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第6章 異世界転移
54話 木の精霊からの贈り物
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マルクは、国王サイフォンに付き添いを命じられたブローズと一緒に、王都オーエンの城門前に来ていた。
「マルク様、一体何をなさるおつもりですか?」
「この王都オーエンを見て、ブローズさんはどう思いますか?」
「早く建設を行わないと不味いですね・・・・・・・」
「本当にそう思ってます?」
「当たり前じゃないですか!」
「僕には、国王様や貴族達がどうしても他人事にしか思えなくてね」
「マルク様は一体何を言っているのですか?陛下を侮辱するのはやめていただきたい!いくらマルク様でもゆるしませんよ!」
マルクは、サイフォンの事は立派な国王と思っていた。レッドカイザーフェニックスが襲って来た時に平民達の為に、水の魔石を譲って自分が犠牲になったり、王城を避難場に開放したりしていたからだ。しかし、危険が去ったら自分のプライドを優先して今やる最優先事項を見誤ったからだ。
「ブローズさんの怒りはおかしいよ」
「なんでですか?陛下を馬鹿にされたら気分が悪いです。本来ならしょっぴかれても文句は言われませんよ?」
「だけどさ・・・・・・今回僕に支払われた褒美の金いくらだと思う?80億だよ・・・・・・」
マルクはブローズに小声で囁くと、ブローズは目を見開きびっくりした。
「はっ、80!」
マルクはとっさに、ブローズの口を押さえつけた。
「しぃ~~~~~~~~!大声を出さない!」
ブローズはマルクに口を押さえられ、コクコク頷いた。
「そんな巨額の資金はどこから出たんだい?」
「それは・・・・・・」
「今やる事は絶対国王様のプライドを満たす事じゃないだろ?本当なら、僕に褒美は与えたいが国内がこんな状態だからと町の復興に資金を当てるべきだろ?」
「ですが。マルク様はロスヤード王国を救った功績が!」
「だから、それはブリーナッシュとの和平条約で支払ってもらったじゃないか」
「それは国同士の・・・・・・」
「正直な話お金はもういらないほど他国からも使いきれないほど貰っているからな。どう考えても、この町の状態なら復興に当てるべきだよ」
「じゃあ、マルク様は陛下のお気持ちは迷惑というのですか?」
「時と場合だと言ってんだよ。迷惑とは言わないがこの状況を見て、ブローズさんは優先順位はどっちが上だと思う?」
「それは・・・・・・」
「国王様が正しいと言うなら、やっぱりあんた達は他人事にしか考えてないよ。僕からしたら、ブローズさん達は兵舎があり暖かいベッドもあるしね。それに食事だって心配はいらないだろうしね」
「うぐっ・・・・・・」
「僕が言った王族や貴族が平和になったら、他人事にしか思えなくてと言った意味がわかったかい?」
ブローズはマルクの説明に二の句が告げれなかった。そして、少し静寂の時間がありブローズは苦し紛れに話を変えたのだった。
「じゃあ・・・・・・マルク様は、平民の為にどういう協力をするおつもりですか?」
「話題を変えてきましたか?まぁ、いいですよ。ブローズさんにこんなことを言ってもどうにもならないですしね」
マルクは、王都オーエンの城門の外に出て歩き出した。辺り一面焼け野原で草一本生えておらず、マルクはただ歩き続けた。ブローズやその部下達も文句を言いながら着いてくる。
「マルク様どこまで行くおつもりですか?」
「「「「「そうですよ!」」」」」
「どこまで行っても同じです」
景色は変わらず焼け野原で、草や花はなく樹木は葉はなく幹は炭化していた。
「ブローズさん、ここからが南の森だね」
「ええ。そうですよ。しかし、伐採できる木はありませんけどね」
「ここからが真骨頂だ。グローズプラント」
マルクの魔法に、ブローズ達は目が飛び出るほど驚いた。マルクは地上に手を付き魔力を送り込む。
すると、焼け焦げた樹木が再生しだした。
「「「「「こ、これは一体!」」」」」
「マルク様、貴方は一体何をしたのですか?」
「樹木や草花を復活させたんだよ。やはり、植物の生命力は大したものだな!」
「何を言っているんですか?樹木は完全に焼け焦げていたではありませんか!」
「現実を認めなよ。樹木は青々と繁っているじゃないか?」
南の森の入り口は以前のように森が繁っていた。
「そ、そんな・・・・・・マルク様は神のつかいかなにかですか?」
「何を言ってんだか?僕は只のヒューマンだよ」
ブローズ達はそんなことは絶対ないと揃ってツッコミをいれた。それほど今の状況はとんでもない事である。
「「「「「こんな事が出来て、只のヒューマンな訳ないでしょ!」」」」」
「まあ、そうか・・・・・・そうだよね。僕はエルヴィス王国を救ったのは知っているよね?」
「「「「「はい!存じております」」」」」
「その時に、世界樹の加護をいただいたんだよ」
「世界樹の加護を!」
ブローズはびっくりして大声を出して身を乗り出した。
「近い近い!だから、地中に少しだけ残った根に魔力を分け与えたと言う訳だ」
「しかし、あんなに焼け焦げた樹木が・・・・・・」
「植物の生命力をなめたら駄目だよ。樹齢何千年という樹木は普通にあるじゃないか!」
マルクはさらに森だった場所を歩き続けた。そして、次々に樹木を復活させて行くのだった。
『ありがとう・・・・・・あなたの身にご加護がありますように!』
