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第7章 覚醒
40話 煌めきの杖の正体
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マルクは煌めきの杖を手に取り、ようやく自分用の装備を手にする事ができた。
「本当にその杖でいいのだな?」
「ええ!この杖で僕の町に攻め込んだ事は水に流しましょう」
「本当に水に流してくれるのだな?」
「ええ。この事は冒険者ギルド王国本部で働いている僕の妻にも報告しておきますよ」
「ちょっと待て・・・・・・ダンジョンマスターの討伐は・・・・・・」
「だから、それは冒険者ギルドに依頼を出していただいたら納得した冒険者がうけるかと?」
「約束が違うだろうが!」
「いやいや。僕は帝国からの損害賠償分の金の代わりにこの杖を選んだだけです」
「うっ!それならその杖はやれん!」
「えっ?」
「どうだ?ようやく自分用の装備が見つかったと今言ったばかりでいやだろ?だったら・・・・・・」
「あー・・・・・・・しょうがないですね」
マルクの言葉に、宰相はしめたと笑顔が溢れた。
「そ、そうであろう!だから・・・・・・」
「じゃあ、この杖は諦めよう!」
「はっ?ちょっ、ちょっと待て!お主はその杖が欲しいのであろう?」
「欲しいけど絶対じゃあないよ。じゃあ、宰相様損害賠償の350兆よろしくね」
マルクはニッコリ笑顔で、煌めきの杖を元の場所に置いて宝物庫を出ようとした。
「待て待て待て待て!どうしてそうなる?その杖が欲しいのであろう?だったら!」
「何を勘違いしているかわからりませんが、僕はその杖がなくても不便は感じていませんよ。くれないと言うなら構いません。しかし、杖を貰えないと言うなら損害賠償を金で払って貰うまでです」
その説明を聞き宰相は絶望した。マルクという人物が貴族の言いなりにならない唯一の平民だという事に。そして、宰相はその場に崩れ落ちた。
「ぐっ・・・・・・」
「そ、それでは失礼します」
「ま、待ってくれ!い、いや、待って下さい」
「どうしました?僕はその杖を諦め・・・・・・」
その時、マルクと宰相は目を見張った。宝物庫の中がパッと光が注いだからだ。
「待ってくれ!」
「だれだ!」
宰相が周りを見渡すと、マルクが元の場所に置いた煌めきの杖が輝いていた。
煌めきの杖がしゃべったのだ。この事実に宰相とマルクは言葉失い呆然とする。
「煌めきの杖がしゃべった?」
マルクがそういうと、煌めきの杖の先端に付いていた水晶から光が出て、ある人物が映し出された。
「ま、ま、ま、まさか!」
マルクはこの人物はわからないが、宰相が慌てたように目を見開いた。
「宰相様、誰か知っているのですか?」
「ば・・・・・・・」
「ば?」
「バッカン帝国、初代皇帝陛下・・・・・・」
「お主は、今の時代の宰相か?」
「ハ、ハッハァー!お、お主も頭を下げんか!無礼であろう!」
「宰相、そんなにかしこまらなくて良い!今の余は杖だからのう!」
「インテリジェンスソードは聞いた事はあったが、インテリジェンスの杖・・・・・・」
「お初にお目にかかる!余を装備できる者よ。余はバッカン帝国初代皇帝ライレール=フォール=バッカンと言う!」
「初めまして。僕はマルクと言います」
「そうか。マルクというのか?申し訳ないが、余を貰ってくれないだろうか?事情は見ておったのでわかっている」
「しかし、帝国が僕に貴方を渡さないと言っていますからね。僕にはどうしようもないですよ」
「余の子孫が申し訳ないと謝罪する。どうか、帝国ではなく大陸全土の平和の為に協力して貰えないだろうか?」
「大陸全土の平和?元皇帝がダンジョンマスターになったのがそんなに危険な事なのですか?」
マルクがそういうと宰相が口を挟んで怒鳴った。
「そりゃ魔王となったのだから危険に決まっておろう!」
「宰相よ!余の子孫である皇帝は悪魔に操られているだけの使い魔だよ」
「初代皇帝陛下。それは一体どういう事ですか?」
「余は遠い未来に、魔王が復活する事を予見し自分の魂を水晶に封じ込め、五千年という時間を生き永らえた」
「魔王復活はダンジョンマスターの事では?」
「ダンジョンマスターとは、人間の魂を集める魔王の使い魔に過ぎん。その昔、余は勇者パーティーの一員として、魔王を魔界に送り返したのだ」
「魔王を魔界に?」
「ああ!余の仲間である勇者達が協力して、魔王にダメージを与えて弱ったところを余が魔王を魔界に送り返したのだ」
「では!」
「魔王は我々では討伐する事は出来なかった。未来に魔王が復活する事はわかっていたが、そんな先の未来に余が生き長らえる事は出来ぬ。唯一我らの想いを伝える事が出来るエルフで弓の勇者も1500年ほどしか生きられぬ」
「「・・・・・・」」
「だから、余はこの煌めきの杖を宝物庫にしまい、余が死んだ後魂を水晶に封じ込めて時を待ったのだ。しかし、余の子孫が魔王の使い魔になるとは思いもせんかったわ」
「それで、僕に魔王を倒せと?」
「頼む!余は魔王の恐ろしさ脅威を知っている。あやつを復活させては大陸は闇に包まれよう!」
「過去の勇者達が敵わなかった魔王を僕一人で倒せと言うのですか?」
「お主には強力な仲間がいるではないか?」
