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第1章 役に立たないスキル
16話 マルクとシオンの実力
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マルクは、カインの賠償金を受け取り一気にお金持ちとなった。300万ミストをもらい手が震えるほどだった。
「シオン……一気にお金持ちだよ」
「マルク落ち着いて。あたし達ももっと上を目指すんだから、これぐらいでビビってどうすんのよ」
「だけどさ……こんなお金持ったことないよ」
「ったく……マルクはもっと上に行ける存在なんだから、今のうちに早くなれないとね」
「とりあえず、半分づつ分けよう」
「そうね。これで何買おうかな。臨時収入だし贅沢しよっと!マルクは何につかうの?」
「僕は貯金するよ……」
「えぇ……冒険者は宵越しの銭は持たないぐらい言いなさいよ」
「いやいや、シオンこそ気を大きく持ち過ぎだよ」
「まあ、言われたらそうね……このお金で装備の手入れもしないといけないしお金は大事だわ……」
「そうそう。僕達はまだまだ冒険初心者だし堅実に行く方がいいよ」
「確かに……」
結局、シオンもマルクと一緒に貯金することにした。しかし、そのやり取りを見ていた人間がいたのだ。
「おい!偉く羽振りがいいじゃねえか。俺様は依頼失敗したと言うのによう」
いきなりマルクは酔っぱらいの冒険者に肩を組まれた。マルクはあまりの金額に周りが見えていなかったのだ。あれほど、両親からCランクになるまで目立たないようにと言われていたのだが、時すでに遅しという感じだった。
「ちょっとやめてください!」
隣を見ると、シオンも肩を組まれて逃げれそうになかった。
冒険者ギルドに登録すると、まず全員がFランクからランク付けされる。そして、試験を受かるとEランクからスタートになる。
この試験に受からないとFランクから上がる事が出来なくて、町の雑用や薬草採取しか個人では受けることが出来なくなる。町の子供達はFランクとして登録してもらい、ギルドの雑用依頼をこなしたりしているのだ。
試験に受かった人間は、冒険者として認められてEランクとなるのだ。そして、マルクとシオンはやっと一段階上がったDランクであり、今マルク達に絡んでいるのがCランク冒険者である。
なぜ一目でわかるかというと、町でいるときは冒険者はギルドカードを見える位置に提示している。そして、ギルドカードはランクによって色が違うので一目でわかるのだ。
ギルドカード
Sランク 金
Aランク 銀
Bランク 銅
Cランク 赤
Dランク 黄
Eランク 青
Fランク 白(ここは一般市民)
なぜわかるようにしているかというと、冒険者は一般市民に喧嘩を売ってはいけないと規定で定められているからだ。その為、一目でわかるようにしないといけない。
そして、マルクの両親が目立つなと言ったのは、冒険者は自分で解決しないといけないからだ。冒険者同士のいざこざにギルドは口出す事はまずないからだ。
ただし、ギルド内で喧嘩に発展しても武器は抜いてはいけないとだけ決められている。つまり、そのぐらいの喧嘩や絡まれても自分で解決しないと、魔物相手に冒険者は続けられないと言う事だ。
当然、マルク達が絡まれていても周りの人間は口出しなんかしてこないし、ギルドの受付嬢も又やってるぐらいにしか見てなくて自分の仕事をしている。
マルクは先輩に毅然な態度で、肩に回された腕を振りほどき抵抗した。
「ちょっと先輩!やめてください!」
「ちょっとマルク……大丈夫なの?この人達Cランクよ……」
「ほう!Dランクのくせに逆らうのか?」
そのCランクの冒険者達は日頃態度が悪く、なかなかBランクに上がれない冒険者で、実力はBランクはあると言われている【風牙】というパーティーだった。
「そうだぜ?Dランクのガキ二人で、Cランクの俺達に勝てると思っているのか?言う事聞いた方が身の為だぜ。へっへっへ」
「そんなの関係ない!何で僕が貴方達に金をあげないといけないんだ!」
「てめえ!生意気なんだよ!先輩のいう事は聞いてたらいいんだ!」
腕を剥がされた冒険者は、マルクの毅然とした態度に腹が立ち拳を振り上げた。
「マルク!」
「ボーガン!やっちまえ!」
「ストレングス……」
マルクは、火属性魔法のストレングスを自分に唱えた。
ストレングス
火属性魔法を習得し、レベルが5レベルで使える
強化魔法。魔法をかけると20分間STR(腕力)が2倍となる。
マルクのレベルは50となっており、STRは380ある。この数値はBランク冒険者とほとんど変わらない。そこにストレングスがかけられ数値は760となったと思われた。
「なに!俺様の拳を掴んだだと?」
「もうやめてください。あなたに勝ち目はありませんから」
「おいおい!ボーガン何を遊んでんだよ?」
「そうだぜ」
「一気にやっちまえよ!」
ボーガンのパーティーメンバーは、Dランクのガキに負けるわけはないと思っていた。
