月が導く異世界道中

あずみ 圭

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三章 ケリュネオン参戦編

単行本10巻ダイジェスト① とある冒険者の数奇な最後

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 どうしてこうなったのか。
 眼前に広がる凄惨な光景が、絶え間なく俺にそう考えさせる。
 シーリー、シーリーと俺を慕った帝国女の若いのも死体さえ残さず逝っちまいやがった。
 ……いや、あいつだけじゃねえか。
 ツィーゲから一緒にこっちに来た連中も大分死んだ。
 別行動してた奴らがどれだけ生き残ってくれているかにもよるが、そう多くはねえだろう。
 俺と一緒だったのは全滅だ。
 冒険者から大国リミアの専属傭兵になって、第二の人生もこれからって時だったのによ……。
 決死の覚悟と信じがたいほどの統制に満ちた部隊による魔族の奇襲、王都はあっという間に戦火に呑まれた。
 都を守る騎士達の動きが整うまでに魔族は魔将が率いる部隊を城にまで届かせ、勇者の首を狙ってきた。
 まったく、とんでもねえ。
 ふと、魔将を名乗った四腕の巨人を思い出す。
 背筋に寒気が走る。
 荒野でも滅多にお目にかからないレベルの、怪物だった。
 冒険者時代なら先に気付けりゃ儲けもの、さてどうやって迂回するかって相談してただろう。
 だが今の俺の身分は勇者を助けるべき王国の傭兵ときたもんだ。
 逃げられねえ。
 ま、途中白いゴーレムやらガワだけリッチの意味が分からねえアンデッドの乱入もあって何とか城を抜けたは良いが……。
 そしたら外はこの様だ。
 家も壁も通りも。
 何もかもが上から降ってきたモンにズタボロに破壊されて……さっきまで以上に生きてる存在の気配がしねえときた。
 こりゃもう竜の決闘場にでもなったかって無理に冗談を言ってみりゃあ、見上げるようなサイズの竜が本当にいやがったし。
 ち、荒野の探索で一か八かの博打を繰り返すような冒険者稼業よか安心で安全な転職先だと思ったんだが、やっちまったかもな。
 俺もいよいよかもしれねえ。

「チヤ、ウーディの具合はどうだ?」

「……良くない、かなり悪いよ。術だけじゃなくて、安静に出来る場所でお薬も使ってちゃんと治療しないと……」

「保たんか」

「頑張るけど、もし戦いがもっと激しくなってあのリッチがこっちの結界を解いちゃったら、ダメ、かも」

 勇者を守る様命令されてるらしいあのリッチ、ラルヴァが展開した結界が今、俺達の命を守ってる。
 その中に勇者、響のパーティと俺がいる訳なんだが、かなりまずい状況が続いていた。
 最年長の妻子持ち、宮廷魔術師でもあるウーディが防御の隙を突かれたのか腹に穴開けてぶっ倒れてる。
 普通ならそれで死ぬんだが、こっちにはローレルの巫女、チヤってのがいる。
 外見に見合わねえ出鱈目な威力の回復魔術を展開してウーディを治そうと奮闘中だ。
 もっとも、騎士のベルダが尋ねた限り現状は良くはないらしいが。

「ラルヴァ……あれが本当に上位竜のランサーだっていうのなら、単騎で上位竜を相手に出来る程の実力があるっていうの?」

 響は少し離れた場で繰り広げられている戦い、いやあれは俺が認識してる戦いってのとは次元が違うモンだが、それを観察していた。
 常識が考えればあり得ない話だ。
 上位竜といえば精霊と並ぶ世界の管理する側の存在。
 俺達が生死を賭けて探索していた世界の果てには上位竜や精霊の類の噂は聞かねえが、びっくり箱みてえなあそこでさえそれらに匹敵する存在についてはいないとされてる。
 上位竜を一人でどうにか出来るのは、同じ上位竜か精霊、じゃなきゃ……神、女神様くらいだろう。
 その筈だ。
 なのに、どういう訳かすぐ先で竜の巨躯を前に魔術を矢継ぎ早に繋げながらまだ立って、というか押し始めてる様にさえ見えるリッチがいるんだよな。
 まるで吟遊詩人が歌う詩が現実に飛び出てきたかのような、本当に現実味がねえ。
 言っとくが俺だって荒野じゃリッチの数匹程度なら倒した事があるっての。
 ……あのラルヴァの前じゃ三秒も生きてる自信もねえが。

