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0page・夢を見続けるのは難しい
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エンドロールでキャラ名と声優名が流れる。
主役級の声優は当然人気が出ている声優や売り出し中の俳優が占め、端役級は中堅から声優のバイプレイヤー達ががっちりと固めている。空いているのは安く使える新人達がひしめき合う一言二言の役割、モブである。
#主役_メイン#が物語を引っ張るなら、#脇役_サブ_#は主役を引き立て、モブはそのドラマに色をつける。だがしかしモブのみをやろうとする者は皆無。やはり前に出たいと思うのは役者の習性だ。
僕もその1人だ。
なんとか家賃と食費を稼げている声優業。普段は体力作りとして運送屋でバイトをしているが、本業は声優だ。たとえモブばかりでも、十何年モブをし続けているとしても。
『はい、オッケーでーす。確認しますんでちょっと待っててください』
「はい」
ヘッドホンから聞こえる音響さんの声にほっとして息を吐く。何度も会ったことがあって何度も同じように仕事をしているとはいえ、声優と技官さんの間には仕事という大きな壁がある。大御所さんや中堅さんは、人気の為彼らに合わせて仕事を振るが、モブは違う。事務所が売りたい人、又は空いている人に振られるのだ。
信頼関係が一瞬で崩れる可能性のあるモブは、何度やっても慣れることはない。
「あっつ‥‥」
入った当初は丁度いいかなと思われた室温も、雑音が入らないように空調を止めテストと本番で30分も使ったブースはかなり暑い。
タオルと水の入ったペットボトルは端に置いてある椅子の足下に置いてある。
2世代前は水を持ち込むなんて厳禁だったらしいから、いい時代になったのかもしれない。生涯現役の世界で一昔前の人口図のようにピラミッド型になっている声優勢力図。1つ段を上るためにうん万の人から抜きん出なければならず、声優活動のみで日常生活を送れるのは上位300人程度。狭く厳しい業界だ。
努力よりも才能が、才能と同じぐらいコミュニケーションスキルが、コミュニケーションスキルより相性が、そして何より運が大切なこの世界。まだまだ自分の力が及ばないのがひしひしと感じられる。
「‥‥今日はビール買って帰ろ」
モブでリテイクが出ることはほとんどない。
ブースに設置された技官さんのいる部屋が見える小窓からは話し合いをしている技官さんたちが見える。
『オッケーでーす! ありがとうございました! 今開けますねー』
リテイクがないだろうとは思っていたとは言え、実際なかったと言われるとホッとする。
台本を抱えて、水とタオルを回収する為にヘッドホンを外して所定の位置に置く。
その時それが起きた。
バチッと音がしたかと思うと、天井の明かりが点滅し、立っていられないほどの揺れが体を襲う。
四つん這いになった体勢から、倒れてくるマイクスタンドが見えた。とっさに「弁償なんて無理」なんて言葉が浮かんで、地面にマイクが触れないようマイクスタンドとゴムで固定されているマイクを掴んだ。
背中から倒れこんだのと、バキッと扉から音がしたのと、電気が消え窓のないこの部屋が真っ暗になったのはほぼ同時だった。
「~~ッ、いったー!」
3本あったマイクのうち掴めたのは1本。
むしろ掴めたことを褒め称えたい。
体が倒れその上に他のマイクスタンドが倒れてこようと掴んだのだから。
「流石防音ブース。完全に暗闇だよ」
何も見えない。
とりあえず立ち上がって壁に触れようと這い始める。マイクは足元に置いた。
四つん這いでなんとか壁を触る。上へ手を伸ばせば、感触が変わり、叩いた音から判断するに技官さんが見えるはずの小窓。
「だれか! 誰か聞こえますか!?」
バンバンと力いっぱい叩くが、頭のどこかで「ブースの中、しっかりはめられた2重窓の音に誰が気がつく?」なんて冷静な自分が言っている。
「#米井_よねい_#さん、#青木_あおき_#さん! トキさん!! ‥‥誰か返事をっしてくださいッ!」
ふと、小窓から見える風景がちらついた気がした。