「シオン達に危険な目に遭わせろと言うのか?」
「だから、余が力を与えてやると言っておるではないか」
煌めきの杖の能力はマルクも見た。だからこそ、マルクはこの杖を選んだのだ。
「本当にその杖でいいのだな?」
「ええ!この杖で僕の町に攻め込んだ事は水に流しましょう」
「本当に水に流してくれるのだな?」
「ええ。この事は冒険者ギルド王国本部で働いている僕の妻にも報告しておきますよ」
「ちょっと待て・・・・・・ダンジョンマスターの討伐は・・・・・・」
「だから、それは冒険者ギルドに依頼を出していただいたら納得した冒険者がうけるかと?」
「約束が違うだろうが!」
「いやいや。僕は帝国からの損害賠償分の金の代わりにこの杖を選んだだけです」
「うっ!それならその杖はやれん!」
「えっ?」
「どうだ?ようやく自分用の装備が見つかったと今言ったばかりでいやだろ?だったら・・・・・・」
「あー・・・・・・・しょうがないですね」
マルクの言葉に、宰相はしめたと笑顔が溢れた。
「そ、そうであろう!だから・・・・・・」
「じゃあ、この杖は諦めよう!」
「はっ?ちょっ、ちょっと待て!お主はその杖が欲しいのであろう?」
「欲しいけど絶対じゃあないよ。じゃあ、宰相様損害賠償の350兆よろしくね」
マルクはニッコリ笑顔で、煌めきの杖を元の場所に置いて宝物庫を出ようとした。
「待て待て待て待て!どうしてそうなる?その杖が欲しいのであろう?だったら!」
「何を勘違いしているかわからりませんが、僕はその杖がなくても不便は感じていませんよ。くれないと言うなら構いません。しかし、杖を貰えないと言うなら損害賠償を金で払って貰うまでです」
その説明を聞き宰相は絶望した。マルクという人物が貴族の言いなりにならない唯一の平民だという事に。そして、宰相はその場に崩れ落ちた。
「ぐっ・・・・・・」
「そ、それでは失礼します」
「ま、待ってくれ!い、いや、待って下さい」
「どうしました?僕はその杖を諦め・・・・・・」
その時、マルクと宰相は目を見張った。宝物庫の中がパッと光が注いだからだ。
「待ってくれ!」
「だれだ!」
宰相が周りを見渡すと、マルクが元の場所に置いた煌めきの杖が輝いていた。
煌めきの杖がしゃべったのだ。この事実に宰相とマルクは言葉失い呆然とする。
「煌めきの杖がしゃべった?」
マルクがそういうと、煌めきの杖の先端に付いていた水晶から光が出て、ある人物が映し出された。
「ま、ま、ま、まさか!」
マルクはこの人物はわからないが、宰相が慌てたように目を見開いた。
「宰相様、誰か知っているのですか?」
「ば・・・・・・・」
「ば?」
「バッカン帝国、初代皇帝陛下・・・・・・」
「お主は、今の時代の宰相か?」
「ハ、ハッハァー!お、お主も頭を下げんか!無礼であろう!」
「宰相、そんなにかしこまらなくて良い!今の余は杖だからのう!」
「インテリジェンスソードは聞いた事はあったが、インテリジェンスの杖・・・・・・」
「お初にお目にかかる!余を装備できる者よ。余はバッカン帝国初代皇帝ライレール=フォール=バッカンと言う!」
「初めまして。僕はマルクと言います」
「そうか。マルクというのか?申し訳ないが、余を貰ってくれないだろうか?事情は見ておったのでわかっている」
「しかし、帝国が僕に貴方を渡さないと言っていますからね。僕にはどうしようもないですよ」
「余の子孫が申し訳ないと謝罪する。どうか、帝国ではなく大陸全土の平和の為に協力して貰えないだろうか?」
「大陸全土の平和?元皇帝がダンジョンマスターになったのがそんなに危険な事なのですか?」
マルクがそういうと宰相が口を挟んで怒鳴った。
「そりゃ魔王となったのだから危険に決まっておろう!」
「宰相よ!余の子孫である皇帝は悪魔に操られているだけの使い魔だよ」
「初代皇帝陛下。それは一体どういう事ですか?」
「余は遠い未来に、魔王が復活する事を予見し自分の魂を水晶に封じ込め、五千年という時間を生き永らえた」
「魔王復活はダンジョンマスターの事では?」
「ダンジョンマスターとは、人間の魂を集める魔王の使い魔に過ぎん。その昔、余は勇者パーティーの一員として、魔王を魔界に送り返したのだ」
「魔王を魔界に?」
「ああ!余の仲間である勇者達が協力して、魔王にダメージを与えて弱ったところを余が魔王を魔界に送り返したのだ」
「では!」
「魔王は我々では討伐する事は出来なかった。未来に魔王が復活する事はわかっていたが、そんな先の未来に余が生き長らえる事は出来ぬ。唯一我らの想いを伝える事が出来るエルフで弓の勇者も1500年ほどしか生きられぬ」
「「・・・・・・」」
「だから、余はこの煌めきの杖を宝物庫にしまい、余が死んだ後魂を水晶に封じ込めて時を待ったのだ。しかし、余の子孫が魔王の使い魔になるとは思いもせんかったわ」
「それで、僕に魔王を倒せと?」
「頼む!余は魔王の恐ろしさ脅威を知っている。あやつを復活させては大陸は闇に包まれよう!」
「過去の勇者達が敵わなかった魔王を僕一人で倒せと言うのですか?」
「お主には強力な仲間がいるではないか?」
「シオン達に危険な目に遭わせろと言うのか?」
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