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愛川勉篇
7月7日
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バーは夜に賑わう。RPGのダンジョンのようにレンガで固められた外観、内装は白と黒にタイル上に等間隔に配置された赤いイス。長いカウンターテーブルの背にはたくさんのグラスと酒瓶が並べられている。極め付けには大人びた雰囲気漂わせるジャズ音楽。これはDiangoだろうか。洋酒が進みそうだ。
今夜はどんなお客様がこのバーに足を踏み入れてくるのかを楽しみに、俺は毎夜毎夜胸を躍らせている。
「こ、こんばんは」
カランコロンと鳴るドアベルの音は心をキュッとさせる。
「いらっしゃいませ。お好きな席にお座りください。」
男はオロオロとしながら左から二番目のカウンター席へつき、「あの、すみません」と、手を控えめに挙げてボーイを呼んだ。
「すみません、僕こういう店に来るのは初めてで、何を頼めばいいのかさっぱりわからなくて。えっと、あの…、どうすればいいでしょうか」
はい、こういうお客様は何度か接客済みだからやり方はわかっている。初めての経験にビビりながらも勇気を振り絞って挑戦しようとするお客様。これには接客する側も真剣に寄り添わないといけない。
「わかりますよ。初めてのバーでは何かルールなどがあるのかと思い、何を飲んだり、どういう振る舞いをすればいいのかわからなくなる人がたくさんいます。たしかにマナーというものはありますが、それ以前にバーは単純にお酒を楽しむ場所ですので、そう堅くならないでください。いつも通りでいいのです。それではお客様のお酒の好みをお聞かせください」
「は、はい」
「まずは、失礼ながらカクテルをお飲みになったことははございますでしょうか?」
「すみません。お酒にあまり強くなくて、普段はほとんどお酒を飲まないのでカクテルも飲んだことありません」
ふーん、じゃあどうしてバーなんかに来たんだか。あ~わかった。きっとウザい上司にでも、もういい大人なんだからこういう経験しとけよ的なノリだろ。ほんとウザってんだよなそういうの。
「左様ですか。ではここにくる前に何かをお食べになられてきましたか?」
「はい。上司とここの近くのステーキ屋で食べてきました」
ほーん。じゃあさっきの仮説は見事成り立ったな。ていうかよくステーキ食べた後によくそのノリにしっかり乗って他の飲食店に入ってきたな。そこのステーキ屋って割とボリューミーだろ。どうせ上司も肉と脂と一緒にビールをガブガブ飲んでへべれけなんだろうから、もう次の日になったらそんな揶揄い忘れてるに決まってる。だからそんなノリなんて適当にアハハーってあしらえばいいのによ。
あーあ、こういう生真面目が仇になるやつ、なんか苦手だな。
「では、好きなフルーツと苦手なフルーツ。そしてさっぱりと甘いではどちらが好きかお聞かせください」
「えーと、好きなフルーツはみかんとか、柑橘系で嫌いなのは、いちごです。さっぱりと甘いでは、さっぱりした方が好きです」
あー結構ど定番ね、はいはい。
「かしこまりました。では最初の一杯はお客様の好みに合わせたものでよろしいでしょうか?」
「お願いします。」
この何が出てくるかわからなくて不安そうな顔。でもどこかワクワクしている顔。これが一杯飲んだ後にどちらに傾くか。はじめてのお客様ってこういう楽しみあるよな。
「マスター、お願いします。」
「わかった。」
バー『ショコラ』のオーナー澤村豊さん。職に迷ってた俺をアルバイトで雇ってくれた恩人だけど、人見知りでお客様との会話はほぼゼロ。だから多分俺を雇ったのは善意とかじゃなくて、接客が無理だからなんだろうな。
「はい。」
はや。本当さすがだなこの人、俺とお客様の会話で即時にこのお酒作ってやんの。いや、まあ俺もそれに気づいてたからあえてお願いしますって一言で済ませたんだけどさ。この人には敵いそうにないな。
「どうぞ、ジントニックのロングです。」
そっとお客様の前へグラスに氷がゴテゴテと入ったほぼ透明のドリンクを置く。それからはライムのスカッとした香りがスーッと鼻を通る。こっちまで晴れやかな気持ちになれる香りだ。
「いい匂いですね。なんだかさっき食べたステーキでの胸焼けが少し解消された気がします。」
「柑橘系の爽やかな香りには、気分をリフレッシュさせる効果があります。きっとそれのお陰でしょう。ぜひ一口お飲みください。」
恐る恐るグラスを唇につけ、男はつけたグラスを傾け、シュワシュワと弾けるジントニックを一口分を口に含む。
どうだ。未知の酒を飲んだ反応は…
男の喉仏が動くのが見えると、そっと唇からグラスを離しカウンターに置いた。すると男は不思議そうに言った。
「あれ、飲める。美味しいです。」
よっしゃあ!良い方に転んでくれた。