「トキさん? 誰か、誰か居るんですか!?」
見えたのは、赤い光。
赤くてチラチラする光。
「ウソでしょ‥‥」
そうと分かったら納得できた。
地震に停電に火事。空調の止まった部屋。若干の息苦しさ。
こうなっては、灰色の脳細胞を持ってなくてもわかる。
「人生ここまで、か」
最初はアニメの声優に憧れた。何があっても必ず立ち上がる主人公。ただただあんな風になりたくて。
アニメを見るようになって、アニメの曲を聴くようになって、友人が増えた。原作にも興味が出ていろんな本を読みまくった。
声優のオーディションと聞いて送ったが書類審査で落ちた。書類で落ちるってなんなの。
養成所に通ってみた。お金の割にオーディション少ないし、目指してる奴の多さに驚いた。そいつらを出し抜いて役を勝ち取るビジョンが浮かばなかった。
声優を諦める奴や、上のクラスに進めなかった奴がどんどん辞めていった。ほとんどの理由はお金と世間体だった。
「主人公は無理でも、せめて物語に関わる人を演りたかったなぁ」
初めてお仕事を貰った後3年間は様々な作品のモブをやらせて貰って、結構評価は高かったと思うけど、3年すぎると仕事はガクンと減った。
それでも事務所の契約は更新できたし、3年の間に培った縁のお陰でそれなりの仕事にありつけた。
普段は小さな劇場の事務や裏方のスタッフを暇な時に手伝って、仕事の電話が入れば事務所で詳しい話を聞く。
そんな、パッとしない日常。
「‥‥結局、売れなかったなぁ」
生きて焼かれるより、一酸化炭素中毒で眠るように死ぬ方が、どちらかといえば楽そうだし。瞼を落として夢を見る。
だんだんと霞んで行く思考に、夢に生きるってやっぱり大変だったなと、最後にそう思った。
====================
後に新聞を飾る『極致型直下地震』の文字や『都内で唯一死者が出たビル』の文字を僕は知らない。もちろん、死者の欄の横、行方不明に僕の名前が書いてあることも、他に3人程行方不明者がいたことも。
一本だけ壊れずに床に置かれていたと思われたマイクが超常現象が起きた証拠としてバラエティ番組にバンバン取り上げられたことも、何も知らない。
主役級の声優は当然人気が出ている声優や売り出し中の俳優が占め、端役級は中堅から声優のバイプレイヤー達ががっちりと固めている。空いているのは安く使える新人達がひしめき合う一言二言の役割、モブである。
#主役_メイン#が物語を引っ張るなら、#脇役_サブ_#は主役を引き立て、モブはそのドラマに色をつける。だがしかしモブのみをやろうとする者は皆無。やはり前に出たいと思うのは役者の習性だ。
僕もその1人だ。
なんとか家賃と食費を稼げている声優業。普段は体力作りとして運送屋でバイトをしているが、本業は声優だ。たとえモブばかりでも、十何年モブをし続けているとしても。
『はい、オッケーでーす。確認しますんでちょっと待っててください』
「はい」
ヘッドホンから聞こえる音響さんの声にほっとして息を吐く。何度も会ったことがあって何度も同じように仕事をしているとはいえ、声優と技官さんの間には仕事という大きな壁がある。大御所さんや中堅さんは、人気の為彼らに合わせて仕事を振るが、モブは違う。事務所が売りたい人、又は空いている人に振られるのだ。
信頼関係が一瞬で崩れる可能性のあるモブは、何度やっても慣れることはない。
「あっつ‥‥」
入った当初は丁度いいかなと思われた室温も、雑音が入らないように空調を止めテストと本番で30分も使ったブースはかなり暑い。
タオルと水の入ったペットボトルは端に置いてある椅子の足下に置いてある。
2世代前は水を持ち込むなんて厳禁だったらしいから、いい時代になったのかもしれない。生涯現役の世界で一昔前の人口図のようにピラミッド型になっている声優勢力図。1つ段を上るためにうん万の人から抜きん出なければならず、声優活動のみで日常生活を送れるのは上位300人程度。狭く厳しい業界だ。
努力よりも才能が、才能と同じぐらいコミュニケーションスキルが、コミュニケーションスキルより相性が、そして何より運が大切なこの世界。まだまだ自分の力が及ばないのがひしひしと感じられる。