「っ。ランサーが人に?」

 ああ……。
 響の驚きが俺に確信を与える。
 上位竜の数少ない情報の中にランサーは本気の戦いになると人に変じる、というものがあるからだ。
 つまりあれは間違いなく上位竜で、ラルヴァはそれと互角以上に戦う存在だ。
 まったくよ、荒野の方が平和だったぜ、畜生。
 次の一撃でラルヴァがこちらに吹き飛ばされてきたのを見て、俺は心中で天を仰いだ。
 本気の上位竜が暴れる。
 王都が灰になった程度の損害なら十人中十人が良かったね、と喜ぶ事間違いなし。
 もし響とラルヴァが共闘したとしてもどうなる訳もない。
 終わりだ。
 俺は死を覚悟した。
 だが。
 共闘を提案した響を、ラルヴァはあっさりと拒絶した。
 それどころか、奴はアンデッドでありながら戦いの邪魔をしないなら後でウーディを治療するとも言いやがった。
 騙そうとしている空気じゃない。
 こいつは、ランサーとあそこまで戦って、その上奴の本気を見て、受けて。
 その上でまだ戦うと言っている。
 口にする事全部がでまかせにしか聞こえない内容だってのに……。
 くそ、そうか、そういう事か。
 ようやく俺は自分の中に燻っていた奇妙な感情らしきものの正体に気付いた。
 少し前にも感じた事がある、こりゃあ、『あの人達』を見てた時と一緒だ。
 俺が振り落とされた、ツィーゲの急成長の根っこ。
 レンブラント商会呪病事件を解決し、そのまま発足した奇跡の商会。
 ライドウと、巴と澪。
 あいつらが当然に纏っている気配に触れた時のそれに、そっくりだ。
 やると言った事はやる。
 無理を覆してでも成し遂げる。
 その数々を嫉妬や期待、いろんな感情が混じった目で俺は雲の上を見上げるみてえに見てた。
 そうかよ、こいつも……同類かよ。
 だったら、俺は……。

「いや、それで正解でさ――」

 ラルヴァの提案を肯定する。
 諦める位なら、少しでも助かる可能性がある方に乗る。
 抗うって事さえやめちまったら、そもそも冒険者になった事まで無駄になっちまうような気がするしな。





◇◆◇◆◇◆◇◆





 光の剣で貫いた相手を剣に変え使役する。
 上位竜ランサーの能力はそういうものらしい。
 詳しいとこは流石にさっぱりだが、現にヤツはその力でこれまでとは違う実体化した剣を操ってラルヴァと戦っていた。
 ……とはいっても、口から火属性らしき光を吐いたり手から闇を撒いたり、受けた傷を水属性の術で癒したり、とんでもないとこは別にも色々あるけどな。
 それ以上にだ。
 ラルヴァがおかしい。
 まず杖を剣に変えやがった。
 それも短剣とかじゃねえ、大剣だ。
 戦士でさえ使い手を選ぶサイズだ。
 馬鹿じゃなかろうかと思った。
 響も、あれ何の冗談? って乾いた声で呟いてた。
 かと思ってりゃあ、ラルヴァはその大剣で思いっきり踏み込んで接近戦を始めた。
 いや剣で接近戦ってなあ普通だ。
 それを、魔術師でリッチなあいつがやるのが異常ってだけで。
 繰り出される剣術は見事。
 俺が生涯見て来た使い手の中でもダントツだ。
 野性と修練がその極みで融合したかのような、俺から見れば理想と超えた理想の剣技。
 その上でこれまで同様に展開される複数の魔術。
 もはや、言葉もなかった。
 そう。
 ラルヴァは人型になったランサーを圧倒していた。
 上位竜が、アンデッドの攻撃を、必死に凌いでいる。
 確かに並外れた魔力があるからこそ出来る事には違いないが、人の剣技と人の術でだ。

「ちぇっ、今ここに転がってるのやら浮いてるのやら、何本か拝借して逃げりゃあ大金持ちになれるってのによ……」

 思わず声が漏れる。
 今のランサーには明らかにこちらを気にしている余裕がない。
 そしてランサーが出した、またはこの場で魔族や騎士や冒険者を貫いて作った剣はそのどれもが一級品以上。
 間違いない名品ばかり。
 持ち逃げ出来れば大儲けできるだろう。
 なのに、俺にはその気が微塵もない。
 そんな事よりも、上位竜に単騎で挑むリッチの戦いの結末を見届けたかった。

(っ!?)

