研磨職人!異世界に渡り、色んなものを磨き魔法スキルと合わせて、幸せに暮らす。

本条蒼依

文字の大きさ
336 / 347
第7章 新たな進化

72話 冒険者達ギルドに救われる

しおりを挟む
 冒険者達は、今の状況が納得いかなかった。冒険者ギルドを潰す事は、自分達冒険者も同じように潰される事になるからだ。

 冒険者達は、ヒ美研に文句の一つも言いたくて殴り込んだ。

「ヒロトシ様に会わせてくれ!」

「冒険者の皆様、ようやくヒロトシ様に面会をしに来たのですね?」

「はっ?何を言ってやがる!冒険者ギルドもろとも俺達も潰すつもりなのか?」
「そうだ!今日は、その事について文句を言いに来たんだ!」

「あー・・・・・・冒険者の皆様に一つ訂正をさせて頂いてもよろしいですか?」

「なんだよ?」

「ご主人様は、冒険者ギルドを潰すつもりですが、冒険者の皆様には危害を加えるつもりはございませんよ」

「何を言ってやがる!冒険者ギルドの依頼はなくなり、俺達は生活出来なくなっているんだ!ギルドはヒロトシ様の個人ギルドのせいだと言っている!」

「ええ、そうですね。確かに冒険者ギルドから依頼がなくなったのは、個人ギルド[ヒ美研]のせいで、王都の平民達は依頼先を冒険者ギルドから、こちらに移しているからです」

