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第3章 嫁
7話 決闘のルール
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マルクは、ゴーダの態度に納得がいかなかった。自分で絡んできて返り討ちにあい、怪我をして勝手にバカ高いポーションを使って治療をしたのだ。
「このポーションは、万が一の時の為に置いておいた取って置きだったんだ!」
「そんなの知らないよ!お前が絡んできて勝手に使用したんじゃないか?」
「貴様ぁ!決闘だ!俺が勝ったら弁償してもらう」
とんでもない言いがかりである。
「止めておけ!お前じゃ相手にならんだろ?」
「うるせぇ!ちょっと油断しただけだ!ステファニー!決闘の手続きをしろ!」
「は、はい!」
ステファニーは、震えながらマルクに決闘の説明と手続きをした。
決闘は、冒険者ギルドの訓練場があり、冒険者同士のいざこざに決着がつかない場合に、用いられるものである。
冒険者は、同額に近い資産を賭けて戦うのだ。今回は、先ほどゴーダが怪我をさせられて、使用したハイグレートヒールポーションを賭けての勝負となる。
ゴーダは、もう一本ポーションを出した。これが最後の一本だった。
「それで?ハイグレートヒールポーションは、いくらだったんだ?」
「お前みたいな駆け出しが出せる金額じゃねぇよ」
「ごちゃごちゃうるさいやつだな!いくらか言えばいいんだよ!」
「てめぇ!」
「もう!やめて下さい!今から決闘をするんですよね?無駄話はやめて下さい」
決闘の審判をするので、ステファニーは今まで気弱な態度だったが、この場を仕切って二人を黙らせた。
「「・・・・・・」」
「それで、ゴーダさんポーションはいくらで購入したのですか?」
「こいつには逆立ちしても出すことができねぇ、1000万ミストだ!」
ゴーダの言った値段は嘘ではない。ハイグレートは、本当に効果なポーションで腕や足がちぎれても
、手足を傷口に合わせて飲めば元通りに接合できるのだ。
仮に手足を失ってしまえば、生えてくるわけではない。呪いや石化も治らないがそれ以外の状態異常は治療できる優れものである。
「なんだそんなものか?」
マルクは、バッハ領主にもらったお金を出した。ゴーダはマルクがバッグから、ミスリル貨を10枚出した事に口をあんぐり開けた。
「なんでてめぇがそんな大金を持ってんだ!」
「そりゃ、稼いだからに決まってんだろ?」
ゴーダの思惑は外れてしまった。賭けるものがなく借金を背負わせて奴隷に落とし、それでも足りない分は、連れの女(シオン)も奴隷に落とし、自分の物にしようとしていた。
「それでは、マルクさんは何を賭けますか?」
「ステファニーさん?」
「なんでしょうか?」
「賭ける物はアイテムとか装備品だけか?」
「そんなことはありませんよ。マルクさんの資産となる物なら何でも構いません。仮に、マルクが負けた場合、ゴーダさんがその物を売れたら構わないのですよ。しかし、ハイグレートヒールポーションと同じぐらいのものがなかったら賭けが成立しませんので、自分を売るという選択肢もあります」
「へっ!そんなものがあるわけ・・・・・・」
マルクは、魔石を置いた。ゴーダは、今まで見たことのない大きさの魔石に目を見開いた。当然、周りにいた冒険者達もざわめいたのだ。
「これでどうだ?オークキングの魔石だ」
「これなら、賭ける品物として十分な価値です。では、ゴーダさんは何を出しますか?」
「何でお前みたいな若造が、そんなものを持ってんだ?」
「そりゃ、オークキングを討伐したからに決まってんだろ!早く同じぐらいの価値の物を出してくださいよ。せんぱい!」
「ぐっ・・・・・・」
ゴーダは、賭ける物がなく、下を向き押し黙ってしまった。