 一瞬、ランサーの注意がこっちに向いた。気がした。
 次の瞬間、ラルヴァの剣を躱し損ねたランサーの足が刎ねられ、何故かこっちに奴の光の剣が放たれた!
 即座に臨戦態勢を取って前に出る響、そこにベルダが並んで守護のスキルと術を展開した。
 俺は万が一の備えとしてスキルを用意して待機。
 冒険者として得たクラスのスキルは使いどころを間違えなければ非常に有用だ。
 それに頼りきって戦えば、本人の技量は下がるが。
 もっともそもそも技量ってなあスキルの使い方であって本人の武器捌きや身のこなしなんぞは二の次だって考え方が昔は主流だった。
 それも、巴と澪がツィーゲに来てから変わっちまった。
 己の体と武器を使いこなし、スキルは効果を把握した上で効果的に活用すべき、ってな。
 俺はその新しい概念に染まりきれず、あぶれ、だが中途半端には理解や実践が出来ちまうから冒険者としてもそれなりで……。
 どうしようもねえ宙ぶらりんな今が嫌で、たまたまツィーゲに来た響に誘われるまま乗っかってリミアまで出てきて……。
 あれ、しかし俺どうしてこんなにのんびり考え事なんて出来るんだ?
 ふと前を確認する。
 なんだ、まだ着弾前だったか。
 ランサーの剣は五本。
 全員を狙ってやがるのか?
 一本目がチヤの結界を破壊する。
 おいおい、お子ちゃまでも仮にもローレルの巫女が張った結界だぜ?
 二本目は、ベルダの盾スキルが半壊しながらも阻んで……マジか。
 当たった瞬間に三本目が突っ込んできて派手に爆散、響とベルダを吹っ飛ばしやがった。
 四本目がこっちに来る。
 
「ムース・ナディ・ペネイト!」

 長年付き合った使い慣れたスキル。
 実は獣系の魔物に効果が高いんだが、俺は妙にこれが使いやすくてずっと使い続けてきた。
 おかげで……突きのスキルではあるが、飛んでくる剣でも確実に的に出来る。
 体全体で放つ渾身の刺突で魔剣を迎え撃つ。
 ギンッと嫌な音がして激突。
 身体の中を鈍い衝撃が駆け巡った。
 剣は……。
 よっしゃ、ぶっ壊せた。
 俺のも柄しか残ってねえけど、上出来だろ。
 これで……ん?
 待て、剣は五本だ。
 ああ、来やがる。
 回避すれば、俺の後ろに飛んでくだろう。
 そして後ろにゃ、女の子と死にかけた妻子持ちがいる。
 
「スクレイっ……」

 習得している防御スキルを展開しようとして止めた。
 さっきベルダのを見た。
 あいつの防御、守護についてのスキルは一流だ。見たからわかる。
 そんで、俺のはってえと二流のそこそこってもんだ。
 これじゃ展開しても無駄だ。
 避けりゃ俺は助かる。
 俺だって、所帯は持ってねえが女もガキもいる。
 金も送ってる。
 だからここで死ぬ訳にゃいかねえ……んだがなあ。
 はは、わかっちまったなあ。
 こりゃ死の直前の思考ってヤツだったか。
 冒険で危険に晒し続けてきた身体が、結論を先に出しちまってた、そんなとこか。
 その通りだ。
 ここで俺が避ければ、巫女に当たる可能性が高い。
 そうしたら、チヤはあいつの、ランサーの剣になる。
 この年でこれだけの力を持つ子だ、さぞ強くなるだろうな。
 あの光の剣が実体化した時の力に結構幅があるのは多分そういう事だろうし。
 ラルヴァが、苦戦、下手をすれば負けるかもしれねえ。
 そしたら、結局、響も俺も他のも全員殺されるわな。
 俺なら?
 言うも悲しいが、現状の戦いぶりを見てれば、ラルヴァなら問題ないだろう。
 これまでと同程度の剣が一本増えるだけだからな。
 あの剣は攻撃であると同時に人を剣に変える術でもある。
 だから俺が受ければそれで止まる。
 ……。
 アーニャ、リエラ、エリザ、クロエ、ミア、それにガキども。
 悪い。
 
