メモ帳サイズの心たちーSF編

結崎悠菜@w@

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アンドロイドの話

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「おい!アン!紅茶を淹れろ!」

「はい、マスター」

「砂糖はふたつ、ミルクはたっぷりだ!」

「はい、マスター」

「6分置いてから飲め!」

「はい、マスター」

 
 私のマスターは病気である。

 マスターは自分の存在を正しく認識できない。そして、自分のしたいことや、しなければいけないことを頭の中で整理することも出来ない。

 だから、マスターの脳とチップで繋がった私がいる。

 的確に思いと情報を読み取り、マスターに指示を出す。



「アン!スコーンの用意も忘れるなよ!」

「はい、マスター」

 
無感情な返事を返すアン様は今日も私よりもアンドロイドのようだった。
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