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第7章 覚醒
17話 難民の事は考えていなかった
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マルクは王国の対応に辟易する。難民の食料を用意して一時保護をしているとはいえ、難民の数は当初に比べ少なくなってはいるが日に日に増えているのだ。
「あなた達は難民の人数が増えているのはわかっていますか?」
「わかっておる!しかし、今はだな」
「じゃあ、王国は難民の食料をこの先配給し続けるつもりですか?」
「それはおいおい考えて・・・・・・」
「そういって、前例がないからといって難民達に借金をさせるつもりじゃないでしょうね?」
「ば、馬鹿な事を!何を根拠に・・・・・・・」
マルクは、大陸でも前例がないほどレベルが高く強い冒険者だ。つまりステータスも常人では、ありえないほど知力も上がっているという事で、セバスチャンに貴族の事や教官だった時の事を勉強をしていた。
セバスチャンは、没落した貴族の執事をしていた経験や、その持ち前の戦闘力でギルドの教官まで勤めた経験がある。
又、セバスチャン達と一緒に購入した特別奴隷のアルマの存在だ。アルマは元貴族であり没落して奴隷となった人間で、この二人がマルクの両親から教わった以外の知識を授けた知恵袋である。
「まぁ、いいですよ。言っておきますが、僕の土地をずっと対処が終わるまで貸してもらえると思っているのですか?」
「ちょっと待ってくれ!それは・・・・・・」
「確かにあの土地は王国様に頂いた土地です。しかし、こういった用途で僕の褒美として与えたのですか?」
「それは違う!余は感謝の意を評して」
「それに、難民をずっとこのままにしておくつもりですか?食料の予算はどこから出し続けるつもりですか?」
マルクが文句をいうと、宰相達貴族が反論してくる。
「しかし、マルクはそういうがここで難民の身分証を発行すれば、アインシュタル王国はこれからも身分証がなくても泣きつけば入国が出来る国になってしまうのがなぜわからん!」
「だから、その事で何で僕が我慢しないといけないんだ?」
マルクの不満が爆発した。難民の援助協力は問題はない。しかし、王国の対処法がいつまでの期間でいつから難民達を王国に受け入れるのか、全然返答がないのがマルクは不満なのだ。
「我慢とはどういう!」
「いいですか?難民達はテントですし詰め状態で生活している。便所すらない場所でです。あなた達は一時保護したと言っているが何もわかっていないと言っているんです」
「しかし、王国はテントや食料の配給し続けているだろ?」
「ええ、難民は増えているのに当初の量と変わらず栄養のない具のないスープですけどね。だったら、難民の対処も同時進行で考えるべきでしょ?」
「・・・・・・」
「無礼な!王国は難民に温かいスープを出しているんだぞ?」
「避難した当日はそれでも感謝してくれるさ!しかし、王国は身柄を受け入れない。かといって帰る事も出来ない八方塞がりだ。そんなのいつまで耐えれると思っているのか答えて欲しい」
「マルクはそういうが、マルクは何も我慢はしていないではないか?」
「宰相様、僕がそういう状況を見ていて何もしていないというのですか?馬鹿を言わないでもらいたい!」
「えっ」
「本来なら、僕がボランティアをする必要はないが、あの土地は僕の私有地です。問題が起こったらどうなると思うのですか?」
「しかし、それは・・・・・・」
「何で僕があの土地を城壁で囲み、ゴーレムを配備させたかわかっていないみたいですね」
マルクが、私有地を城壁で囲んだ理由は問題が起こらないようにするためだ。今までは王国も使っていない土地だが、私有地になりそこでスタンピードが起こらない保証はどこにもないのだ。
もらった土地は王都に匹敵する広大な土地だからだ。魔物が何かの原因で集まればスタンピードの要因となる。また、スタンピードだけではなく盗賊のアジトが出来る可能性もあるのだ。マルクは町を作るつもりはない。しかし、私有地を放置して何か問題が起これば責任問題になるのは容易に想像がつくのだ。
「仮に、私有地で病気が蔓延したらどうするんですか?僕はただ、巻き込まれて土地だけ貸したから責任はないと言ってそれが通るのですか?」
「そ、それは・・・・・・」
「温かいスープを出してやったから感謝しろ?国にも受け入れられない。戻る事もできず栄養失調で倒れるまで待てってどういう了見ですか?」
「じゃあマルクは?」
「そうですよ。毎日ではありませんが食料の援助もしているし、難民達にクリーンの魔法をかけて清潔にしています」
「・・・・・・」
「それらを踏まえてお答えしていただきたい!貴族ではない冒険者の僕がいつまで、こうした事をしないといけないのか聞かせて頂きたい」