「ぐうっ!」

 身を投げ出し勢いのままチヤを押した直後、当然ながら俺は串刺しにされる。
 すげ、あんま痛くねえ。
 致命傷なのは間違いねえだろうに。

「シーリーさん!」

「……計算通りだぜ、へへ」

 見てみろよ。
 腹に穴開けたウーディも、チヤも、無事だ。
 ランサーめ。
 ざまあみろ。
 俺が剣になった位でラルヴァ相手に何か起こせねえのは、先に剣になった奴らで証明済みだぜ。
 へへ、へ。

「……っ、……え」

 あーあ。
 ラルヴァがこっちを見たから、ここまで奇跡起こしたんだ勝っちまえ、って言おうと思ったんだがな。
 言葉、出ねえや。
 暖かい湯に全身を包まれるような不思議と穏やかな感覚の中、ラルヴァの勝ちを確信して俺は意識を失った。





◇◆◇◆◇◆◇◆





 世の中不思議な事はあるもんで。
 剣にされた後でも意識は残るらしい。
 他の例を知らねえし、何となく夢を見てるみてえな感じだから、じきに消えて無くなるかもしれないが。
 女の子を庇って死ぬ。
 そんな字面だけ見れば格好良い死に方をした筈の俺が目覚めたのは奇妙な空間だった。
 ラルヴァが負けたのかとも思ったが、何故か俺は見た事もない女に使役されて呼び出された数多の剣の一つらしい。
 そして目の前には妙なモノをまとってはいたが普通に立ってるライドウ。
 クズノハ商会の代表、商人ライドウだった。
 強い眠気に抗いながら二人の様子を見てみると、二人は戦いの最中で、ランサーは死に、女の方は何と竜殺しの異名を持つソフィア=ブルガらしい。
 つか、竜殺し?
 竜殺しソフィアってより、もうこいつ竜なんじゃね?
 そう思う程にソフィアは異形と化し、そしてランサー以上の竜の気を纏っていた。
 にしても竜殺しか。
 話を聞くに、あのラルヴァっての、ランサーに勝ったんだな。
 つまりあいつも竜殺しって訳か。
 はえー、大したもんだねえ。
 そしてそのラルヴァも、このライドウの部下と。
 ウケる。ウケますな。
 巴、澪ときて上位竜を狩れる竜殺しアンデッドまで部下かよ。
 どこの魔王軍だ。
 いや、魔王軍より性質悪いわ。
 この人たらし坊ちゃん……が……?
 弓?
 なんでライドウが弓なんか。
 こいつはたまに剣を持ってるとこは目撃されてたが、術師らしいって噂だった……のに……?
 っっっっ!?
 
「ライドウ、それは……」

 光が閃き、俺と同じ気配、多分魔剣ってのの気配が一気に減った。
 ラルヴァも剣を使って見せた。
 まさか主のこいつも、術師を装ったナニカだってのか。
 駄目だ。
 こりゃあ、駄目だ。
 ライドウが弓を引き、矢を放つ毎に百を超える剣が撃ち落とされていく。
 それも纏った強大な魔力の残滓で辛うじて奴の移動の痕跡が糸みたく追える、そんな凄まじい速度で空を駆けながら、だ。
 俺なんて下っ端も下っ端、ランサーの奴、まだこんなに剣を抱えてやがったのかって程に多様で強力な超一流の魔剣の数々だってのにだ。
 こんなもんはよ……乾いた笑いも出てきやしねえ。
 なのに、ライドウときたら。
 あれが戦いをしている顔か?
 最初の方、わずかに窺えたライドウの顔はあまりにもソフィアのそれとかけ離れていた。
 同じ顔で商談をしていても、本を読んでいても、誰も違和感を覚えないような日頃から浮かべている表情のまま蹂躙は続く。
 そして、ライドウが俺を一瞬見たのがわかった。
 的になった。
 直感でそれがわかった。
 次に放たれる一撃で俺は今度こそ消えるのだと。
 殺意も敵意もない、不思議な視線だったのに確信できた。
 そして、この戦いにもなっていない戦いの勝敗も。
 なんでソフィアはこんなのに戦いを挑んだのかねえ。
 正直、俺なら女神が背中を支えてくれたってライドウとは戦わねえのに。
 ツィーゲの連中、ライドウが巴や澪の上を行く化け物だって知らねえんだろうな。
 もしかしたら、クズノハ商会に最初から従順で好意的だったトア達は察してんのかもなあ。
 荒野帰りとはいえ、今やツィーゲのエースにまで上り詰めてる若手の事が頭をよぎった。
 まさか勇者にくっついてリミア王国まで旅をしてライドウの秘密を知る事になるとは……まったく世の中不思議な事もあるもん……。


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