「お口に合ってとても光栄です。」
「僕、こういう店のお酒は、すごく甘かったり、度がめちゃくちゃ強いものばかりだと思ってたんですけど、これはとてもサッパリしていて、甘さも控えめで、なんだか飲みやすいです。」
こんなハッキリといい感想を言ってもらえると、自分が作ったわけでもないのに喜んでしまう。
「ありがとうございます。お客様の言う通り、バーにはベリー系の甘いお酒やテキーラなどのアルコール度数の高いお酒なども置いていますが、今お出ししたジントニックなどのように、アルコールに弱い方でも楽しめるようなお酒も多種用意しています。」
「そうなんですね。バーに対して誤解していました。けど今回でバーが少し楽しい場所なんだとわかりました。ありがとうございます。」
はは、すごいポジティブだ。でも、こう言われると説明した甲斐もあるし、何よりお礼を言われると悪い気しないから、嬉しいに限るな。こんな俺に礼を言うなんて。
「身に有り余るお言葉です」
男はグラスを再度持ち、ごくごくと飲んでいき、あっさり溶ける間もないゴツい氷を取り残して飲み終わってしまった。
「お酒がこんなにもすんなり喉に入ったのははじめてですよ。なんだか夏に飲むサイダーの感覚でした。」
「それは良かったです。」
「本当はこのままもう一杯っていこうかと思ったんですけど、でもやっぱりお酒はお酒、アルコールは入ってるので今日はこの辺にしときます。お会計お願いします。」
たしかにそれが賢明な判断だと俺も思う。急に普段飲まない量のアルコール摂取は負担になるから。
「かしこまりました。ジントニック一杯ですので、七五十円となります。」
男は財布から小銭を出してキャッシュマットに置いた。
「また今度来てみようと思います。多分こういうお酒なら僕でも飲めるようになっていくと思うので。では、おやすみなさい。」
「ありがとうございました。」
男はドアを開け、静かに夜の街に出ていった。
随分と礼儀正しいお客様だったな。でも堅苦しいってわけじゃなくて、なんかあれはあれで自分と社会の型にハマってるっていうか、しっくりくる。あれは大人なんだろうな…。
そんなことを密かに考えながら、ボーイはグラスを片つけている。するとまた、カランコロンとドアベルが鳴った。ボーイはふとそれに気づき、「いらっしゃいませ、お好きな席へどうぞ」とないはずのマニュアル通りのセリフをかける。
バーは夜に賑わう。今夜もバー「ショコラ」は一人、また一人と客がドアノブを鳴らし、それぞれ静かに、賑やかに酒を飲んでいた。
夜が更けると共に、店内は静けさを取り戻していき、ジャズ音楽がよく聞こえるようになる。一日の終わりと始まりの瞬間にショコラの明かりは消えた。
今夜はどんなお客様がこのバーに足を踏み入れてくるのかを楽しみに、俺は毎夜毎夜胸を躍らせている。
「こ、こんばんは」
カランコロンと鳴るドアベルの音は心をキュッとさせる。
「いらっしゃいませ。お好きな席にお座りください。」
男はオロオロとしながら左から二番目のカウンター席へつき、「あの、すみません」と、手を控えめに挙げてボーイを呼んだ。
「すみません、僕こういう店に来るのは初めてで、何を頼めばいいのかさっぱりわからなくて。えっと、あの…、どうすればいいでしょうか」
はい、こういうお客様は何度か接客済みだからやり方はわかっている。初めての経験にビビりながらも勇気を振り絞って挑戦しようとするお客様。これには接客する側も真剣に寄り添わないといけない。
「わかりますよ。初めてのバーでは何かルールなどがあるのかと思い、何を飲んだり、どういう振る舞いをすればいいのかわからなくなる人がたくさんいます。たしかにマナーというものはありますが、それ以前にバーは単純にお酒を楽しむ場所ですので、そう堅くならないでください。いつも通りでいいのです。それではお客様のお酒の好みをお聞かせください」
「は、はい」
「まずは、失礼ながらカクテルをお飲みになったことははございますでしょうか?」
「すみません。お酒にあまり強くなくて、普段はほとんどお酒を飲まないのでカクテルも飲んだことありません」
ふーん、じゃあどうしてバーなんかに来たんだか。あ~わかった。きっとウザい上司にでも、もういい大人なんだからこういう経験しとけよ的なノリだろ。ほんとウザってんだよなそういうの。
「左様ですか。ではここにくる前に何かをお食べになられてきましたか?」
「はい。上司とここの近くのステーキ屋で食べてきました」
ほーん。じゃあさっきの仮説は見事成り立ったな。ていうかよくステーキ食べた後によくそのノリにしっかり乗って他の飲食店に入ってきたな。そこのステーキ屋って割とボリューミーだろ。どうせ上司も肉と脂と一緒にビールをガブガブ飲んでへべれけなんだろうから、もう次の日になったらそんな揶揄い忘れてるに決まってる。だからそんなノリなんて適当にアハハーってあしらえばいいのによ。