「‥‥今日はビール買って帰ろ」
モブでリテイクが出ることはほとんどない。
ブースに設置された技官さんのいる部屋が見える小窓からは話し合いをしている技官さんたちが見える。
『オッケーでーす! ありがとうございました! 今開けますねー』
リテイクがないだろうとは思っていたとは言え、実際なかったと言われるとホッとする。
台本を抱えて、水とタオルを回収する為にヘッドホンを外して所定の位置に置く。
その時それが起きた。
バチッと音がしたかと思うと、天井の明かりが点滅し、立っていられないほどの揺れが体を襲う。
四つん這いになった体勢から、倒れてくるマイクスタンドが見えた。とっさに「弁償なんて無理」なんて言葉が浮かんで、地面にマイクが触れないようマイクスタンドとゴムで固定されているマイクを掴んだ。
背中から倒れこんだのと、バキッと扉から音がしたのと、電気が消え窓のないこの部屋が真っ暗になったのはほぼ同時だった。
「~~ッ、いったー!」
3本あったマイクのうち掴めたのは1本。
むしろ掴めたことを褒め称えたい。
体が倒れその上に他のマイクスタンドが倒れてこようと掴んだのだから。
「流石防音ブース。完全に暗闇だよ」
何も見えない。
とりあえず立ち上がって壁に触れようと這い始める。マイクは足元に置いた。
四つん這いでなんとか壁を触る。上へ手を伸ばせば、感触が変わり、叩いた音から判断するに技官さんが見えるはずの小窓。
「だれか! 誰か聞こえますか!?」
バンバンと力いっぱい叩くが、頭のどこかで「ブースの中、しっかりはめられた2重窓の音に誰が気がつく?」なんて冷静な自分が言っている。
「#米井_よねい_#さん、#青木_あおき_#さん! トキさん!! ‥‥誰か返事をっしてくださいッ!」
ふと、小窓から見える風景がちらついた気がした。
「トキさん? 誰か、誰か居るんですか!?」
見えたのは、赤い光。
赤くてチラチラする光。
「ウソでしょ‥‥」
そうと分かったら納得できた。
地震に停電に火事。空調の止まった部屋。若干の息苦しさ。
こうなっては、灰色の脳細胞を持ってなくてもわかる。
「人生ここまで、か」
最初はアニメの声優に憧れた。何があっても必ず立ち上がる主人公。ただただあんな風になりたくて。
アニメを見るようになって、アニメの曲を聴くようになって、友人が増えた。原作にも興味が出ていろんな本を読みまくった。
声優のオーディションと聞いて送ったが書類審査で落ちた。書類で落ちるってなんなの。
養成所に通ってみた。お金の割にオーディション少ないし、目指してる奴の多さに驚いた。そいつらを出し抜いて役を勝ち取るビジョンが浮かばなかった。
声優を諦める奴や、上のクラスに進めなかった奴がどんどん辞めていった。ほとんどの理由はお金と世間体だった。
「主人公は無理でも、せめて物語に関わる人を演りたかったなぁ」
初めてお仕事を貰った後3年間は様々な作品のモブをやらせて貰って、結構評価は高かったと思うけど、3年すぎると仕事はガクンと減った。
それでも事務所の契約は更新できたし、3年の間に培った縁のお陰でそれなりの仕事にありつけた。
普段は小さな劇場の事務や裏方のスタッフを暇な時に手伝って、仕事の電話が入れば事務所で詳しい話を聞く。
そんな、パッとしない日常。
「‥‥結局、売れなかったなぁ」
生きて焼かれるより、一酸化炭素中毒で眠るように死ぬ方が、どちらかといえば楽そうだし。瞼を落として夢を見る。
だんだんと霞んで行く思考に、夢に生きるってやっぱり大変だったなと、最後にそう思った。
====================
後に新聞を飾る『極致型直下地震』の文字や『都内で唯一死者が出たビル』の文字を僕は知らない。もちろん、死者の欄の横、行方不明に僕の名前が書いてあることも、他に3人程行方不明者がいたことも。
一本だけ壊れずに床に置かれていたと思われたマイクが超常現象が起きた証拠としてバラエティ番組にバンバン取り上げられたことも、何も知らない。
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