「時間がほしい・・・・・・」
アーサー王は目をつむり時間を要求した。この事で王国は難民達の事は何も考えていなかった事がよくわかったのだった。
「あなた達は難民の人数が増えているのはわかっていますか?」
「わかっておる!しかし、今はだな」
「じゃあ、王国は難民の食料をこの先配給し続けるつもりですか?」
「それはおいおい考えて・・・・・・」
「そういって、前例がないからといって難民達に借金をさせるつもりじゃないでしょうね?」
「ば、馬鹿な事を!何を根拠に・・・・・・・」
マルクは、大陸でも前例がないほどレベルが高く強い冒険者だ。つまりステータスも常人では、ありえないほど知力も上がっているという事で、セバスチャンに貴族の事や教官だった時の事を勉強をしていた。
セバスチャンは、没落した貴族の執事をしていた経験や、その持ち前の戦闘力でギルドの教官まで勤めた経験がある。
又、セバスチャン達と一緒に購入した特別奴隷のアルマの存在だ。アルマは元貴族であり没落して奴隷となった人間で、この二人がマルクの両親から教わった以外の知識を授けた知恵袋である。
「まぁ、いいですよ。言っておきますが、僕の土地をずっと対処が終わるまで貸してもらえると思っているのですか?」
「ちょっと待ってくれ!それは・・・・・・」
「確かにあの土地は王国様に頂いた土地です。しかし、こういった用途で僕の褒美として与えたのですか?」
「それは違う!余は感謝の意を評して」
「それに、難民をずっとこのままにしておくつもりですか?食料の予算はどこから出し続けるつもりですか?」
マルクが文句をいうと、宰相達貴族が反論してくる。
「しかし、マルクはそういうがここで難民の身分証を発行すれば、アインシュタル王国はこれからも身分証がなくても泣きつけば入国が出来る国になってしまうのがなぜわからん!」
「だから、その事で何で僕が我慢しないといけないんだ?」
マルクの不満が爆発した。難民の援助協力は問題はない。しかし、王国の対処法がいつまでの期間でいつから難民達を王国に受け入れるのか、全然返答がないのがマルクは不満なのだ。
「我慢とはどういう!」
「いいですか?難民達はテントですし詰め状態で生活している。便所すらない場所でです。あなた達は一時保護したと言っているが何もわかっていないと言っているんです」
「しかし、王国はテントや食料の配給し続けているだろ?」
「ええ、難民は増えているのに当初の量と変わらず栄養のない具のないスープですけどね。だったら、難民の対処も同時進行で考えるべきでしょ?」
「・・・・・・」
「無礼な!王国は難民に温かいスープを出しているんだぞ?」
「避難した当日はそれでも感謝してくれるさ!しかし、王国は身柄を受け入れない。かといって帰る事も出来ない八方塞がりだ。そんなのいつまで耐えれると思っているのか答えて欲しい」
「マルクはそういうが、マルクは何も我慢はしていないではないか?」
「宰相様、僕がそういう状況を見ていて何もしていないというのですか?馬鹿を言わないでもらいたい!」
「えっ」
「本来なら、僕がボランティアをする必要はないが、あの土地は僕の私有地です。問題が起こったらどうなると思うのですか?」
「しかし、それは・・・・・・」
「何で僕があの土地を城壁で囲み、ゴーレムを配備させたかわかっていないみたいですね」
マルクが、私有地を城壁で囲んだ理由は問題が起こらないようにするためだ。今までは王国も使っていない土地だが、私有地になりそこでスタンピードが起こらない保証はどこにもないのだ。
もらった土地は王都に匹敵する広大な土地だからだ。魔物が何かの原因で集まればスタンピードの要因となる。また、スタンピードだけではなく盗賊のアジトが出来る可能性もあるのだ。マルクは町を作るつもりはない。しかし、私有地を放置して何か問題が起これば責任問題になるのは容易に想像がつくのだ。
「仮に、私有地で病気が蔓延したらどうするんですか?僕はただ、巻き込まれて土地だけ貸したから責任はないと言ってそれが通るのですか?」
「そ、それは・・・・・・」
「温かいスープを出してやったから感謝しろ?国にも受け入れられない。戻る事もできず栄養失調で倒れるまで待てってどういう了見ですか?」
「じゃあマルクは?」
「そうですよ。毎日ではありませんが食料の援助もしているし、難民達にクリーンの魔法をかけて清潔にしています」
「・・・・・・」
「それらを踏まえてお答えしていただきたい!貴族ではない冒険者の僕がいつまで、こうした事をしないといけないのか聞かせて頂きたい」
「時間がほしい・・・・・・」
アーサー王は目をつむり時間を要求した。この事で王国は難民達の事は何も考えていなかった事がよくわかったのだった。
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