あーあ、こういう生真面目が仇になるやつ、なんか苦手だな。
「では、好きなフルーツと苦手なフルーツ。そしてさっぱりと甘いではどちらが好きかお聞かせください」
「えーと、好きなフルーツはみかんとか、柑橘系で嫌いなのは、いちごです。さっぱりと甘いでは、さっぱりした方が好きです」
あー結構ど定番ね、はいはい。
「かしこまりました。では最初の一杯はお客様の好みに合わせたものでよろしいでしょうか?」
「お願いします。」
この何が出てくるかわからなくて不安そうな顔。でもどこかワクワクしている顔。これが一杯飲んだ後にどちらに傾くか。はじめてのお客様ってこういう楽しみあるよな。
「マスター、お願いします。」
「わかった。」
バー『ショコラ』のオーナー澤村豊さん。職に迷ってた俺をアルバイトで雇ってくれた恩人だけど、人見知りでお客様との会話はほぼゼロ。だから多分俺を雇ったのは善意とかじゃなくて、接客が無理だからなんだろうな。
「はい。」
はや。本当さすがだなこの人、俺とお客様の会話で即時にこのお酒作ってやんの。いや、まあ俺もそれに気づいてたからあえてお願いしますって一言で済ませたんだけどさ。この人には敵いそうにないな。
「どうぞ、ジントニックのロングです。」
そっとお客様の前へグラスに氷がゴテゴテと入ったほぼ透明のドリンクを置く。それからはライムのスカッとした香りがスーッと鼻を通る。こっちまで晴れやかな気持ちになれる香りだ。
「いい匂いですね。なんだかさっき食べたステーキでの胸焼けが少し解消された気がします。」
「柑橘系の爽やかな香りには、気分をリフレッシュさせる効果があります。きっとそれのお陰でしょう。ぜひ一口お飲みください。」
恐る恐るグラスを唇につけ、男はつけたグラスを傾け、シュワシュワと弾けるジントニックを一口分を口に含む。
どうだ。未知の酒を飲んだ反応は…
男の喉仏が動くのが見えると、そっと唇からグラスを離しカウンターに置いた。すると男は不思議そうに言った。
「あれ、飲める。美味しいです。」
よっしゃあ!良い方に転んでくれた。
「お口に合ってとても光栄です。」
「僕、こういう店のお酒は、すごく甘かったり、度がめちゃくちゃ強いものばかりだと思ってたんですけど、これはとてもサッパリしていて、甘さも控えめで、なんだか飲みやすいです。」
こんなハッキリといい感想を言ってもらえると、自分が作ったわけでもないのに喜んでしまう。
「ありがとうございます。お客様の言う通り、バーにはベリー系の甘いお酒やテキーラなどのアルコール度数の高いお酒なども置いていますが、今お出ししたジントニックなどのように、アルコールに弱い方でも楽しめるようなお酒も多種用意しています。」
「そうなんですね。バーに対して誤解していました。けど今回でバーが少し楽しい場所なんだとわかりました。ありがとうございます。」
はは、すごいポジティブだ。でも、こう言われると説明した甲斐もあるし、何よりお礼を言われると悪い気しないから、嬉しいに限るな。こんな俺に礼を言うなんて。
「身に有り余るお言葉です」
男はグラスを再度持ち、ごくごくと飲んでいき、あっさり溶ける間もないゴツい氷を取り残して飲み終わってしまった。
「お酒がこんなにもすんなり喉に入ったのははじめてですよ。なんだか夏に飲むサイダーの感覚でした。」
「それは良かったです。」
「本当はこのままもう一杯っていこうかと思ったんですけど、でもやっぱりお酒はお酒、アルコールは入ってるので今日はこの辺にしときます。お会計お願いします。」
たしかにそれが賢明な判断だと俺も思う。急に普段飲まない量のアルコール摂取は負担になるから。
「かしこまりました。ジントニック一杯ですので、七五十円となります。」
男は財布から小銭を出してキャッシュマットに置いた。
「また今度来てみようと思います。多分こういうお酒なら僕でも飲めるようになっていくと思うので。では、おやすみなさい。」
「ありがとうございました。」
男はドアを開け、静かに夜の街に出ていった。
随分と礼儀正しいお客様だったな。でも堅苦しいってわけじゃなくて、なんかあれはあれで自分と社会の型にハマってるっていうか、しっくりくる。あれは大人なんだろうな…。
そんなことを密かに考えながら、ボーイはグラスを片つけている。するとまた、カランコロンとドアベルが鳴った。ボーイはふとそれに気づき、「いらっしゃいませ、お好きな席へどうぞ」とないはずのマニュアル通りのセリフをかける。
バーは夜に賑わう。今夜もバー「ショコラ」は一人、また一人と客がドアノブを鳴らし、それぞれ静かに、賑やかに酒を飲んでいた。
夜が更けると共に、店内は静けさを取り戻していき、ジャズ音楽がよく聞こえるようになる。一日の終わりと始まりの瞬間にショコラの明かりは消えた。
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