかる火の粉は退けたいのは当然だだかな」
「わかりました。今回、ジークフリード王太子殿下は呪いにかけられています。それも何重に……」
「何で呪いを?」
「オウカ……王族に対してそれも跡取りに呪いと来れば答えは一つだよ」
「その通りです。クロス殿が言う通りで、跡取り問題が起こっていると見るのが正解です」
「と言う事は、ジークフリード様は側室のお子さんって事か?」
「そうです……王国では跡取りは長男とされています」
「そして、別に次男がいるという事だな?」
「しかし、第二王子のマルク様の関係者が犯人と言う証拠はなくて、別に犯人がいるのかもしれないのです」
「だけど、王太子殿下が狙われるなんて、それしか理由はないだろ?」
「うっ……」
クロスは、ダインに思っていることをはっきり言った。そして、今回のお家騒動に手を出したら、王族とつながりが出来ると思い、クロスは憂鬱な気分になったのだった。
「おい!こんなとこで迷惑だろ?ひとまず家の中に入って、国王様の相談事を説明して欲しい。内容によっては力を貸してやる!」
「ほ、本当ですか?」
「内容によってはだ!安心するんじゃない。それに俺は、先日あった出来事を忘れた訳じゃないしな」
「うっ……」
クロスを家に呼びに来たのは、騎士団の隊長のダインはクロスの言葉に言葉が詰まった。
そして、家の中に入ったダインと部下の兵士達5人は、すんなり家の敷地に入れたことに驚いた。中に入るとそこにはオウカもいて驚いた。
「ひょっとしてオウカさんですか?」
「何であたしの事を知っているの?」
「オウカさんは、騎士団の中でも有名な冒険者ですからね。いつ王都に来ていたのですか?」
オウカは、ゲートでここに来ていたので返答に困っていた。クロスもそんな話をする為に、家に招き入れた訳ではなかったので、話に割って入ることにした。
「そんな事どうでもいいんじゃないのか?用件を聞かせてもらおうか?」
「あっ!ハイ……申し訳ありません……」
「それで、俺に頼みたいというのは?」
「そ、それが……主君のお子様なのですが、第一王子であるジークフリード様が倒れたのです」
「だったら、宮廷魔道師に頼んで何とかしたらいいじゃないか?」
「それで何とかなるのなら、こうしてここにやってきてはおりません」
「まあ、そうなるよな……」
「ジークフリード王太子殿下は、ようやく授かった主君の跡取りでございます。どうか、クロス様の協力を仰ぎたいのです」
ジークフリードは、まだ13歳でようやく授かった王国の跡取りである。上には二人の姉がいるが、男子はこのジークフリードが長男だったのだ。
「クロスどうするつもりなの?」
オウカの問いに、ダインは固唾をのんだ。
「俺は、協力はしたくない」
「「「「「「ク、クロス殿!」」」」」」
「だが、王子には何の罪もないよな?」
「さすが、クロス!じゃあ、助けてあげるのね?」
「いや……助けれるかどうかは見て見ないと分からないよ。だけど、できる限りの事はしてあげたいとおもうよ」
「あ、ありがとうございます!」
「それで、ダインさん」
「な、何でしょうか?王太子殿下の倒れた原因はある程度、予想はついているんだろ?」
「な、何を⁉」
ダインは、クロスの言葉に目をそらしたのだった。
「本当にわかりやすいなあ」
「クロスどういう事なの?」
「王太子殿下が、意味もなく倒れると思うのか?やっとできた跡取りなんだ。今まで大事に育てられていたはずだ」
「ちょ、ちょっと、クロス殿それ以上は……」
「城でも、犯人の確定要素が少ないんだな?」
「……」
ダインは、それ以上口を開くことはなかった。
「一応言っておくが、理由を話さないんなら王太子殿下には悪いが、協力は諦めてもらう事になるがそれでもいいのか?」
「えっ?な、何を言っておられるのですか」
ダインは、クロスの言葉に焦り始めたのだった。
「あたりまえだろ?そんな重要な事を隠されて、協力したとなれば今度は貴族達から、俺の大事な人間が狙われかねないからな。そんなリスクがあるのに理由を話さない相手になんかに協力なんかできるわけないだろ?」
ダインは、クロスの協力を失うわけにはいかなかったので、重い口を開いた。
「これはここだけの話にしていただけますか?」
「そんな約束はできないよ。ただ聞いたとなればそれなりの対処をさせてもらうけどな。こっちに降りかかる火の粉は退けたいのは当然だだかな」
「わかりました。今回、ジークフリード王太子殿下は呪いにかけられています。それも何重に……」
「何で呪いを?」
「オウカ……王族に対してそれも跡取りに呪いと来れば答えは一つだよ」
「その通りです。クロス殿が言う通りで、跡取り問題が起こっていると見るのが正解です」
「と言う事は、ジークフリード様は側室のお子さんって事か?」
「そうです……王国では跡取りは長男とされています」
「そして、別に次男がいるという事だな?」
「しかし、第二王子のマルク様の関係者が犯人と言う証拠はなくて、別に犯人がいるのかもしれないのです」
「だけど、王太子殿下が狙われるなんて、それしか理由はないだろ?」
「うっ……」
クロスは、ダインに思っていることをはっきり言った。そして、今回のお家騒動に手を出したら、王族とつながりが出来ると思い、クロスは憂鬱な気分になったのだった。
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