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契約成立②
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一通り話しが終わり、フェルクスさんが執事さんを呼んだ。ローテーブルに散らばる書類を整理している間に執事さんがお茶を入れてくれて、ほっと一息ついた。
広くなったテーブルにフェルクスさんが丸められた紙を出してくる。ポスターみたいな感じ。彼の手元を見ながら、なんとなくぼんやりする。
「早速だけど、これからのことも少し話したい。地図は先に見るかい?」
「……」
「ルミ?」
「! あ…ごめんなさい。地図見せていただきます」
ワンテンポ遅れて返事をする。知らない間に意識が飛びかけていた。
さすがにもう眠気がピーク。あくびを噛み殺していると、彼がテーブルの上に地図を広げる。全体を埋めるくらいの大きさがあった。
その右寄り部分をフェルクスさんは指で示す。
「ここがアリステギア王国だよ」
「…………」
少しだけ黄ばんだ紙に見たこともない形が並んでいる。明らかに私の知ってる世界地図じゃない。
無言のままの私に、フェルクスさんは何を勘違いしたのか大陸の説明を始めた。
「アリステギアのあるサントル大陸は、暗黒時代と呼ばれるモンサーン期にデクストラ大陸から別たれたと言われているが、実際は」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
いきなり、なんとか大陸とか、なんとか期とか言われても全然わかんない。
フェルクスさんを止めて紙の端から端まで、穴が開くほどじっと眺める。けど描かれてる、どの地名にも覚えがなかった。
何度か見直したけど、もう限界。なにこれ塗り絵?遠目に見れば、海草にも見えなくない?って、現実逃避しても目の前の地図は形を変えてくれない。
ゴンッと頭をテーブルにつけて項垂れる。
直後、ガタッと立ち上がったフェルクスさんの焦った声が耳に届いた。
「ルミ?!」
「あー、大丈夫です。気にしないでください」
手で制止して、目を瞑る。
うん、ちょっと整理しよう。
突然、見知らぬ土地に来た。
⬇️
童話っぽい雰囲気。
⬇️
でもって、地図に地元の地名なし。
そこから導き出される答えは────。
直後思いっきり目を見開く。くわっとね、くわっ!っと。
「地球じゃないじゃん!!」
「!」
バンッとテーブルを叩いて顔を上げたら、目の前のフェルクスさんが驚きで目を丸くしている。でもそれどころじゃない。
ちょっとと言うか、かなり混乱する。何?どういうこと?ちょっと深夜テンションも入ってる?!
もう!! 何度も言うけどさ!!
「……ここは一体、どこなのよ!?」
「いや、だからアリステギア王国だと……」
躊躇いがちに答えるフェルクスさんの声だけが悲しく宙に溶けていった。
広くなったテーブルにフェルクスさんが丸められた紙を出してくる。ポスターみたいな感じ。彼の手元を見ながら、なんとなくぼんやりする。
「早速だけど、これからのことも少し話したい。地図は先に見るかい?」
「……」
「ルミ?」
「! あ…ごめんなさい。地図見せていただきます」
ワンテンポ遅れて返事をする。知らない間に意識が飛びかけていた。
さすがにもう眠気がピーク。あくびを噛み殺していると、彼がテーブルの上に地図を広げる。全体を埋めるくらいの大きさがあった。
その右寄り部分をフェルクスさんは指で示す。
「ここがアリステギア王国だよ」
「…………」
少しだけ黄ばんだ紙に見たこともない形が並んでいる。明らかに私の知ってる世界地図じゃない。
無言のままの私に、フェルクスさんは何を勘違いしたのか大陸の説明を始めた。
「アリステギアのあるサントル大陸は、暗黒時代と呼ばれるモンサーン期にデクストラ大陸から別たれたと言われているが、実際は」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
いきなり、なんとか大陸とか、なんとか期とか言われても全然わかんない。
フェルクスさんを止めて紙の端から端まで、穴が開くほどじっと眺める。けど描かれてる、どの地名にも覚えがなかった。
何度か見直したけど、もう限界。なにこれ塗り絵?遠目に見れば、海草にも見えなくない?って、現実逃避しても目の前の地図は形を変えてくれない。
ゴンッと頭をテーブルにつけて項垂れる。
直後、ガタッと立ち上がったフェルクスさんの焦った声が耳に届いた。
「ルミ?!」
「あー、大丈夫です。気にしないでください」
手で制止して、目を瞑る。
うん、ちょっと整理しよう。
突然、見知らぬ土地に来た。
⬇️
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⬇️
でもって、地図に地元の地名なし。
そこから導き出される答えは────。
直後思いっきり目を見開く。くわっとね、くわっ!っと。
「地球じゃないじゃん!!」
「!」
バンッとテーブルを叩いて顔を上げたら、目の前のフェルクスさんが驚きで目を丸くしている。でもそれどころじゃない。
ちょっとと言うか、かなり混乱する。何?どういうこと?ちょっと深夜テンションも入ってる?!
もう!! 何度も言うけどさ!!
「……ここは一体、どこなのよ!?」
「いや、だからアリステギア王国だと……」
躊躇いがちに答えるフェルクスさんの声だけが悲しく宙に溶けていった。
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