マルクの耳だけに、森の木々からこもれる日差しと一緒に樹の精霊の声が聞こえた。そして、マルクの目の前にいきなり一本の枝が現れたのだ。
マルクがその枝を、神眼で鑑定すると【世界樹の枝】とあった。
「マルク様、一体何をなさるおつもりですか?」
「この王都オーエンを見て、ブローズさんはどう思いますか?」
「早く建設を行わないと不味いですね・・・・・・・」
「本当にそう思ってます?」
「当たり前じゃないですか!」
「僕には、国王様や貴族達がどうしても他人事にしか思えなくてね」
「マルク様は一体何を言っているのですか?陛下を侮辱するのはやめていただきたい!いくらマルク様でもゆるしませんよ!」
マルクは、サイフォンの事は立派な国王と思っていた。レッドカイザーフェニックスが襲って来た時に平民達の為に、水の魔石を譲って自分が犠牲になったり、王城を避難場に開放したりしていたからだ。しかし、危険が去ったら自分のプライドを優先して今やる最優先事項を見誤ったからだ。
「ブローズさんの怒りはおかしいよ」
「なんでですか?陛下を馬鹿にされたら気分が悪いです。本来ならしょっぴかれても文句は言われませんよ?」
「だけどさ・・・・・・今回僕に支払われた褒美の金いくらだと思う?80億だよ・・・・・・」
マルクはブローズに小声で囁くと、ブローズは目を見開きびっくりした。
「はっ、80!」
マルクはとっさに、ブローズの口を押さえつけた。
「しぃ~~~~~~~~!大声を出さない!」
ブローズはマルクに口を押さえられ、コクコク頷いた。
「そんな巨額の資金はどこから出たんだい?」
「それは・・・・・・」
「今やる事は絶対国王様のプライドを満たす事じゃないだろ?本当なら、僕に褒美は与えたいが国内がこんな状態だからと町の復興に資金を当てるべきだろ?」
「ですが。マルク様はロスヤード王国を救った功績が!」
「だから、それはブリーナッシュとの和平条約で支払ってもらったじゃないか」
「それは国同士の・・・・・・」
「正直な話お金はもういらないほど他国からも使いきれないほど貰っているからな。どう考えても、この町の状態なら復興に当てるべきだよ」
「じゃあ、マルク様は陛下のお気持ちは迷惑というのですか?」
「時と場合だと言ってんだよ。迷惑とは言わないがこの状況を見て、ブローズさんは優先順位はどっちが上だと思う?」
「それは・・・・・・」
「国王様が正しいと言うなら、やっぱりあんた達は他人事にしか考えてないよ。僕からしたら、ブローズさん達は兵舎があり暖かいベッドもあるしね。それに食事だって心配はいらないだろうしね」
「うぐっ・・・・・・」
「僕が言った王族や貴族が平和になったら、他人事にしか思えなくてと言った意味がわかったかい?」
ブローズはマルクの説明に二の句が告げれなかった。そして、少し静寂の時間がありブローズは苦し紛れに話を変えたのだった。
「じゃあ・・・・・・マルク様は、平民の為にどういう協力をするおつもりですか?」
「話題を変えてきましたか?まぁ、いいですよ。ブローズさんにこんなことを言ってもどうにもならないですしね」
マルクは、王都オーエンの城門の外に出て歩き出した。辺り一面焼け野原で草一本生えておらず、マルクはただ歩き続けた。ブローズやその部下達も文句を言いながら着いてくる。
「マルク様どこまで行くおつもりですか?」
「「「「「そうですよ!」」」」」
「どこまで行っても同じです」
景色は変わらず焼け野原で、草や花はなく樹木は葉はなく幹は炭化していた。
「ブローズさん、ここからが南の森だね」
「ええ。そうですよ。しかし、伐採できる木はありませんけどね」
「ここからが真骨頂だ。グローズプラント」
マルクの魔法に、ブローズ達は目が飛び出るほど驚いた。マルクは地上に手を付き魔力を送り込む。
すると、焼け焦げた樹木が再生しだした。
「「「「「こ、これは一体!」」」」」
「マルク様、貴方は一体何をしたのですか?」
「樹木や草花を復活させたんだよ。やはり、植物の生命力は大したものだな!」
「何を言っているんですか?樹木は完全に焼け焦げていたではありませんか!」
「現実を認めなよ。樹木は青々と繁っているじゃないか?」
南の森の入り口は以前のように森が繁っていた。
「そ、そんな・・・・・・マルク様は神のつかいかなにかですか?」
「何を言ってんだか?僕は只のヒューマンだよ」
ブローズ達はそんなことは絶対ないと揃ってツッコミをいれた。それほど今の状況はとんでもない事である。
「「「「「こんな事が出来て、只のヒューマンな訳ないでしょ!」」」」」
「まあ、そうか・・・・・・そうだよね。僕はエルヴィス王国を救ったのは知っているよね?」
「「「「「はい!存じております」」」」」
「その時に、世界樹の加護をいただいたんだよ」
「世界樹の加護を!」
ブローズはびっくりして大声を出して身を乗り出した。
「近い近い!だから、地中に少しだけ残った根に魔力を分け与えたと言う訳だ」
「しかし、あんなに焼け焦げた樹木が・・・・・・」
「植物の生命力をなめたら駄目だよ。樹齢何千年という樹木は普通にあるじゃないか!」
マルクはさらに森だった場所を歩き続けた。そして、次々に樹木を復活させて行くのだった。
『ありがとう・・・・・・あなたの身にご加護がありますように!』
マルクの耳だけに、森の木々からこもれる日差しと一緒に樹の精霊の声が聞こえた。そして、マルクの目の前にいきなり一本の枝が現れたのだ。
マルクがその枝を、神眼で鑑定すると【世界樹の枝】とあった。
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