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第7章 新たな進化
9話 聖教国の闇
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ヒロトシは、ミトンの町に毎日帰還して次の日はハウスに帰り昨日の場所に戻り、そこから旅を再開させた。
「ご主人様あれを!」
「こんな場所を、馬車で旅をするなんてなんて無謀な事を・・・・・・」
シアンが指差した場所に馬車の残骸があり、その声にセレンが身を乗りだし、馬車の残骸を見て呟いた。
「セレン、よく見てみろ。あれはミトンの町から聖教国に強制送還された犯罪者達の馬車だ」
「本当だ・・・・・・言ってみたらこんな場所まで旅が出来てたんだ」
「ほんとね。運が良かったんじゃない」
シアンが危険地帯の街道を、馬車でここまで進めていたことに感心していた。
多分、最後は魔の森の魔物に襲われ最悪の死に方をしたに違いなかったと、馬車の残骸が物語っていた。
そして、ヒロトシ達が旅を出発して1ヶ月が経ちやっと、聖教国に到着した。海岸沿いの街道をひたすらトラックをとばしてやってきたのだ。
「お、お主この街道を使ってやってきたのか?」
聖教国の国境警備にあたっていた聖騎士が、ヒロトシに驚き声をかけた。
「ええ」
「それで、聖教国には何をしにきたのだ?」
「商売です」
「お主商人なのか?では身分証はあるのか?」
ヒロトシは、聖騎士にギルドカードを見せた。
「フム、偽物ではないな。ようこそ。聖教国へ!」
「どうもありがとうございます」
最初、魔の森の街道を使ってやってきたヒロトシに警戒していた聖騎士も、ギルドカードを見せた瞬間、警戒を解いた。
「それにしても、その乗り物はなんなんだね?馬も無しに移動できるとは・・・・・・」
「これはトラックという乗り物ですよ。大量の物資を運べますね」
「一応荷台を見せてもらえるかね?」
「はい。いいですよ」
ヒロトシは、運転席から降りて、後ろの荷台の扉を開いた。中を確認した聖騎士はミランダ達を見て躊躇しながら、ヒロトシに聞いた。
「あなたは奴隷・・・・・・商人なのか?」
「いえ、違いますよ。」
「この人間は、俺の護衛です」
「そうなのか?奴隷にしてはずいぶん綺麗なんなんだね?」
「ええ。この人間達のおかげでここまでこれましたからね」
「なるほど。この乗り物のおかげかと思いました。それにしても鉄の箱が走るとは、この方向から来るとは王国では、この乗り物が普通なのですか?」
「まさか?このトラックは俺だけですよ」
聖騎士達は、ヒロトシにいろいろ聞いた。ここに派遣されて初めての事だったので驚いていた。
「あの、聖都リュートまであと、どれくらい距離がありますか?」
「ああ。あと、馬で1ヶ月はかかるかと思う」
「そうですか」
「君は聖都で商売を?」
「ええ、そのつもりです」
「そうか。長いこと引き留めて悪かったね。気をつけて旅をしてくれたまえ。まぁ、君のようにこの街道を越えてきた人達には、この先に危険はないとは思わないが。わはははははは!」
聖騎士は、ヒロトシ達が盗賊達に襲われても、盗賊達が反対に可哀想な結果になると思い大笑いしていた。
そして、ヒロトシ達は国境の砦を出発した。
「そういえば、ご主人様は聖都で何の商売をするつもりですか?」
「そういえば言ってなかったな。ポーション屋をするつもりだ」
「ポーション屋ですか?」
「ああ。聖都では治療をぼったくっている業者が多いらしいからね。価格競争したら絶対勝てるよ」
「な、なるほど!」
「それに、まずは冒険者達に元気になってもらわないとな」
ヒロトシは、聖教国でもなくてはならない店を作ろうとしていた。ポーションなら、ティアができたはずである。自分がポーション屋を始めれば、他の店も価格を下げるはずである。
まずは、そこから手をつけるつもりだったが、一筋縄ではいかなかったのだ。