「もし、なかった場合自分を売るという選択肢もありますがいかがなされますか?」
「う、うるせぇ!こんな勝負やってられねぇ!もういい。俺様は寛大だからな。許してやる」
「そんなことはもう許されませんよ?」
「なんでだよ?当事者がもういいと言ってんだ!」
「ゴーダさん、あなた!もう決闘の手続きしたじゃありませんか?ギルドをもう巻き込んでいるんですよ」
ステファニーがド正論を言うと、周りの観客席からゴーダを煽る声が次々に上がった。
「ゴーダ、今更何をビビってんだ!」
「そうだ!」
「お前に有り金賭けたんだから負けんじゃねぇぞ」
「あたし達もゴーダ、あんたに賭けたんだから今更逃げれないわよ!」
決闘は、日頃飲むしかない冒険者にとっての楽しみの一つのようなものだ。マルクとゴーダの決闘はもう逃げる事など出来なかった。
「もし、止めるのならゴーダさんは、このポーションはマルクさんに譲渡。後は、賭けをした人間の払い戻しを半分持って頂く形になります」
「何で、俺様が払い戻しの半分も持たないといけないんだ!」
「決闘をすると言って、ギルドを動かしたのは貴方じゃないですか?この時間も無駄になりますし、ギルドに迷惑かけるんですよ」
「ぐっ・・・・・・」
「まぁ、僕はどっちでもいいけどね。ギルドでの用事もすませてないし、早くすませて宿でゆっくりしたいよ」
「ガキが粋がんじゃねぇよ!ギタギタにしてやる」
ゴーダはもう、逃げる事など出来なかった。そして、自分を売る事にしたのだ。
「ええ!こんな弱い奴、奴隷になんか要らないんだけど?」
「一応、ゴーダさんの査定は800万ミストとなっています。実力はAランクなんですよ?要らなければ売るといいですが、安くなっちゃいますよ?」
「まぁしょうがないか・・・・・・」
そのマルクの言葉を聞き、ゴーダの頭から湯気が立ち昇っていた。そして、マルクとゴーダの決闘が開始された。
ちなみに、余談になるが賭けた冒険者の9割が、ゴーダに賭け、勝負師の1割がマルクに賭けて、当然だがシオンはマルクに、100万ミスト上限いっぱいいっぱい張っていた。
「このポーションは、万が一の時の為に置いておいた取って置きだったんだ!」
「そんなの知らないよ!お前が絡んできて勝手に使用したんじゃないか?」
「貴様ぁ!決闘だ!俺が勝ったら弁償してもらう」
とんでもない言いがかりである。
「止めておけ!お前じゃ相手にならんだろ?」
「うるせぇ!ちょっと油断しただけだ!ステファニー!決闘の手続きをしろ!」
「は、はい!」
ステファニーは、震えながらマルクに決闘の説明と手続きをした。
決闘は、冒険者ギルドの訓練場があり、冒険者同士のいざこざに決着がつかない場合に、用いられるものである。
冒険者は、同額に近い資産を賭けて戦うのだ。今回は、先ほどゴーダが怪我をさせられて、使用したハイグレートヒールポーションを賭けての勝負となる。
ゴーダは、もう一本ポーションを出した。これが最後の一本だった。
「それで?ハイグレートヒールポーションは、いくらだったんだ?」
「お前みたいな駆け出しが出せる金額じゃねぇよ」
「ごちゃごちゃうるさいやつだな!いくらか言えばいいんだよ!」
「てめぇ!」
「もう!やめて下さい!今から決闘をするんですよね?無駄話はやめて下さい」
決闘の審判をするので、ステファニーは今まで気弱な態度だったが、この場を仕切って二人を黙らせた。
「「・・・・・・」」
「それで、ゴーダさんポーションはいくらで購入したのですか?」
「こいつには逆立ちしても出すことができねぇ、1000万ミストだ!」
ゴーダの言った値段は嘘ではない。ハイグレートは、本当に効果なポーションで腕や足がちぎれても
、手足を傷口に合わせて飲めば元通りに接合できるのだ。
仮に手足を失ってしまえば、生えてくるわけではない。呪いや石化も治らないがそれ以外の状態異常は治療できる優れものである。
