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第5章 最強への道
26話 父デビットの怪我
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数時間後、マルク達は買い出しを終えて屋敷に帰ってきた。すると、ハナがマルク達に近づいてきた。
「お兄ちゃん、また何処かに出掛けるの?」
「うん。今度は西の方向かな?」
「ハナ寂しいな・・・・・・お兄ちゃんに言われて薬学のスキルを頑張ってるんだよ」
「ごめんな。だけど、ハナちゃんが頑張っているのは聞いたよ。又、帰ってきたら聞かせてね」
「うん!」
マルクはハナの頭を撫でると、ハナはにっこり笑い自分の部屋へと戻って行った。ハナの部屋には、マルクが用意した薬草の図鑑や今はまだハナには読めないが、薬学に必要な書籍など揃えていた。
ハナは、母親のカレンと同じくマルクに感謝をしていたこともあり、今は勉強をして将来にマルクの為に頑張る事にしていた。
「ハナちゃんは賢いお子様ですね」
「セバスいつの間に?ああ、そうだね。今回は被災地行ってくるからハナちゃんの事よろしく頼むね」
「はい。お気をつけていってらっしゃいませ」
マルク達は、買い出しが終わるや否や王都を出発した。
「マ、マルク?」
「今回は悪いな村まで一直線で飛ばせて貰うからね」
「お義父さんとお義母さんが心配なのはわかるけどスピードは抑えてよ」
「それは無理な相談だけど・・・・・・」
「「「「そ、そんな!」」」」
「まぁ聞いてよ」
「「「「なによ?」」」」
「今回は、シオン達にエアシールドを張らせてもらうから風は感じないし、上空も木の高さまでしか飛ばないよ」
「「「「エアシールド?」」」」
「うん。超高速飛行しても風は感じないから落ちる感覚が無くなるはずだよ」
「「「「本当に?」」」」
「うん」
マルクはファントムスティードを召還して、シオン達にエアシールドを張って飛行した。
「「「「「本当だ!」」」」」
「まぁ、最初から落ちる事はないけど、感覚がないだろ?」
「うん!これなら大丈夫かな?」
「じゃあ、少しずつスピードをあげるからね。これ以上は無理ってなったら言ってね」
「「「「わ、わかった」」」」
ファントムスティードのスピードは、ワイバーンのスピードと同等だ。ここにマルクの風属性の魔法スプリントを掛け合わせると、実質飛竜の飛行速度まで出すことが可能となる。
それでも、ワイバーンの上異種である緑飛竜のスピードには少し足りなかった。
緑飛竜がどれ程飛行に特化した魔物かよくわかるだろう。
「「「「マルク。これ以上スピードは出さないで!」」」」
「わかったよ」
シオン達が指定したスピードは、ファントムスティードの50%のスピードだった。それでも、普通の馬車に比べたら考えられないスピードだった。
「これなら三日目の昼には村に到着できるかな」
「そんな馬鹿な!」
カノンは、マルクの言った事が信じられない様子だった。馬車で半年の距離をたった三日で到着すると言ったからだ。
しかし、これは嘘でもなんでもなく、馬車で行くと街道沿いに長い道のりとなるが、ファントムスティードは上空を一直線で向かう事になるからだ。
馬車のスピードは速くとも、人間が早歩きしたスピードで時には魔物や盗賊に遭遇する事もあり慎重に進んでいくのだ。
しかし、ファントムスティードは街道なんか関係なく西に一直線で、マルクの世界地図をもってすれば空の魔物も避けて飛んでいけるのだ。
「と、言うわけだから、ひょっとしたらもっと早く到着できるかもね」
「嘘でしょ・・・・・・」
カノンは、マルクの言葉に絶句した。マルクの宣言通り故郷の村には二日目の朝に到着したのだった。
村の城門に向かうと、村の用心棒が声をかけてきた。
「マ、マルク!それにシオンまで!いやぁ久しぶりだな。王都からどうやって帰ってこれたんだ?」
「それより、父さんと母さんは?」
「大丈夫と言いたいんだが・・・・・・」
「ま、まさか!」
「デビットのやつが、家の下敷きになった村の者を助けたんだが怪我をしちまってな。命には別状はないがもう歩けないかもしれないんだ」
「今はステラが付きっきりで看病をしているんだよ」
「ああ!デビットは村の者の英雄だよ」
「そんな!倒壊した家屋はないって!」
「そりゃ、リーランの町のような家の事だな。しかし、この村のような家は少なからず被害が出ているよ」
「父さん!」
マルクは、自分の実家の方に走って家の扉を勢いよく開けた。
「父さん大丈夫?」
「「マ、マルク?」」
家の扉を開けると、デビットとステラがびっくりして扉を見た。シオンも実家が心配で自分の家に向かった。シオンの両親は何の怪我もないようだった。
「どうやって帰ってこれたの?」
「それより父さん大丈夫?」
「いやぁ、面目ない。俺ももう年かな?村の人間を助けたはいいが、自分が梁の下敷きになるとは思わなかった。この通りステラにも迷惑をかけているよ」
「あなた・・・・・・そんなこと言わないで」
「しかし、腰から下が全く動かないし感覚がないからな。これを治すにはエリクサーが必要だろうな」
「父さん!もう大丈夫だよ。僕が治すから」
「「えっ?」」
マルクは、パーフェクトヒールを唱えた。パーフェクトヒールは欠損した怪我も治す回復魔法だ。デビットの神経を繋げる事も可能である。