ヒロトシ達は、聖教国の国境を出て一週間もかからず聖都に到着した。ギルドカードを見せたら聖都には普通に入ることができ、まずは商売ギルドに顔出した。
「「「「「いらっしゃいませ」」」」」
「初めての方でしょうか?」
「いや、違うよ。店舗を購入したいんだ。いい物件はあるかい?」
「えーと、商売をするつもりですか?」
「ああ、ポーション屋をするつもりだ」
ヒロトシが言うと、受付嬢達がざわめいた。
「あの、ポーション屋はやめた方がよろしいかと思いますよ」
「どういう事ですか?」
「あなたは知らないのですか?」
「さっき、聖都についたばかりだからね」
「そうですか。失礼しました。私はシャインと申します。以後お見知りおきを」
「ご丁寧にどうも。俺はヒロトシです。聖都で商売をしに来た。よろしくな」
(ヒロトシ?どこかで聞いたような)
シャインはヒロトシの名前に聞き覚えがあったが説明を続けた。
「ここに来たばかりならしょうがありませんね。新規参入のポーション屋は、材料が手に入りません」
「はっ?」
「薬草問屋組合が一手にその業務を担っていますので、新規事業者は自分達で薬草を手に入れないと商売ができないのですよ」
「なるほどね」
「月に何回か、生産ギルドの輸入品が船で運ばれてきますが、古参の錬金術師が買うと思うので新規事業者は、冒険者ギルドに依頼を出さないと手に入れないと・・・・・・」
「じゃあ、冒険者に依頼を出せばいいのか?」
「其れもやめておいた方がよろしいかと」
「えーと、なんで?」
「大きな声では言えませんが、冒険者は錬金術師や聖職者と仲がよくありません。薬草を取ってきてもポーションが高すぎて満足に使えないのですよ」
「うわぁ!最悪だな」
「はい・・・・・・しかし、ポーションを作れるのは錬金術師しかいません。中には適正価格で販売している錬金術師の方もいるのですが・・・・・・」
「薬草問屋や他の錬金術師から嫌がらせを?」
「その通りです。だから、新規で商売するなら回復系の商売はやめた方がよろしいかと思います」
「なるほどね」
聖教国は思った以上に、とんでもない事がわかった。
「ご主人様あれを!」
「こんな場所を、馬車で旅をするなんてなんて無謀な事を・・・・・・」
シアンが指差した場所に馬車の残骸があり、その声にセレンが身を乗りだし、馬車の残骸を見て呟いた。
「セレン、よく見てみろ。あれはミトンの町から聖教国に強制送還された犯罪者達の馬車だ」
「本当だ・・・・・・言ってみたらこんな場所まで旅が出来てたんだ」
「ほんとね。運が良かったんじゃない」
シアンが危険地帯の街道を、馬車でここまで進めていたことに感心していた。
多分、最後は魔の森の魔物に襲われ最悪の死に方をしたに違いなかったと、馬車の残骸が物語っていた。
そして、ヒロトシ達が旅を出発して1ヶ月が経ちやっと、聖教国に到着した。海岸沿いの街道をひたすらトラックをとばしてやってきたのだ。
「お、お主この街道を使ってやってきたのか?」
聖教国の国境警備にあたっていた聖騎士が、ヒロトシに驚き声をかけた。
「ええ」
「それで、聖教国には何をしにきたのだ?」
「商売です」
「お主商人なのか?では身分証はあるのか?」
ヒロトシは、聖騎士にギルドカードを見せた。
「フム、偽物ではないな。ようこそ。聖教国へ!」
「どうもありがとうございます」
最初、魔の森の街道を使ってやってきたヒロトシに警戒していた聖騎士も、ギルドカードを見せた瞬間、警戒を解いた。
「それにしても、その乗り物はなんなんだね?馬も無しに移動できるとは・・・・・・」
「これはトラックという乗り物ですよ。大量の物資を運べますね」
「一応荷台を見せてもらえるかね?」
「はい。いいですよ」
ヒロトシは、運転席から降りて、後ろの荷台の扉を開いた。中を確認した聖騎士はミランダ達を見て躊躇しながら、ヒロトシに聞いた。
「あなたは奴隷・・・・・・商人なのか?」
「いえ、違いますよ。」
「この人間は、俺の護衛です」