「そのせいで俺達は生活が成り立たなくなっているだよ」

「だから、ご主人様は冒険者ギルドから出る時に、冒険者の皆様に困った時は俺を頼れと言われたと思いますが、違いましたか?」

「「「「「「あっ!」」」」」」

「だから、皆様はここに出向いたんじゃ?」

「それは・・・・・・忘れていた。しかし、冒険者ギルドが文句を言うなら、ヒ美研に言えと言ったんだよ・・・・・・」

「まったく、冒険者ギルドはすぐに人のせいにして失礼しちゃうわね」

「だが、個人ギルド[ヒ美研]も依頼をかっ拐って自分達でやってしまうから、俺達冒険者は王都から去らなくなったんだぜ?」

「皆様は王都から出るつもりだったのですか?ご主人様の予想がはじめて外れたわ・・・・・・」

「い、いや・・・・・・出るつもりは嘘だ。出れなかったよ。ただ、この不満をヒロトシ様にぶつけなきゃ、やってられなかっただけだ・・・・・・」

「そうですか・・・・・・では、どうしますか?」

「「「「「「えっ?」」」」」」

 個人ギルド[ヒ美研]の受付嬢のルディアは、冒険者達に尋ね返し、冒険者達はルディアが何を言っているのかわからなかった。

「どうするってどういう事だ?」

「いえ、皆様がヒロトシ様に文句を言うならこのままお帰り下さい!」

「なっ!」

「そんな威嚇しないで下さい!ウチには、皆様には勝てない用心棒がいますよ。それに、暴れたらご主人様の結界が作動しますので、止めておいた方がいいと思います」

 冒険者達が、身を乗り出そうとしたらカウンターの奥に、尋常じゃない雰囲気を持つ兵士風の男が目を光らせていた。

「冗談だよ」

 冒険者達がカウンターから離れると、カウンターの奥にいた兵士風の男は構えを解いたのだった。

「反対に、ヒロトシを頼って面会をしに来たのならこのままお待ちください」

「わ、わかったよ。ヒロトシ様に頼らせて下さい。この通りです」

 冒険者達は、この状況をなんとかなるのなら選択は一つであり、冒険者達はルディアに頭を下げるしかなかった。

 すると、ルディアはすぐに個人ギルドにヒロトシをつれてきた。

「皆さん、お待ちしてましたよ」

「「「「「ヒロトシ様」」」」」
「なんで、冒険者ギルドを潰すんですか?」

 冒険者達のリーダー格のSランク冒険者のハワードが、ヒロトシの顔を見た瞬間意見を言った。

「ハワードさん、ヒロトシ様に文句は言わないと言ったではありませんか?」

 ルディアは、ハワードに注意をしたが、ヒロトシがすぐにルディアを抑えた。

「ルディアいいよ」

「で、ですが!」

「冒険者達の言いたいこともわかるからね」

 ルディアは、ヒロトシに抑えられ、不服そうに引き下がった。

「それで、ヒロトシ様はなんで、冒険者ギルドを潰すんですか?」

「あんたもあの場所にいただろ?俺はギルドに謝罪を求めただけだ。しかし、冒険者ギルドがそれを突っぱねたから、犠牲になった冒険者のお礼参りだよ」

「だけど、そのおかげで俺達は!」

「だから、俺は冒険者達に困ったら俺を頼れと言ったじゃないか?だから、俺はお前達が個人ギルドに来るのを待っていたんだ」

「俺達を待っていた?」

「ああ。ハワードと言ったよな?あんたは冒険者ギルドでまだ働きたいか?」

「働きたいかって言われても、俺達は冒険者だ。依頼を受けて依頼報酬をもらって生活をしているんであって、冒険者ギルドで働いている訳じゃない」

「だが、冒険者ギルドから依頼を受けて、報酬をもらっているんだろ?」

「そう考えるとそうだが・・・・・・だから、なんなんだよ」

「鈍い奴だな。冒険者ギルドに依頼がなくなって生活ができないのなら、ヒ美研の依頼を受けて報酬をもらって生活をしないかと言っているんだよ」

「「「「「「はぁあ?」」」」」」

「何を驚いているんだよ?町の人達の依頼が、こっちに移っただけだろ?依頼内容も変わらないじゃないか」

「俺達が、ヒ美研に所属するっていいのか?」

「別に構わないだろ?俺だって商人ギルドに所属してたのに、生産ギルドから誘われたんだからな」

「た、確かに・・・・・・・」

「まぁ、ヒ美研に所属して貰うにあたって、ヒ美研のギルドカードを作ってもらうけどね」

「個人ギルドで、ギルドカードをつくれるのか?」

「まぁ、冒険者ギルドと同じものだけどな」

「あの魔道具をつくれるのか?」

 ヒロトシは、進化して仙人になった事でいろんな事が理解できるようになっていた。ヒロトシはビアンカに、ギルドカードを作る魔道具の設計図を竜水晶で教えてもらったのだ。
 それを元に、個人ギルドで使用したのだ。それをヒロトシは、王都だけで使えるようにローベルグにも許可をすでにとっていた。

「じゃあ、俺達はヒ美研で依頼を受けれるのか?」

「ああ。構わないよ。ハワード達が、冒険者を誘いギルド登録を済ませば、冒険者ギルドだけ報復ができるからな」

 ハワード達は、ヒロトシに感謝してヒ美研ギルドに登録をすませた。
 最初は、ハワード達もFランクからスタートだが、冒険者ギルドカードを見せればSランクの実力があるので、難しい依頼も受けられるので不満はでなかった。
しおりを挟む
感想 91

あなたにおすすめの小説

間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。 間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。 多分不具合だとおもう。 召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。 そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます ◇ 四巻が販売されました! 今日から四巻の範囲がレンタルとなります 書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます 追加場面もあります よろしくお願いします! 一応191話で終わりとなります 最後まで見ていただきありがとうございました コミカライズもスタートしています 毎月最初の金曜日に更新です お楽しみください!

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜

あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」 貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。 しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった! 失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する! 辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。 これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!

【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-

ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。 困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。 この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。 はい、ご注文は? 調味料、それとも武器ですか? カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。 村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。 いずれは世界へ通じる道を繋げるために。 ※本作はカクヨム様にも掲載しております。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

処理中です...