マルクが、パーフェクトヒールを掛け終わると、デビットの下半身の感覚が甦りデビットは元気よくベッドから起き上がったのだった。
「お兄ちゃん、また何処かに出掛けるの?」
「うん。今度は西の方向かな?」
「ハナ寂しいな・・・・・・お兄ちゃんに言われて薬学のスキルを頑張ってるんだよ」
「ごめんな。だけど、ハナちゃんが頑張っているのは聞いたよ。又、帰ってきたら聞かせてね」
「うん!」
マルクはハナの頭を撫でると、ハナはにっこり笑い自分の部屋へと戻って行った。ハナの部屋には、マルクが用意した薬草の図鑑や今はまだハナには読めないが、薬学に必要な書籍など揃えていた。
ハナは、母親のカレンと同じくマルクに感謝をしていたこともあり、今は勉強をして将来にマルクの為に頑張る事にしていた。
「ハナちゃんは賢いお子様ですね」
「セバスいつの間に?ああ、そうだね。今回は被災地行ってくるからハナちゃんの事よろしく頼むね」
「はい。お気をつけていってらっしゃいませ」
マルク達は、買い出しが終わるや否や王都を出発した。
「マ、マルク?」
「今回は悪いな村まで一直線で飛ばせて貰うからね」
「お義父さんとお義母さんが心配なのはわかるけどスピードは抑えてよ」
「それは無理な相談だけど・・・・・・」
「「「「そ、そんな!」」」」
「まぁ聞いてよ」
「「「「なによ?」」」」
「今回は、シオン達にエアシールドを張らせてもらうから風は感じないし、上空も木の高さまでしか飛ばないよ」
「「「「エアシールド?」」」」
「うん。超高速飛行しても風は感じないから落ちる感覚が無くなるはずだよ」
「「「「本当に?」」」」
「うん」
マルクはファントムスティードを召還して、シオン達にエアシールドを張って飛行した。
「「「「「本当だ!」」」」」
「まぁ、最初から落ちる事はないけど、感覚がないだろ?」
「うん!これなら大丈夫かな?」
「じゃあ、少しずつスピードをあげるからね。これ以上は無理ってなったら言ってね」
「「「「わ、わかった」」」」
ファントムスティードのスピードは、ワイバーンのスピードと同等だ。ここにマルクの風属性の魔法スプリントを掛け合わせると、実質飛竜の飛行速度まで出すことが可能となる。
それでも、ワイバーンの上異種である緑飛竜のスピードには少し足りなかった。
緑飛竜がどれ程飛行に特化した魔物かよくわかるだろう。
「「「「マルク。これ以上スピードは出さないで!」」」」
「わかったよ」
シオン達が指定したスピードは、ファントムスティードの50%のスピードだった。それでも、普通の馬車に比べたら考えられないスピードだった。
「これなら三日目の昼には村に到着できるかな」
「そんな馬鹿な!」
カノンは、マルクの言った事が信じられない様子だった。馬車で半年の距離をたった三日で到着すると言ったからだ。
しかし、これは嘘でもなんでもなく、馬車で行くと街道沿いに長い道のりとなるが、ファントムスティードは上空を一直線で向かう事になるからだ。
馬車のスピードは速くとも、人間が早歩きしたスピードで時には魔物や盗賊に遭遇する事もあり慎重に進んでいくのだ。
しかし、ファントムスティードは街道なんか関係なく西に一直線で、マルクの世界地図をもってすれば空の魔物も避けて飛んでいけるのだ。
「と、言うわけだから、ひょっとしたらもっと早く到着できるかもね」
「嘘でしょ・・・・・・」
カノンは、マルクの言葉に絶句した。マルクの宣言通り故郷の村には二日目の朝に到着したのだった。
村の城門に向かうと、村の用心棒が声をかけてきた。
「マ、マルク!それにシオンまで!いやぁ久しぶりだな。王都からどうやって帰ってこれたんだ?」
「それより、父さんと母さんは?」
「大丈夫と言いたいんだが・・・・・・」
「ま、まさか!」
「デビットのやつが、家の下敷きになった村の者を助けたんだが怪我をしちまってな。命には別状はないがもう歩けないかもしれないんだ」
「今はステラが付きっきりで看病をしているんだよ」
「ああ!デビットは村の者の英雄だよ」
「そんな!倒壊した家屋はないって!」
「そりゃ、リーランの町のような家の事だな。しかし、この村のような家は少なからず被害が出ているよ」
「父さん!」
マルクは、自分の実家の方に走って家の扉を勢いよく開けた。
「父さん大丈夫?」
「「マ、マルク?」」
家の扉を開けると、デビットとステラがびっくりして扉を見た。シオンも実家が心配で自分の家に向かった。シオンの両親は何の怪我もないようだった。
「どうやって帰ってこれたの?」
「それより父さん大丈夫?」
「いやぁ、面目ない。俺ももう年かな?村の人間を助けたはいいが、自分が梁の下敷きになるとは思わなかった。この通りステラにも迷惑をかけているよ」
「あなた・・・・・・そんなこと言わないで」
「しかし、腰から下が全く動かないし感覚がないからな。これを治すにはエリクサーが必要だろうな」
「父さん!もう大丈夫だよ。僕が治すから」
「「えっ?」」
マルクは、パーフェクトヒールを唱えた。パーフェクトヒールは欠損した怪我も治す回復魔法だ。デビットの神経を繋げる事も可能である。
マルクが、パーフェクトヒールを掛け終わると、デビットの下半身の感覚が甦りデビットは元気よくベッドから起き上がったのだった。
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