「は、離せ!」
ボーガンは、右手を掴まれていた。そして、左手を振り上げたのだ。しかし、マルクは余裕でボーガンの拳を掴んだ。
「今なら許してあげます。大人しくしてください」
まさかの展開に風牙のメンバーは呆気に取られていた。それを見ていた、他の冒険者はもちろん、受付嬢達もマルクの強さに息をのんでこちらに注目していた。
「もう、やめてくれると約束してくれますか?」
「うるせぇ!ガキが何を生意気な事を言ってやがる!お前はもう許さねえ。覚悟しやがれ!」
「しょうがありませんね。当分冒険はお休みしてください」
マルクは、ボーガンの右拳を強く握った。
「ぐわあああああああああ!やめろおおおおおおおおお!痛てぇ!」
マルクの腕力は、強化魔法の為上がっていたが760ではなかった。マルクの火属性魔法のスキルはSランクである。つまりSTRは2倍ではなくその数値を10倍されていた。つまり、今のマルクのSTRは7600というとんでもない数値に跳ね上がっていた。
その時、ボキッと大きな音が、冒険者ギルドの酒場に鳴り響いたのだった。
「ぎゃああああああああああああ!俺の拳が!」
「ボーガンの拳を潰した?」
「嘘だろ?」
「なんで、Dランクのガキが……」
「なんてことをしやがるんだ!早くボーガンを離せ!」
ボーガンは、マルクに骨を砕かれて気絶していた。
「喧嘩を売ってきたのはそっちが先だ。離せと言うならそっちもシオンを離せ」
「ガキが粋がるんじゃねえ!」
そう言って、シオンの腕をひねり上げようとした。しかし、シオンもすでに45レベルであり、レベルだけならベテラン冒険者だ。
「いつまであたしの手を握ってんのよ!気持ち悪いわね!」
シオンは、冒険者の股間を蹴り上げたのだった。
「ぎゃああああああ!」
冒険者は股間を蹴り上げられ、泡を吹いて気絶してしまった。
「あと4人……」
「てめええええええ!俺達を誰だと思っている」
風牙の残りの4人が、マルクに襲い掛かってきた。しかし、マルクは残りの4人の腹に、拳を打ち気絶させてしまったのだった。
「嘘だろ?マルクの奴ってあんなに強かったのか?」
「それにシオンの奴も、ランドンの腕を振りほどいて、その後の行動見えなかったぜ……」
「あの二人を、ディクトの奴等……役立たずって罵っていたのか?」
「あれなら全然役に立つぜ」
「いや、それどころかパーティーのエースじゃないか?」
マルクとシオンの腕っぷしは、他のパーティーに知られる所となり、次の瞬間からパーティーのお誘いが相次いであった。しかし、マルク達はそれらを全て断ったのだった。
そればかりか、その現場を見ていた受付嬢達は、マルクを見直し声をかけだしてきて、シオンはヤキモチを焼く事になった。
「シオン……一気にお金持ちだよ」
「マルク落ち着いて。あたし達ももっと上を目指すんだから、これぐらいでビビってどうすんのよ」
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「ったく……マルクはもっと上に行ける存在なんだから、今のうちに早くなれないとね」
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「いやいや、シオンこそ気を大きく持ち過ぎだよ」
「まあ、言われたらそうね……このお金で装備の手入れもしないといけないしお金は大事だわ……」
「そうそう。僕達はまだまだ冒険初心者だし堅実に行く方がいいよ」
「確かに……」
結局、シオンもマルクと一緒に貯金することにした。しかし、そのやり取りを見ていた人間がいたのだ。
「おい!偉く羽振りがいいじゃねえか。俺様は依頼失敗したと言うのによう」
いきなりマルクは酔っぱらいの冒険者に肩を組まれた。マルクはあまりの金額に周りが見えていなかったのだ。あれほど、両親からCランクになるまで目立たないようにと言われていたのだが、時すでに遅しという感じだった。
「ちょっとやめてください!」
隣を見ると、シオンも肩を組まれて逃げれそうになかった。
冒険者ギルドに登録すると、まず全員がFランクからランク付けされる。そして、試験を受かるとEランクからスタートになる。
この試験に受からないとFランクから上がる事が出来なくて、町の雑用や薬草採取しか個人では受けることが出来なくなる。町の子供達はFランクとして登録してもらい、ギルドの雑用依頼をこなしたりしているのだ。
試験に受かった人間は、冒険者として認められてEランクとなるのだ。そして、マルクとシオンはやっと一段階上がったDランクであり、今マルク達に絡んでいるのがCランク冒険者である。
なぜ一目でわかるかというと、町でいるときは冒険者はギルドカードを見える位置に提示している。そして、ギルドカードはランクによって色が違うので一目でわかるのだ。
ギルドカード
Sランク 金
Aランク 銀
Bランク 銅
Cランク 赤
Dランク 黄
Eランク 青
Fランク 白(ここは一般市民)