「そうなのか?奴隷にしてはずいぶん綺麗なんなんだね?」
「ええ。この人間達のおかげでここまでこれましたからね」
「なるほど。この乗り物のおかげかと思いました。それにしても鉄の箱が走るとは、この方向から来るとは王国では、この乗り物が普通なのですか?」
「まさか?このトラックは俺だけですよ」
聖騎士達は、ヒロトシにいろいろ聞いた。ここに派遣されて初めての事だったので驚いていた。
「あの、聖都リュートまであと、どれくらい距離がありますか?」
「ああ。あと、馬で1ヶ月はかかるかと思う」
「そうですか」
「君は聖都で商売を?」
「ええ、そのつもりです」
「そうか。長いこと引き留めて悪かったね。気をつけて旅をしてくれたまえ。まぁ、君のようにこの街道を越えてきた人達には、この先に危険はないとは思わないが。わはははははは!」
聖騎士は、ヒロトシ達が盗賊達に襲われても、盗賊達が反対に可哀想な結果になると思い大笑いしていた。
そして、ヒロトシ達は国境の砦を出発した。
「そういえば、ご主人様は聖都で何の商売をするつもりですか?」
「そういえば言ってなかったな。ポーション屋をするつもりだ」
「ポーション屋ですか?」
「ああ。聖都では治療をぼったくっている業者が多いらしいからね。価格競争したら絶対勝てるよ」
「な、なるほど!」
「それに、まずは冒険者達に元気になってもらわないとな」
ヒロトシは、聖教国でもなくてはならない店を作ろうとしていた。ポーションなら、ティアができたはずである。自分がポーション屋を始めれば、他の店も価格を下げるはずである。
まずは、そこから手をつけるつもりだったが、一筋縄ではいかなかったのだ。
ヒロトシ達は、聖教国の国境を出て一週間もかからず聖都に到着した。ギルドカードを見せたら聖都には普通に入ることができ、まずは商売ギルドに顔出した。
「「「「「いらっしゃいませ」」」」」
「初めての方でしょうか?」
「いや、違うよ。店舗を購入したいんだ。いい物件はあるかい?」
「えーと、商売をするつもりですか?」
「ああ、ポーション屋をするつもりだ」
ヒロトシが言うと、受付嬢達がざわめいた。
「あの、ポーション屋はやめた方がよろしいかと思いますよ」
「どういう事ですか?」
「あなたは知らないのですか?」
「さっき、聖都についたばかりだからね」
「そうですか。失礼しました。私はシャインと申します。以後お見知りおきを」
「ご丁寧にどうも。俺はヒロトシです。聖都で商売をしに来た。よろしくな」
(ヒロトシ?どこかで聞いたような)
シャインはヒロトシの名前に聞き覚えがあったが説明を続けた。
「ここに来たばかりならしょうがありませんね。新規参入のポーション屋は、材料が手に入りません」
「はっ?」
「薬草問屋組合が一手にその業務を担っていますので、新規事業者は自分達で薬草を手に入れないと商売ができないのですよ」
「なるほどね」
「月に何回か、生産ギルドの輸入品が船で運ばれてきますが、古参の錬金術師が買うと思うので新規事業者は、冒険者ギルドに依頼を出さないと手に入れないと・・・・・・」
「じゃあ、冒険者に依頼を出せばいいのか?」
「其れもやめておいた方がよろしいかと」
「えーと、なんで?」
「大きな声では言えませんが、冒険者は錬金術師や聖職者と仲がよくありません。薬草を取ってきてもポーションが高すぎて満足に使えないのですよ」
「うわぁ!最悪だな」
「はい・・・・・・しかし、ポーションを作れるのは錬金術師しかいません。中には適正価格で販売している錬金術師の方もいるのですが・・・・・・」
「薬草問屋や他の錬金術師から嫌がらせを?」
「その通りです。だから、新規で商売するなら回復系の商売はやめた方がよろしいかと思います」
「なるほどね」
聖教国は思った以上に、とんでもない事がわかった。
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