「なんだそんなものか?」
マルクは、バッハ領主にもらったお金を出した。ゴーダはマルクがバッグから、ミスリル貨を10枚出した事に口をあんぐり開けた。
「なんでてめぇがそんな大金を持ってんだ!」
「そりゃ、稼いだからに決まってんだろ?」
ゴーダの思惑は外れてしまった。賭けるものがなく借金を背負わせて奴隷に落とし、それでも足りない分は、連れの女(シオン)も奴隷に落とし、自分の物にしようとしていた。
「それでは、マルクさんは何を賭けますか?」
「ステファニーさん?」
「なんでしょうか?」
「賭ける物はアイテムとか装備品だけか?」
「そんなことはありませんよ。マルクさんの資産となる物なら何でも構いません。仮に、マルクが負けた場合、ゴーダさんがその物を売れたら構わないのですよ。しかし、ハイグレートヒールポーションと同じぐらいのものがなかったら賭けが成立しませんので、自分を売るという選択肢もあります」
「へっ!そんなものがあるわけ・・・・・・」
マルクは、魔石を置いた。ゴーダは、今まで見たことのない大きさの魔石に目を見開いた。当然、周りにいた冒険者達もざわめいたのだ。
「これでどうだ?オークキングの魔石だ」
「これなら、賭ける品物として十分な価値です。では、ゴーダさんは何を出しますか?」
「何でお前みたいな若造が、そんなものを持ってんだ?」
「そりゃ、オークキングを討伐したからに決まってんだろ!早く同じぐらいの価値の物を出してくださいよ。せんぱい!」
「ぐっ・・・・・・」
ゴーダは、賭ける物がなく、下を向き押し黙ってしまった。
「もし、なかった場合自分を売るという選択肢もありますがいかがなされますか?」
「う、うるせぇ!こんな勝負やってられねぇ!もういい。俺様は寛大だからな。許してやる」
「そんなことはもう許されませんよ?」
「なんでだよ?当事者がもういいと言ってんだ!」
「ゴーダさん、あなた!もう決闘の手続きしたじゃありませんか?ギルドをもう巻き込んでいるんですよ」
ステファニーがド正論を言うと、周りの観客席からゴーダを煽る声が次々に上がった。
「ゴーダ、今更何をビビってんだ!」
「そうだ!」
「お前に有り金賭けたんだから負けんじゃねぇぞ」
「あたし達もゴーダ、あんたに賭けたんだから今更逃げれないわよ!」
決闘は、日頃飲むしかない冒険者にとっての楽しみの一つのようなものだ。マルクとゴーダの決闘はもう逃げる事など出来なかった。
「もし、止めるのならゴーダさんは、このポーションはマルクさんに譲渡。後は、賭けをした人間の払い戻しを半分持って頂く形になります」
「何で、俺様が払い戻しの半分も持たないといけないんだ!」
「決闘をすると言って、ギルドを動かしたのは貴方じゃないですか?この時間も無駄になりますし、ギルドに迷惑かけるんですよ」
「ぐっ・・・・・・」
「まぁ、僕はどっちでもいいけどね。ギルドでの用事もすませてないし、早くすませて宿でゆっくりしたいよ」
「ガキが粋がんじゃねぇよ!ギタギタにしてやる」
ゴーダはもう、逃げる事など出来なかった。そして、自分を売る事にしたのだ。
「ええ!こんな弱い奴、奴隷になんか要らないんだけど?」
「一応、ゴーダさんの査定は800万ミストとなっています。実力はAランクなんですよ?要らなければ売るといいですが、安くなっちゃいますよ?」
「まぁしょうがないか・・・・・・」
そのマルクの言葉を聞き、ゴーダの頭から湯気が立ち昇っていた。そして、マルクとゴーダの決闘が開始された。
ちなみに、余談になるが賭けた冒険者の9割が、ゴーダに賭け、勝負師の1割がマルクに賭けて、当然だがシオンはマルクに、100万ミスト上限いっぱいいっぱい張っていた。
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