なぜわかるようにしているかというと、冒険者は一般市民に喧嘩を売ってはいけないと規定で定められているからだ。その為、一目でわかるようにしないといけない。
そして、マルクの両親が目立つなと言ったのは、冒険者は自分で解決しないといけないからだ。冒険者同士のいざこざにギルドは口出す事はまずないからだ。
ただし、ギルド内で喧嘩に発展しても武器は抜いてはいけないとだけ決められている。つまり、そのぐらいの喧嘩や絡まれても自分で解決しないと、魔物相手に冒険者は続けられないと言う事だ。
当然、マルク達が絡まれていても周りの人間は口出しなんかしてこないし、ギルドの受付嬢も又やってるぐらいにしか見てなくて自分の仕事をしている。
マルクは先輩に毅然な態度で、肩に回された腕を振りほどき抵抗した。
「ちょっと先輩!やめてください!」
「ちょっとマルク……大丈夫なの?この人達Cランクよ……」
「ほう!Dランクのくせに逆らうのか?」
そのCランクの冒険者達は日頃態度が悪く、なかなかBランクに上がれない冒険者で、実力はBランクはあると言われている【風牙】というパーティーだった。
「そうだぜ?Dランクのガキ二人で、Cランクの俺達に勝てると思っているのか?言う事聞いた方が身の為だぜ。へっへっへ」
「そんなの関係ない!何で僕が貴方達に金をあげないといけないんだ!」
「てめえ!生意気なんだよ!先輩のいう事は聞いてたらいいんだ!」
腕を剥がされた冒険者は、マルクの毅然とした態度に腹が立ち拳を振り上げた。
「マルク!」
「ボーガン!やっちまえ!」
「ストレングス……」
マルクは、火属性魔法のストレングスを自分に唱えた。
ストレングス
火属性魔法を習得し、レベルが5レベルで使える
強化魔法。魔法をかけると20分間STR(腕力)が2倍となる。
マルクのレベルは50となっており、STRは380ある。この数値はBランク冒険者とほとんど変わらない。そこにストレングスがかけられ数値は760となったと思われた。
「なに!俺様の拳を掴んだだと?」
「もうやめてください。あなたに勝ち目はありませんから」
「おいおい!ボーガン何を遊んでんだよ?」
「そうだぜ」
「一気にやっちまえよ!」
ボーガンのパーティーメンバーは、Dランクのガキに負けるわけはないと思っていた。
「は、離せ!」
ボーガンは、右手を掴まれていた。そして、左手を振り上げたのだ。しかし、マルクは余裕でボーガンの拳を掴んだ。
「今なら許してあげます。大人しくしてください」
まさかの展開に風牙のメンバーは呆気に取られていた。それを見ていた、他の冒険者はもちろん、受付嬢達もマルクの強さに息をのんでこちらに注目していた。
「もう、やめてくれると約束してくれますか?」
「うるせぇ!ガキが何を生意気な事を言ってやがる!お前はもう許さねえ。覚悟しやがれ!」
「しょうがありませんね。当分冒険はお休みしてください」
マルクは、ボーガンの右拳を強く握った。
「ぐわあああああああああ!やめろおおおおおおおおお!痛てぇ!」
マルクの腕力は、強化魔法の為上がっていたが760ではなかった。マルクの火属性魔法のスキルはSランクである。つまりSTRは2倍ではなくその数値を10倍されていた。つまり、今のマルクのSTRは7600というとんでもない数値に跳ね上がっていた。
その時、ボキッと大きな音が、冒険者ギルドの酒場に鳴り響いたのだった。
「ぎゃああああああああああああ!俺の拳が!」
「ボーガンの拳を潰した?」
「嘘だろ?」
「なんで、Dランクのガキが……」
「なんてことをしやがるんだ!早くボーガンを離せ!」
ボーガンは、マルクに骨を砕かれて気絶していた。
「喧嘩を売ってきたのはそっちが先だ。離せと言うならそっちもシオンを離せ」
「ガキが粋がるんじゃねえ!」
そう言って、シオンの腕をひねり上げようとした。しかし、シオンもすでに45レベルであり、レベルだけならベテラン冒険者だ。
「いつまであたしの手を握ってんのよ!気持ち悪いわね!」
シオンは、冒険者の股間を蹴り上げたのだった。
「ぎゃああああああ!」
冒険者は股間を蹴り上げられ、泡を吹いて気絶してしまった。
「あと4人……」
「てめええええええ!俺達を誰だと思っている」
風牙の残りの4人が、マルクに襲い掛かってきた。しかし、マルクは残りの4人の腹に、拳を打ち気絶させてしまったのだった。
「嘘だろ?マルクの奴ってあんなに強かったのか?」
「それにシオンの奴も、ランドンの腕を振りほどいて、その後の行動見えなかったぜ……」
「あの二人を、ディクトの奴等……役立たずって罵っていたのか?」
「あれなら全然役に立つぜ」
「いや、それどころかパーティーのエースじゃないか?」
マルクとシオンの腕っぷしは、他のパーティーに知られる所となり、次の瞬間からパーティーのお誘いが相次いであった。しかし、マルク達はそれらを全て断ったのだった。
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